来週からハンターコラボ♪|ブログインデックス

ども。暑いですね。nickです。

◆7月20日よりハンター×ハンターコラボが復活します。
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何か月?何年ぶりの復活ですね。
待っていた方も多いはず。

究極進化や新キャラ?等々楽しみですね。
※詳細はこちら

◆降臨チャレンジ途中経過報告
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とりあえず↓
1
2
3
4
5
6
7

次がソニア=グラン降臨なんですがネフティスでクリア出来る気がしねぇ…。

◆ゴッドフェス結果
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01
今回は石回収しつつ計3回引きました!

1回目
02

金!

03
天ルシ(2回目)
1体目はHPに+99振ってあるのでこの2体目を究極進化(水ルシ)させようかなと思っています。

石回収しての2回目
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05
06

銀!

07
ラディウス
現状スキル上げモンスターはいませんが前回ムラコレの亀同様これはこれで使えそう。

またまた石回収しての3回目!
08
010

金!

011
パールバーティー
以前トイトプスを必死にECOコラボでスキル上げしたのを思い出します。
まぁ覚醒進化させるので結局はピィ上げッスね…。

◆明日はメンテナンスがあります。
7月16日(木)0:00~6:00
top
※詳細はこちら

今回も最後まで読んで下さってありがとうございます。

nickでした~

でわでわ。

詫び石でリベンジなるか!?カイト狙いのハンターコラボガチャ!|ブログインデックス

ども。暑いですね。nickです。

◆詫び石5個でカイトを狙う!
ログイン900日を迎え、貴重な石20個が一瞬で消えた一昨日、「カイト欲しかったなぁ」といつも以上に悔やんでいました…。

そんな時に!
1

ガチャ1回分の詫び石が!

これは
2

当然まわす♪
3

銀…。
嫌な予感しかしない…。

4

やっぱりお前か!
今回は売却せずに残しておいてやろう。

本当はメルエムのスキル上げとピトー狙いでハンターコラボ周回したいのですが、カイトが諦めきれずコインダンジョンや火アンケで石回収…。
5

ふぅ
6

頼むぜ!
7

せめてヒソカお願い!
8

金卵キターーーーー

カイト?
もうこの流れはカイトしかないでしょ!?

カイト頼む!
9

ゴンさーーーーーん

今回も最後まで読んで下さってありがとうございます。

nickでした~

でわでわ。

【刀剣乱舞】体を手に入れて大はしゃぎする刀剣達 ※審神者注意【とある審神者】|ブログインデックス

【刀剣乱舞】体を手に入れて大はしゃぎする刀剣達 ※審神者注意【とある審神者】|ブログインデックス|画像ID:24

@awawa_w バカすぎるwww
どうせしばらくして、後から顕現した子達が同じような事したら「あぁ、俺達もこんな頃があったなぁ」とか言って大人ぶるんでしょう?そうなんでしょう?

1. 名無しの審神者 2016年10月18日 20:56
切腹やってみたかった!ってこんなキラキラした笑顔で言ってるやつ初めて見たwww

2. 名無しの審神者 2016年10月18日 21:09

うちの本丸もこの本丸のイメージ近いw暑いのも寒いのも始めてで楽しくて風邪引いて寝込むまでが通過儀礼。

3. 名無しの審神者 2016年10月18日 21:23

んで、審神者が「誰が手入れすると思ってんの」と締め上げるまで続くんですねw

5. 名無しの審神者 2016年10月18日 23:07
日本号の真剣必殺回収してよっしゃ手入れしよー!と入れたら
まだレベル10行ってないのに200以上資材飲まれて
ほげえええだった

6. 名無しの審神者 2016年10月18日 23:23

顕現して最初の手入れが出陣じゃなくて自刃とか、お馬鹿さん過ぎるwwwwwww

@awawa_w バカすぎるwww
どうせしばらくして、後から顕現した子達が同じような事したら「あぁ、俺達もこんな頃があったなぁ」とか言って大人ぶるんでしょう?そうなんでしょう?

1. 名無しの審神者 2016年10月18日 20:56
切腹やってみたかった!ってこんなキラキラした笑顔で言ってるやつ初めて見たwww

2. 名無しの審神者 2016年10月18日 21:09

うちの本丸もこの本丸のイメージ近いw暑いのも寒いのも始めてで楽しくて風邪引いて寝込むまでが通過儀礼。

3. 名無しの審神者 2016年10月18日 21:23

んで、審神者が「誰が手入れすると思ってんの」と締め上げるまで続くんですねw

5. 名無しの審神者 2016年10月18日 23:07
日本号の真剣必殺回収してよっしゃ手入れしよー!と入れたら
まだレベル10行ってないのに200以上資材飲まれて
ほげえええだった

6. 名無しの審神者 2016年10月18日 23:23

顕現して最初の手入れが出陣じゃなくて自刃とか、お馬鹿さん過ぎるwwwwwww

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:14

毎月29日は肉球の日!
思わず触りたくなっちゃう、いろんな動物のかわいくてプニプニした肉球を集めてみました♪

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【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:15本日のPickup!

肉球を持つ動物
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:21

肉球は主に、陸上で生活する食肉目の動物の足の裏に見られます。毛の生えていないプニプニした部分です。犬や猫の他にも、クマやイタチ、アライグマやネズミの仲間などにも肉球があり、パンダは肉球で竹を握ることだってできちゃいます。
引用元:http://www.petjpr.com/column/news-bin/Detail.cgi?rgst=00000579&CatgM=4

肉球の正式名称
猫ちゃんの肉球で説明します。
指球(しきゅう)
親指以外の4本の指に存在する4つの肉球。
 掌球(しょうきゅう)
文字通り、たなごころ(掌=手の平のこと)に存在する肉球
手根球(しゅこんきゅう)

前足のみに存在する肉球。下にある「豆状骨」(とうじょうこつ, pisiform)と呼ばれる小さな骨を守っていると考えられる
狼爪(ろうそう)
人間で言うと親指に相当する(基本的に後ろ足にはない)
 

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:25
引用元:http://www.konekono-heya.com/karada/leg.html#one

どうして肉球があるの?

肉球を持つ動物の多くは他の動物を捉えて食べる肉食動物です。他の動物に近づく時になるべくこっそりと近づくことができるように足音を消すために足の裏が柔らかい肉球になっているという説があります。また、岩場や木の上から獲物に飛びかかるとき、足が滑らないようにしっとりとした皮膚をむきだしにして、着地した時のショックを吸収するように丸く分厚くなっているという説もあります。さらに手根球のすぐ上にある少し長い毛は顔のヒゲと同じようにセンサーの役割を果たしているようです。
引用元:http://www.petjpr.com/column/news-bin/Detail.cgi?rgst=00000579&CatgM=4

肉球の色
肉球の色は体の色と関係があり、色の白っぽい子は肉球の色も薄くピンク色。黒っぽい子は肉球も黒くなったり、あずき色になったりします。そして三毛猫のような複数の色が入っている子は、肉球にも複数の色が入っているようです。しかし、肉球の模様は生まれてからずっと同じではなく、成長にしたがって肉球に模様が変化していくこともあるようです。
引用元: http://news.mynavi.jp/news/2013/11/08/073/


いろんな動物の肉球

毎月29日は肉球の日ということで、思わず触りたくなっっちゃういろいろな動物の肉球をご紹介♪ 

猫さんの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:11

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:26

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:5

ワンコの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:16

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:16

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:5

虎の肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:25

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:23
 

オオカミの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:29

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:11
 

ハリネズミの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:14

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:16
 

チーターの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:4

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:19
 

カワウソの肉球

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:18

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:28

ライオンの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:27

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:21
 

クマの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:23

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:17
 

ハムスターの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:19

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:5

アライグマの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:15

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:14

フェレットの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:26

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:22

パンダの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:15

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:7
 

Twitter みんなの反応
ツイッターに投稿された肉球をご紹介♪


【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:19
みんなちょっとずつ肉球の形が違っていて面白いですね!
動物園などへ行ったときは、いろんな動物の肉球を観察してみましょう♪

最後に、どうしても肉球を濡らしたくない猫ちゃんの橋を渡るこちらの動画をどうぞ♪
 

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:7オススメ情報(アンテナサイト経由)

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【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:15本日のPickup!

肉球を持つ動物
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:21

肉球は主に、陸上で生活する食肉目の動物の足の裏に見られます。毛の生えていないプニプニした部分です。犬や猫の他にも、クマやイタチ、アライグマやネズミの仲間などにも肉球があり、パンダは肉球で竹を握ることだってできちゃいます。
引用元:http://www.petjpr.com/column/news-bin/Detail.cgi?rgst=00000579&CatgM=4

肉球の正式名称
猫ちゃんの肉球で説明します。
指球(しきゅう)
親指以外の4本の指に存在する4つの肉球。
 掌球(しょうきゅう)
文字通り、たなごころ(掌=手の平のこと)に存在する肉球
手根球(しゅこんきゅう)

前足のみに存在する肉球。下にある「豆状骨」(とうじょうこつ, pisiform)と呼ばれる小さな骨を守っていると考えられる
狼爪(ろうそう)
人間で言うと親指に相当する(基本的に後ろ足にはない)
 

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:25
引用元:http://www.konekono-heya.com/karada/leg.html#one

どうして肉球があるの?

肉球を持つ動物の多くは他の動物を捉えて食べる肉食動物です。他の動物に近づく時になるべくこっそりと近づくことができるように足音を消すために足の裏が柔らかい肉球になっているという説があります。また、岩場や木の上から獲物に飛びかかるとき、足が滑らないようにしっとりとした皮膚をむきだしにして、着地した時のショックを吸収するように丸く分厚くなっているという説もあります。さらに手根球のすぐ上にある少し長い毛は顔のヒゲと同じようにセンサーの役割を果たしているようです。
引用元:http://www.petjpr.com/column/news-bin/Detail.cgi?rgst=00000579&CatgM=4

肉球の色
肉球の色は体の色と関係があり、色の白っぽい子は肉球の色も薄くピンク色。黒っぽい子は肉球も黒くなったり、あずき色になったりします。そして三毛猫のような複数の色が入っている子は、肉球にも複数の色が入っているようです。しかし、肉球の模様は生まれてからずっと同じではなく、成長にしたがって肉球に模様が変化していくこともあるようです。
引用元: http://news.mynavi.jp/news/2013/11/08/073/


いろんな動物の肉球

毎月29日は肉球の日ということで、思わず触りたくなっっちゃういろいろな動物の肉球をご紹介♪ 

猫さんの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:11

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:26

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:5

ワンコの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:16

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:16

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:5

虎の肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:25

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オオカミの肉球
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ハリネズミの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:14

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チーターの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:4

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カワウソの肉球

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ライオンの肉球
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【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:21
 

クマの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:23

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ハムスターの肉球
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アライグマの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:15

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フェレットの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:26

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パンダの肉球
【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:15

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:7
 

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【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:19
みんなちょっとずつ肉球の形が違っていて面白いですね!
動物園などへ行ったときは、いろんな動物の肉球を観察してみましょう♪

最後に、どうしても肉球を濡らしたくない猫ちゃんの橋を渡るこちらの動画をどうぞ♪
 

【毎月29日は肉球の日♥】思わず触りたくなっちゃういろんな動物のプニプニ肉球を集めてみた!|ブログインデックス|画像ID:7オススメ情報(アンテナサイト経由)

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妙な子|ブログインデックス

146 :本当にあった怖い名無し:2006/10/21(土) 00:33:57 ID:kH8IZ8pt0
ひいじいさんが体験したことです。昭和初期の話・・・

ある夜、じいさんが村の寄り合いが終わり、家へ帰宅していた。
山道を下り帰宅するのだが、途中小さな寺がある。
かねてよりその寺の周辺には、『物の怪』が出るとの噂があったのだが、
じいさんは漁師で腕力に自信があったコトもあり、平気で暗闇の中ランプ片手に歩いてたらしい。

やがて寺の石垣が見えてきた頃、ふと見ると、目の前を小さな子供がチョコチョコと歩いている・・・
じいさんは「おい、お前は何処の子かァ?」と呼びかけてみたが、その子は目の前にいない。
ハっと見やると、じいさんのわずか後ろをチョコチョコとその子が歩いてる。
「妙な子やのう・・・」と、その子をよく見ようとしたところ、後ろにはもういない。
首をかしげて歩みだそうとすると、またその子が前方をチョコチョコと歩いてる。
「コラ、お前」と追っかけて追いつこうとすると、
またその子は、いつの間にか後ろをチョコチョコと歩いている。

147 :本当にあった怖い名無し:2006/10/21(土) 00:40:06 ID:kH8IZ8pt0
驚くことにじいさんとその子は、
前に行ったり、後ろを行ったり、50メーターくらいを先になったり、後になったりしたらしい。
やがて、村の灯りが見える頃、フッとその子は消えてしまったそうだ。

じいさんは下戸で酒も飲めなかった為に、その話は妙に説得力を持って、村の人たちに広まったそうだ。
じいさんは、「あれが寺に出るモノやったんじゃろうなぁ・・・・」と言ってたらしい。
その島では“せこの子”とか言うらしく、河童のようなものと噂されてたとのこと。

小さな大分県の島でのお話です。

154 :146:2006/10/21(土) 10:43:02 ID:zzj4q4xu0
もう一つ、ばあさんが体験した話いきます。
これは戦時中の話で、やはり大分県の同じ島での話です。

当時、終わりの見えない戦争のさなか、食べ物が不足していたその島では、山で芋などを作っていた。
祖母は友人とその日も山へ出かけていった。
その山の登り道はクネクネと曲がりくねった道で、
例えるなら、螺旋階段が大きく広がったようなもの・・・(と書くと、わかってもらえるでしょうか)

山道を話しながら登ってると、2段ほど上の道を何かが歩いてる。
茶色の髪をした子が、ばあさん達と同じ調子で歩いてる。
しかし、顔は山の草木でよく見えず、下から見ると頭だけが見える状態だったらしい。
友人が「変わった子がおるもんやなぁ。アンタあの子が見えるやろ?」と訊いてきたために、
「はあ、見えるで。あんな髪のいろしてなぁ・・・」と、ばあさんも相槌を打つ。

155 :146:2006/10/21(土) 10:52:07 ID:zzj4q4xu0
「こんな暑い日に、あの子は帽子もかぶらんでなぁ」
「何処の子じゃろ?」
などと話しつつ登る。

やがて「見にいこうや」となり、その子に追いつこうとするが、
足を速めればその子も足を速めて、どうしても追い付けない。
頂上は平野のようになってるため、「まあ頂上に行けば会えるやろう」という事で頂にたどり着くも、
その子は影も形も無かったそうだ。

当時、カンカン照りで暑い日には、その島ではそういった不思議なものが村人に目撃されたそうです。

余談ですが、>>146の寺のある山とは反対方向の全然別の山です。
電気が普及するにつれて、寺周辺では変なモノが目撃されることもなくなったそうです。

悪魔の最大の目的|ブログインデックス

150 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:05:27 ID:YqmY+fAJ0
今から五年程前、俺が工房だったころの話をしますよ。

俺の家は教会で、親父が牧師をやってる。
まあ、俺はそんな真面目にキリスト教を信じてたわけではないんだけど、
でも、五年前にあれを経験してからは、少し信心めいたものを持つようになったかもしれない。
そのきっかけになった出来事を、書くことにしますよ。

