【刀剣乱舞】こんのすけって普段本丸では何してんだろ|ブログインデックス

【刀剣乱舞】こんのすけって普段本丸では何してんだろ|ブログインデックス|画像ID:20

847: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:51:53 ID:38WN2qH910
庭に子猫が2匹居着いてしまった
そういや本丸って隔絶空間かと思ったけど鳥なんかは多分出入りしてるよね
画集で鶯にじゃれてた猫も勝手に住み着いた猫かな
警備ガバガバじゃないのか

848: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:52:55 ID:gowIucbOX1
>>847
審神者の精神安定の為じゃね?

858: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:56:57 ID:38WN2qH910
>>848
つまりこんのすけは精神安定効果は政府に全く期待されてないと
何のためのケモフォルム
それならヒトガタで鍛刀とか手入れ一枠分やってくれ

860: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:57:39 ID:gowIucbOX1
>>858
だって初めがはじめだし、審神者によってはおもくそ苦手じゃねこんのすけ

849: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:53:53 ID:yDzcga32G4
>>847
悪意のあるものは結界で弾かれるようになってるシステムがあるとか?

850: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:54:35 ID:9PVjOBiuh5
>>849
中にあるものが悪意を持ち出したらどうなるんだろう……

851: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:14 ID:yDzcga32G4
>>850
ヒッ…

852: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:29 ID:lNpBh4AAo7
>>850
浄化or強制退去のお好きな方を設定いただけます
とか?

853: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:43 ID:TnIdrGJCr8
>>850
ゴリラが短刀prprとか思ったら本丸から弾き飛ばされるんですか?
ありそう

854: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:45 ID:Bcqa1qT8Y9
>>847
蜻蛉切「何やつ!うっ、子猫が・・・駄目だ拒みきれん!なんという強敵!!」
猫「にゃ~」

855: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:56:00 ID:jdSdH7m4E10
>>854
きゃわわ

857: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:56:39 ID:jpbVKbGW811
>>847
本丸自体通常の世界と隔離されたような場所にあるのを想像している
あの世とこの世の境目みたいな
だから本丸に入ってくる動物はもうすでにこの世にいない的な感じ

859: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:57:39 ID:9PVjOBiuh5
>>857
なるへそ、死んでも馬鹿は治らんみたいに死後もそれが悪なら悪のまま、善というか悪意がなければ悪意のないままってか

861: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:58:28 ID:hsGutuEy313
>>847
さにわが拾ってきたか情操教育のために政府がくれたかのイメージだなー

863: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:02:05 ID:4XQbbklMF14
こんのすけの急なキャラ変は元々機械的な存在だったのが審神者の霊力?的な何かに当てられて急スピードで自我が宿ったからだと思ってる

864: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:03:19 ID:gowIucbOX1
>>863
審神者の欲望的な影響強くね?と思った。
主に食欲にいってるけど

869: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:07:08 ID:jHKNgUiab16
>>863
こんのすけ管狐だからね
管狐は道具として使われる怪異だから個の自我が薄いのは仕方ないと思う
それが単体で本丸に放られた後他者と触れ合って自我が芽生え始めたのかと思ってた

目覚めたきっかけは食欲かもそれないけど

865: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:04:49 ID:Bcqa1qT8Y9
でもこんのすけの比較的好きにやらせてくれる所は好き
あれしろこれしろって言われるのは何か萎える

867: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:06:01 ID:9PVjOBiuh5
>>865
というより政府があれしろこれしろって言わんからな
洗浄が開かれた時ぐらい討伐しろよ!って感じだけど基本的放置、だからこそ好きだ

868: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:06:11 ID:gowIucbOX1
>>865
分かる。やられると飽きる。

877: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:12:04 ID:Bcqa1qT8Y9
こんのすけって普段本丸では何してんだろ

879: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:12:31 ID:Sij5OWZep21
>>877
油揚げはぐー△してる

880: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:13:20 ID:gowIucbOX1
>>877
審神者と刀剣男士の様子見じゃね?
なんか困ってることないかとか

881: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:13:55 ID:V4TIX6lvl23
>>877
昼寝してそうなイメージが

885: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:15:27 ID:38WN2qH910
>>877
任務終了したら光る
(兄者とかの任務終了台詞)

886: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:16:34 ID:UZaYwejZy25
>>877
管狐なら
管の中で待機じゃないか?
あれの入る管が想像できないけど…

889: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:17:37 ID:ZX45Wylv126
>>886
排水溝とか?(適当)

ごめんこんちゃん私は好きだよ

887: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:16:48 ID:I5Dv8tkA127
>>877
大豆畑のみまわりで大活躍生存上がりまくり
ずんだ枝豆組と攻防を繰り広げてる

きっとそのせいで畑担当男士の生存が上がらない

847: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:51:53 ID:38WN2qH910
庭に子猫が2匹居着いてしまった
そういや本丸って隔絶空間かと思ったけど鳥なんかは多分出入りしてるよね
画集で鶯にじゃれてた猫も勝手に住み着いた猫かな
警備ガバガバじゃないのか

848: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:52:55 ID:gowIucbOX1
>>847
審神者の精神安定の為じゃね?

858: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:56:57 ID:38WN2qH910
>>848
つまりこんのすけは精神安定効果は政府に全く期待されてないと
何のためのケモフォルム
それならヒトガタで鍛刀とか手入れ一枠分やってくれ

860: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:57:39 ID:gowIucbOX1
>>858
だって初めがはじめだし、審神者によってはおもくそ苦手じゃねこんのすけ

849: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:53:53 ID:yDzcga32G4
>>847
悪意のあるものは結界で弾かれるようになってるシステムがあるとか?

850: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:54:35 ID:9PVjOBiuh5
>>849
中にあるものが悪意を持ち出したらどうなるんだろう……

851: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:14 ID:yDzcga32G4
>>850
ヒッ…

852: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:29 ID:lNpBh4AAo7
>>850
浄化or強制退去のお好きな方を設定いただけます
とか?

853: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:43 ID:TnIdrGJCr8
>>850
ゴリラが短刀prprとか思ったら本丸から弾き飛ばされるんですか?
ありそう

854: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:55:45 ID:Bcqa1qT8Y9
>>847
蜻蛉切「何やつ!うっ、子猫が・・・駄目だ拒みきれん!なんという強敵!!」
猫「にゃ~」

855: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:56:00 ID:jdSdH7m4E10
>>854
きゃわわ

857: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:56:39 ID:jpbVKbGW811
>>847
本丸自体通常の世界と隔離されたような場所にあるのを想像している
あの世とこの世の境目みたいな
だから本丸に入ってくる動物はもうすでにこの世にいない的な感じ

859: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:57:39 ID:9PVjOBiuh5
>>857
なるへそ、死んでも馬鹿は治らんみたいに死後もそれが悪なら悪のまま、善というか悪意がなければ悪意のないままってか

861: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)11:58:28 ID:hsGutuEy313
>>847
さにわが拾ってきたか情操教育のために政府がくれたかのイメージだなー

863: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:02:05 ID:4XQbbklMF14
こんのすけの急なキャラ変は元々機械的な存在だったのが審神者の霊力?的な何かに当てられて急スピードで自我が宿ったからだと思ってる

864: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:03:19 ID:gowIucbOX1
>>863
審神者の欲望的な影響強くね?と思った。
主に食欲にいってるけど

869: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:07:08 ID:jHKNgUiab16
>>863
こんのすけ管狐だからね
管狐は道具として使われる怪異だから個の自我が薄いのは仕方ないと思う
それが単体で本丸に放られた後他者と触れ合って自我が芽生え始めたのかと思ってた

目覚めたきっかけは食欲かもそれないけど

865: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:04:49 ID:Bcqa1qT8Y9
でもこんのすけの比較的好きにやらせてくれる所は好き
あれしろこれしろって言われるのは何か萎える

867: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:06:01 ID:9PVjOBiuh5
>>865
というより政府があれしろこれしろって言わんからな
洗浄が開かれた時ぐらい討伐しろよ!って感じだけど基本的放置、だからこそ好きだ

868: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:06:11 ID:gowIucbOX1
>>865
分かる。やられると飽きる。

877: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:12:04 ID:Bcqa1qT8Y9
こんのすけって普段本丸では何してんだろ

879: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:12:31 ID:Sij5OWZep21
>>877
油揚げはぐー△してる

880: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:13:20 ID:gowIucbOX1
>>877
審神者と刀剣男士の様子見じゃね?
なんか困ってることないかとか

881: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:13:55 ID:V4TIX6lvl23
>>877
昼寝してそうなイメージが

885: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:15:27 ID:38WN2qH910
>>877
任務終了したら光る
(兄者とかの任務終了台詞)

886: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:16:34 ID:UZaYwejZy25
>>877
管狐なら
管の中で待機じゃないか?
あれの入る管が想像できないけど…

889: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:17:37 ID:ZX45Wylv126
>>886
排水溝とか?(適当)

ごめんこんちゃん私は好きだよ

887: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)12:16:48 ID:I5Dv8tkA127
>>877
大豆畑のみまわりで大活躍生存上がりまくり
ずんだ枝豆組と攻防を繰り広げてる

きっとそのせいで畑担当男士の生存が上がらない

【ポケモンXY】~ですぞwwwwwwwwwwっていうポケモンの言語?がうざい|ブログインデックス

【ポケモンXY】~ですぞwwwwwwwwwwっていうポケモンの言語?がうざい|ブログインデックス|画像ID:21
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:24:42 /js/blogroll.js”>

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:25:45 ID:JKORoS7oF0
>>1はガチャピン

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:33:03 ID:LAv36bXuC1
>>1
貴殿はまだ信仰が足りてませんぞwwwwwww

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 05:12:04 ID:XDo3uXMtt2
んんwwwwwwww
>>1の身体の色は緑色ですなwwwwwwwwwwww

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:30:38 ID:uu01tRwcM3
この口調の元ネタ何?