151 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:07:54 ID:YqmY+fAJ0
五年程前の夏休み、俺は外にも出ずにずっとゲームばっかやって過ごしてた。
暑い中外に出るなんて考えられなかったから、マジで一歩も外に出ない日が、一週間くらいは余裕で続いたりした。

でも、当時仲の良かった連中とある日、近くの神社の縁日に行くことになったんよ。
うちは教会で、教会はもちろんキリスト教だから、他の宗教の祭りに遊びにいくのは良くないんだが、
その辺子供心をよく理解してくれてた親父は、
「良くない、ということだけわかってればいい」と言って、俺がそういうところへ遊びに行くのも許してくれた。

そんなこんなで、友達たちと縁日へ遊びにいき、
アホみたいに高い屋台で焼きそば食べたり、
浴衣で来た女友達とか一緒に連れて、近くの公園でだべったりして遊んだ。

その場には6人くらいいたんだけど、その中で親友のAとその兄(以下A兄・大学生でガキのころから仲がいい)がいて、
何を思ったか、「肝試しをしよう」と言い出した。
俺は生まれた時から教会の中で育って、そういった霊的な世界の話もよく聞かされてきたから、
結構オカルトとか好きで、同じような趣味のAとA兄と、三人で廃墟に遊びに行ったりしたこともあったりするんだが、
そのときは女の子と肝試しという状況に惹かれてw俺はそれに賛同した。
その場の半分の人間(俺・A・A兄)が賛同したために、結局全員肝試しに同意して、
A兄が運転するA家の車で、ある場所へ出かけることになった。

152 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:09:08 ID:YqmY+fAJ0
そのある場所ってのは、同じ市内の少し離れたところにある地域で、
俺の家からだと小さな山を越えた、その裏側にあたる。
その辺りは山間のため、そんなに人家は多くなかった。
そこはうちの母親(母親には霊感がある)が、「あそこは気持ち悪い」といつも言っているような場所だから、
おそらく何かあるんだろうな、とは俺も思ってる地域だった。
ただ、曰くつきの怪談とか、そういうのは聞いたことがない。

俺はA兄が何でそこに向かうのか、最初から疑問だったので聞いてみた。
A兄が言うには、
「この間じいちゃんから、『○○山(その場所にある山)の中に廃屋がある』って話を聞いた。
 場所を聞いたけど教えてくれなくて、それで何度か探しに行ったんだが、一昨日ようやく見つけたんだ」
ということだった。
なるほど、まあ肝試しとしては悪くない。
俺はそう思い、すでに不安そうな顔をしている女友達をからかったりしながら、車がそこへ到着するのを待った。

153 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:11:31 ID:YqmY+fAJ0
10分ほどで車が停まり、A兄が「ここからは歩くぜ」と言って降りた。
まあ、地元の人間でも知らなくて、しかもA兄が何度も探しに入らないと見つからないような廃屋だから、
車では途中までしか行けないことは頷けた。
そこは舗装もされてない山道で、路肩の少し広がったところへ車を停めると、
もう人二人が並んで歩くくらいの幅しかないような細さだった。
俺も何度かこの山には来たことがあるから、この道自体は知っていたけど、
なるほど、たしかにここから山に入っていった先に廃屋があるとすれば、
こんな意味不明なところで道幅が広がっているのも納得できた。

「ここ。ほら、藪で隠れて見えなくなってるけど、階段があるだろ?」
A兄が鬱蒼と茂った草を掻き分けると、そこには無造作に石で組まれた階段…
どうやらここから、山中へ上っていけるようだった
こんなんよく見つけたな、と思いつつも、俺たちは縦一列に並んで上り始めた。
当たり前だが、夜で足元がわからず、懐中電灯の光で何とか目を凝らして進むため、
A兄の話ではすぐに着くはずの廃屋までは、案外時間がかかった。

30分弱ほど夜の山中を歩き、そろそろ息も上がってきたころ、A兄が立ち止まって指差した。
「あれだ。あそこのすこし開けたところ…見えねえか?」
見ると、たしかに林が切れた少し先に、建物らしきものがある。
石垣に囲まれて、それは典型的な日本家屋のように見えた。
ようやく辿り着いた廃屋に近寄ってみると、そこは廃屋と言うよりは残骸に近く、
中に入ることなんてとてもできないようなものだ。
いささか期待はずれの廃屋に落胆しつつも、なんでこんなところに一軒家が…
という不思議な状況に興味をそそられる。

154 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:13:04 ID:YqmY+fAJ0
それと同時に、なにか異様な雰囲気が、この場を渦巻いているような気がした。
例えるなら、水の中に砂糖を溶かした時の、陽炎のようにゆらゆらと糖分が溶け出す感じ?
透明の何かが蠢いているように思えた。

嫌な場所だな…そう思いながらも辺りを見て回っていると、
一緒に来ていた女の子が半泣きの声で、一番近くにいた俺を呼ぶ。
女の子が見ていたのは、家屋の正面、石垣のところにある表札だった。
名前は木板が腐ってしまっていて読めないが、そんなことよりも背筋を寒くしたのは住所だった。
『▲▲村●● 1-1(番地は適当)』
のように書かれているその▲▲の部分は、俺たちの市の名前だったが、問題なのは●●の部分…
懐中電灯に照らされたそこには、『呪』とあった。

おいおい、やばいだろこれは…そう思った俺は、すぐにA兄に、ここは一体何なのか問い質した。
「この家なんなの?この辺って住所■■だろ?呪なんて地名聞いたことないし、洒落になってねーよ」
俺に言われて、A兄は爺さんから聞いたという話を語り始めた。

以下、さすがに細かくは覚えてないので要約だけ書くと、
・この近辺はA兄の爺さんが子供だったころ(つまり昭和初期ごろ?)、ある一族が何世帯か住んでいた。
・その一族は何か独特の宗教のようなものを信じていて、
 その宗教の呪術の類を使って、占いやお祓いなんかをしていた。
・しかし、その一族の人間は次々に死んで、最後には誰もいなくなった。
・その一族の住居は、大半は戦後の宅地開発で付近の道路や宅地に変わってしまったが、
 今でもこの山の中にいくつか残っているらしい。

というようなことだった。

155 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:15:34 ID:YqmY+fAJ0
「だから俺も、こんな気味悪い地名のことなんてわからん。
 一昨日見つけた時は、こんなとこまで見なかったからな。
 帰ったらじいちゃんにでも聞いてみるか」
「そうか…でもなんかここやばいって。遊びで来ていいような場所じゃない気がする」
実は俺は、雰囲気くらいでなら霊を感じられる程度の、ごく弱い霊感ならあるんだが、
この場の雰囲気が、どんどん気持ち悪くなっていっているような気がしていた。
俺は帰ろうと提案したんだが、AとA兄はせめてこの家を一周見て回ると聞き入れず、
運転者のA兄がいなければ帰れない俺たちは、しぶしぶそれに同意した。

そしてみんなで一塊になるようにして、家の裏に回りこんだ瞬間、
俺は全身の毛がぞくぞくぞくっ!!と逆立つような感覚に襲われた。
目の前には小さな濁った沼があった。
やばい!!ここはやばい!!
空気だけで、明らかに危険な何かがいることがわかった。
どこからか、おおおおぉぉぉぉおぉぉ…とか、ううぅぅぅぅ…とかいった低い声も聞こえてくる。

「この沼絶対にやばいって!ほら、帰ろう!!つーか、俺一人でも帰るからな!」
俺が余りにテンパるので、情けないことに一緒にいた女の子まで、「大丈夫…?」と俺を心配しだす始末。
でもそこまでなって、ようやくAもA兄もわかってくれたのか、
俺たちはすぐに山から降りて、A兄にそれぞれの家まで送ってもらった。

山から降りても、車に乗ってる最中も、ずっとさっきの声が聞こえていた。
苦しそうなうめき声とはちょっとちがう、感情も何も感じない、ただ低い声。
俺はわざと大きな声で全然関係ない話を始めたりとかして、気を紛らわせた。

俺を家まで送って、別れるときにAとA兄は、
「お前は来ないだろうけど、俺たち今度もう一回あそこ行ってみるわ。何か面白いものあるかもしれんし」
などと言って笑っていた。
俺は「あそこはやめたほうがいい」と再度忠告したが、でも結局行くんだろうな、とは思っていた。

156 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:17:01 ID:YqmY+fAJ0
Aたちの車を見送って家に上がる。声はまだ聞こえる。

玄関を上がって居間に入ったところで、テレビを見ていた親父が振り返った。
「おー、遅かったな。縁日で何か食ってきただろ?晩飯あんまり残ってないけど、食いたかったら冷蔵庫の中な」
「いや、いい。腹減ってないや」
「そうか。じゃあちょっとこっちこい」
そういうと親父は、俺を生活に使ってる家の隣に建つ教会へと連れて行った。

大体親父に教会の方へ連れて行かれるときは、大事な話があるときか、説教されるときだったから、
俺は何かやらかしたかなと心当たりを探りながらも、少し緊張しながら切り出した。
「それで、なに? 何か話があるとか?」
俺が聞くと、親父は並んだイスに座りながら、真剣な顔で言った。
「お前、縁日に行ったんじゃなかったのか?」
「いや…縁日行ったよ」
「じゃあそれどこで拾ってきた」
「それ?…何が?」
「お前なら何も感じないはずがないだろう。どこか変なところに行ったんじゃないのか?」
この声のことか…
そう悟った俺は、縁日の後に行った廃屋のことを正直に話した。
たぶん怒られるだろうな、と思っていたが、
親父は俺の話を終始黙って聞き、俺が話し終わったあともしばらくは何も言わなかった。

「で、俺何か憑かれてるの?悪霊(あくりょうではなく、キリスト教ではあくれいと読む)とか?」
「憑いてる。まあ、しょうもない霊はうちに入る前に逃げてくが、これは少しは根性あるかもな」
「大丈夫なん?」
「声が聞こえるほかに何かあるか?何か見えるとか、気分が悪いとか、どこか痛いとか」
「いや、声だけ…」
「なら大したことない。ほら、祈るからこっち来い」
そう言って親父は俺をそばに寄らせると、俺の頭に手を置いて祈り始めた。

157 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:19:02 ID:YqmY+fAJ0
最初は日本語で祈っていたが、途中から異言に変わった。
(いげん:聖霊を受けた人が語る言語。その人の内の聖霊が語りだすらしい。
 その言葉は本人にさえ何を言っているのかわからず、
 必ず本人が知らないどこかの国の言語か、天使の言葉を話す。
 親父の異言は、なんか巻き舌っぽい発音だ)

さすがに聞きなれた親父の異言だけに、不思議な安心感が俺を包む。
祈りが終わったとき、ずっと聞こえていた声は消えていた
「明日、その廃屋へ行った友達を全員連れて来い。他の子にも何か憑いてるかもしれん」
夏休みだったから、みんな集まれるはずだったので、俺は素直にそれを承諾した。

親父は特に、一緒に行った女友達のことを心配していた。
AやA兄のように、まったく怖がってない人間はそんなに危なくないらしい。
そういう態度が、逆に霊のちょっかいを呼ぶこともあるそうだが、
その程度で機嫌を損ねるような霊は小物で、
そんな霊には、それこそ幻聴や幻覚、悪夢、不安なんかを引き起こすくらいしかできないそうだ。
そういう意味で、怖かったであろう女友達のほうが心配だし、
何より、女は男より霊的攻撃に晒されやすいらしい。
これは聖書の創世記で、サタンが善悪を知る木の実を食べさせるために騙したのがエヴァで、
そのエヴァに勧められてアダムもそれを食べてしまう、というエピソードに象徴されているそうだ。
だから、男は女に弱く、女は悪魔に弱いと。

俺は親父からそれを聞いて、さすがに女友達のことが心配になったが、
思い返すにそんなに様子がおかしかった記憶はないから、大丈夫なんじゃないか…
そんなふうに思っていた。

158 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:20:23 ID:YqmY+fAJ0
次の日、俺は昨晩廃屋にいった面子に事情を話して、教会に集まってもらった。
全員集まったので親父を呼びに行くと、すでに親父の表情が険しい。
「悪霊がいる。お前は来なくていい。…それから、一つだけ言っとく。怖がるな」
それだけ言うと、親父は教会の方へ向かっていった。

とりあえず、居間で何もせずにぼーっとしていると、
AとA兄、それから昨晩一緒に行ったBとC(Cは女の子)がすぐにやって来た。
「どうだった?」
俺が聞くと、Aがこわばった顔で、
「D(Dも女の子)に何か憑いてるらしい。俺たちも追い出された」
「Dちゃんが?昨日は何ともなさそうだったのに」
俺が不思議がると、Cが涙目で言い出した。
「それなんだけど、何ともなさそうだったのが、今にしてみれば逆に変な気がしない?
 Dって結構怖がりだし、最初肝試しに反対してたのもDだった…車の中でもずっと不安そうだったし…」

それを聞いて、俺はあの廃屋でのことを思い出した。
家の裏の沼で俺が立ちすくんだ時、俺を気遣ってくれたのはDだった。
『大丈夫…?』
そう言って、彼女は少し笑っていた。
あの状況で、あのDが笑う…?
あの時既に、Dに悪霊が憑いていたとしたら…

俺は背筋が寒くなって、
「親父が怖がるなって言ってた。とりあえずあんまり考えるのやめにして待とうぜ」
みんなに(半分以上は自分に)そう言い聞かせて、親父とDが出てくるのを待った。

159 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:21:49 ID:YqmY+fAJ0
どれくらいの時間が経っただろう。
気まずい沈黙が流れて、その気まずさも麻痺してきたころ、ようやく親父とDが居間に現れた。
「…もう大丈夫なの?」
みんなが二人に注目する中、親父が黙って頷いた。
「みんな、もうその廃屋へ行くのはやめとけ。
 怖がる必要はないんだ。でも、わざわざ行くこともない。
 ほら、防弾チョッキを持ってるからって、わざわざ自分で自分を撃ってみたりしないだろ?それと同じだ」

Dに憑いていたのが何だったのか、そういった説明は一切せずに、親父はそれだけ言ってみんなを帰した。
たぶんDには、直接教会の中で何か話したんだと思う。

その件は、それで終わった。
その後何かあったかというと、拍子抜けするほどに何もない。

ただ、A兄が爺さんに、あの『呪』という地名のことだけは聞いたそうだ。
それによると、当時その一帯は『呪(のろい)』と呼ばれていたらしい。
正式な住所・地名ではなく、通称のようなものだったらしいが、
そこに住んでいた一族は、番地のようなものまで作り、
それぞれの家に『呪1-1』のような感じで、表札にしていという。
その一族が何で死んだのかとか、そういう核心の部分は全くわからない。

161 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 06:24:07 ID:YqmY+fAJ0
ちょうど昨日、この話を書こうと思って、久しぶりに親父と当時のことを話した。
その時の会話で印象深かったことを、最後に書いとくことにする。

「結局さ、Dちゃんに憑いてたのは何だったの?」
「んー、まあ悪霊だ。下っ端だけどな」
「悪霊って、あんな○○山なんかにいるもんなのか…」
「いるよ。至るところにいる。そして、俺たちを地獄へ引きずり込もうと狙ってる」
「引きずり込む…つまり、取り憑いて殺すってこと?」
「いや、そんな効率の悪いことはしない。
 そんなことしなくても、人間はいつか死ぬだろ?放っておけば死ぬんだから、わざわざ殺す必要はない。
 奴らにとって、よっぽど恐ろしい霊的権威をもった人間じゃなければな」
「じゃあ、どういうこと?」
「神から離反させることさ。そうすれば地獄へ落ちる」
「つまり、人間をたぶらかして罪を犯させるとか、そんな感じか」
「まあそれもあるけど…。
 なあ、悪魔がやるもっとも典型的で、
 それでいて現状もっとも成功している、人間への最大の攻撃って何かわかるか?」
「最大の攻撃…?何?」
「悪魔なんて、霊なんていない。そう思わせることだ。
 そうすれば、人は神を信じない。神から離れた人間ほど、狩りやすい獲物はないからな」