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 06:13:59 ID:XZ11W9uat4
>>8
確か元ネタは役割論理の説明がこんな喋り方だった事からですぞwwwww

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:39:05 ID:Kv4GkCJCQ5
>>8
2chに立ったスレが元ネタだよ
vipだったか忘れたけど

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 06:23:28 ID:tYK7tYLXi6
んんwwwwwwwwwwwwwwww
このような信仰心の足りないスレタイではVIPで役割持てませんぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:36:51 ID:ywM3jqSzt7
んんwwwwwwwwwwww異教徒は導く意外ありえないwwwwwwwwwwwwwww

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:38:17 ID:SKGivTs118
ふぇぇ・・・ろんじゃはポケモンのがいあくなんだよぉ・・・

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:49:21 ID:p2eFzQErn9
導く以外ありえないwwwww

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:11:49 ID:9q9klx8Sy10
んんwww異教徒は優しく導く以外ありえないwww

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:23:30 ID:bf2zXaYuZ11
   / ̄ ̄\ ←論者
 /   _ノ  \                        ____
 |    /゚ヽ/゚ヽ                        /      \  ←異教徒
 |     (__人__) 補助技はあり得ないww     /ノ  \   u. \
  |     |’|`⌒´ノ S振りはあり得ないww   /(●)  (●)    \ ヤケモンってなんだよ
.  |.    U    } 単タイプはあり得ないwww |   (__人__)    u.   | Sなきゃ最後タイマンで不利だろ・・
.  ヽ        }                      \ u.` ⌒´      / しゃべりかたもキモいし
   ヽ     ノ                       ノ           \
   /    く

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \                          ____
 |    /゚ヽ/゚ヽ                         /      \    30分後
 |     (__人__) んんwwwwwwww         /ノ  \    \
  |     |’|`⌒´ノ                     / /゚\  /゚\    \ ああwwwwwwwwwwww
.  |.    U    }                    |   (__人__)        |
.  ヽ        }                      \  .` ⌒´|’|      /
   ヽ     ノ                       ノ     .U     \
   /    く

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:26:01 ID:7GLfnfaNK12
ロジカル語法って言うんだぜ

どのあたりがロジカルなのかさっぱりわからんけどな

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:28:11 ID:APQqtmgGK13
>>26
んんwwwwwww貴殿は信仰が足りませんぞwwwwwwwww

役割を持った通称「ヤケモン」を神のごとき理論で運用するのが論者ですぞwwwwwwwww
論者がつかう言語なのでロジカルなのは当然ですなwwwwwwwwww
紳士性とある程度の強制力をもつすばらしい語法なのですぞwwwwwwwwwwwwwww

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:27:58 ID:Krh66DUM514
ポケモン好きはキモオタが多いって勘違いされるからやめてくれよ…

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:29:05 ID:2nnm3Gb7w15
>>27
いや多いだろ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:29:33 ID:exsFfpNHp16
問題はムックと区別がつかないこと

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:32:23 ID:odlmSzTey17
100万200万も売れればキモオタの数も増えるのは当たり前ですぞwww

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:35:42 ID:APQqtmgGK13
ヤャラドスとヤュバルゴだけは我も読めませんぞwwwwwwwwwww

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:45:52 ID:OnQigwO8W19
いまだにヤャラドスが読めんのよなあ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 09:01:51 ID:prJ2JjcG820
んんwwwwwwヤャンデラも読めないですなwwwwww

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 09:16:41 ID:KTIwdy4a821
んんwwwww

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 09:34:46 ID:3pHLHNH1322
ぺゃっwwwwwwwww

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 10:35:55 ID:xTKabFDs123
「ふぇぇ…はやくおとなに なりたいよぉ…」
『んんwwwどうしてですかなwwwwww』
「はやくおとなに なりたいの」
『子供は役割もてますぞwwwwwwwwww』
「でもね なんだか なってみたいよぉ」
『んんwwwでは今度は我の夢 言いますぞwwwwwwwwww』

『もういちど子供に戻ってみたいですなwwwwwwww』
「ふぇぇ…なんで~?」
『もういちど子供に戻ってみたいですぞwwwwwwww』
「大人でいいのに…」
『一日だけでもなれませんかな?wwwwwwwwww』
「なれっこないよぉ」
『んんwwぺゃっwwwいじわるですなwwwwwwwwwww』

『昔 我がまだ子供だったころwwwwwwwwwww』
『ヤケットに入れてたたくさんの宝物wwwwwww』
『いまでもときどき顔をのぞかせるんですなwwwwww』
「ふぇぇ……それってもしかしてピカチュウ?」
『んんwwwwボカチュウはありえないwwwwヤティオスですぞwwwwww』

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 10:45:30 ID:zPsVpdUC824
>>38
これはひどい

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 10:40:14 ID:kw4EQuLJ125
論者スレは端から見てると面白いよな

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 11:16:43 ID:ymS5Url5D26
関係ない所で使ってくる奴多いよね最近
ロジカルだけに限った事じゃないけど

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1387135482

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:25:45 ID:JKORoS7oF0
>>1はガチャピン

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:33:03 ID:LAv36bXuC1
>>1
貴殿はまだ信仰が足りてませんぞwwwwwww

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 05:12:04 ID:XDo3uXMtt2
んんwwwwwwww
>>1の身体の色は緑色ですなwwwwwwwwwwww

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 04:30:38 ID:uu01tRwcM3
この口調の元ネタ何?

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 06:13:59 ID:XZ11W9uat4
>>8
確か元ネタは役割論理の説明がこんな喋り方だった事からですぞwwwww

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:39:05 ID:Kv4GkCJCQ5
>>8
2chに立ったスレが元ネタだよ
vipだったか忘れたけど

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 06:23:28 ID:tYK7tYLXi6
んんwwwwwwwwwwwwwwww
このような信仰心の足りないスレタイではVIPで役割持てませんぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:36:51 ID:ywM3jqSzt7
んんwwwwwwwwwwww異教徒は導く意外ありえないwwwwwwwwwwwwwww

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:38:17 ID:SKGivTs118
ふぇぇ・・・ろんじゃはポケモンのがいあくなんだよぉ・・・

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 07:49:21 ID:p2eFzQErn9
導く以外ありえないwwwww

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:11:49 ID:9q9klx8Sy10
んんwww異教徒は優しく導く以外ありえないwww

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:23:30 ID:bf2zXaYuZ11
   / ̄ ̄\ ←論者
 /   _ノ  \                        ____
 |    /゚ヽ/゚ヽ                        /      \  ←異教徒
 |     (__人__) 補助技はあり得ないww     /ノ  \   u. \
  |     |’|`⌒´ノ S振りはあり得ないww   /(●)  (●)    \ ヤケモンってなんだよ
.  |.    U    } 単タイプはあり得ないwww |   (__人__)    u.   | Sなきゃ最後タイマンで不利だろ・・
.  ヽ        }                      \ u.` ⌒´      / しゃべりかたもキモいし
   ヽ     ノ                       ノ           \
   /    く

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \                          ____
 |    /゚ヽ/゚ヽ                         /      \    30分後
 |     (__人__) んんwwwwwwww         /ノ  \    \
  |     |’|`⌒´ノ                     / /゚\  /゚\    \ ああwwwwwwwwwwww
.  |.    U    }                    |   (__人__)        |
.  ヽ        }                      \  .` ⌒´|’|      /
   ヽ     ノ                       ノ     .U     \
   /    く

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:26:01 ID:7GLfnfaNK12
ロジカル語法って言うんだぜ

どのあたりがロジカルなのかさっぱりわからんけどな

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:28:11 ID:APQqtmgGK13
>>26
んんwwwwwww貴殿は信仰が足りませんぞwwwwwwwww

役割を持った通称「ヤケモン」を神のごとき理論で運用するのが論者ですぞwwwwwwwww
論者がつかう言語なのでロジカルなのは当然ですなwwwwwwwwww
紳士性とある程度の強制力をもつすばらしい語法なのですぞwwwwwwwwwwwwwww

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:27:58 ID:Krh66DUM514
ポケモン好きはキモオタが多いって勘違いされるからやめてくれよ…

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:29:05 ID:2nnm3Gb7w15
>>27
いや多いだろ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:29:33 ID:exsFfpNHp16
問題はムックと区別がつかないこと

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:32:23 ID:odlmSzTey17
100万200万も売れればキモオタの数も増えるのは当たり前ですぞwww

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:35:42 ID:APQqtmgGK13
ヤャラドスとヤュバルゴだけは我も読めませんぞwwwwwwwwwww

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 08:45:52 ID:OnQigwO8W19
いまだにヤャラドスが読めんのよなあ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 09:01:51 ID:prJ2JjcG820
んんwwwwwwヤャンデラも読めないですなwwwwww

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 09:16:41 ID:KTIwdy4a821
んんwwwww

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 09:34:46 ID:3pHLHNH1322
ぺゃっwwwwwwwww

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 10:35:55 ID:xTKabFDs123
「ふぇぇ…はやくおとなに なりたいよぉ…」
『んんwwwどうしてですかなwwwwww』
「はやくおとなに なりたいの」
『子供は役割もてますぞwwwwwwwwww』
「でもね なんだか なってみたいよぉ」
『んんwwwでは今度は我の夢 言いますぞwwwwwwwwww』

『もういちど子供に戻ってみたいですなwwwwwwww』
「ふぇぇ…なんで~?」
『もういちど子供に戻ってみたいですぞwwwwwwww』
「大人でいいのに…」
『一日だけでもなれませんかな?wwwwwwwwww』
「なれっこないよぉ」
『んんwwぺゃっwwwいじわるですなwwwwwwwwwww』

『昔 我がまだ子供だったころwwwwwwwwwww』
『ヤケットに入れてたたくさんの宝物wwwwwww』
『いまでもときどき顔をのぞかせるんですなwwwwww』
「ふぇぇ……それってもしかしてピカチュウ?」
『んんwwwwボカチュウはありえないwwwwヤティオスですぞwwwwww』

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 10:45:30 ID:zPsVpdUC824
>>38
これはひどい

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 10:40:14 ID:kw4EQuLJ125
論者スレは端から見てると面白いよな

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/16 11:16:43 ID:ymS5Url5D26
関係ない所で使ってくる奴多いよね最近
ロジカルだけに限った事じゃないけど

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1387135482

壁の落書き|ブログインデックス

330 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:51:19 ID:DqOyCm7J0
このあいだちょうど小学校の同窓会があったんで、
そのときに当然のごとく話題に上がった、俺たちのあいだでは有名な事件をひとつ。

俺が通っていた小学校はちょっと変わっていて、
3階建ての校舎のうち、最上階の3階が1・2年の教室、2階が3・4年の教室で、一番下の1階が5・6年の教室になってる。
別の学校に通ってた従兄弟にこの話したらびっくりしてたんで、多分俺の学校が特殊なんだと思う。
校舎自体はコンクリート造りで、相当というほどでもないが、そこそこ年数がたってたらしく、
廊下の壁とかは薄汚れていて、汚いなと子供ながらに思ってた記憶がある。

で、6年になるまで気がつかなかったんだが、
1階の6年2組の教室の前の廊下だけ、壁が綺麗に塗りなおされてるのね。
下級生の時代に6年のフロアになんか怖くて行けないから、知らなくて当たり前なんだけども。
もともとのコンクリートの壁と似たような色のペンキ?で、
隣りの6年1組との境目から6年3組の境界まできっちりと塗られてる。
そこだけ汚れてないからすぐわかる。

ある日、その塗りなおされた壁の右下に近い部分(6年3組寄り)に、
薄ーく鉛筆で『←ココ』って書いてあるのに気がついた。
『←ココ』と指された部分を見ても、まあ何の変化もない。ただの壁だ。
その当時、学校では校舎の至るところに、
『左へ○歩進め』『真っ直ぐ○歩進め』『上を見ろ』『右を向け』
などと書いて、その通りに進んでいく、という遊びが流行っていたので、
『←ココ』もその類のものだろうと、気にも留めなかった。

331 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:52:01 ID:DqOyCm7J0
2週間くらいしてからかな、友達のY君が教室の外で俺を呼んでいる。
行ってみると、廊下の壁の『←ココ』の矢印の先に、青いシミが浮き出てたのよ。
5cmくらいの小さなシミだったけど、ちょうど矢印が指している先に出たもんだから、
俺とY君で「すげー、不思議だね」とか言ってた。

次の日、そのシミはいきなり倍くらいの大きさになってて、『←ココ』の文字の部分にまで広がってて、
もうその文字は見えなくなっていた。
その代わりに、シミの形が人間の手のように見えた。
さすがに俺たち以外の生徒もそのシミに気がついて、形が形ってこともあって、
瞬く間にクラス中に『呪いのシミ』として話題になった。

その話が先生の耳にも入ったらしく、その日の帰りのHRでは、
「何でもないただのシミだから、気にするな」と、半ば強制的に家に帰されたわけ。

その週が空けて、次の月曜に教室に行くと、
なんと、廊下の壁のシミがあった部分が丸々はがれ落ちてて、
しかもそこを中心に、上下に細い亀裂と言うかヒビが入ってんの。
俺が教室に行くとすでに廊下で数人が騒いでたので、見たらそんな状態。
朝のHRで先生が来るまでは、俺のクラスと両隣のクラスの何人かも含めて大騒ぎで、
「絶対この壁のうしろに何かあるよ」「死体が埋められてる」なんていう話にもなって、
クラスのお調子者K君が、カッターでその亀裂をガリガリやろうとしたところに、
先生がきてものすごい勢いで怒られてた。
申し訳ないけど、俺はそのとき知らない振りしてた(笑)

その昼休みに、K君が懲りもせず「朝の続きやろうぜ」と言い出した。
壁を削る続きをやろうぜ、と言うわけだ。
俺は怒られるのが怖くて「やだ」といったんだけど、K君が「ここ見ろ」と言うので見たら、
剥がれ落ちた中の壁から、色の違う部分が見えてる。
灰色の壁に、黒い太い線で横断歩道のような模様が描かれてるのが、はがれ落ちた部分から確認できた。
「これの続き見たいだろ?」
K君が言う。

332 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:52:48 ID:DqOyCm7J0
K君はカッターを持って、崩れた壁の部分をカリカリやり始めた。
面白いように塗装が剥がれていく。すると、壁の中から『組』という文字が現れた。
さっき横断歩道のように見えた模様は、「組」の右側だったわけだ。
もうこの後に何かあることは間違いない。
クラスの男子の半分近くが一緒になって、壁の塗装を崩し始めた。
コンパスの針でつついたり、定規の角で削る者、彫刻刀を持ち出す奴までいた。
ちなみに俺は、崩すのを回りから見てただけね。

大抵こういう場合、壁のうしろに死体が埋まってただの、文字がびっしり書かれてただの、
お札がいっぱい貼ってあっただのがよくあるパターンで、
俺も当時すでに、怖い話としてそういった話をいくつか知っていた。
この壁の向こうにあるものも、まさにそういうものなのか?
そのドキドキと、先生に見つかったらどうするんだと言うドキドキで、
心臓がきりきり締め上げられるような気がした。

333 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:53:38 ID:DqOyCm7J0
昼休みが半分たたないうちに、壁の塗装はあっという間に崩れた。
中から出てきたのは、お化けでもなんでもない、子供たちが描いた絵だ。
『平成2年 6年2組』と書かれてる。当時の卒業生が描いたものなんだろう。
30人くらいの男子女子の似顔絵が、集合写真のように並んで描かれている。
ただし、異様なのが、その顔一つ一つ全てが赤いペンキで『×』と塗られていたこと。
特に上の段の右から3番目の子は、×どころか完全に赤く塗りつぶされ、
その下に書いてあったはずの名前も、彫刻刀かなんかで削り取られていた。

俺たちは先生に怒られるだろうと覚悟を決めていたが、5時間目に先生が来るといきなり、
「よし、5時間目は体育館で自習だ。
 ランドセルに教科書とか全部入れて、5時間目が終わったらそのまま家に帰っていいぞ。掃除もしなくていい。
 教室に戻らずにそのまま帰れよ」
と、全く怒られなかった。

そして次の日に学校に行くと、1階の教室が全て立ち入り禁止になってた。
俺たちは急遽建てられたプレハブで、6年の残りの学校生活を送るハメになった。

この間13年ぶりに小学校の同窓会があって、当然のごとくその事件が話題に上がった。
当時の担任も来ていたので、
「先生、あの事覚えてますよね?あれはなんだったんですか?」ときいてみたが、
「いや、そんな事あったか?覚えてないなあ」とか、超すっとぼけてた。
だが、俺たちは全員あの事件を覚えている。

で、6年になるまで気がつかなかったんだが、
1階の6年2組の教室の前の廊下だけ、壁が綺麗に塗りなおされてるのね。
下級生の時代に6年のフロアになんか怖くて行けないから、知らなくて当たり前なんだけども。
もともとのコンクリートの壁と似たような色のペンキ?で、
隣りの6年1組との境目から6年3組の境界まできっちりと塗られてる。
そこだけ汚れてないからすぐわかる。

ある日、その塗りなおされた壁の右下に近い部分(6年3組寄り)に、
薄ーく鉛筆で『←ココ』って書いてあるのに気がついた。
『←ココ』と指された部分を見ても、まあ何の変化もない。ただの壁だ。
その当時、学校では校舎の至るところに、
『左へ○歩進め』『真っ直ぐ○歩進め』『上を見ろ』『右を向け』
などと書いて、その通りに進んでいく、という遊びが流行っていたので、
『←ココ』もその類のものだろうと、気にも留めなかった。

331 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:52:01 ID:DqOyCm7J0
2週間くらいしてからかな、友達のY君が教室の外で俺を呼んでいる。
行ってみると、廊下の壁の『←ココ』の矢印の先に、青いシミが浮き出てたのよ。
5cmくらいの小さなシミだったけど、ちょうど矢印が指している先に出たもんだから、
俺とY君で「すげー、不思議だね」とか言ってた。

次の日、そのシミはいきなり倍くらいの大きさになってて、『←ココ』の文字の部分にまで広がってて、
もうその文字は見えなくなっていた。
その代わりに、シミの形が人間の手のように見えた。
さすがに俺たち以外の生徒もそのシミに気がついて、形が形ってこともあって、
瞬く間にクラス中に『呪いのシミ』として話題になった。

その話が先生の耳にも入ったらしく、その日の帰りのHRでは、
「何でもないただのシミだから、気にするな」と、半ば強制的に家に帰されたわけ。

その週が空けて、次の月曜に教室に行くと、
なんと、廊下の壁のシミがあった部分が丸々はがれ落ちてて、
しかもそこを中心に、上下に細い亀裂と言うかヒビが入ってんの。
俺が教室に行くとすでに廊下で数人が騒いでたので、見たらそんな状態。
朝のHRで先生が来るまでは、俺のクラスと両隣のクラスの何人かも含めて大騒ぎで、
「絶対この壁のうしろに何かあるよ」「死体が埋められてる」なんていう話にもなって、
クラスのお調子者K君が、カッターでその亀裂をガリガリやろうとしたところに、
先生がきてものすごい勢いで怒られてた。
申し訳ないけど、俺はそのとき知らない振りしてた(笑)

その昼休みに、K君が懲りもせず「朝の続きやろうぜ」と言い出した。
壁を削る続きをやろうぜ、と言うわけだ。
俺は怒られるのが怖くて「やだ」といったんだけど、K君が「ここ見ろ」と言うので見たら、
剥がれ落ちた中の壁から、色の違う部分が見えてる。
灰色の壁に、黒い太い線で横断歩道のような模様が描かれてるのが、はがれ落ちた部分から確認できた。
「これの続き見たいだろ?」
K君が言う。

332 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:52:48 ID:DqOyCm7J0
K君はカッターを持って、崩れた壁の部分をカリカリやり始めた。
面白いように塗装が剥がれていく。すると、壁の中から『組』という文字が現れた。
さっき横断歩道のように見えた模様は、「組」の右側だったわけだ。
もうこの後に何かあることは間違いない。
クラスの男子の半分近くが一緒になって、壁の塗装を崩し始めた。
コンパスの針でつついたり、定規の角で削る者、彫刻刀を持ち出す奴までいた。
ちなみに俺は、崩すのを回りから見てただけね。

大抵こういう場合、壁のうしろに死体が埋まってただの、文字がびっしり書かれてただの、
お札がいっぱい貼ってあっただのがよくあるパターンで、
俺も当時すでに、怖い話としてそういった話をいくつか知っていた。
この壁の向こうにあるものも、まさにそういうものなのか?
そのドキドキと、先生に見つかったらどうするんだと言うドキドキで、
心臓がきりきり締め上げられるような気がした。

333 :本当にあった怖い名無し:2009/07/31(金) 15:53:38 ID:DqOyCm7J0
昼休みが半分たたないうちに、壁の塗装はあっという間に崩れた。
中から出てきたのは、お化けでもなんでもない、子供たちが描いた絵だ。
『平成2年 6年2組』と書かれてる。当時の卒業生が描いたものなんだろう。
30人くらいの男子女子の似顔絵が、集合写真のように並んで描かれている。
ただし、異様なのが、その顔一つ一つ全てが赤いペンキで『×』と塗られていたこと。
特に上の段の右から3番目の子は、×どころか完全に赤く塗りつぶされ、
その下に書いてあったはずの名前も、彫刻刀かなんかで削り取られていた。

俺たちは先生に怒られるだろうと覚悟を決めていたが、5時間目に先生が来るといきなり、
「よし、5時間目は体育館で自習だ。
 ランドセルに教科書とか全部入れて、5時間目が終わったらそのまま家に帰っていいぞ。掃除もしなくていい。
 教室に戻らずにそのまま帰れよ」
と、全く怒られなかった。

そして次の日に学校に行くと、1階の教室が全て立ち入り禁止になってた。
俺たちは急遽建てられたプレハブで、6年の残りの学校生活を送るハメになった。

この間13年ぶりに小学校の同窓会があって、当然のごとくその事件が話題に上がった。
当時の担任も来ていたので、
「先生、あの事覚えてますよね?あれはなんだったんですか?」ときいてみたが、
「いや、そんな事あったか?覚えてないなあ」とか、超すっとぼけてた。
だが、俺たちは全員あの事件を覚えている。

【ポケモンXY】りゅうせいぐんってフェアリーに無効化されてもあんま痛くないよな|ブログインデックス

【ポケモンXY】りゅうせいぐんってフェアリーに無効化されてもあんま痛くないよな|ブログインデックス|画像ID:21

946: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:40:34 ID:hIksfzroy0
りゅうせいってフェアリーに無効化されてもあんま痛くないんだよな
引くのは強制されるが確実に返しを食らうげきりんと違って非常に撃ちやすい

962: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:41:51 ID:m5ZWo2Ylk1
>>946
逆鱗も無効化されたら止まらなかったっけ?

952: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:41:14 ID:au8MAA2HF2
>>946
げきりんも返しは絶対喰らわんが

959: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:41:37 ID:BaKvcoKiS3
>>952
死に出しされた場合じゃね

977: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:43:40 ID:hIksfzroy0
>>952
言われてみればその通りじゃねえか
ふええ何言ってんだ俺ID変えてくる

し、死に出しされたら返し食らうよね!

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1387854688

946: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:40:34 ID:hIksfzroy0
りゅうせいってフェアリーに無効化されてもあんま痛くないんだよな
引くのは強制されるが確実に返しを食らうげきりんと違って非常に撃ちやすい

962: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:41:51 ID:m5ZWo2Ylk1
>>946
逆鱗も無効化されたら止まらなかったっけ?

952: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:41:14 ID:au8MAA2HF2
>>946
げきりんも返しは絶対喰らわんが

959: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:41:37 ID:BaKvcoKiS3
>>952
死に出しされた場合じゃね

977: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24 14:43:40 ID:hIksfzroy0
>>952
言われてみればその通りじゃねえか
ふええ何言ってんだ俺ID変えてくる

し、死に出しされたら返し食らうよね!