俺はそれを聞いてぞっとした。
そんな人間、今の世の中腐るほどいるからだ。

「だから大事なのは、霊の存在を否定することじゃない。
 『いないから怖くない』じゃなくて、『いるけど怖くない』。
 そう思えるようになったら、お前も半人前くらいにはなるだろな。
 まあ、別にお前に牧師を継げなんて言うつもりはないけどな」

162 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 06:24:56 ID:YqmY+fAJ0
以上が俺の体験ですよ。
心霊現象としては大したことは起こってないし、肝心のその一族に関することはほとんど分からず仕舞いw
ただ、実体験だし、キリスト教の細かなことについては、このスレでもあまり話に出て来ないみたいだったから、
まあ新鮮かなと思って書きました。仏教系のお祓いとか、そういうのは多いけどね。

151 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:07:54 ID:YqmY+fAJ0
五年程前の夏休み、俺は外にも出ずにずっとゲームばっかやって過ごしてた。
暑い中外に出るなんて考えられなかったから、マジで一歩も外に出ない日が、一週間くらいは余裕で続いたりした。

でも、当時仲の良かった連中とある日、近くの神社の縁日に行くことになったんよ。
うちは教会で、教会はもちろんキリスト教だから、他の宗教の祭りに遊びにいくのは良くないんだが、
その辺子供心をよく理解してくれてた親父は、
「良くない、ということだけわかってればいい」と言って、俺がそういうところへ遊びに行くのも許してくれた。

そんなこんなで、友達たちと縁日へ遊びにいき、
アホみたいに高い屋台で焼きそば食べたり、
浴衣で来た女友達とか一緒に連れて、近くの公園でだべったりして遊んだ。

その場には6人くらいいたんだけど、その中で親友のAとその兄(以下A兄・大学生でガキのころから仲がいい)がいて、
何を思ったか、「肝試しをしよう」と言い出した。
俺は生まれた時から教会の中で育って、そういった霊的な世界の話もよく聞かされてきたから、
結構オカルトとか好きで、同じような趣味のAとA兄と、三人で廃墟に遊びに行ったりしたこともあったりするんだが、
そのときは女の子と肝試しという状況に惹かれてw俺はそれに賛同した。
その場の半分の人間(俺・A・A兄)が賛同したために、結局全員肝試しに同意して、
A兄が運転するA家の車で、ある場所へ出かけることになった。

152 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:09:08 ID:YqmY+fAJ0
そのある場所ってのは、同じ市内の少し離れたところにある地域で、
俺の家からだと小さな山を越えた、その裏側にあたる。
その辺りは山間のため、そんなに人家は多くなかった。
そこはうちの母親(母親には霊感がある)が、「あそこは気持ち悪い」といつも言っているような場所だから、
おそらく何かあるんだろうな、とは俺も思ってる地域だった。
ただ、曰くつきの怪談とか、そういうのは聞いたことがない。

俺はA兄が何でそこに向かうのか、最初から疑問だったので聞いてみた。
A兄が言うには、
「この間じいちゃんから、『○○山(その場所にある山)の中に廃屋がある』って話を聞いた。
 場所を聞いたけど教えてくれなくて、それで何度か探しに行ったんだが、一昨日ようやく見つけたんだ」
ということだった。
なるほど、まあ肝試しとしては悪くない。
俺はそう思い、すでに不安そうな顔をしている女友達をからかったりしながら、車がそこへ到着するのを待った。

153 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:11:31 ID:YqmY+fAJ0
10分ほどで車が停まり、A兄が「ここからは歩くぜ」と言って降りた。
まあ、地元の人間でも知らなくて、しかもA兄が何度も探しに入らないと見つからないような廃屋だから、
車では途中までしか行けないことは頷けた。
そこは舗装もされてない山道で、路肩の少し広がったところへ車を停めると、
もう人二人が並んで歩くくらいの幅しかないような細さだった。
俺も何度かこの山には来たことがあるから、この道自体は知っていたけど、
なるほど、たしかにここから山に入っていった先に廃屋があるとすれば、
こんな意味不明なところで道幅が広がっているのも納得できた。

「ここ。ほら、藪で隠れて見えなくなってるけど、階段があるだろ?」
A兄が鬱蒼と茂った草を掻き分けると、そこには無造作に石で組まれた階段…
どうやらここから、山中へ上っていけるようだった
こんなんよく見つけたな、と思いつつも、俺たちは縦一列に並んで上り始めた。
当たり前だが、夜で足元がわからず、懐中電灯の光で何とか目を凝らして進むため、
A兄の話ではすぐに着くはずの廃屋までは、案外時間がかかった。

30分弱ほど夜の山中を歩き、そろそろ息も上がってきたころ、A兄が立ち止まって指差した。
「あれだ。あそこのすこし開けたところ…見えねえか?」
見ると、たしかに林が切れた少し先に、建物らしきものがある。
石垣に囲まれて、それは典型的な日本家屋のように見えた。
ようやく辿り着いた廃屋に近寄ってみると、そこは廃屋と言うよりは残骸に近く、
中に入ることなんてとてもできないようなものだ。
いささか期待はずれの廃屋に落胆しつつも、なんでこんなところに一軒家が…
という不思議な状況に興味をそそられる。

154 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:13:04 ID:YqmY+fAJ0
それと同時に、なにか異様な雰囲気が、この場を渦巻いているような気がした。
例えるなら、水の中に砂糖を溶かした時の、陽炎のようにゆらゆらと糖分が溶け出す感じ?
透明の何かが蠢いているように思えた。

嫌な場所だな…そう思いながらも辺りを見て回っていると、
一緒に来ていた女の子が半泣きの声で、一番近くにいた俺を呼ぶ。
女の子が見ていたのは、家屋の正面、石垣のところにある表札だった。
名前は木板が腐ってしまっていて読めないが、そんなことよりも背筋を寒くしたのは住所だった。
『▲▲村●● 1-1(番地は適当)』
のように書かれているその▲▲の部分は、俺たちの市の名前だったが、問題なのは●●の部分…
懐中電灯に照らされたそこには、『呪』とあった。

おいおい、やばいだろこれは…そう思った俺は、すぐにA兄に、ここは一体何なのか問い質した。
「この家なんなの?この辺って住所■■だろ?呪なんて地名聞いたことないし、洒落になってねーよ」
俺に言われて、A兄は爺さんから聞いたという話を語り始めた。

以下、さすがに細かくは覚えてないので要約だけ書くと、
・この近辺はA兄の爺さんが子供だったころ(つまり昭和初期ごろ?)、ある一族が何世帯か住んでいた。
・その一族は何か独特の宗教のようなものを信じていて、
 その宗教の呪術の類を使って、占いやお祓いなんかをしていた。
・しかし、その一族の人間は次々に死んで、最後には誰もいなくなった。
・その一族の住居は、大半は戦後の宅地開発で付近の道路や宅地に変わってしまったが、
 今でもこの山の中にいくつか残っているらしい。

というようなことだった。

155 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:15:34 ID:YqmY+fAJ0
「だから俺も、こんな気味悪い地名のことなんてわからん。
 一昨日見つけた時は、こんなとこまで見なかったからな。
 帰ったらじいちゃんにでも聞いてみるか」
「そうか…でもなんかここやばいって。遊びで来ていいような場所じゃない気がする」
実は俺は、雰囲気くらいでなら霊を感じられる程度の、ごく弱い霊感ならあるんだが、
この場の雰囲気が、どんどん気持ち悪くなっていっているような気がしていた。
俺は帰ろうと提案したんだが、AとA兄はせめてこの家を一周見て回ると聞き入れず、
運転者のA兄がいなければ帰れない俺たちは、しぶしぶそれに同意した。

そしてみんなで一塊になるようにして、家の裏に回りこんだ瞬間、
俺は全身の毛がぞくぞくぞくっ!!と逆立つような感覚に襲われた。
目の前には小さな濁った沼があった。
やばい!!ここはやばい!!
空気だけで、明らかに危険な何かがいることがわかった。
どこからか、おおおおぉぉぉぉおぉぉ…とか、ううぅぅぅぅ…とかいった低い声も聞こえてくる。

「この沼絶対にやばいって!ほら、帰ろう!!つーか、俺一人でも帰るからな!」
俺が余りにテンパるので、情けないことに一緒にいた女の子まで、「大丈夫…?」と俺を心配しだす始末。
でもそこまでなって、ようやくAもA兄もわかってくれたのか、
俺たちはすぐに山から降りて、A兄にそれぞれの家まで送ってもらった。

山から降りても、車に乗ってる最中も、ずっとさっきの声が聞こえていた。
苦しそうなうめき声とはちょっとちがう、感情も何も感じない、ただ低い声。
俺はわざと大きな声で全然関係ない話を始めたりとかして、気を紛らわせた。

俺を家まで送って、別れるときにAとA兄は、
「お前は来ないだろうけど、俺たち今度もう一回あそこ行ってみるわ。何か面白いものあるかもしれんし」
などと言って笑っていた。
俺は「あそこはやめたほうがいい」と再度忠告したが、でも結局行くんだろうな、とは思っていた。

156 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:17:01 ID:YqmY+fAJ0
Aたちの車を見送って家に上がる。声はまだ聞こえる。

玄関を上がって居間に入ったところで、テレビを見ていた親父が振り返った。
「おー、遅かったな。縁日で何か食ってきただろ?晩飯あんまり残ってないけど、食いたかったら冷蔵庫の中な」
「いや、いい。腹減ってないや」
「そうか。じゃあちょっとこっちこい」
そういうと親父は、俺を生活に使ってる家の隣に建つ教会へと連れて行った。

大体親父に教会の方へ連れて行かれるときは、大事な話があるときか、説教されるときだったから、
俺は何かやらかしたかなと心当たりを探りながらも、少し緊張しながら切り出した。
「それで、なに? 何か話があるとか?」
俺が聞くと、親父は並んだイスに座りながら、真剣な顔で言った。
「お前、縁日に行ったんじゃなかったのか?」
「いや…縁日行ったよ」
「じゃあそれどこで拾ってきた」
「それ?…何が?」
「お前なら何も感じないはずがないだろう。どこか変なところに行ったんじゃないのか?」
この声のことか…
そう悟った俺は、縁日の後に行った廃屋のことを正直に話した。
たぶん怒られるだろうな、と思っていたが、
親父は俺の話を終始黙って聞き、俺が話し終わったあともしばらくは何も言わなかった。

「で、俺何か憑かれてるの?悪霊(あくりょうではなく、キリスト教ではあくれいと読む)とか?」
「憑いてる。まあ、しょうもない霊はうちに入る前に逃げてくが、これは少しは根性あるかもな」
「大丈夫なん?」
「声が聞こえるほかに何かあるか?何か見えるとか、気分が悪いとか、どこか痛いとか」
「いや、声だけ…」
「なら大したことない。ほら、祈るからこっち来い」
そう言って親父は俺をそばに寄らせると、俺の頭に手を置いて祈り始めた。

157 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:19:02 ID:YqmY+fAJ0
最初は日本語で祈っていたが、途中から異言に変わった。
(いげん:聖霊を受けた人が語る言語。その人の内の聖霊が語りだすらしい。
 その言葉は本人にさえ何を言っているのかわからず、
 必ず本人が知らないどこかの国の言語か、天使の言葉を話す。
 親父の異言は、なんか巻き舌っぽい発音だ)

さすがに聞きなれた親父の異言だけに、不思議な安心感が俺を包む。
祈りが終わったとき、ずっと聞こえていた声は消えていた
「明日、その廃屋へ行った友達を全員連れて来い。他の子にも何か憑いてるかもしれん」
夏休みだったから、みんな集まれるはずだったので、俺は素直にそれを承諾した。

親父は特に、一緒に行った女友達のことを心配していた。
AやA兄のように、まったく怖がってない人間はそんなに危なくないらしい。
そういう態度が、逆に霊のちょっかいを呼ぶこともあるそうだが、
その程度で機嫌を損ねるような霊は小物で、
そんな霊には、それこそ幻聴や幻覚、悪夢、不安なんかを引き起こすくらいしかできないそうだ。
そういう意味で、怖かったであろう女友達のほうが心配だし、
何より、女は男より霊的攻撃に晒されやすいらしい。
これは聖書の創世記で、サタンが善悪を知る木の実を食べさせるために騙したのがエヴァで、
そのエヴァに勧められてアダムもそれを食べてしまう、というエピソードに象徴されているそうだ。
だから、男は女に弱く、女は悪魔に弱いと。

俺は親父からそれを聞いて、さすがに女友達のことが心配になったが、
思い返すにそんなに様子がおかしかった記憶はないから、大丈夫なんじゃないか…
そんなふうに思っていた。

158 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:20:23 ID:YqmY+fAJ0
次の日、俺は昨晩廃屋にいった面子に事情を話して、教会に集まってもらった。
全員集まったので親父を呼びに行くと、すでに親父の表情が険しい。
「悪霊がいる。お前は来なくていい。…それから、一つだけ言っとく。怖がるな」
それだけ言うと、親父は教会の方へ向かっていった。

とりあえず、居間で何もせずにぼーっとしていると、
AとA兄、それから昨晩一緒に行ったBとC(Cは女の子)がすぐにやって来た。
「どうだった?」
俺が聞くと、Aがこわばった顔で、
「D(Dも女の子)に何か憑いてるらしい。俺たちも追い出された」
「Dちゃんが?昨日は何ともなさそうだったのに」
俺が不思議がると、Cが涙目で言い出した。
「それなんだけど、何ともなさそうだったのが、今にしてみれば逆に変な気がしない?
 Dって結構怖がりだし、最初肝試しに反対してたのもDだった…車の中でもずっと不安そうだったし…」

それを聞いて、俺はあの廃屋でのことを思い出した。
家の裏の沼で俺が立ちすくんだ時、俺を気遣ってくれたのはDだった。
『大丈夫…?』
そう言って、彼女は少し笑っていた。
あの状況で、あのDが笑う…?
あの時既に、Dに悪霊が憑いていたとしたら…

俺は背筋が寒くなって、
「親父が怖がるなって言ってた。とりあえずあんまり考えるのやめにして待とうぜ」
みんなに(半分以上は自分に)そう言い聞かせて、親父とDが出てくるのを待った。

159 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 05:21:49 ID:YqmY+fAJ0
どれくらいの時間が経っただろう。
気まずい沈黙が流れて、その気まずさも麻痺してきたころ、ようやく親父とDが居間に現れた。
「…もう大丈夫なの?」
みんなが二人に注目する中、親父が黙って頷いた。
「みんな、もうその廃屋へ行くのはやめとけ。
 怖がる必要はないんだ。でも、わざわざ行くこともない。
 ほら、防弾チョッキを持ってるからって、わざわざ自分で自分を撃ってみたりしないだろ?それと同じだ」