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1387854688

【ポケモンXY】ポケモンXY難易度フツーに高くね?|ブログインデックス

【ポケモンXY】ポケモンXY難易度フツーに高くね?|ブログインデックス|画像ID:1
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:29:50 /js/blogroll.js”>

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:26 ID:IZo5hnsNp0
普通にやってたら詰まない

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:32 ID:VF8HXVTZB1
レベルを上げて物理と特殊で殴れば楽勝

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:32 ID:ERaFwNtoN2
四天王とかウンカスレベルに弱い

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:33:15 ID:Hoco19lP0
>>5
でも最後のやつつよいだろ

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:36 ID:Fj6ElBzdB4
レベルとか過去最高だしな

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:46 ID:eBQePc1Gl5
お前のスタンダードなんか知らねーよ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:31:34 ID:KMiGEKr7n6
学習装置使わなければめんどくさいかも

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:32:21 ID:Hoco19lP0
チャンピンオンロード敵つえーよ
あと初見で属性よくわかんねーからそれもある
なんだよフェアリーてくそややこしいな

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:34:32 ID:vvVvGa0Qg8
>>9
鋼に悪が等倍になってるね

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:33:54 ID:v8W9byDLR9
やってないけどメガ進化は死ねばいいよ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:34:32 ID:qCuQDWJ7V10
確かに初見でタイプわかんないやつ多いな

がくしゅうそうちは便利になった

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:03 ID:JQIn8Dokn11
ここだけの話オレはズミに2回負けた
この痴れものが!

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:35 ID:andtEwf9b12
がくしゅうそうちのせいかPTのレベルが高くなりすぎて余裕だった

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:40 ID:jhjKHLGiS13
学習装置ONにしっぱなしだったから平均Lv上がりすぎてヌルゲーだった
久しぶりのポケモンだったからタイプわかんねえってのは同意

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:48 ID:BGQJHDcNl14
だからクロバットを捕まえておけとあれほど

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:54 ID:jf7zX5hqY15
準備が完全じゃないまま四天王戦に迷い込んでそのままどうにかなっちゃった程度

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:36:24 ID:Hoco19lP0
そのうえ敵はこっちの属性しっかりついてくるしな

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:38:19 ID:Hoco19lP0
四天王楽ってまじかよチャンピオンロードくそつええよ相手のやつ
うちに虫と毒 草 鋼ないんだよなあ…

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:53:10 ID:IJAyO6Lm818
学習装置封印で
エフィブラだけで攻略してみようかな
フレア団のデルビル系統が地味にうっとうしいけど

25: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】(1+0:15) 2014/01/20 09:53:41 ID:ifkJmWtTV19
学習装置の仕様がいままで通りでもっと後に手に入るものだったら結構難しかったかも

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:18:59 ID:jeGe41yYO20
学習装置封印でちょうどいいんじゃねーの

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:27:36 ID:IJAyO6Lm818
ポケセンショップ瀕死ポケ逃がすOパワーきのみ縛りはないんですかね

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 11:07:50 ID:wQBOKDCXD22
>>27
物拾いと野生ポケ倒すの禁止つけてHGSSレッド倒すところまでいけたから
強制回復の多いXYなら多分余裕

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:30:30 ID:PPNiTMvEe23
四天王のてもちが4匹しかいなかったような

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 11:07:00 ID:2Ye2DsFyc24
>>28
あんなの信じられないわ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:33:03 ID:gLxFt2PiD25
ポケモンBW2が最高に難しかった
xyはメガ進化で無双できるじゃん?

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:34:38 ID:dBIlUhl1e26
XYなんて学習装置はもちろんメガシンカもOパワーもあるんだから歴代最低難易度じゃん

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:54:42 ID:jf7zX5hqY15
四天王全員メガ使いでも良かったくらい
せめてお隣さんはクリア前にメガれよ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:58:13 ID:PiuVYkkpj28
学習装置とバトルシャトーやらないならだるいかもなー

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1390177790

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:26 ID:IZo5hnsNp0
普通にやってたら詰まない

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:32 ID:VF8HXVTZB1
レベルを上げて物理と特殊で殴れば楽勝

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:32 ID:ERaFwNtoN2
四天王とかウンカスレベルに弱い

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:33:15 ID:Hoco19lP0
>>5
でも最後のやつつよいだろ

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:36 ID:Fj6ElBzdB4
レベルとか過去最高だしな

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:30:46 ID:eBQePc1Gl5
お前のスタンダードなんか知らねーよ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:31:34 ID:KMiGEKr7n6
学習装置使わなければめんどくさいかも

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:32:21 ID:Hoco19lP0
チャンピンオンロード敵つえーよ
あと初見で属性よくわかんねーからそれもある
なんだよフェアリーてくそややこしいな

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:34:32 ID:vvVvGa0Qg8
>>9
鋼に悪が等倍になってるね

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:33:54 ID:v8W9byDLR9
やってないけどメガ進化は死ねばいいよ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:34:32 ID:qCuQDWJ7V10
確かに初見でタイプわかんないやつ多いな

がくしゅうそうちは便利になった

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:03 ID:JQIn8Dokn11
ここだけの話オレはズミに2回負けた
この痴れものが!

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:35 ID:andtEwf9b12
がくしゅうそうちのせいかPTのレベルが高くなりすぎて余裕だった

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:40 ID:jhjKHLGiS13
学習装置ONにしっぱなしだったから平均Lv上がりすぎてヌルゲーだった
久しぶりのポケモンだったからタイプわかんねえってのは同意

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:48 ID:BGQJHDcNl14
だからクロバットを捕まえておけとあれほど

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:35:54 ID:jf7zX5hqY15
準備が完全じゃないまま四天王戦に迷い込んでそのままどうにかなっちゃった程度

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:36:24 ID:Hoco19lP0
そのうえ敵はこっちの属性しっかりついてくるしな

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:38:19 ID:Hoco19lP0
四天王楽ってまじかよチャンピオンロードくそつええよ相手のやつ
うちに虫と毒 草 鋼ないんだよなあ…

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 09:53:10 ID:IJAyO6Lm818
学習装置封印で
エフィブラだけで攻略してみようかな
フレア団のデルビル系統が地味にうっとうしいけど

25: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】(1+0:15) 2014/01/20 09:53:41 ID:ifkJmWtTV19
学習装置の仕様がいままで通りでもっと後に手に入るものだったら結構難しかったかも

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:18:59 ID:jeGe41yYO20
学習装置封印でちょうどいいんじゃねーの

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:27:36 ID:IJAyO6Lm818
ポケセンショップ瀕死ポケ逃がすOパワーきのみ縛りはないんですかね

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 11:07:50 ID:wQBOKDCXD22
>>27
物拾いと野生ポケ倒すの禁止つけてHGSSレッド倒すところまでいけたから
強制回復の多いXYなら多分余裕

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:30:30 ID:PPNiTMvEe23
四天王のてもちが4匹しかいなかったような

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 11:07:00 ID:2Ye2DsFyc24
>>28
あんなの信じられないわ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:33:03 ID:gLxFt2PiD25
ポケモンBW2が最高に難しかった
xyはメガ進化で無双できるじゃん?

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:34:38 ID:dBIlUhl1e26
XYなんて学習装置はもちろんメガシンカもOパワーもあるんだから歴代最低難易度じゃん

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:54:42 ID:jf7zX5hqY15
四天王全員メガ使いでも良かったくらい
せめてお隣さんはクリア前にメガれよ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/20 10:58:13 ID:PiuVYkkpj28
学習装置とバトルシャトーやらないならだるいかもなー

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1390177790

【ウィズ】《悲劇》せっかくのアキラマラソンがぁぁぁぁorz|ブログインデックス

akira_R

738: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 18:57:36.54

あああああああああああああああ
ショコラ級でアキラ出てようやくこの長いアキラマラソンともお別れできたと思ったら
ボス戦入るとこでエラー出てタイトルに戻
んなあああああああああああああああああああああああああ

 739: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 18:58:16.61
 >>738
 それまたボス戦から始まるじゃん

740: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 18:59:38.97
>>738
続きから始まるでしょ

742: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:01:57.61
タイトル戻ったらアウトでしょ

745: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:03:06.18
>>742
なったことないのか、羨ましい
タイトルでスタート押したら、通信中なってボス遭遇から始まるよ

744: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:02:38.94
学園長との茶番見て笑いつつ画面連打→エラー「リトライしますか?」→連打(よそ見)→「タイトルに戻ります」
→んなああああああああああああああああああああああ

ええ、よそ見してたのが悪いんです。・゚・(ノД`)・゚・。

746: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:04:17.33
>>744
これはアウトですわ。

747: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:04:19.12
>>744
あぁ、強制じゃなくて自分で戻っちゃったのかww
どんまいポッキーww

749: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:06:13.56
>>744
ドンマイ!と50周くらいでまだ遭遇していない俺が励ましてみる。
未だにアキラがどんな攻撃するかも分からないわ。

751: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:09:00.40
>>744
アキラ「最悪。この人には2度と近づかねえ」

748: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:05:49.68
中級じゃなくて良かったと前向きに考えてみる

引用元: ・魔法使いと黒猫のウィズ 無課金・微課金スレ732

 739: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 18:58:16.61
 >>738
 それまたボス戦から始まるじゃん

740: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 18:59:38.97
>>738
続きから始まるでしょ

742: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:01:57.61
タイトル戻ったらアウトでしょ

745: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:03:06.18
>>742
なったことないのか、羨ましい
タイトルでスタート押したら、通信中なってボス遭遇から始まるよ

744: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:02:38.94
学園長との茶番見て笑いつつ画面連打→エラー「リトライしますか?」→連打(よそ見)→「タイトルに戻ります」
→んなああああああああああああああああああああああ

ええ、よそ見してたのが悪いんです。・゚・(ノД`)・゚・。

746: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:04:17.33
>>744
これはアウトですわ。

747: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:04:19.12
>>744
あぁ、強制じゃなくて自分で戻っちゃったのかww
どんまいポッキーww

749: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:06:13.56
>>744
ドンマイ!と50周くらいでまだ遭遇していない俺が励ましてみる。
未だにアキラがどんな攻撃するかも分からないわ。

751: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:09:00.40
>>744
アキラ「最悪。この人には2度と近づかねえ」

748: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/02(月) 19:05:49.68
中級じゃなくて良かったと前向きに考えてみる

引用元: ・魔法使いと黒猫のウィズ 無課金・微課金スレ732

添い寝|ブログインデックス

855 :添い寝:2007/03/29(木) 15:30:36 ID:RJO9BJ3Y0
ある新興住宅地で起こった出来事です。

そこはバブル期初期に計画ができ、既存の鉄道路線に新駅を作り、広大な農地を住宅地へと造りかえて、
駅の近辺には、高層マンションやショッピングモールなどできるはずでした。
しかし、そのうちバブルもはじけてしまい、新駅を中心に住宅こそそれなりに造られたものの、
高層マンションやショッピングモールなどは建設が中止になってため、
住宅地と住宅地の間に農地や空き地が所々に見られる、ちぐはぐな街となってしまいました。

小学校以来の仲で、今は不動産業を営んでいるやつがいるんだけど、
仮にそいつをアキバ(アキバ氏)としておく。
で、そいつに飲みに誘われたとき、その席で言われた。
「うちで分譲した新Q地区の区画なんだけど、そこの建売買った人やその家族が相次いで死んでるんだよね。
 数日前にも一人死んだ」
新Q地区とは、この住宅地がある場所で、Q町の新街区だからこう呼んでいる。
どんなような死に方をしているかと言えば、アキバいわく、
「分譲が全部終わって、一年かそのくらいは何ともなかったんだけど、
 それから事故死、病死で2人が立て続けに死んだ。
 それからさらにひと月ほどして、4人まとめて自動車事故で一家全滅。
 まあ、このくらいなら偶然とも取れなくはないんだけど、
 その後三月足らずの間に、更に2人が事故や病気で死んでいる。
 病死の中にはそれなりの年齢の人もいたけど、異常だろ?」
約30軒のうち半分近くが、わずか半年足らずの間に葬式を出しているという。確かに異常。