Dに憑いていたのが何だったのか、そういった説明は一切せずに、親父はそれだけ言ってみんなを帰した。
たぶんDには、直接教会の中で何か話したんだと思う。

その件は、それで終わった。
その後何かあったかというと、拍子抜けするほどに何もない。

ただ、A兄が爺さんに、あの『呪』という地名のことだけは聞いたそうだ。
それによると、当時その一帯は『呪(のろい)』と呼ばれていたらしい。
正式な住所・地名ではなく、通称のようなものだったらしいが、
そこに住んでいた一族は、番地のようなものまで作り、
それぞれの家に『呪1-1』のような感じで、表札にしていという。
その一族が何で死んだのかとか、そういう核心の部分は全くわからない。

161 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 06:24:07 ID:YqmY+fAJ0
ちょうど昨日、この話を書こうと思って、久しぶりに親父と当時のことを話した。
その時の会話で印象深かったことを、最後に書いとくことにする。

「結局さ、Dちゃんに憑いてたのは何だったの?」
「んー、まあ悪霊だ。下っ端だけどな」
「悪霊って、あんな○○山なんかにいるもんなのか…」
「いるよ。至るところにいる。そして、俺たちを地獄へ引きずり込もうと狙ってる」
「引きずり込む…つまり、取り憑いて殺すってこと?」
「いや、そんな効率の悪いことはしない。
 そんなことしなくても、人間はいつか死ぬだろ?放っておけば死ぬんだから、わざわざ殺す必要はない。
 奴らにとって、よっぽど恐ろしい霊的権威をもった人間じゃなければな」
「じゃあ、どういうこと?」
「神から離反させることさ。そうすれば地獄へ落ちる」
「つまり、人間をたぶらかして罪を犯させるとか、そんな感じか」
「まあそれもあるけど…。
 なあ、悪魔がやるもっとも典型的で、
 それでいて現状もっとも成功している、人間への最大の攻撃って何かわかるか?」
「最大の攻撃…?何?」
「悪魔なんて、霊なんていない。そう思わせることだ。
 そうすれば、人は神を信じない。神から離れた人間ほど、狩りやすい獲物はないからな」

俺はそれを聞いてぞっとした。
そんな人間、今の世の中腐るほどいるからだ。

「だから大事なのは、霊の存在を否定することじゃない。
 『いないから怖くない』じゃなくて、『いるけど怖くない』。
 そう思えるようになったら、お前も半人前くらいにはなるだろな。
 まあ、別にお前に牧師を継げなんて言うつもりはないけどな」

162 :本当にあった怖い名無し:2007/05/25(金) 06:24:56 ID:YqmY+fAJ0
以上が俺の体験ですよ。
心霊現象としては大したことは起こってないし、肝心のその一族に関することはほとんど分からず仕舞いw
ただ、実体験だし、キリスト教の細かなことについては、このスレでもあまり話に出て来ないみたいだったから、
まあ新鮮かなと思って書きました。仏教系のお祓いとか、そういうのは多いけどね。

腕章の少年|ブログインデックス

98 :本当にあった怖い名無し:2007/09/05(水) 23:23:53 ID:XurkwOIH0
私が昔住んでいた大阪S市では、奇妙な噂が流れていました。
以下がその内容ですが、何せ10年も前の話なので、記憶が定かではありません。

『夕方から夜にかけて、ナチスの腕章をつけた少年が街を徘徊している』
『その少年と目が合うと、警棒を持って追いかけられる』
『片足が義足であるというのにすごいスピードで、自転車で全力疾走しても追いつかれそうになった』
『いつも3匹~5匹くらいの犬を連れている』
その噂の共通点は、確かこんな具合だったと思います。

当時は学校の怪談ブームで、口裂け女などが流行っていたので、
恐らくその類の物だろうと、私は内心バカにしていたのですが、
この噂が一気に現実味を帯びた事件が、一度ありました。
記憶力の良くない私でも、この出来事は鮮明に覚えています。

その日は中学一年生の丁度今くらいの時期で、残暑でとても蒸し暑い夕方でした。
私は部活が終わってから、教室に忘れ物を取りに行ったか何かで、
いつも一緒に帰るグループとは別れ、1人で下校していました。
下校途中、私たちの間で『大東の坂道』と呼ばれていた、暗く細長い坂道に差しかかった時です。
向こうから歩いて来る、異様に細長い人影が見えました。
あっ!やばい。
私は瞬間的にそう思いました。
何故なら、その人影は5匹の犬を連れているのです。
しかし前述のとおり、私には怪談の類をバカにしているところがあり、
また、少年時代特有の好奇心から、歩みを止めず進んでいきました。
さすがに直視する勇気は無かったので、俯きながら歩いていきました。

そして、坂も中腹くらいに差しかかった時です。
突然前方から変な音が聞こえました。

99 :腕章の少年:2007/09/05(水) 23:28:54 ID:XurkwOIH0
その音は、「サバンッ、サヴァンサヴァンッ」とでも表現すればよいのか、とにかく奇妙な音でした。
突然そんな音がするものですから、私はついつい首をあげてしまいました。
そして、見てしまったのです…。その腕章の少年を。
その少年は年のころは、僕と同じくらいに見えましたが、異様に顔色が青白く、頬はこけ、
露出している腕は白く枝のように細いのです。
しかし、その腕にはしっかりと…例のナチスドイツのハーケンクロイツの腕章が巻かれていました。
また、噂どおり足は義足の様でした。
そして何より印象的だったのは、少年の鋭く異様な光を帯びた眼光でした。
そこで私は、しまった!と思いました。少年の鋭く光る目を見てしまったからです。
その瞬間、彼の目が一瞬白眼になったように見え、頭上に上げた左手には警棒が握られていました。
私は振り返ると、全力で大東の坂道を駆け上りました。

この坂道は全長40メートルほどの急な坂道で、
腕章と目が合った位置から坂を上りきるまで、20mほどありました。
その20mほどを全力で走っている間、後ろから「サバンッ サバンッ サバンッ」という音が聞こえてきます。
それはどうやら、腕章の連れている犬?が、(今思うと、それが犬だったのかどうか定かではありません)
吼えている鳴き声のようでした。
その証拠に、音は幾つも重なって発せられ、徐々に近づいてくるのがわかります。
私は当時陸上部に所属し、学年でも3本の指に入るくらいの俊足だったのですが、
「サバンッ」の音は近づいてくるばかりです。
冷汗まみれで半泣きになりながら、急な坂道をとにかく全力で走りました。
わずか20mほどの坂道がとても長く感じられました。

そして、「サバンッ」の音が本当に間近、つい足元から聞こえてくるくらいのところで、
なんとか坂を登りきったのです。

101 :腕章の少年(ラスト):2007/09/05(水) 23:31:43 ID:XurkwOIH0
大東の坂道を登りきったすぐ横には小さな商店があって、私は半泣きになりながらそこへ駆け込みました。
その店には、いつも寝ている役立たずの番犬がいました。
しかし私が店に入った瞬間、「キャンキャンキャン」と激しく吼えまくっていたのが鮮明に聞こえてきました。
店主のおばちゃんは僕の様子を見ると、「会ってもうたんやな…」とため息混じりにつぶやくと、こう続けました。
「もう大丈夫や。“あれ”は動物見るとしばらく来えへんから。
 兄ちゃん運動やってるやろ?
 あぁ…やっぱり、運動やってる子はよく狙われるんや。
 まあ安心し。一度会ったら明日以降はもう大丈夫やから。
 ただ今夜だけは気をつけて。
 部屋の窓は絶対閉めとくんやで。もしなんかペットを飼ってるんなら、今夜だけ外に出しときや。
 あれは動物がおると何もしてこうへんから。
 それと、帰るんなら今の内うちやで。さ、はよし」
こういうと私を外に連れ出し、坂道の下まで一緒に来てくれました。
そして、「なるべく急いで帰りよ」と付け加えると帰っていきました。

私はまた半泣きになりながら、大急ぎで家に帰りました。
そして親が止めるのも聞かず、普段座敷犬として飼っている犬のトシヒコを家の外につないでおきました。

そしてその晩。
私は部屋の戸締りをいつもより厳重にと、雨戸を閉めている時です。
すぐ近くの近所で、例の「サヴァンッ」の声が聞こえたのです。
そして、トシヒコが必死に吼えている鳴き声も聞こえました。
その夜はほとんど寝付けず、夜通し電気はつけっぱなしでした。

以上が、腕章の少年にまつわる私の体験した話です。

114 :本当にあった怖い名無し:2007/09/06(木) 00:45:23 ID:T0YttzEs0
>101
それに似た噂を聞いた事がある
ひょっとして自販機が三つ並んでる坂?

115 :腕章:2007/09/06(木) 00:48:34 ID:jCZ2GVNd0
それは大阪の北の方のS市ですか?

116 :腕章:2007/09/06(木) 00:54:52 ID:jCZ2GVNd0
確かに坂の途中に自販機がありました。

119 :本当にあった怖い名無し:2007/09/06(木) 01:03:33 ID:T0YttzEs0
>115
そう。
一時学校で結構噂になったよ。
実際見たヤツによると、腕章は付けてたけど、犬とか義足はなかったって言ってた。
かなり異様なオーラを発してたらしい。

当時は学校の怪談ブームで、口裂け女などが流行っていたので、
恐らくその類の物だろうと、私は内心バカにしていたのですが、
この噂が一気に現実味を帯びた事件が、一度ありました。
記憶力の良くない私でも、この出来事は鮮明に覚えています。

その日は中学一年生の丁度今くらいの時期で、残暑でとても蒸し暑い夕方でした。
私は部活が終わってから、教室に忘れ物を取りに行ったか何かで、
いつも一緒に帰るグループとは別れ、1人で下校していました。
下校途中、私たちの間で『大東の坂道』と呼ばれていた、暗く細長い坂道に差しかかった時です。
向こうから歩いて来る、異様に細長い人影が見えました。
あっ!やばい。
私は瞬間的にそう思いました。
何故なら、その人影は5匹の犬を連れているのです。
しかし前述のとおり、私には怪談の類をバカにしているところがあり、
また、少年時代特有の好奇心から、歩みを止めず進んでいきました。
さすがに直視する勇気は無かったので、俯きながら歩いていきました。

そして、坂も中腹くらいに差しかかった時です。
突然前方から変な音が聞こえました。

99 :腕章の少年:2007/09/05(水) 23:28:54 ID:XurkwOIH0
その音は、「サバンッ、サヴァンサヴァンッ」とでも表現すればよいのか、とにかく奇妙な音でした。
突然そんな音がするものですから、私はついつい首をあげてしまいました。
そして、見てしまったのです…。その腕章の少年を。
その少年は年のころは、僕と同じくらいに見えましたが、異様に顔色が青白く、頬はこけ、
露出している腕は白く枝のように細いのです。
しかし、その腕にはしっかりと…例のナチスドイツのハーケンクロイツの腕章が巻かれていました。
また、噂どおり足は義足の様でした。
そして何より印象的だったのは、少年の鋭く異様な光を帯びた眼光でした。
そこで私は、しまった!と思いました。少年の鋭く光る目を見てしまったからです。
その瞬間、彼の目が一瞬白眼になったように見え、頭上に上げた左手には警棒が握られていました。
私は振り返ると、全力で大東の坂道を駆け上りました。

この坂道は全長40メートルほどの急な坂道で、
腕章と目が合った位置から坂を上りきるまで、20mほどありました。
その20mほどを全力で走っている間、後ろから「サバンッ サバンッ サバンッ」という音が聞こえてきます。
それはどうやら、腕章の連れている犬?が、(今思うと、それが犬だったのかどうか定かではありません)
吼えている鳴き声のようでした。
その証拠に、音は幾つも重なって発せられ、徐々に近づいてくるのがわかります。
私は当時陸上部に所属し、学年でも3本の指に入るくらいの俊足だったのですが、
「サバンッ」の音は近づいてくるばかりです。
冷汗まみれで半泣きになりながら、急な坂道をとにかく全力で走りました。
わずか20mほどの坂道がとても長く感じられました。

そして、「サバンッ」の音が本当に間近、つい足元から聞こえてくるくらいのところで、
なんとか坂を登りきったのです。

101 :腕章の少年(ラスト):2007/09/05(水) 23:31:43 ID:XurkwOIH0
大東の坂道を登りきったすぐ横には小さな商店があって、私は半泣きになりながらそこへ駆け込みました。
その店には、いつも寝ている役立たずの番犬がいました。
しかし私が店に入った瞬間、「キャンキャンキャン」と激しく吼えまくっていたのが鮮明に聞こえてきました。
店主のおばちゃんは僕の様子を見ると、「会ってもうたんやな…」とため息混じりにつぶやくと、こう続けました。
「もう大丈夫や。“あれ”は動物見るとしばらく来えへんから。
 兄ちゃん運動やってるやろ?
 あぁ…やっぱり、運動やってる子はよく狙われるんや。
 まあ安心し。一度会ったら明日以降はもう大丈夫やから。
 ただ今夜だけは気をつけて。
 部屋の窓は絶対閉めとくんやで。もしなんかペットを飼ってるんなら、今夜だけ外に出しときや。
 あれは動物がおると何もしてこうへんから。
 それと、帰るんなら今の内うちやで。さ、はよし」
こういうと私を外に連れ出し、坂道の下まで一緒に来てくれました。
そして、「なるべく急いで帰りよ」と付け加えると帰っていきました。

私はまた半泣きになりながら、大急ぎで家に帰りました。
そして親が止めるのも聞かず、普段座敷犬として飼っている犬のトシヒコを家の外につないでおきました。

そしてその晩。
私は部屋の戸締りをいつもより厳重にと、雨戸を閉めている時です。
すぐ近くの近所で、例の「サヴァンッ」の声が聞こえたのです。
そして、トシヒコが必死に吼えている鳴き声も聞こえました。
その夜はほとんど寝付けず、夜通し電気はつけっぱなしでした。

以上が、腕章の少年にまつわる私の体験した話です。

114 :本当にあった怖い名無し:2007/09/06(木) 00:45:23 ID:T0YttzEs0
>101
それに似た噂を聞いた事がある
ひょっとして自販機が三つ並んでる坂?

115 :腕章:2007/09/06(木) 00:48:34 ID:jCZ2GVNd0
それは大阪の北の方のS市ですか?