856 :添い寝:2007/03/29(木) 15:31:23 ID:RJO9BJ3Y0
「今では『何かの祟りじゃないか』と、その区画の人は全員といってもいいくらい怯えている。
 クレームも多くなってきてね。
 で、何やら怪しげな話が好きなお前に、相談しようと思ったわけだ」
確かに俺は怖い話は好きだけど、霊が分かるわけじゃないし、ましてやお祓いや除霊の類はできない。
でも興味があったから、一応一通りのことは聞いてみた。
「その分譲地に、何か曰くはなかったのか?」
「詳しくは分からないが、無かったと思う」
「地鎮祭はやったのか?」
「もちろんやった」
「そのとき神主は何も言わなかったのか?」
「その場にいなかったので分からない」
「死亡が相次いでいるのはそこの区画だけなのか」
「その通り」
「前の地主は何も言っていなかったのか」
「俺は特に何も聞いていない」
「亡くなった人の共通性は?」
「今は分からない」
「おまえの親父さんが亡くなったのは偶然か?」
「それは全く分からない」
アキバの親父さんは、1年ちょっと前に癌で亡くなっている。
まだ60歳前で、現代なら十分若死の部類に入るだろう。
その区画を分譲したのは、まだ親父さんが社長をやっているときで、分譲が終わってから程なくして亡くなった。
それまでは普通だったが、ある日突然立てなくなり、病院に行ったところ頭に大きな腫瘍が発見され、
その後三月と持たずに亡くなってしまった。
既に癌が体中に広がっていたのだという。
もちろん俺も葬式には参列している。
その後、親父さんの後を継いだのが彼であるが、
その区画を分譲しているときは他の物件を扱っていて、そのときの様子はよく分からないのだそうだ。

857 :添い寝:2007/03/29(木) 15:32:36 ID:RJO9BJ3Y0
「俺よりも、地鎮祭をやった神主に相談したほうがよっぽど頼りになるんじゃないか」と言ったが、
「その神主、死んでしまっている」
「なんだそりゃ」と思わず突っ込んだが、冷静に考えるとかなり怖い。
「でも神主、かなりの歳だったからな。
 それで、うちが檀家になっている寺に頼もうかと思ったんだけど、
 そこの住職、どうも胡散臭いし、俺とも折が会わなくてね。誰かお祓いできる人知らないか?」
「『自称』霊能者ってやつは俺も知っているんだけど、そいつもかなり胡散臭くてね…」
「それでもいい、紹介してくれ」
そんなやりとりがあって、『自称』霊能者である人間を紹介することに。(彼を仮に『オオツカ氏』とします)

そして数日後、アキバ、俺、オオツカ氏の3人で現地へ。
到着して界隈を一通り歩いたあと、オオツカ氏が言う。
「確かに何か感じます。しかし、何か違うというか、何かおかしいというか…」
やっぱり、こいつ怪しいなと思う。
誰だってそのくらいのこと言えるだろ、と心で突っ込みを入れてアキバの顔を見ると、
彼も胡散臭いものを見ているような目つきをしている。
「対処できそうですか?」
アキバが恐る恐る聞く。
「うーん…」と首をひねったあと、オオツカ氏は「無理そうです」と一言。
まあね、できないのにやった振りをしちゃうよりは良心的かな、と思ったりする。

しかし、それからオオツカ氏は、ある人物を紹介してくれた。
その人物は近くの市に住む50代の女性で、オオツカ氏とは長い付き合いとのことだった。
ただ、その人に会う前にまた死者がでた。
ある家の高校生の息子が、急性アルコール中毒で死んだ。
引越しを検討している一家も少なくないとの噂もでてきた。

858 :添い寝:2007/03/29(木) 15:33:38 ID:RJO9BJ3Y0
さらに数日後、その女性(ウエノさんとします)を含め4人で再び現地へ。
件の区画を歩いたあと、「近くの土地も見てみましょう」と、区画から外へ足を向ける。
あいにくの小雨模様だったが、傘もささずに早足で歩きだした。後を追う。

ウエノさんは隣の区画を回ったあと、今度は反対に向かった。
そこにはとても小さな公園があり、その向こうは荒地となっている。
さらにその荒地に隣接して、また別の区画があった。
荒地の前まできて、ウエノさんは足を止めた。
「ここみたいだね」
「ここ、ですか?」
アキバが怪訝な顔で聞く。
「そうよ。ここがおかしい。あなたも何か感じる?」
振られたオオツカ氏も、「確かに感じますね」と呟く。相変わらず胡散臭い感じではあったが。
「しかし、ここが原因ならば、
 あそこの区画より、ここにすぐ隣接している場所のほうに影響がでるのではないですか?」と俺が聞く。
「まあ、そうなんですが。そこは私もおかしいと思ってます。調べる必要がありそうですね」
「この土地の持ち主はわかりますか?」
ウエノさんがアキバに聞く。
「調べれば分かるとは思いますが」
「至急調べて、地主を見つけてください」
「分かりました。で、不躾ですが、対処はできますでしょうか?」
「まずは、ここの因果関係が分からないと何とも言えませんね。それを知るためにも地主さんに話が聞きたいのです」

職業柄、土地の所有者を探すのは不動産屋にとってはお手の物。
その日のうちに地主を割り出したが、その地主、今は隣県に住んでいるという。
さっそくアポをとってみたところ、日曜日なら会えそうだとのこと。
早速日曜日に地主宅を伺った。

地主は還暦を過ぎたばかりの男性であった。(地主をカンダ氏とします)
もっとも、俺は仕事のため行けず、ウエノさんとアキバの2人で行った。
後から聞いたことはこんなことだった。

859 :添い寝:2007/03/29(木) 15:34:42 ID:RJO9BJ3Y0
簡単な挨拶の後、ウエノさんが用件を切り出す。
「新Q地区に、カンダさんが所有している土地についてのことなんですが」
「はあ」
「それで、あの土地についてご存知のことを教えて欲しいのです」
「いや、私はただ土地を持っているだけですが」
最初カンダ氏は、不信感、敵対心がありありだったという。
もっとも、見ず知らずの人間が尋ねてきて、いきなり土地のことを聞けば無理はないのかもしれない。

さらに少しやりとりがあったあと、ウエノさんが努めて穏やかに言った。
「私どもは、カンダさんに金銭的なことを含めて何か要求したり、責任を追及する気はありません。
 ただ、俄かには信じられないかもしれませんが、あの土地が原因で人の命が奪われている可能性があります。
 ですから何でもいいので、昔からの謂れを知っていたら教えて欲しいのです。
 決してそれを悪用したり、むやみに人に漏らしたりはしないとお約束しますので。どうかお願いします」

そのとき、ひとりの老婆が部屋に入ってきた。
カンダ氏のお袋さんである。80を優に超えてはいるが、しっかりした人である。
「その子(カンダ氏)はあまり知らないから、私がお話しましょう」
「是非お願いします」
「あそこは忌み地なんですよ」
カンダ婆さんはそう話し始めた。
まとめると、次のようなことである。

いつの時代かははっきりしないが、かなりの昔から、
その土地に『不幸な出来事』に関連するもの、『穢れた』ものなどを捨てる(埋める?)ようになった。
それは物質的なものだけではなく、気持ち的なもの、所謂『怨念』や『憎悪』などを、代々捨ててきたという。
ただし、カンダ婆さんがカンダ家に嫁にくる頃には、その風習はほとんど廃れており、
実際にどのようにやっていたかは分からない。
しかし、舅や旦那(亡くなっている)から概要を聞かされており、
そこには無闇に入ってはならないこと、また、子供を近づけてはならないなどと注意を受けていた。
そして、その土地を『ごうち』と呼んでいた。
なぜ『ごうち』と呼ぶのか、また、どんな漢字があてはまるのかは分からない。

860 :添い寝:2007/03/29(木) 15:35:53 ID:RJO9BJ3Y0
その土地はカンダ家の所有ではあるが、管理は集落で行っていて、そういったことは集落全体で共有していた。
ただ風習はなくなっても、『ごうち』は集落の主に年寄りたちによって管理されつづけ、
その集落一帯が新Q地区となって再開発されるまで行われていた。
もともとカンダ家は集落一の地主であったのだが、農地解放で落ちぶれた。
ただし落ちぶれたとはいっても、かなりの土地は残り、バブルと再開発の影響で土地は高騰、
しかし、土地を手放すことに抵抗していたカンダ婆さんの旦那(カンダ家先代)が亡くなると、
カンダ氏は土地を売り、それを元手に事業に手を出した。
そのうちバブルも崩壊して、事業もだめになり、今はここにいる。

『ごうち』であるが、そこだけはカンダ婆さんが売却にはかなりの難色を示し、
周辺の家々からも売らないでくれと懇願されたので、そこと周辺の一部はわずかな土地ではあるし残した。
「そう言われてみれば」とカンダ氏も言った。
「そう言われてみれば、子供のころは『ごうち』の周りにあった雑木林で遊んだときは、親父に酷く怒られたっけ。
 あと、『ごうち』の端を流れる水路でも絶対に遊ぶなと、何度も言われたな…」
「心配だったんですよ」と、カンダ婆さんは話の最後に呟いた。

ウエノさんは帰りの車の中で、
「私にはちょっと手に負えないかも。アキバさん今日はお時間取れます?」と聞いてきた。
アキバは大丈夫だと答える。
「それならW市に行って欲しいのですが」
W市とは、Q町近辺の市町の中心的役割を果たす市である。
丁度よいことに、カンダ氏宅からQ町に戻る途中に通ることもあり、寄り道するには好都合だった。

ウエノさんからW市で紹介されたのは、オオサキ氏という男性であった。
ちなみに、次から次へと霊能者を紹介されて、ぼられるんじゃないかとアキバは心配したそうだが、
そのときに、ウエノさんとオオサキ氏からきちんと説明を受けて、安心したとのことだ。

861 :添い寝:2007/03/29(木) 15:37:36 ID:RJO9BJ3Y0
結局その日は時間が遅いこともあって、翌日改めて現地へ向かうことになった。
そのときは俺も参加した。というより、させて貰った。
オオサキ氏は30そこそこで、背が高く端正な顔立ち。
礼儀も正しく好印象であったが、それだけに全然霊能者らしくない。

彼はアキバの親父さんが分譲した区画と、ウエノさんが目星をつけた荒地(つまり、ごうち)を見て回わった。
見歩いている最中はまったく無言であったが、一通りめぐると口を開いた。
「社長(アキバのこと)、ちょっと協力していただきたいのですが」
「できることなら、なんでも」
「この土地と周辺の昔の形を調べられないですか?
 できれば戦前、少なくともニュータウンが計画される前の状態が知りたいのです」
「できると思います」
「それなら、お願いします。ただし時間がない。急がせて申し訳ありませんが、至急お願いします」
その後、彼はウエノさんに言った。
「ここ、結界が張られていますね。分かりますか?」
「ええ、分かります。でも複雑な形に張られているようですね」
「どういうことでしょう?」と、俺はふたりに聞いた。
「いえ、今ははっきりと答えられません。
 社長が昔のここ周辺の状態を調べていただければ、分かってくると思いますので、少しお待ちください」
とオオサキ氏は答えた。
「それでは社長、分かりましたら至急連絡をいただけませんか。夜中でもかまいませんので」

翌日、アキバはオオサキ氏に依頼されたことを早速調べ上げ、彼に連絡した。
そして、『資料をファックスで送って欲しい』というので送った。
『結論が出ましたら、こちらから連絡いたします』
とのことで、実際に連絡が来たのは5日後であった。
その間、オオサキ氏は彼なりに郷土史を調べたり、カンダ婆さんに会いに行ったり、
新Q地区に古くから住む人に話を聞いたりしていたという。
その間、幸運にも例の区画から死者は出なかった。