116 :腕章:2007/09/06(木) 00:54:52 ID:jCZ2GVNd0
確かに坂の途中に自販機がありました。

119 :本当にあった怖い名無し:2007/09/06(木) 01:03:33 ID:T0YttzEs0
>115
そう。
一時学校で結構噂になったよ。
実際見たヤツによると、腕章は付けてたけど、犬とか義足はなかったって言ってた。
かなり異様なオーラを発してたらしい。

留学生と神社|ブログインデックス

429 :留学生と神社1:2007/12/29(土) 11:52:57 ID:GQE8fPqI0
今年のゴールデンウィークの、不思議な体験を書かせてもらいます。

わたしの家にはスーザン(仮名)という、サンディエゴからの留学生が滞在していました。
母が婚前に英語の教師をした影響か、海外の留学生を受け入れるのが好きで、
わたしが高校を卒業したあたりから、隔年で自宅に留学生をホームステイさせていました。

スーザンは、片言ながらも日本語でコミュニケーションをとれました。
わたしが居る前では、必ず日本語を話します。
単語が出てこなくて、意思の疎通が難しい話題になったときに、
わたしが辞書片手に英語を使うと、物凄い剣幕で怒ります。「勉強にならない」と。
なので、わたしもスーザンの前では日本語しか話しません。
わたしと同年代ということもあり、恋愛の話などを気楽に出来る良い友達でした。

ゴールデンウィークの休日、
スーザンと一緒にドライブで少し田舎の方まで、一泊二日で出かけることになりました。
スーザンは、日本の自然がとても好きでした。
我が家は割りと都市部のゴミゴミした場所にあり、毎日混みあう電車で通学するスーザンに、
たまに美味しい空気を吸わせてあげようと、わたしが企画しました。

430 :留学生と神社2:2007/12/29(土) 11:53:35 ID:GQE8fPqI0
二つ隣の県にあるお城を、見に行くのが目的のドライブでした。
わたしは運転に不慣れですが、カーナビのおかげで道に迷うことも無く、
天気の良さのおかげで心地よい風を感じながら、畑が広がる田舎の県道を走っていました。
カーナビが『100メートル先、左折です』というので、
小さな交差点でわたしは左にウィンカーをあげ、ブレーキを踏みました。
道の先をみると大きな交差点があり、カーナビが曲がれと指示した場所は、
その大きな交差点だったことに気づきました。
後ろからぴったり車が付いてきているので、減速してウィンカーを上げた以上、曲がらないわけにもいかず、
わたしは仕方なく、手前の交差点を左折しました。

左折した先の道は、一本道の農道のような場所でした。
とても道幅が狭く、父から借りたワンボックスの大きさのために、Uターンも難しく、
横道がないために折り返すことも出来ないので、しばらく道なりに進みました。

結構長いこと真っ直ぐ進まなければならず、仕方なく進んでいくと、いつの間にか住宅街になっていました。
木造の古い家が両側に立ち並んでいます。住宅街というよりも、集落のような感じです。
どの家も駐車スペースがなく、なかなか折り返すチャンスがありません。
前方には山があり、折り返すことができないまま、突き当りまで進んでいきました。

431 :留学生と神社3:2007/12/29(土) 11:54:33 ID:GQE8fPqI0
突き当りは、20台ほど駐車できそうな駐車場になっていました。そこは神社の駐車場でした。
駐車場には、白地に黒で『学業成就』『長寿祈願』と書かれたのぼりが、何本も立ち並んでいます。
スーザンに「何が書いてあるの?」と聞かれ、わたしは学業成就の意味を教えました。
日本文化なら何にでも興味を示すスーザンははしゃぎ出し、「神社の中を見たい」というので、
一旦ここで車を降りて、神社の中を見て回ることにしました。

わたしも多くの神社を見たわけではないですが、外からの眺めは、神社としては珍しい感じがしました。
境内はお城のような高い白壁の塀に囲まれ、全く中が見えません。
塀の切れ目に鳥居が建っており、そこをくぐって中へ入りました。
中を見て驚きました。ビックリするくらいに綺麗なんです。そしてとても広い。
手入れが行き届いた植木たちに、まっ平らな砂の地面。まるで京都の観光地のようです。
境内には涼しげに小川が流れています。小川の向こう側は、木が鬱蒼と茂る山があります。

432 :留学生と神社4:2007/12/29(土) 11:55:05 ID:GQE8fPqI0
境内に、ホウキを持った若い神主さんらしき人を発見しました。
「年末や受験前シーズンならまだしも、この時期に若い女性が来るなんて珍しい。
 それ以上に海外の方が来るなんて、初めてかもしれない」
と話しかけられました。
その男性に学業成就のお守りを売ってもらい、スーザンにプレゼントしました。
「ごゆっくり休んでいってください」といわれたので、
慣れない長時間の運転で疲れたわたしは、
自販機で買ったジュースを片手に、境内のベンチに座って少し休んでいくことにしました。
連休中なのにわたし達以外に参拝客はいないようで、とても静かです。

自然と日本の伝統建築物が大好きなスーザンは、興奮気味です。
そのとき、スーザンが小川の先を指をさして、「あれはなに?」と言いました。
小川の向こう側には鳥居がありました。
神社の中にまた鳥居があるなんて不思議だな、と思いながらその先を良く見ると、
山の中へ入っていく石段のようなものが見えました。
スーザンが興味深々なので、間近で見ようと一緒に鳥居へ近づいていくと、
その鳥居が、女性の腰くらいの高さの小さなものであることがわかりました。

433 :留学生と神社5:2007/12/29(土) 11:55:35 ID:GQE8fPqI0
スーザンは、「その小さな鳥居をくぐりたい」と言い出しました。
しかし、小川沿いに境内を端まで歩いて探しても、
向こう岸に渡ることができそうな橋が、全く見当たらないんです。
小川は幅は3メートルほどで、くるぶしあたりまでの深さしかなく、暑いくらいの天気なので、
靴と靴下を脱いで、裾をあげて、裸足で小川に入って、向こう岸に渡ることにしました。

向こう岸に渡り靴を履きなおすと、スーザンは四つんばいになって、その小さな鳥居ををくぐりました。
わたしもジーンズを汚しながら、四つんばいになって鳥居をくぐり、スーザンと顔をあわせて笑いました。
鳥居の奥の山へ登っていく石段を見上げると、わたしは急に、その先に何があるのか気になりだしました。
スーザンも同じ思いだったらしく、わたし達は何も言わずに石段を登り始めました。

石段はすぐに終わり、普通の山道になりました。
木で日光がさえぎられ、とても涼しくて良い気分です。
さらに上へ上へと足を進めていくと、また小さな鳥居があり、再び石段が始まりました。
鳥居の横には石碑が建っており、神社の名前が書いてありました。
わたし達が最初に入った大きな神社とは全く違う名前です。

434 :留学生と神社6:2007/12/29(土) 11:56:03 ID:GQE8fPqI0
地面が濡れていて、さすがに四つんばいで潜るのは気がひけたので、
鳥居の外側を回り、更に石段を少し昇ると、人影が見えました。二人組みの子供です。
近づいていくと、二人の子供たちが、小さな声で何か歌っているのが解りました、
それと同時に、その歌声から、その二人組みが子供ではなく、小さな老婆であることがわかりました。
わたしたちに気づいているはずなのに、彼女たちは歌をやめる気配は全くありません。
歌は聴きなれない言葉がちりばめられていて、
「どうかあと10年生かして欲しい」といった内容で、
「ありがたき」という単語が何度も出てくる、不思議なものでした。

石段がある坂の左手に小さなお堂があり、老婆たちはそこへ向かって手を合わせています。
老婆達はこの暑さの中、毛糸で編まれた厚手のカーディガンを着ています。
老婆たちの背中越しに、わたしもそのお堂に向かって手を合わせました。
わたしの動きにつられて、スーザンも手を合わせます。
お堂には、茄子やピーマン、キャベツといった野菜が大量にお供えされています。
その上の段には、大豆のような形で、表面がガタガタの球体がありました。
大きさは、バスケットボールよりも二周り小さいくらい。
どうやら石でできているようで、光沢感があり、木の間から差し込む光に反射しています。

435 :留学生と神社7:2007/12/29(土) 11:57:02 ID:GQE8fPqI0
歌が終わると老婆たちは、わたし達のほうを振り向きました。
老婆達の顔をみて、一瞬ぎょっとしました。
彼女達の顔が真っ赤だったんです。朱色と言えば伝わりやすいでしょうか。
老婆たちは、不思議な化粧をしていました。
眉間のあたりから眉の上を経由してあごを通って、顔全体を一周するように、
口紅のようなものを塗っていたのです。

最初は血か何かだと思い、かなり驚きました。
驚きのあまり、「こんにちはー」と声を上ずらせて挨拶すると、
老婆達はさっきの神主と同じように、聞き慣れないイントネーションで話しかけてきます。
最初に年齢を聞かれました。老婆たちの言葉は、今となっては細かく思い出せません。
「何歳か?」という問いに、「23歳です」と答えると、
「まだ若いので、これ以上石段を登るのは、バツをほうず(る?)」と言われました。
細かい言葉までは覚えてないのですが、”バツをほうずる”というフレーズだけ頭に残っています。
老婆にそう言われ石段の上へ目をやると、
お堂がある場所(わたし達が居る場所)からさらに長い距離、真っ直ぐ石段が続いており、
突き当りには大きな社があります。
社の前に、人影が見えますが、木が鬱蒼としてて薄暗くて良く見えません。

436 :留学生と神社8:2007/12/29(土) 11:57:49 ID:GQE8fPqI0
その時、スーザンが老婆達の前で、初めて言葉を発しました。
お堂の中を指差し、そこに祀られている、大豆のようなゴツゴツとした石のような物体を指をさしながら、
「これはなんですか?」と訊いたのです。
すると老婆達が、「ギエー!」という大きな悲鳴を上げました。
「日本人じゃない!」「バツをほうず!」「今すぐ降りろ!」「降りろ!降りろ!」
とまくし立て始めました。
スーザンは目が青いものの、黒髪で体格も小さいので、
老婆達はスーザンがアメリカ人であることに、彼女が片言の日本語を発するまで気づかなかったのでしょう。

上の大きな社へ目をやると、老婆達の悲鳴を聞いたからか、
先ほど見えた人影が、こちらへ向かって降りてくるのが見えました。
動きは急いでいるようですが、足がわるいのか、ソロリソロリと降りてきます。
わたしは怖くなり、スーザンの手を引いて足早に石段を駆け下りました。
その時のスーザンの手は、酷く汗ばんでいて冷たかった。

437 :留学生と神社9:2007/12/29(土) 11:58:39 ID:GQE8fPqI0
一度も振り返らず、山に入る時に四つんばいになってくぐった、小さな鳥居のところまで降りてきました。
二人とも急いで靴を脱ぎ、小川を渡リはじめた時、異変に気づきました。
先ほどはくるぶし程までしかなかった小川の深さが、膝に達するくらいまで深くなっていたのです。

なんとか反対岸まで渡り終え、後ろを振り返ると、
スーザンは、小川の真ん中で立ったまま動かなくなっています。
「スーザン?大丈夫?」と問いかけると、
決してわたしの前で英語を喋らないスーザンが、英語で絶叫し始めました。
英語が苦手なわたしは、全くなにを言っているのか聞き取れません。
絶叫が途切れ口をパクパクさせた後、スーザンはそのまま川の中に倒れこみました。
その時、わたしは後ろに気配を感じました。
後ろには、お守りを売ってくれた若い神主さんらしき男性が立っていました。
彼は服が濡れるのもいとわず川に入り、スーザンを支えるようにして、こちらの岸まで連れてきてくれました。

スーザンは体に力が全く入らないような状態になっており、呼吸も荒くなっていました。
神主さんらしき男性と二人で、スーザンを抱えるようにして車まで運びました。
男性は、わたし達の車が駐車場にあるのに、わたし達の姿が見えないことを心配して、
あたりを探していたそうです。
「まさか、あの深い川に入で水浴びしてるなんて思わなかった」と言われ、
「最初はくるぶしくらいの深さしかなかった」と答えると、男性は酷く驚いていました。

438 :留学生と神社10:2007/12/29(土) 12:01:43 ID:GQE8fPqI0
さらに、わたし達が石段を登った先で見たものについて話すと、男性の顔が一気に青くなりました。
そして、わたし達が石段の上へ行ったことについて怒りました。
老婆達について深く聞こうとすると、「いるはずがない」「入れないように橋を撤去した」と言い、
男性は更に顔を青くして震えだしました。
続けて彼は、「早く帰ったほうがいい。今日のことは忘れたほうがいい」と言いました。
わたし達が体験したことについて、もっと詳しく聞きたかったのですが、
男性の尋常ではない対応を眼にして、それ以上質問を続けることはできませんでした。

スーザンの具合が悪いので、わたしは車を発進させ、神社の駐車場を出たのは、お昼を少し過ぎたあたりでした。
住宅街を抜けて、県道へ出て、そのまま自宅へ引き返しました。
スーザンはその後、風邪を引き高熱を出しました。
数日は食べ物も喉を通らず、なんどか病院で点滴を受けていました。

スーザンは8月に帰国してからも健在で、未だにメールの交換を続けています。
ただスーザンは、あの日のことを良く覚えていないようです。
「神社の川でおぼれたのは覚えているんだけど」
それが彼女の唯一の記憶のようです。

わたし一人が白昼夢をみたのでしょうか。
あの老婆達は何者だったのか?
小川の向こう側の小さな神社の正体は何だったのか?
気になるものの、あそこへもう一度足を運ぶ勇気がありません。
今でもたまに、石段を登る夢をみることがあります。

444 :本当にあった怖い名無し:2007/12/29(土) 13:03:22 ID:rurIEyVW0
>>留学生と神社さん

小川に橋がかかってない時点で、『行ってはいけない場所』と察してください。次回からはw
でも、だからこそ「何だろう?」と、惹かれてしまう気持ちもありますよね。

しかし薄気味悪い話ですね。
若いから罰をほうず?と外人だから罰をほうず?何なんでしょうか。
何県のどこらへんくらいまでは、良ければ知りたいです。

456 :本当にあった怖い名無し:2007/12/29(土) 14:47:59 ID:s9CpeU7y0
私も長文苦手だけど、スーザン話は結構面白かったよ。
描写とか結構文章にするの難しかったと思うけど、よく書けてるよ。
自分だったらうまく説明できないだろうな。
ただ、何県何市の話なのか知りたいです。
せっかく老婆の化粧の描写とか、石でできたギザギザ大豆の描写とか、よく説明してくれてるのに、
それだけだと手がかりがなくて。
どこの話か分かれば、事の真相を知る手がかりになるかも。実話なら。

497 :留学生と神社:2007/12/29(土) 23:23:09 ID:GQE8fPqI0
レスくれた方ありがとうございました。
今になって、自社にまつわるオカルト話のスレに書けばよかったのかと思います。

>>444
やっぱり行ってはいけない所ですよね。
探検隊にでもなった気分で、楽しんでいたんですけどね。
住所でググると、周辺の住宅街が、社会的に曰くつきの集落だったことが解ったので、
一応名前と場所は伏せておきます。

驚いたことに、神社の中に小川があり、その先に山へ向かって小道があり、先に別神社があるという形は、
京都市内の某有名観光地にもあるみたいです。
そちらは、小川の上にきちんと橋が架かってますけれど。
ちなみに、京都のその神社の中にある小さな神社は、心霊スポットとして有名なようです。

>>456
山の手前の大きな神社については、どうやら新興宗教的な意味合いを持つ、新しい施設のようです。
石段の上の神社は、調べても全く名前が出てきません。
周りの住宅街を調べると行き当たる曰くとあわせ、
あまり部外者が足を運んではいけない場所だったのかな、と反省しています。

430 :留学生と神社2:2007/12/29(土) 11:53:35 ID:GQE8fPqI0
二つ隣の県にあるお城を、見に行くのが目的のドライブでした。
わたしは運転に不慣れですが、カーナビのおかげで道に迷うことも無く、
天気の良さのおかげで心地よい風を感じながら、畑が広がる田舎の県道を走っていました。
カーナビが『100メートル先、左折です』というので、
小さな交差点でわたしは左にウィンカーをあげ、ブレーキを踏みました。
道の先をみると大きな交差点があり、カーナビが曲がれと指示した場所は、
その大きな交差点だったことに気づきました。
後ろからぴったり車が付いてきているので、減速してウィンカーを上げた以上、曲がらないわけにもいかず、
わたしは仕方なく、手前の交差点を左折しました。

左折した先の道は、一本道の農道のような場所でした。
とても道幅が狭く、父から借りたワンボックスの大きさのために、Uターンも難しく、
横道がないために折り返すことも出来ないので、しばらく道なりに進みました。

結構長いこと真っ直ぐ進まなければならず、仕方なく進んでいくと、いつの間にか住宅街になっていました。
木造の古い家が両側に立ち並んでいます。住宅街というよりも、集落のような感じです。
どの家も駐車スペースがなく、なかなか折り返すチャンスがありません。
前方には山があり、折り返すことができないまま、突き当りまで進んでいきました。

431 :留学生と神社3:2007/12/29(土) 11:54:33 ID:GQE8fPqI0
突き当りは、20台ほど駐車できそうな駐車場になっていました。そこは神社の駐車場でした。
駐車場には、白地に黒で『学業成就』『長寿祈願』と書かれたのぼりが、何本も立ち並んでいます。
スーザンに「何が書いてあるの?」と聞かれ、わたしは学業成就の意味を教えました。
日本文化なら何にでも興味を示すスーザンははしゃぎ出し、「神社の中を見たい」というので、
一旦ここで車を降りて、神社の中を見て回ることにしました。

わたしも多くの神社を見たわけではないですが、外からの眺めは、神社としては珍しい感じがしました。
境内はお城のような高い白壁の塀に囲まれ、全く中が見えません。
塀の切れ目に鳥居が建っており、そこをくぐって中へ入りました。
中を見て驚きました。ビックリするくらいに綺麗なんです。そしてとても広い。
手入れが行き届いた植木たちに、まっ平らな砂の地面。まるで京都の観光地のようです。
境内には涼しげに小川が流れています。小川の向こう側は、木が鬱蒼と茂る山があります。

432 :留学生と神社4:2007/12/29(土) 11:55:05 ID:GQE8fPqI0
境内に、ホウキを持った若い神主さんらしき人を発見しました。
「年末や受験前シーズンならまだしも、この時期に若い女性が来るなんて珍しい。
 それ以上に海外の方が来るなんて、初めてかもしれない」
と話しかけられました。
その男性に学業成就のお守りを売ってもらい、スーザンにプレゼントしました。
「ごゆっくり休んでいってください」といわれたので、
慣れない長時間の運転で疲れたわたしは、
自販機で買ったジュースを片手に、境内のベンチに座って少し休んでいくことにしました。
連休中なのにわたし達以外に参拝客はいないようで、とても静かです。

自然と日本の伝統建築物が大好きなスーザンは、興奮気味です。
そのとき、スーザンが小川の先を指をさして、「あれはなに?」と言いました。
小川の向こう側には鳥居がありました。
神社の中にまた鳥居があるなんて不思議だな、と思いながらその先を良く見ると、
山の中へ入っていく石段のようなものが見えました。
スーザンが興味深々なので、間近で見ようと一緒に鳥居へ近づいていくと、
その鳥居が、女性の腰くらいの高さの小さなものであることがわかりました。

433 :留学生と神社5:2007/12/29(土) 11:55:35 ID:GQE8fPqI0
スーザンは、「その小さな鳥居をくぐりたい」と言い出しました。
しかし、小川沿いに境内を端まで歩いて探しても、
向こう岸に渡ることができそうな橋が、全く見当たらないんです。
小川は幅は3メートルほどで、くるぶしあたりまでの深さしかなく、暑いくらいの天気なので、
靴と靴下を脱いで、裾をあげて、裸足で小川に入って、向こう岸に渡ることにしました。

向こう岸に渡り靴を履きなおすと、スーザンは四つんばいになって、その小さな鳥居ををくぐりました。
わたしもジーンズを汚しながら、四つんばいになって鳥居をくぐり、スーザンと顔をあわせて笑いました。
鳥居の奥の山へ登っていく石段を見上げると、わたしは急に、その先に何があるのか気になりだしました。
スーザンも同じ思いだったらしく、わたし達は何も言わずに石段を登り始めました。

石段はすぐに終わり、普通の山道になりました。
木で日光がさえぎられ、とても涼しくて良い気分です。
さらに上へ上へと足を進めていくと、また小さな鳥居があり、再び石段が始まりました。
鳥居の横には石碑が建っており、神社の名前が書いてありました。
わたし達が最初に入った大きな神社とは全く違う名前です。

434 :留学生と神社6:2007/12/29(土) 11:56:03 ID:GQE8fPqI0
地面が濡れていて、さすがに四つんばいで潜るのは気がひけたので、
鳥居の外側を回り、更に石段を少し昇ると、人影が見えました。二人組みの子供です。
近づいていくと、二人の子供たちが、小さな声で何か歌っているのが解りました、
それと同時に、その歌声から、その二人組みが子供ではなく、小さな老婆であることがわかりました。
わたしたちに気づいているはずなのに、彼女たちは歌をやめる気配は全くありません。
歌は聴きなれない言葉がちりばめられていて、
「どうかあと10年生かして欲しい」といった内容で、
「ありがたき」という単語が何度も出てくる、不思議なものでした。

石段がある坂の左手に小さなお堂があり、老婆たちはそこへ向かって手を合わせています。
老婆達はこの暑さの中、毛糸で編まれた厚手のカーディガンを着ています。
老婆たちの背中越しに、わたしもそのお堂に向かって手を合わせました。
わたしの動きにつられて、スーザンも手を合わせます。
お堂には、茄子やピーマン、キャベツといった野菜が大量にお供えされています。
その上の段には、大豆のような形で、表面がガタガタの球体がありました。
大きさは、バスケットボールよりも二周り小さいくらい。
どうやら石でできているようで、光沢感があり、木の間から差し込む光に反射しています。

435 :留学生と神社7:2007/12/29(土) 11:57:02 ID:GQE8fPqI0
歌が終わると老婆たちは、わたし達のほうを振り向きました。
老婆達の顔をみて、一瞬ぎょっとしました。
彼女達の顔が真っ赤だったんです。朱色と言えば伝わりやすいでしょうか。
老婆たちは、不思議な化粧をしていました。
眉間のあたりから眉の上を経由してあごを通って、顔全体を一周するように、
口紅のようなものを塗っていたのです。

最初は血か何かだと思い、かなり驚きました。
驚きのあまり、「こんにちはー」と声を上ずらせて挨拶すると、
老婆達はさっきの神主と同じように、聞き慣れないイントネーションで話しかけてきます。
最初に年齢を聞かれました。老婆たちの言葉は、今となっては細かく思い出せません。
「何歳か?」という問いに、「23歳です」と答えると、
「まだ若いので、これ以上石段を登るのは、バツをほうず(る?)」と言われました。
細かい言葉までは覚えてないのですが、”バツをほうずる”というフレーズだけ頭に残っています。
老婆にそう言われ石段の上へ目をやると、
お堂がある場所(わたし達が居る場所)からさらに長い距離、真っ直ぐ石段が続いており、
突き当りには大きな社があります。
社の前に、人影が見えますが、木が鬱蒼としてて薄暗くて良く見えません。

436 :留学生と神社8:2007/12/29(土) 11:57:49 ID:GQE8fPqI0
その時、スーザンが老婆達の前で、初めて言葉を発しました。
お堂の中を指差し、そこに祀られている、大豆のようなゴツゴツとした石のような物体を指をさしながら、
「これはなんですか?」と訊いたのです。
すると老婆達が、「ギエー!」という大きな悲鳴を上げました。
「日本人じゃない!」「バツをほうず!」「今すぐ降りろ!」「降りろ!降りろ!」
とまくし立て始めました。
スーザンは目が青いものの、黒髪で体格も小さいので、
老婆達はスーザンがアメリカ人であることに、彼女が片言の日本語を発するまで気づかなかったのでしょう。

上の大きな社へ目をやると、老婆達の悲鳴を聞いたからか、
先ほど見えた人影が、こちらへ向かって降りてくるのが見えました。
動きは急いでいるようですが、足がわるいのか、ソロリソロリと降りてきます。
わたしは怖くなり、スーザンの手を引いて足早に石段を駆け下りました。
その時のスーザンの手は、酷く汗ばんでいて冷たかった。

437 :留学生と神社9:2007/12/29(土) 11:58:39 ID:GQE8fPqI0
一度も振り返らず、山に入る時に四つんばいになってくぐった、小さな鳥居のところまで降りてきました。
二人とも急いで靴を脱ぎ、小川を渡リはじめた時、異変に気づきました。
先ほどはくるぶし程までしかなかった小川の深さが、膝に達するくらいまで深くなっていたのです。

なんとか反対岸まで渡り終え、後ろを振り返ると、
スーザンは、小川の真ん中で立ったまま動かなくなっています。
「スーザン?大丈夫?」と問いかけると、
決してわたしの前で英語を喋らないスーザンが、英語で絶叫し始めました。
英語が苦手なわたしは、全くなにを言っているのか聞き取れません。
絶叫が途切れ口をパクパクさせた後、スーザンはそのまま川の中に倒れこみました。
その時、わたしは後ろに気配を感じました。
後ろには、お守りを売ってくれた若い神主さんらしき男性が立っていました。
彼は服が濡れるのもいとわず川に入り、スーザンを支えるようにして、こちらの岸まで連れてきてくれました。

スーザンは体に力が全く入らないような状態になっており、呼吸も荒くなっていました。
神主さんらしき男性と二人で、スーザンを抱えるようにして車まで運びました。
男性は、わたし達の車が駐車場にあるのに、わたし達の姿が見えないことを心配して、
あたりを探していたそうです。
「まさか、あの深い川に入で水浴びしてるなんて思わなかった」と言われ、
「最初はくるぶしくらいの深さしかなかった」と答えると、男性は酷く驚いていました。

438 :留学生と神社10:2007/12/29(土) 12:01:43 ID:GQE8fPqI0
さらに、わたし達が石段を登った先で見たものについて話すと、男性の顔が一気に青くなりました。
そして、わたし達が石段の上へ行ったことについて怒りました。
老婆達について深く聞こうとすると、「いるはずがない」「入れないように橋を撤去した」と言い、
男性は更に顔を青くして震えだしました。
続けて彼は、「早く帰ったほうがいい。今日のことは忘れたほうがいい」と言いました。
わたし達が体験したことについて、もっと詳しく聞きたかったのですが、
男性の尋常ではない対応を眼にして、それ以上質問を続けることはできませんでした。

スーザンの具合が悪いので、わたしは車を発進させ、神社の駐車場を出たのは、お昼を少し過ぎたあたりでした。
住宅街を抜けて、県道へ出て、そのまま自宅へ引き返しました。
スーザンはその後、風邪を引き高熱を出しました。
数日は食べ物も喉を通らず、なんどか病院で点滴を受けていました。

スーザンは8月に帰国してからも健在で、未だにメールの交換を続けています。
ただスーザンは、あの日のことを良く覚えていないようです。
「神社の川でおぼれたのは覚えているんだけど」
それが彼女の唯一の記憶のようです。

わたし一人が白昼夢をみたのでしょうか。
あの老婆達は何者だったのか?
小川の向こう側の小さな神社の正体は何だったのか?
気になるものの、あそこへもう一度足を運ぶ勇気がありません。
今でもたまに、石段を登る夢をみることがあります。

444 :本当にあった怖い名無し:2007/12/29(土) 13:03:22 ID:rurIEyVW0
>>留学生と神社さん

小川に橋がかかってない時点で、『行ってはいけない場所』と察してください。次回からはw
でも、だからこそ「何だろう?」と、惹かれてしまう気持ちもありますよね。

しかし薄気味悪い話ですね。
若いから罰をほうず?と外人だから罰をほうず?何なんでしょうか。
何県のどこらへんくらいまでは、良ければ知りたいです。

456 :本当にあった怖い名無し:2007/12/29(土) 14:47:59 ID:s9CpeU7y0
私も長文苦手だけど、スーザン話は結構面白かったよ。
描写とか結構文章にするの難しかったと思うけど、よく書けてるよ。
自分だったらうまく説明できないだろうな。
ただ、何県何市の話なのか知りたいです。
せっかく老婆の化粧の描写とか、石でできたギザギザ大豆の描写とか、よく説明してくれてるのに、
それだけだと手がかりがなくて。
どこの話か分かれば、事の真相を知る手がかりになるかも。実話なら。

497 :留学生と神社:2007/12/29(土) 23:23:09 ID:GQE8fPqI0
レスくれた方ありがとうございました。
今になって、自社にまつわるオカルト話のスレに書けばよかったのかと思います。

>>444
やっぱり行ってはいけない所ですよね。
探検隊にでもなった気分で、楽しんでいたんですけどね。
住所でググると、周辺の住宅街が、社会的に曰くつきの集落だったことが解ったので、
一応名前と場所は伏せておきます。

驚いたことに、神社の中に小川があり、その先に山へ向かって小道があり、先に別神社があるという形は、
京都市内の某有名観光地にもあるみたいです。
そちらは、小川の上にきちんと橋が架かってますけれど。
ちなみに、京都のその神社の中にある小さな神社は、心霊スポットとして有名なようです。

>>456
山の手前の大きな神社については、どうやら新興宗教的な意味合いを持つ、新しい施設のようです。
石段の上の神社は、調べても全く名前が出てきません。
周りの住宅街を調べると行き当たる曰くとあわせ、
あまり部外者が足を運んではいけない場所だったのかな、と反省しています。

喋る猫|ブログインデックス

541 :1/4:2008/08/31(日) 18:40:09 ID:yGqUyTOKO
自分には生まれた時から一緒な猫(笹♂)が居るんだが、この猫が化け猫(猫又)?っぽい。
生まれた時から一緒ってのは、俺が生まれたのと一緒の月に生まれた猫だからなんだけど、(だから俺と同い年)
うちの母親はオカルトに凝っていて、俺に何かあったときの身代わりにと探してきた猫らしい。
今考えると猫にはたまったもんじゃない話だが、現在では身代わりなんてとんでもないってぐらい、
明らかに一人息子の俺より可愛がられてる。

んで、不思議体験ってのはこの笹に纏わる話で、オチから言えば、この笹が何か喋れるっぽい。

542 :4/2:2008/08/31(日) 18:42:25 ID:yGqUyTOKO
初めて笹が喋れるって分かったのは、俺が幼稚園のとき。
その時俺は幼稚園が大嫌いで(マザコンだったから)、母親の居る家をどうしても出たくなかった。
んで、いつものように駄々こねて、その日は押し入れに隠れてバスをやりすごそうとしたんだが、
一人じゃ怖かったので(俺はヘタレ)笹も連れていった。

んで、いつの間にかうとうとしてたら、近くでいきなり「起きろ」って声がして、
母親かと思って押し入れ出ようとして、はっとした。
それはまず、母親はそんな言葉遣いしないし、階下からは母親が台所で洗い物してる音が聞こえきたからだ。
それに声が男だった。野太い訳じゃなかったけど、男だと思った。
だが上記でも述べた通り俺は一人っ子だし、父親はもう仕事に行ってるはずだから、この声は有り得ない。

んで、暫く呆気にとられてたら、いつの間にか足元にいた笹が俺を見上げて、
「早く行け」って言った。口は動いてなかった。
でも笹と目があってたし、絶対笹だった。

543 :4/3:2008/08/31(日) 18:45:56 ID:yGqUyTOKO
二回目は俺が中学んとき。
夏休み真っ只中で、明日は友達と海に行くって大はしゃぎしてた。
んで、「俺ばっか楽しい思いして悪いなー!どれ、笹も水浴させてやろう!」とか言いながら、
笹を水ためた洗面器にいれてやろうと蛇口捻ったとき、「余計なお世話」って聞こえた。
驚いて振り向いたら、笹の後ろ姿が見えた。