862 :添い寝:2007/03/29(木) 15:38:37 ID:RJO9BJ3Y0
その日の夕刻、オオサキ氏、ウエノさん、アキバ、俺、なぜかオオツカ氏、
そしてシブヤさんという70歳くらいの男性が、アキバの事務所に集まった。
このシブヤさん、オオサキ氏が連れてきたのだが、新Q地区の古くからの住人である。
オオサキ氏が語りだす。
「まず『ごうち』とはどんな意味であるか、どんな字を書くかですが、
 一般的に『ごうち』と読ませるのは『郷地』、或いは状況を鑑みて『業地』などが思い浮かびます。
 時間がなかったので詳しく調べたとは言えませんが、私の推測では『児地』だろうと思います。
 読んでその通り、小さな子供を意味します。これが訛って『ごうち』となったのでしょう。
 或いは…可能性としては高いのですが、わざと訛らせたのかも知れません」
オオサキ氏はシブヤ氏に、「それではお話していただけませんか」と促した。
「みなさんは知っていらっしゃるようだが、あの土地には忌みごとを捨ててきた。
 で、何でそうなったのかと言えば、
 これは言い伝えだから本当かどうかは分からんが、『村八分』ってのを知ってるでしょう?」

863 :添い寝:2007/03/29(木) 15:40:20 ID:RJO9BJ3Y0
シブヤ氏の話をまとめると、
少なくとも明治より昔、あの地区で村八分を受けた家があった。
その折は天災続きで、村八分を受けた家はとても生きていけなくなった。
そこで村人に許しを請うのだが、村八分というのはされた側に問題がある。
それなら『心を入れ替えた誠意を見せろ』ということになった。
そこで村八分の家では、子供をひとり人柱に建てることにした。
それがどちら側の提案であるかは今となっては分からないが、一番小さい子供に白羽の矢が立った。
名主であったカンダ家が土地を提供し、人柱は建てられた。
そのおかげかどうかは分からないが、天災は収束し、その家も村八分を解かれた。

しかし、人柱を建てたその土地は、農地やその他実用なことには使えない。
祠を建てて子供を慰めようか、という案もあったが、
それでは人柱が記憶に残り、子供を生贄にした罪悪感が引き継がれる。
そうして、土地はそのままにされたのだが、曰くつきの土地であり、
いつの頃からか穢れた物や忌みごとを捨てる地となった。

シブヤ氏が子供の頃は『ごっち』という人もいたが、シブヤ氏がそのように言うと、「罰が当たる」と親に怒られた。
ある程度の年齢になったとき、『ごうち』とは子供のことを意味すると教えられた。
『ごうち』を丁重に管理しなければならないことは、集落の各家に伝えられているはずだが、
その謂れは、親の判断によって伝えられたり伝えられなかったりしているようだ。
話したがりとそうでない人がいるように、親がそうでないときは詳しい話は伝えられない。
初めのうちは、祟りなどを恐れて詳細に語り継がれていたのだろうが、それにも限度がある。
だから、土地の持ち主であるカンダ婆さんも、このことを知らなくても不思議ではない。
「俺らも、あそこで死人が立て続けにでているので、たぶん『ごうち』に関係があるのだろうと気を揉んでいた。
 俺らはもう歳だからいいとしても、そのうち子供や孫に害が及ぶんじゃないかと。自分勝手な考えだが」

864 :添い寝:2007/03/29(木) 15:41:40 ID:RJO9BJ3Y0
「ありがとうございました」とオオサキ氏が礼を言って、再び話しだす。
「いろいろな地方で、例えば道祖神などにそういったことを肩代わりしてもらう、といったことがありますが、
 これもそのひとつの形態といっていいでしょう。
 ただこの『ごうち』の場合、は成り立ちが極めて特殊ですが。
 それで、そうしたことをするためには、何か『代』が必要になるわけですが、
 土地自体が強力な『代』となりえます。
 しかし、昔あの辺りに住んでいた人々は、それをさらに強力なものにしようとしました。
 と言うより、強力なものにしてしまったといったほうが正確かもしれません」
彼はここで1枚の地図を取り出した。アキバが調べた、『ごうち』とその周辺の昔の地図である。
「これを見てください。これが『ごうち』本来の形です」
地図には赤鉛筆で線が引かれていた。

865 :添い寝:2007/03/29(木) 15:42:26 ID:RJO9BJ3Y0
「以前にあった雑木林との境、水路との境、隣地との境界を線引きすると、この通り、人の形になります。
 しかも、頭の大きな幼児の形です。
 恐らくこれは偶然ではなくて、当時の人が意識的に形を作ったのでしょう。
 祠など、目に見えるものを残すのは嫌だが、それでも罪悪感は残る。
 それで、せめてもの標しに、土地を子供の形に模った。
 その後、この地が忌み的な場所となってしまったので、災いが起こらないように、
 或いはすでに何らかの災いが起こり、能力のある人物の助言を得て、土地を改造し結界を張った。
 人型も人形がそうであるように、「代」としては優秀なものです。
 つまり、土地を人型に囲い、その上で結界を張り、かなり強力な「代」としたのです。
 いや、なってしまったと言うべきでしょうか。
 これならば、ここに捨てられた念や不幸は外に漏れる心配がない。
 ただし、人型は「代」としては優れている反面、
 ややもすれば閉じもめた念を増幅させて、それが一人歩きしかねないといった欠点もあります。
 いわば諸刃の剣といったところです。
 だから、これでは篭った念が強くなりすぎて、ある日突然狂ったように暴れだす、ということにもなりかねません。

 そこで、巧妙な仕掛けを作った。
 この仕掛けこそが、誰だかは分かりませんが、能力のある人物のアドバイスによって作られたものでしょう。
 それがこの水路です。
 この水路は幼児の頭にあたる部分を通っていますが、ここの結界をわざと弱くした。
 そのため、飽和した念や恨み、穢れといったものは、ここから水路に流れ込みます。
 そしてこの水路は近くを流れるE川につながっています。
 こぼれ出た念を水に封じ込め、そのまま水やその他自然の力によって弱めながら海まで運ばれ、拡散される。
 実にうまい仕組みだと思いますよ」

867 :添い寝:2007/03/29(木) 15:43:04 ID:RJO9BJ3Y0
「俺もそれは知らなかった。気づかなかった」とシブヤ氏。
「『ごうち』を見たとき複雑な結界が感じられたので、地形を調べようと思ったのです。
 こういった言い方は不謹慎かもしれませんが、私にとっても思わぬ収穫でした」とオオサキ氏が言う。
「で、今回の出来事は、土地開発によってそれが壊されたから起こったのですか?」とアキバが聞く。
「まったくその通りです」
「それにしてもおかしい。それなら『ごうち』により近い区画や、隣接部分の多い区画に、
 より酷い災いが起こってもおかしくないわけですが、あそこだけに集中している」
「はい。それでは、これをご覧ください」
彼は、また1枚の地図を出した。
「これはアキバ社長のお父上が分譲した区画図ですが、これもどことなく人型に見えるでしょう?」
確かに、トイレを示すマークをいくらか崩したような形に見える。
「そして、『ごうち』とこの区画の位置関係は、このようになります」
また地図を出す。それには2つの土地が赤鉛筆で囲ってあった。
「これ、肩の部分にあたるところが隣接しているでしょう。
 母親、もしくは父親が、子供に添い寝をしているように見えませんか?」
「あっ!」と声があがる。
確かにそう見えた。病気の子供をいたわって、親が添い寝している情景が浮ぶ。
「管理がおろそかになって結界も弱くなり、所々綻びもでているのでしょう。
 さらに今は、念を逃がす水路は存在しません。
 だからその負の念は、隣の添い寝している人型へ移っている。
 人型から人型へ、他に流れ込むより自然だとは思いますよ。
 分譲地が人型になったのは偶然でしょう。
 しかしその結果、分譲地も『代』としての役割を受け持つことになってしまった。
 人型の分譲地に住む人たちも、人間である以上負の気持ちはあるはずで、
 忌みごとや昔でいう穢れももっているでしょう。
 そうしたことが念を増幅させてしまい、その偶然が今回の不幸なことを招いてしまったみたいですね」

868 :添い寝:2007/03/29(木) 15:44:07 ID:RJO9BJ3Y0
「・・・・」
俺もアキバも言葉が出ない。
「ことは緊急を要します。すでに10人が亡くなっている。
 明日にでも応急処置にしかなりませんが、簡単なお祓いをいたします。
 それから、これは私が強制できることではありませんが、
 『ごうち』を昔の状態に復旧したほうがいいと思います」
オオサキ氏によると、アキバの親父さんの死はこれとは関係がないとのこと。
人型の区画に長時間住んではじめて影響があるのであって、短期間入ったくらいでは命まで失うことはないだろう。
おそらく、医者嫌いだったのが原因ではないだろうかと。
しかし、神主は「そうかも知れない」と。
強力な念が流れ込む土地に対して、型どおりの儀式を行ったとしたら逆効果で、
「地鎮祭を見たわけではないから断定はできないが、影響はあったのではないか」と言っていた。

869 :添い寝:2007/03/29(木) 15:44:41 ID:RJO9BJ3Y0
その後。
アキバはオオサキ氏に正式なお祓いを依頼したが、彼いわく、
「依頼をされればやるが、それは一時凌ぎにすぎないし。報酬ももらわなければならない。
 それより、一日も早く土地を元に近いように復旧して、根本的に解決させることが重要。
 今では昔の風習が無くなっているのですから、元の仕組みを復活させれば、
 『ごうち』はその役割を終えて普通の土地に戻るはず。
 それなりの年月は必要だとは思いますが」

結果的に、土地を改良するといっても、役所の認可など様々な手続きがあるうえ、工事にも時間がかかるので、
アキバはお祓いを頼み、その後根本的な対処を行うことになった。
また、お祓いを頼んだのは、オオサキ・ウエノ両氏へのお礼の意味でもあった。

お祓いは、オオサキ氏が主導して、ウエノさんが補佐という形で行われた。
なぜかオオツカ氏も、お手伝いとして参加している。役に立ったのだろうか…?
また、ギャラリーにはカンダ婆さんも現れた。
そして、その後の土地改良計画を聞いて、「これで私も安心して死ねる」と笑った。

蛇足ではあるが、この後、オオツカ氏がオオサキ氏に弟子入りを願い出て、オオサキ氏は断るのに難儀したらしい。

土地の改良は、町とも相談した結果、
アキバ、カンダ婆さん、シブヤ氏をはじめとする、地元の古くからの住人の一部が出資し、
水路を戻し、木を植え、小さな公園と合わせて親水公園のようなものとして、それを町に寄付する形になった。
水路は多くの部分が暗渠となったが、オオサキ氏によれば「さほど問題はないだろう」とのこと。
ただし『ごうち』であった部分は、ビオトープのようなものにして、自然保護を理由に立ち入り禁止とした。
それは、その後1年のうちに行われた。

そして、それから約2年が過ぎましたが、人型の分譲区画で自然死以外での死亡は発生していません。
偶然といってしまえばそれまでですが、やはり怖かった・・・
(なお、人物はすべて仮名です。分かった方もいるとは思いますが、山手線の駅名から拝借しました。
 また、アルファベットも、頭文字や関係のある文字ではありません)