流石に幼稚園のときとは違うし、今絶対笹喋った!って思って、
すぐに親に「今笹が~」って言ったが、はしゃぎすぎて変なこと言ってるみたいに勘違いされた。
でも、暑いからいつもリビング(常に冷房ついてた)に居た笹が、俺がそんなこと言った後に居なくなって、
夕飯まで帰ってこなかったから間違いない。

544 :4/4:2008/08/31(日) 18:47:46 ID:yGqUyTOKO
三回目は最近で、俺がオカ板見て笹が喋ったの思い出して、親にその話してたとき、笹が俺見て笑ってた。
顔ってか雰囲気?笹が笑ってるって分かった。
妄想とかじゃないと思う。

これだけみると、笹が嫌な猫みたいだけど、その他では普通の猫と変わらない。
喋った?後にもちょっとしたら、いつもみたいに「なー」っていいながら膝にのって来たりしたし。
オチは全然無いんだけど、まあ、憎まれ口叩く可愛い猫だと思うことにする。

543 :4/3:2008/08/31(日) 18:45:56 ID:yGqUyTOKO
二回目は俺が中学んとき。
夏休み真っ只中で、明日は友達と海に行くって大はしゃぎしてた。
んで、「俺ばっか楽しい思いして悪いなー!どれ、笹も水浴させてやろう!」とか言いながら、
笹を水ためた洗面器にいれてやろうと蛇口捻ったとき、「余計なお世話」って聞こえた。
驚いて振り向いたら、笹の後ろ姿が見えた。

流石に幼稚園のときとは違うし、今絶対笹喋った!って思って、
すぐに親に「今笹が~」って言ったが、はしゃぎすぎて変なこと言ってるみたいに勘違いされた。
でも、暑いからいつもリビング(常に冷房ついてた)に居た笹が、俺がそんなこと言った後に居なくなって、
夕飯まで帰ってこなかったから間違いない。

544 :4/4:2008/08/31(日) 18:47:46 ID:yGqUyTOKO
三回目は最近で、俺がオカ板見て笹が喋ったの思い出して、親にその話してたとき、笹が俺見て笑ってた。
顔ってか雰囲気?笹が笑ってるって分かった。
妄想とかじゃないと思う。

これだけみると、笹が嫌な猫みたいだけど、その他では普通の猫と変わらない。
喋った?後にもちょっとしたら、いつもみたいに「なー」っていいながら膝にのって来たりしたし。
オチは全然無いんだけど、まあ、憎まれ口叩く可愛い猫だと思うことにする。

ミミズと僕|ブログインデックス

797 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 13:24:35 ID:m5Sp02uX0
あだ名がミミズという、小学校4年になる少年がいた。
あだ名の由来は彼の名前にもあったが、性格にも関係していて、引っ込み思案で弱弱しい少年だった。
風貌も薄茶色のTシャツの日が多く、目は重々しい二重で少しギョロ目の細顔。
春に転校してきて、早速他の男友達になじられる存在になる。
別に嫌われていたわけではない。

そんな彼を、人一倍なじっているのが僕だった。
その頃の僕は、いい意味で素直な性格、悪く考えるとわがままな性格だった。
とりあえず自分が一番という・・・大人になって考えるといやなガキ。
僕のような性格のやつとミミズが仲良くなるなんて、誰が想像できただろう?
周りには友達はいたし、別にミミズと二人で遊ぶ必要もなかった。
でも僕は、なんとなくミミズが気に入っていた。
子供の時、僕と似たような性格をしていた人にはわかってもらえるだろうか・・・
丁度いい子分になるような、決して対等ではない友達。

よく話すきっかけになったのは、やはり共通の趣味、ガチャガチャ集めだろうか。
とある漫画関連のガチャガチャだったわけだけど、少しマイナーで、話が通じたのはミミズが初めてだったわけです。

こうして日々半分は他の友達と、半分はミミズと遊ぶようになった。
ミミズと遊ぶというと、僕が勝手に提案したガチャガチャ競争が主。
どっちが先にシリーズを集められるか・・・とかいいつつ、本当に嫌なガキの僕は、
平気でミミズから欲しいガチャガチャを横取りしていた。
ミミズは困惑した表情をすると、苦笑いでそれを容認してくれた。
僕はいろいろと彼にわがままを突き通して平気でいたのも、
実は”遊んでやってる”という気持ちをもっていたからだ。

798 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 13:26:49 ID:m5Sp02uX0
ミミズは自分から人の輪に入るのが苦手で、こっちから話しかけないと来ないから、
しばしば一人になることが多かった。
ミミズ自身も、別に1人でもよさそうだったけど・・・

えらそうな僕は、もらうだけじゃ悪いからと、はずれのガチャガチャをミミズに押し付けたりもした。
ミミズは目をキョロリと動かして、「ありがとう」ともらってくれる。満足する僕・・・

僕「僕そろそろ家戻る」
他の友達「え?もう?」
僕「うん。ミミズが僕んちくる約束なんだ」
他「お前ほんとにミミズと仲よしだなーあいつ話しかけても、ギョロギョロしててよくわかんないよな」
僕「ミミズとは***(漫画のタイトル)の話ができるからさ」

夕方になって空が赤くなる頃、玄関に戻るとミミズが待っていた。

部屋で話しているとき(僕がほとんど一方的に話してた)、
なかなかでてこないガチャガチャの話をしていると、珍しくミミズが顔をあげて話し始めた。
「僕の兄ちゃん・・・それもってんだ」
「え!兄ちゃんも集めてるんだ!」
「うん・・・今は受験のために集めるのやめてるけど・・・かざってある。2個」
「!!」
興奮した僕は早速催促を始めた。
「2個あるなら1個もらってこいよ!」
いつにもまして困惑したミミズだったが、僕は無理やりまるめこねて彼を説得し、
「じゃあ聞いてみる」といわせることに成功した。

800 :797:2008/08/23(土) 13:28:30 ID:m5Sp02uX0
次の日、見事にミミズは幻のガチャガチャをゲットしてきた。
乱舞してる僕を見てミミズも満足してるようだったが、急にまた目をギョロッとさせて、
「実は・・・兄ちゃん昨日、友達の家に泊まって帰ってこなくて・・・勝手に持ち出したから・・その・・・」
自分でも何をいっていいかわからないようだったし、僕もそっか正式に持ち出したわけじゃないのか・・・と、
少し後ろめたさを感じたが、すべてはミミズとミミズ兄の間のことであって僕には関係ないとして、
ただただガチャガチャをゲットしたことを喜ぶことにした。

1週間かしたか、ある日のこと。すごく暑い日だった。
セミがうるさく鳴き始め、僕もイライラしていた。
僕はセミの鳴き声は正直好きじゃなかったし、その後の人生でも好きになることはなかった。
忘れられない1日の始まり。

801 :797:2008/08/23(土) 13:30:16 ID:m5Sp02uX0
教室に入って席にドスンと座ると、ミミズが自分の席から立ち上がり、珍しく僕のほうに自ら近づいてきた。
「おはよ・・」言いかけたときに、ミミズの顔が蒼白になのに気がついた。
「○○くん・・・あのさ・・・兄ちゃんが気づいてさ・・・」
「2個あるなら1個くらいくれてもいいじゃん・・・っていっといてよ」
いつにもなく強気で無礼な僕。どうしてもそのガチャガチャを手放したくなかった。
「いや・・・それが・・・1個しかなくなっちゃって・・その・・・」
「え?1個?2個あったんじゃないの?」

ごにょごにょ言うミミズからの説明を、なんとか僕は理解した。
この間、ミミズ兄がいない間にガラスケースからとったガチャガチャは、僕用の1個ではなく2個だった。
ミミズも、そのガチャガチャの中身をよくみたかったらしい。
しかし、ミミズはそれをなくしてしまった。
なくしたのは、なんとも早い次の日のことだった。
ミミズ兄はしばらく気づいていなかったが、昨日ついに気づいてしまったらしくカンカンだという。
なくしたことは告げてないものの、とりあえず1個返せば機嫌を直してくれるはずだとのこと。

ただガチャガチャを返せばいい・・・なのに・・・僕はどうしてもどうしても、それを手放したくなかった。
もとはといえば、ミミズ兄のものであるにもかかわらず。
僕は意味不明な理屈を重ねて断固拒否の姿勢をとった。ミミズはもう泣いてる。
ギョロ目が潤んで、ひどく気の毒な顔になっていたのに・・・
「僕はお前にもらったんだぞ!お前の兄貴にもらったわけじゃないし!
 なんでお前の兄貴に返さなきゃいえないんだよ!」
「おねがいだよぉ~・・・兄ちゃんイライラしてて・・・すごく怒られる・・・」
「しらねーよ!あー・・だったらだせばいいじゃん。ガチャガチャいって」
「むりだよぉ・・・そんなことわかってるくせに!」
キッとミミズが僕の顔をにらみつけた。
初めてミミズのこんな顔を見た・・ミミズのくせになんなんだよ・・・
僕は顔をそむけて知らないふりをした。

しばらくミミズは、僕の隣でたっていたようだが、
先生が入ってきて目線を戻すと、ミミズは窓際に席に戻っていっていた。
「・・しらねーよ・・ほんと・・・」
あの、ミミズが僕を睨みつけた目が・・・それが僕が見たミミズの最後の目。そして顔。

802 :797:2008/08/23(土) 13:32:03 ID:m5Sp02uX0
朝あんなに晴れていたのに、ものすごい夕立がきて、車がスリップしミミズに激突した。即死だった。
ガチャガチャのある店の前で・・・

僕に、初めてとてつもない罪悪感がのしかかってきた。
葬式の時にもまともに写真を見ることができず、ひたすら心のうちで謝るばかり・・・ 
勘違いでもなんでもない。
あの日僕が返さなかったから、ミミズは店のガチャガチャをやりにいったんだ。わらにもすがる思いで!
そのときはねられたんだ!それでしんだんだ!!
ミミズが死んだ!!!僕のせいで・・・?

初めてづくしの一日だった・・・
初めて自分の行動を恥ずかしく思ったし、初めて自分の性格というものを考えた。
そして何より、初めてミミズの立場になってみたのだ。
ミミズはなんであんなに、僕のわがままを許してこれたんだろう・・・
僕はあんなことされたら絶対怒るのに、蹴りいれてるのに。
いらないガチャガチャなんて渡されても困るだけだし、ずっと馬鹿にされたら・・・

自己嫌悪になりながら寝床について、その日は電気を消した。

803 :797:2008/08/23(土) 13:34:47 ID:m5Sp02uX0
暗闇の中にガチャ玉が浮かんでた。中にはあの幻の怪獣が入ってる。ミミズの兄貴の・・・でも今は僕のだ!
中の怪獣が叫び始めた。
小さい目のはずなのに、なんだか大きく見えてきた。
おかしい。こいつに黒目はないはずなのに・・・  
キョロリと僕を睨んだのはミミズの目。
「まっくらだ!ここはまっくらだよぉ!」

青ざめて目覚めると、すぐ横からコツリと音がして、ガチャポンが落ちた。
夢の中のガチャポン・・・ミミズから僕が奪った・・・!
僕は幽霊はいると信じていたから、この偶然が偶然に思えなかった。

それから5日間ほど僕は似たような夢を見続け、ミミズがすぐそばで睨みつけている感覚がどうしてもとれず、
日に日に食欲がなくなっていった。
家族はもちろん僕の周囲の人たちも、僕の異変には気づいていたようだが、
大切な友達が亡くなったショックだろう、と思って当然だった。

「・・・悪かったよ・・・許して・・・!」
何をすれば許されるのか考え続けていた。
そしてふと気づいた。というか、なんでそれまで気づかなかったのか。
夢の中でもガチャガチャがでてきてたじゃないか・・・
もしかして返せば、ミミズも無事成仏してくれるんじゃないだろうか・・・と。
そんなことで許されるもんなのか・・・
でもとりあえず、これはもともと僕のものじゃないんだ。返さなきゃいけないんだ。

804 :797:2008/08/23(土) 13:36:49 ID:m5Sp02uX0
ミミズの家に呼びかけると、ミミズ兄だろう人がでてきた。
意外とミミズには似てない目をしていたが、表情をギョッとさせた。
というのも、僕の顔が相当やつれていたらしい・・・。
「僕××(ミミズの名前)くんの友達です。それで・・・これ・・・」
「・・・あ、これか。あいつ・・・君に渡してたんだね」
「はい・・・あの、お返しします」
「いいよ。あげるよ。最後に君にわたしたんだろ?」
「返します。お願いです・・・お願いだから」
泣き崩れてしまった。
もう子供の僕には限界で、全て話してしまいたくなって、ミミズ兄に夢のことなど全て話してしまった。
ミミズ兄は長い間黙っていた。

「そうか・・・そんな夢を見ちゃったんだね。怖かっただろ」
「・・・当たり前なんです。あいつにひどいこと沢山したし・・・!」
「でもさ、○○くん。あいつは、そんなたたるような性格してないよ」
「・・・」
ああ確かに、ミミズが人を恨んでたたるような性格には見えなかった。
「きっと夢とか××の気配とかもさ、○○くんが自分を責めるから、見えたり感じたりするんじゃないかな」
「・・・でも・・・」
「・・・それに実をいうと、あんまり人には言ってないんだけど、君には特別に教えてあげるけどね」
「はい・・・?」
ミミズ兄は声を潜めて話し始めた。
「俺霊感あるんだ。親にも内緒にしてるんだけどね。今君の周りにはなんにもいないよ。もちろん××も」
「ほんとに?」
「本当さ。いいか、結構幽霊とかって、人の勘違いが大半なんだよ。
 君は反省してるんなら、それでいいじゃん。な!」
僕は単純だったこともあって、
霊感があるという人が『僕の周りに何もついていない』というその言葉だけで、スーっと肩が軽くなっていった。

それからの2、3日して、僕はすっかり元通りになっていた。
好き放題に遊びまわり、食べまくりもした。
変わったといえば、少し前よりは思いやりという心が増えたはず。

805 :797:2008/08/23(土) 13:38:25 ID:m5Sp02uX0
あれは何日後のことだったか。暑い晴れた日の放課後、みんなで野原に囲まれた土の上でサッカーをしていた。
ミミズのことなど皆忘れていた。
僕も正直、もう切り替えていた。これからは皆にあんなわがままはしない!