856 :添い寝:2007/03/29(木) 15:31:23 ID:RJO9BJ3Y0
「今では『何かの祟りじゃないか』と、その区画の人は全員といってもいいくらい怯えている。
 クレームも多くなってきてね。
 で、何やら怪しげな話が好きなお前に、相談しようと思ったわけだ」
確かに俺は怖い話は好きだけど、霊が分かるわけじゃないし、ましてやお祓いや除霊の類はできない。
でも興味があったから、一応一通りのことは聞いてみた。
「その分譲地に、何か曰くはなかったのか?」
「詳しくは分からないが、無かったと思う」
「地鎮祭はやったのか?」
「もちろんやった」
「そのとき神主は何も言わなかったのか?」
「その場にいなかったので分からない」
「死亡が相次いでいるのはそこの区画だけなのか」
「その通り」
「前の地主は何も言っていなかったのか」
「俺は特に何も聞いていない」
「亡くなった人の共通性は?」
「今は分からない」
「おまえの親父さんが亡くなったのは偶然か?」
「それは全く分からない」
アキバの親父さんは、1年ちょっと前に癌で亡くなっている。
まだ60歳前で、現代なら十分若死の部類に入るだろう。
その区画を分譲したのは、まだ親父さんが社長をやっているときで、分譲が終わってから程なくして亡くなった。
それまでは普通だったが、ある日突然立てなくなり、病院に行ったところ頭に大きな腫瘍が発見され、
その後三月と持たずに亡くなってしまった。
既に癌が体中に広がっていたのだという。
もちろん俺も葬式には参列している。
その後、親父さんの後を継いだのが彼であるが、
その区画を分譲しているときは他の物件を扱っていて、そのときの様子はよく分からないのだそうだ。

857 :添い寝:2007/03/29(木) 15:32:36 ID:RJO9BJ3Y0
「俺よりも、地鎮祭をやった神主に相談したほうがよっぽど頼りになるんじゃないか」と言ったが、
「その神主、死んでしまっている」
「なんだそりゃ」と思わず突っ込んだが、冷静に考えるとかなり怖い。
「でも神主、かなりの歳だったからな。
 それで、うちが檀家になっている寺に頼もうかと思ったんだけど、
 そこの住職、どうも胡散臭いし、俺とも折が会わなくてね。誰かお祓いできる人知らないか?」
「『自称』霊能者ってやつは俺も知っているんだけど、そいつもかなり胡散臭くてね…」
「それでもいい、紹介してくれ」
そんなやりとりがあって、『自称』霊能者である人間を紹介することに。(彼を仮に『オオツカ氏』とします)

そして数日後、アキバ、俺、オオツカ氏の3人で現地へ。
到着して界隈を一通り歩いたあと、オオツカ氏が言う。
「確かに何か感じます。しかし、何か違うというか、何かおかしいというか…」
やっぱり、こいつ怪しいなと思う。
誰だってそのくらいのこと言えるだろ、と心で突っ込みを入れてアキバの顔を見ると、
彼も胡散臭いものを見ているような目つきをしている。
「対処できそうですか?」
アキバが恐る恐る聞く。
「うーん…」と首をひねったあと、オオツカ氏は「無理そうです」と一言。
まあね、できないのにやった振りをしちゃうよりは良心的かな、と思ったりする。

しかし、それからオオツカ氏は、ある人物を紹介してくれた。
その人物は近くの市に住む50代の女性で、オオツカ氏とは長い付き合いとのことだった。
ただ、その人に会う前にまた死者がでた。
ある家の高校生の息子が、急性アルコール中毒で死んだ。
引越しを検討している一家も少なくないとの噂もでてきた。

858 :添い寝:2007/03/29(木) 15:33:38 ID:RJO9BJ3Y0
さらに数日後、その女性(ウエノさんとします)を含め4人で再び現地へ。
件の区画を歩いたあと、「近くの土地も見てみましょう」と、区画から外へ足を向ける。
あいにくの小雨模様だったが、傘もささずに早足で歩きだした。後を追う。

ウエノさんは隣の区画を回ったあと、今度は反対に向かった。
そこにはとても小さな公園があり、その向こうは荒地となっている。
さらにその荒地に隣接して、また別の区画があった。
荒地の前まできて、ウエノさんは足を止めた。
「ここみたいだね」
「ここ、ですか?」
アキバが怪訝な顔で聞く。
「そうよ。ここがおかしい。あなたも何か感じる?」
振られたオオツカ氏も、「確かに感じますね」と呟く。相変わらず胡散臭い感じではあったが。
「しかし、ここが原因ならば、
 あそこの区画より、ここにすぐ隣接している場所のほうに影響がでるのではないですか?」と俺が聞く。
「まあ、そうなんですが。そこは私もおかしいと思ってます。調べる必要がありそうですね」
「この土地の持ち主はわかりますか?」
ウエノさんがアキバに聞く。
「調べれば分かるとは思いますが」
「至急調べて、地主を見つけてください」
「分かりました。で、不躾ですが、対処はできますでしょうか?」
「まずは、ここの因果関係が分からないと何とも言えませんね。それを知るためにも地主さんに話が聞きたいのです」

職業柄、土地の所有者を探すのは不動産屋にとってはお手の物。
その日のうちに地主を割り出したが、その地主、今は隣県に住んでいるという。
さっそくアポをとってみたところ、日曜日なら会えそうだとのこと。
早速日曜日に地主宅を伺った。

地主は還暦を過ぎたばかりの男性であった。(地主をカンダ氏とします)
もっとも、俺は仕事のため行けず、ウエノさんとアキバの2人で行った。
後から聞いたことはこんなことだった。

859 :添い寝:2007/03/29(木) 15:34:42 ID:RJO9BJ3Y0
簡単な挨拶の後、ウエノさんが用件を切り出す。
「新Q地区に、カンダさんが所有している土地についてのことなんですが」
「はあ」
「それで、あの土地についてご存知のことを教えて欲しいのです」
「いや、私はただ土地を持っているだけですが」
最初カンダ氏は、不信感、敵対心がありありだったという。
もっとも、見ず知らずの人間が尋ねてきて、いきなり土地のことを聞けば無理はないのかもしれない。

さらに少しやりとりがあったあと、ウエノさんが努めて穏やかに言った。
「私どもは、カンダさんに金銭的なことを含めて何か要求したり、責任を追及する気はありません。
 ただ、俄かには信じられないかもしれませんが、あの土地が原因で人の命が奪われている可能性があります。
 ですから何でもいいので、昔からの謂れを知っていたら教えて欲しいのです。
 決してそれを悪用したり、むやみに人に漏らしたりはしないとお約束しますので。どうかお願いします」

そのとき、ひとりの老婆が部屋に入ってきた。
カンダ氏のお袋さんである。80を優に超えてはいるが、しっかりした人である。
「その子(カンダ氏)はあまり知らないから、私がお話しましょう」
「是非お願いします」
「あそこは忌み地なんですよ」
カンダ婆さんはそう話し始めた。
まとめると、次のようなことである。

いつの時代かははっきりしないが、かなりの昔から、
その土地に『不幸な出来事』に関連するもの、『穢れた』ものなどを捨てる(埋める?)ようになった。
それは物質的なものだけではなく、気持ち的なもの、所謂『怨念』や『憎悪』などを、代々捨ててきたという。
ただし、カンダ婆さんがカンダ家に嫁にくる頃には、その風習はほとんど廃れており、
実際にどのようにやっていたかは分からない。
しかし、舅や旦那(亡くなっている)から概要を聞かされており、
そこには無闇に入ってはならないこと、また、子供を近づけてはならないなどと注意を受けていた。
そして、その土地を『ごうち』と呼んでいた。
なぜ『ごうち』と呼ぶのか、また、どんな漢字があてはまるのかは分からない。

860 :添い寝:2007/03/29(木) 15:35:53 ID:RJO9BJ3Y0
その土地はカンダ家の所有ではあるが、管理は集落で行っていて、そういったことは集落全体で共有していた。
ただ風習はなくなっても、『ごうち』は集落の主に年寄りたちによって管理されつづけ、
その集落一帯が新Q地区となって再開発されるまで行われていた。
もともとカンダ家は集落一の地主であったのだが、農地解放で落ちぶれた。
ただし落ちぶれたとはいっても、かなりの土地は残り、バブルと再開発の影響で土地は高騰、
しかし、土地を手放すことに抵抗していたカンダ婆さんの旦那(カンダ家先代)が亡くなると、
カンダ氏は土地を売り、それを元手に事業に手を出した。
そのうちバブルも崩壊して、事業もだめになり、今はここにいる。

『ごうち』であるが、そこだけはカンダ婆さんが売却にはかなりの難色を示し、
周辺の家々からも売らないでくれと懇願されたので、そこと周辺の一部はわずかな土地ではあるし残した。
「そう言われてみれば」とカンダ氏も言った。
「そう言われてみれば、子供のころは『ごうち』の周りにあった雑木林で遊んだときは、親父に酷く怒られたっけ。
 あと、『ごうち』の端を流れる水路でも絶対に遊ぶなと、何度も言われたな…」
「心配だったんですよ」と、カンダ婆さんは話の最後に呟いた。

ウエノさんは帰りの車の中で、
「私にはちょっと手に負えないかも。アキバさん今日はお時間取れます?」と聞いてきた。
アキバは大丈夫だと答える。
「それならW市に行って欲しいのですが」
W市とは、Q町近辺の市町の中心的役割を果たす市である。
丁度よいことに、カンダ氏宅からQ町に戻る途中に通ることもあり、寄り道するには好都合だった。

ウエノさんからW市で紹介されたのは、オオサキ氏という男性であった。
ちなみに、次から次へと霊能者を紹介されて、ぼられるんじゃないかとアキバは心配したそうだが、
そのときに、ウエノさんとオオサキ氏からきちんと説明を受けて、安心したとのことだ。

861 :添い寝:2007/03/29(木) 15:37:36 ID:RJO9BJ3Y0
結局その日は時間が遅いこともあって、翌日改めて現地へ向かうことになった。
そのときは俺も参加した。というより、させて貰った。
オオサキ氏は30そこそこで、背が高く端正な顔立ち。
礼儀も正しく好印象であったが、それだけに全然霊能者らしくない。

彼はアキバの親父さんが分譲した区画と、ウエノさんが目星をつけた荒地(つまり、ごうち)を見て回わった。
見歩いている最中はまったく無言であったが、一通りめぐると口を開いた。
「社長(アキバのこと)、ちょっと協力していただきたいのですが」
「できることなら、なんでも」
「この土地と周辺の昔の形を調べられないですか?
 できれば戦前、少なくともニュータウンが計画される前の状態が知りたいのです」
「できると思います」
「それなら、お願いします。ただし時間がない。急がせて申し訳ありませんが、至急お願いします」
その後、彼はウエノさんに言った。
「ここ、結界が張られていますね。分かりますか?」
「ええ、分かります。でも複雑な形に張られているようですね」
「どういうことでしょう?」と、俺はふたりに聞いた。
「いえ、今ははっきりと答えられません。
 社長が昔のここ周辺の状態を調べていただければ、分かってくると思いますので、少しお待ちください」
とオオサキ氏は答えた。
「それでは社長、分かりましたら至急連絡をいただけませんか。夜中でもかまいませんので」

翌日、アキバはオオサキ氏に依頼されたことを早速調べ上げ、彼に連絡した。
そして、『資料をファックスで送って欲しい』というので送った。
『結論が出ましたら、こちらから連絡いたします』
とのことで、実際に連絡が来たのは5日後であった。
その間、オオサキ氏は彼なりに郷土史を調べたり、カンダ婆さんに会いに行ったり、
新Q地区に古くから住む人に話を聞いたりしていたという。
その間、幸運にも例の区画から死者は出なかった。