ボールが僕の頭上を大きく飛んでいった。
「とってくる!」
野原をかきわけていくと、最近は遊びに使わなくなった小川が見えてきた。
思えばその頃から川が汚くなり始めていて、皆臭いといって近づかなかったのだ。
ボールは川の一歩手前で止まっていた。
ボールを手にとると、自然と濁った水面の中にあるゴロゴロしたものが目に付いた。
大量のガチャガチャ・・・
僕らが集めてたシリーズの人気のないやつ。僕がミミズに押し付けた・・・

後ろに冷たい気配と冷たい感触が襲ってきて、振り向こうとした時、
されるがままに、僕は川の中に突き落とされた。
川はあんなに日が照っていたのに、ひどく冷たかった。
だがそれ以上に、足元に激痛が走る。そのとき、僕の足にひびが入ったらしい。
思ったよりも小川は深くて、仰向けにのんびりしていたら溺れてしまうから、必死で身をおこしていたが、
冷たいし痛いし、でも足が痛くて起き上がれなくて、だんだん感覚がなくなっていった。
このままじゃ死んじゃう!
「だっ誰かー!!たすけてー!」

813 :797:2008/08/23(土) 15:54:00 ID:Zd/SYbRu0
野原にはミミズが立っていた。僕の体温はさらに下がっていった。
なんだ?これも幻覚なのか?幻覚だから、ミミズの髪がそよ風になびかないのか・・・
ふと僕は、『僕はここにきちゃいけなかった』と悟った。
ここはミミズの秘密の場所だったんだ・・・
なぜか頭の悪い僕にもわかった。目の前に立っている無表情のミミズの気持ちがよくわかる気がした。
背中を押したのはきっとミミズだったんだろうけど、そのときは必死だった。
「助けて!たすけて・・・足が動かない・・・このままじゃしぬ!」
ミミズなら助けてくれるだろ・・・
いつもよくみたミミズの顔だ。困ってるけど笑ってる顔。
ギョロ目を細くさせて・・・今ではその目から涙をしたたらせて・・・
「ぼくはそんないいやつじゃないよ・・・」
ハハハハハとミミズが笑う途中で、僕の意識は途切れた。

814 :797:2008/08/23(土) 15:55:57 ID:Zd/SYbRu0
病院で母に、あのガチャガチャをミミズ兄に渡してもらうよう頼んだ。断れても絶対に渡すようにと。
それからは夢の中でも現実でも、彼に会うことはなかった。
あれからミミズ兄とも会ってないが、
思うに、霊感があるといったのは、僕を落ち着かせるためについた嘘だったんだろうと思う。
ミミズはやっぱり、あのガチャガチャを返して欲しかったんだ。

あれから僕はだいぶ考え方がかわった。まあ、まともな考えをするようになっただけ。
その後もミミズのような人間に会うが、なんでもなさそうな顔をしている彼らも、恨むということを知っている。
決して許してくれてるわけではないのだと。
僕自身も天狗にならないように気をつけている。

こうして日々半分は他の友達と、半分はミミズと遊ぶようになった。
ミミズと遊ぶというと、僕が勝手に提案したガチャガチャ競争が主。
どっちが先にシリーズを集められるか・・・とかいいつつ、本当に嫌なガキの僕は、
平気でミミズから欲しいガチャガチャを横取りしていた。
ミミズは困惑した表情をすると、苦笑いでそれを容認してくれた。
僕はいろいろと彼にわがままを突き通して平気でいたのも、
実は”遊んでやってる”という気持ちをもっていたからだ。

798 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 13:26:49 ID:m5Sp02uX0
ミミズは自分から人の輪に入るのが苦手で、こっちから話しかけないと来ないから、
しばしば一人になることが多かった。
ミミズ自身も、別に1人でもよさそうだったけど・・・

えらそうな僕は、もらうだけじゃ悪いからと、はずれのガチャガチャをミミズに押し付けたりもした。
ミミズは目をキョロリと動かして、「ありがとう」ともらってくれる。満足する僕・・・

僕「僕そろそろ家戻る」
他の友達「え?もう?」
僕「うん。ミミズが僕んちくる約束なんだ」
他「お前ほんとにミミズと仲よしだなーあいつ話しかけても、ギョロギョロしててよくわかんないよな」
僕「ミミズとは***(漫画のタイトル)の話ができるからさ」

夕方になって空が赤くなる頃、玄関に戻るとミミズが待っていた。

部屋で話しているとき(僕がほとんど一方的に話してた)、
なかなかでてこないガチャガチャの話をしていると、珍しくミミズが顔をあげて話し始めた。
「僕の兄ちゃん・・・それもってんだ」
「え!兄ちゃんも集めてるんだ!」
「うん・・・今は受験のために集めるのやめてるけど・・・かざってある。2個」
「!!」
興奮した僕は早速催促を始めた。
「2個あるなら1個もらってこいよ!」
いつにもまして困惑したミミズだったが、僕は無理やりまるめこねて彼を説得し、
「じゃあ聞いてみる」といわせることに成功した。

800 :797:2008/08/23(土) 13:28:30 ID:m5Sp02uX0
次の日、見事にミミズは幻のガチャガチャをゲットしてきた。
乱舞してる僕を見てミミズも満足してるようだったが、急にまた目をギョロッとさせて、
「実は・・・兄ちゃん昨日、友達の家に泊まって帰ってこなくて・・・勝手に持ち出したから・・その・・・」
自分でも何をいっていいかわからないようだったし、僕もそっか正式に持ち出したわけじゃないのか・・・と、
少し後ろめたさを感じたが、すべてはミミズとミミズ兄の間のことであって僕には関係ないとして、
ただただガチャガチャをゲットしたことを喜ぶことにした。

1週間かしたか、ある日のこと。すごく暑い日だった。
セミがうるさく鳴き始め、僕もイライラしていた。
僕はセミの鳴き声は正直好きじゃなかったし、その後の人生でも好きになることはなかった。
忘れられない1日の始まり。

801 :797:2008/08/23(土) 13:30:16 ID:m5Sp02uX0
教室に入って席にドスンと座ると、ミミズが自分の席から立ち上がり、珍しく僕のほうに自ら近づいてきた。
「おはよ・・」言いかけたときに、ミミズの顔が蒼白になのに気がついた。
「○○くん・・・あのさ・・・兄ちゃんが気づいてさ・・・」
「2個あるなら1個くらいくれてもいいじゃん・・・っていっといてよ」
いつにもなく強気で無礼な僕。どうしてもそのガチャガチャを手放したくなかった。
「いや・・・それが・・・1個しかなくなっちゃって・・その・・・」
「え?1個?2個あったんじゃないの?」

ごにょごにょ言うミミズからの説明を、なんとか僕は理解した。
この間、ミミズ兄がいない間にガラスケースからとったガチャガチャは、僕用の1個ではなく2個だった。
ミミズも、そのガチャガチャの中身をよくみたかったらしい。
しかし、ミミズはそれをなくしてしまった。
なくしたのは、なんとも早い次の日のことだった。
ミミズ兄はしばらく気づいていなかったが、昨日ついに気づいてしまったらしくカンカンだという。
なくしたことは告げてないものの、とりあえず1個返せば機嫌を直してくれるはずだとのこと。

ただガチャガチャを返せばいい・・・なのに・・・僕はどうしてもどうしても、それを手放したくなかった。
もとはといえば、ミミズ兄のものであるにもかかわらず。
僕は意味不明な理屈を重ねて断固拒否の姿勢をとった。ミミズはもう泣いてる。
ギョロ目が潤んで、ひどく気の毒な顔になっていたのに・・・
「僕はお前にもらったんだぞ!お前の兄貴にもらったわけじゃないし!
 なんでお前の兄貴に返さなきゃいえないんだよ!」
「おねがいだよぉ~・・・兄ちゃんイライラしてて・・・すごく怒られる・・・」
「しらねーよ!あー・・だったらだせばいいじゃん。ガチャガチャいって」
「むりだよぉ・・・そんなことわかってるくせに!」
キッとミミズが僕の顔をにらみつけた。
初めてミミズのこんな顔を見た・・ミミズのくせになんなんだよ・・・
僕は顔をそむけて知らないふりをした。

しばらくミミズは、僕の隣でたっていたようだが、
先生が入ってきて目線を戻すと、ミミズは窓際に席に戻っていっていた。
「・・しらねーよ・・ほんと・・・」
あの、ミミズが僕を睨みつけた目が・・・それが僕が見たミミズの最後の目。そして顔。

802 :797:2008/08/23(土) 13:32:03 ID:m5Sp02uX0
朝あんなに晴れていたのに、ものすごい夕立がきて、車がスリップしミミズに激突した。即死だった。
ガチャガチャのある店の前で・・・

僕に、初めてとてつもない罪悪感がのしかかってきた。
葬式の時にもまともに写真を見ることができず、ひたすら心のうちで謝るばかり・・・ 
勘違いでもなんでもない。
あの日僕が返さなかったから、ミミズは店のガチャガチャをやりにいったんだ。わらにもすがる思いで!
そのときはねられたんだ!それでしんだんだ!!
ミミズが死んだ!!!僕のせいで・・・?

初めてづくしの一日だった・・・
初めて自分の行動を恥ずかしく思ったし、初めて自分の性格というものを考えた。
そして何より、初めてミミズの立場になってみたのだ。
ミミズはなんであんなに、僕のわがままを許してこれたんだろう・・・
僕はあんなことされたら絶対怒るのに、蹴りいれてるのに。
いらないガチャガチャなんて渡されても困るだけだし、ずっと馬鹿にされたら・・・

自己嫌悪になりながら寝床について、その日は電気を消した。

803 :797:2008/08/23(土) 13:34:47 ID:m5Sp02uX0
暗闇の中にガチャ玉が浮かんでた。中にはあの幻の怪獣が入ってる。ミミズの兄貴の・・・でも今は僕のだ!
中の怪獣が叫び始めた。
小さい目のはずなのに、なんだか大きく見えてきた。
おかしい。こいつに黒目はないはずなのに・・・  
キョロリと僕を睨んだのはミミズの目。
「まっくらだ!ここはまっくらだよぉ!」

青ざめて目覚めると、すぐ横からコツリと音がして、ガチャポンが落ちた。
夢の中のガチャポン・・・ミミズから僕が奪った・・・!
僕は幽霊はいると信じていたから、この偶然が偶然に思えなかった。

それから5日間ほど僕は似たような夢を見続け、ミミズがすぐそばで睨みつけている感覚がどうしてもとれず、
日に日に食欲がなくなっていった。
家族はもちろん僕の周囲の人たちも、僕の異変には気づいていたようだが、
大切な友達が亡くなったショックだろう、と思って当然だった。

「・・・悪かったよ・・・許して・・・!」
何をすれば許されるのか考え続けていた。
そしてふと気づいた。というか、なんでそれまで気づかなかったのか。
夢の中でもガチャガチャがでてきてたじゃないか・・・
もしかして返せば、ミミズも無事成仏してくれるんじゃないだろうか・・・と。
そんなことで許されるもんなのか・・・
でもとりあえず、これはもともと僕のものじゃないんだ。返さなきゃいけないんだ。

804 :797:2008/08/23(土) 13:36:49 ID:m5Sp02uX0
ミミズの家に呼びかけると、ミミズ兄だろう人がでてきた。
意外とミミズには似てない目をしていたが、表情をギョッとさせた。
というのも、僕の顔が相当やつれていたらしい・・・。
「僕××(ミミズの名前)くんの友達です。それで・・・これ・・・」
「・・・あ、これか。あいつ・・・君に渡してたんだね」
「はい・・・あの、お返しします」
「いいよ。あげるよ。最後に君にわたしたんだろ?」
「返します。お願いです・・・お願いだから」
泣き崩れてしまった。
もう子供の僕には限界で、全て話してしまいたくなって、ミミズ兄に夢のことなど全て話してしまった。
ミミズ兄は長い間黙っていた。

「そうか・・・そんな夢を見ちゃったんだね。怖かっただろ」
「・・・当たり前なんです。あいつにひどいこと沢山したし・・・!」
「でもさ、○○くん。あいつは、そんなたたるような性格してないよ」
「・・・」
ああ確かに、ミミズが人を恨んでたたるような性格には見えなかった。
「きっと夢とか××の気配とかもさ、○○くんが自分を責めるから、見えたり感じたりするんじゃないかな」
「・・・でも・・・」
「・・・それに実をいうと、あんまり人には言ってないんだけど、君には特別に教えてあげるけどね」
「はい・・・?」
ミミズ兄は声を潜めて話し始めた。
「俺霊感あるんだ。親にも内緒にしてるんだけどね。今君の周りにはなんにもいないよ。もちろん××も」
「ほんとに?」
「本当さ。いいか、結構幽霊とかって、人の勘違いが大半なんだよ。
 君は反省してるんなら、それでいいじゃん。な!」
僕は単純だったこともあって、
霊感があるという人が『僕の周りに何もついていない』というその言葉だけで、スーっと肩が軽くなっていった。

それからの2、3日して、僕はすっかり元通りになっていた。
好き放題に遊びまわり、食べまくりもした。
変わったといえば、少し前よりは思いやりという心が増えたはず。

805 :797:2008/08/23(土) 13:38:25 ID:m5Sp02uX0
あれは何日後のことだったか。暑い晴れた日の放課後、みんなで野原に囲まれた土の上でサッカーをしていた。
ミミズのことなど皆忘れていた。
僕も正直、もう切り替えていた。これからは皆にあんなわがままはしない!

ボールが僕の頭上を大きく飛んでいった。
「とってくる!」
野原をかきわけていくと、最近は遊びに使わなくなった小川が見えてきた。
思えばその頃から川が汚くなり始めていて、皆臭いといって近づかなかったのだ。
ボールは川の一歩手前で止まっていた。
ボールを手にとると、自然と濁った水面の中にあるゴロゴロしたものが目に付いた。
大量のガチャガチャ・・・
僕らが集めてたシリーズの人気のないやつ。僕がミミズに押し付けた・・・

後ろに冷たい気配と冷たい感触が襲ってきて、振り向こうとした時、
されるがままに、僕は川の中に突き落とされた。
川はあんなに日が照っていたのに、ひどく冷たかった。
だがそれ以上に、足元に激痛が走る。そのとき、僕の足にひびが入ったらしい。
思ったよりも小川は深くて、仰向けにのんびりしていたら溺れてしまうから、必死で身をおこしていたが、
冷たいし痛いし、でも足が痛くて起き上がれなくて、だんだん感覚がなくなっていった。
このままじゃ死んじゃう!
「だっ誰かー!!たすけてー!」

813 :797:2008/08/23(土) 15:54:00 ID:Zd/SYbRu0
野原にはミミズが立っていた。僕の体温はさらに下がっていった。
なんだ?これも幻覚なのか?幻覚だから、ミミズの髪がそよ風になびかないのか・・・
ふと僕は、『僕はここにきちゃいけなかった』と悟った。
ここはミミズの秘密の場所だったんだ・・・
なぜか頭の悪い僕にもわかった。目の前に立っている無表情のミミズの気持ちがよくわかる気がした。
背中を押したのはきっとミミズだったんだろうけど、そのときは必死だった。
「助けて!たすけて・・・足が動かない・・・このままじゃしぬ!」
ミミズなら助けてくれるだろ・・・
いつもよくみたミミズの顔だ。困ってるけど笑ってる顔。
ギョロ目を細くさせて・・・今ではその目から涙をしたたらせて・・・
「ぼくはそんないいやつじゃないよ・・・」
ハハハハハとミミズが笑う途中で、僕の意識は途切れた。

814 :797:2008/08/23(土) 15:55:57 ID:Zd/SYbRu0
病院で母に、あのガチャガチャをミミズ兄に渡してもらうよう頼んだ。断れても絶対に渡すようにと。
それからは夢の中でも現実でも、彼に会うことはなかった。
あれからミミズ兄とも会ってないが、
思うに、霊感があるといったのは、僕を落ち着かせるためについた嘘だったんだろうと思う。
ミミズはやっぱり、あのガチャガチャを返して欲しかったんだ。

あれから僕はだいぶ考え方がかわった。まあ、まともな考えをするようになっただけ。
その後もミミズのような人間に会うが、なんでもなさそうな顔をしている彼らも、恨むということを知っている。
決して許してくれてるわけではないのだと。
僕自身も天狗にならないように気をつけている。