862 :添い寝:2007/03/29(木) 15:38:37 ID:RJO9BJ3Y0
その日の夕刻、オオサキ氏、ウエノさん、アキバ、俺、なぜかオオツカ氏、
そしてシブヤさんという70歳くらいの男性が、アキバの事務所に集まった。
このシブヤさん、オオサキ氏が連れてきたのだが、新Q地区の古くからの住人である。
オオサキ氏が語りだす。
「まず『ごうち』とはどんな意味であるか、どんな字を書くかですが、
 一般的に『ごうち』と読ませるのは『郷地』、或いは状況を鑑みて『業地』などが思い浮かびます。
 時間がなかったので詳しく調べたとは言えませんが、私の推測では『児地』だろうと思います。
 読んでその通り、小さな子供を意味します。これが訛って『ごうち』となったのでしょう。
 或いは…可能性としては高いのですが、わざと訛らせたのかも知れません」
オオサキ氏はシブヤ氏に、「それではお話していただけませんか」と促した。
「みなさんは知っていらっしゃるようだが、あの土地には忌みごとを捨ててきた。
 で、何でそうなったのかと言えば、
 これは言い伝えだから本当かどうかは分からんが、『村八分』ってのを知ってるでしょう?」

863 :添い寝:2007/03/29(木) 15:40:20 ID:RJO9BJ3Y0
シブヤ氏の話をまとめると、
少なくとも明治より昔、あの地区で村八分を受けた家があった。
その折は天災続きで、村八分を受けた家はとても生きていけなくなった。
そこで村人に許しを請うのだが、村八分というのはされた側に問題がある。
それなら『心を入れ替えた誠意を見せろ』ということになった。
そこで村八分の家では、子供をひとり人柱に建てることにした。
それがどちら側の提案であるかは今となっては分からないが、一番小さい子供に白羽の矢が立った。
名主であったカンダ家が土地を提供し、人柱は建てられた。
そのおかげかどうかは分からないが、天災は収束し、その家も村八分を解かれた。

しかし、人柱を建てたその土地は、農地やその他実用なことには使えない。
祠を建てて子供を慰めようか、という案もあったが、
それでは人柱が記憶に残り、子供を生贄にした罪悪感が引き継がれる。
そうして、土地はそのままにされたのだが、曰くつきの土地であり、
いつの頃からか穢れた物や忌みごとを捨てる地となった。

シブヤ氏が子供の頃は『ごっち』という人もいたが、シブヤ氏がそのように言うと、「罰が当たる」と親に怒られた。
ある程度の年齢になったとき、『ごうち』とは子供のことを意味すると教えられた。
『ごうち』を丁重に管理しなければならないことは、集落の各家に伝えられているはずだが、
その謂れは、親の判断によって伝えられたり伝えられなかったりしているようだ。
話したがりとそうでない人がいるように、親がそうでないときは詳しい話は伝えられない。
初めのうちは、祟りなどを恐れて詳細に語り継がれていたのだろうが、それにも限度がある。
だから、土地の持ち主であるカンダ婆さんも、このことを知らなくても不思議ではない。
「俺らも、あそこで死人が立て続けにでているので、たぶん『ごうち』に関係があるのだろうと気を揉んでいた。
 俺らはもう歳だからいいとしても、そのうち子供や孫に害が及ぶんじゃないかと。自分勝手な考えだが」

864 :添い寝:2007/03/29(木) 15:41:40 ID:RJO9BJ3Y0
「ありがとうございました」とオオサキ氏が礼を言って、再び話しだす。
「いろいろな地方で、例えば道祖神などにそういったことを肩代わりしてもらう、といったことがありますが、
 これもそのひとつの形態といっていいでしょう。
 ただこの『ごうち』の場合、は成り立ちが極めて特殊ですが。
 それで、そうしたことをするためには、何か『代』が必要になるわけですが、
 土地自体が強力な『代』となりえます。
 しかし、昔あの辺りに住んでいた人々は、それをさらに強力なものにしようとしました。
 と言うより、強力なものにしてしまったといったほうが正確かもしれません」
彼はここで1枚の地図を取り出した。アキバが調べた、『ごうち』とその周辺の昔の地図である。
「これを見てください。これが『ごうち』本来の形です」
地図には赤鉛筆で線が引かれていた。

865 :添い寝:2007/03/29(木) 15:42:26 ID:RJO9BJ3Y0
「以前にあった雑木林との境、水路との境、隣地との境界を線引きすると、この通り、人の形になります。
 しかも、頭の大きな幼児の形です。
 恐らくこれは偶然ではなくて、当時の人が意識的に形を作ったのでしょう。
 祠など、目に見えるものを残すのは嫌だが、それでも罪悪感は残る。
 それで、せめてもの標しに、土地を子供の形に模った。
 その後、この地が忌み的な場所となってしまったので、災いが起こらないように、
 或いはすでに何らかの災いが起こり、能力のある人物の助言を得て、土地を改造し結界を張った。
 人型も人形がそうであるように、「代」としては優秀なものです。
 つまり、土地を人型に囲い、その上で結界を張り、かなり強力な「代」としたのです。
 いや、なってしまったと言うべきでしょうか。
 これならば、ここに捨てられた念や不幸は外に漏れる心配がない。
 ただし、人型は「代」としては優れている反面、
 ややもすれば閉じもめた念を増幅させて、それが一人歩きしかねないといった欠点もあります。
 いわば諸刃の剣といったところです。
 だから、これでは篭った念が強くなりすぎて、ある日突然狂ったように暴れだす、ということにもなりかねません。

 そこで、巧妙な仕掛けを作った。
 この仕掛けこそが、誰だかは分かりませんが、能力のある人物のアドバイスによって作られたものでしょう。
 それがこの水路です。
 この水路は幼児の頭にあたる部分を通っていますが、ここの結界をわざと弱くした。
 そのため、飽和した念や恨み、穢れといったものは、ここから水路に流れ込みます。
 そしてこの水路は近くを流れるE川につながっています。
 こぼれ出た念を水に封じ込め、そのまま水やその他自然の力によって弱めながら海まで運ばれ、拡散される。
 実にうまい仕組みだと思いますよ」

867 :添い寝:2007/03/29(木) 15:43:04 ID:RJO9BJ3Y0
「俺もそれは知らなかった。気づかなかった」とシブヤ氏。
「『ごうち』を見たとき複雑な結界が感じられたので、地形を調べようと思ったのです。
 こういった言い方は不謹慎かもしれませんが、私にとっても思わぬ収穫でした」とオオサキ氏が言う。
「で、今回の出来事は、土地開発によってそれが壊されたから起こったのですか?」とアキバが聞く。
「まったくその通りです」
「それにしてもおかしい。それなら『ごうち』により近い区画や、隣接部分の多い区画に、
 より酷い災いが起こってもおかしくないわけですが、あそこだけに集中している」
「はい。それでは、これをご覧ください」
彼は、また1枚の地図を出した。
「これはアキバ社長のお父上が分譲した区画図ですが、これもどことなく人型に見えるでしょう?」
確かに、トイレを示すマークをいくらか崩したような形に見える。
「そして、『ごうち』とこの区画の位置関係は、このようになります」
また地図を出す。それには2つの土地が赤鉛筆で囲ってあった。
「これ、肩の部分にあたるところが隣接しているでしょう。
 母親、もしくは父親が、子供に添い寝をしているように見えませんか?」
「あっ!」と声があがる。
確かにそう見えた。病気の子供をいたわって、親が添い寝している情景が浮ぶ。
「管理がおろそかになって結界も弱くなり、所々綻びもでているのでしょう。
 さらに今は、念を逃がす水路は存在しません。
 だからその負の念は、隣の添い寝している人型へ移っている。
 人型から人型へ、他に流れ込むより自然だとは思いますよ。
 分譲地が人型になったのは偶然でしょう。
 しかしその結果、分譲地も『代』としての役割を受け持つことになってしまった。
 人型の分譲地に住む人たちも、人間である以上負の気持ちはあるはずで、
 忌みごとや昔でいう穢れももっているでしょう。
 そうしたことが念を増幅させてしまい、その偶然が今回の不幸なことを招いてしまったみたいですね」

868 :添い寝:2007/03/29(木) 15:44:07 ID:RJO9BJ3Y0
「・・・・」
俺もアキバも言葉が出ない。
「ことは緊急を要します。すでに10人が亡くなっている。
 明日にでも応急処置にしかなりませんが、簡単なお祓いをいたします。
 それから、これは私が強制できることではありませんが、
 『ごうち』を昔の状態に復旧したほうがいいと思います」
オオサキ氏によると、アキバの親父さんの死はこれとは関係がないとのこと。
人型の区画に長時間住んではじめて影響があるのであって、短期間入ったくらいでは命まで失うことはないだろう。
おそらく、医者嫌いだったのが原因ではないだろうかと。
しかし、神主は「そうかも知れない」と。
強力な念が流れ込む土地に対して、型どおりの儀式を行ったとしたら逆効果で、
「地鎮祭を見たわけではないから断定はできないが、影響はあったのではないか」と言っていた。

869 :添い寝:2007/03/29(木) 15:44:41 ID:RJO9BJ3Y0
その後。
アキバはオオサキ氏に正式なお祓いを依頼したが、彼いわく、
「依頼をされればやるが、それは一時凌ぎにすぎないし。報酬ももらわなければならない。
 それより、一日も早く土地を元に近いように復旧して、根本的に解決させることが重要。
 今では昔の風習が無くなっているのですから、元の仕組みを復活させれば、
 『ごうち』はその役割を終えて普通の土地に戻るはず。
 それなりの年月は必要だとは思いますが」

結果的に、土地を改良するといっても、役所の認可など様々な手続きがあるうえ、工事にも時間がかかるので、
アキバはお祓いを頼み、その後根本的な対処を行うことになった。
また、お祓いを頼んだのは、オオサキ・ウエノ両氏へのお礼の意味でもあった。

お祓いは、オオサキ氏が主導して、ウエノさんが補佐という形で行われた。
なぜかオオツカ氏も、お手伝いとして参加している。役に立ったのだろうか…?
また、ギャラリーにはカンダ婆さんも現れた。
そして、その後の土地改良計画を聞いて、「これで私も安心して死ねる」と笑った。

蛇足ではあるが、この後、オオツカ氏がオオサキ氏に弟子入りを願い出て、オオサキ氏は断るのに難儀したらしい。

土地の改良は、町とも相談した結果、
アキバ、カンダ婆さん、シブヤ氏をはじめとする、地元の古くからの住人の一部が出資し、
水路を戻し、木を植え、小さな公園と合わせて親水公園のようなものとして、それを町に寄付する形になった。
水路は多くの部分が暗渠となったが、オオサキ氏によれば「さほど問題はないだろう」とのこと。
ただし『ごうち』であった部分は、ビオトープのようなものにして、自然保護を理由に立ち入り禁止とした。
それは、その後1年のうちに行われた。

そして、それから約2年が過ぎましたが、人型の分譲区画で自然死以外での死亡は発生していません。
偶然といってしまえばそれまでですが、やはり怖かった・・・
(なお、人物はすべて仮名です。分かった方もいるとは思いますが、山手線の駅名から拝借しました。
 また、アルファベットも、頭文字や関係のある文字ではありません)

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756 :①:2008/01/05(土) 13:38:31 ID:F6tRdHeD0
私が幼稚園にあがる前のことです。

私の母は本当の母親ではなく、父が連れてきた女の人でした。
本当の母は既に亡くなってたので・・・
今では仲がいい、とまではいきませんが、普通の関係(無関心?)です。
でも、当時私は母に嫌われていた。んで、私も母が嫌い、いや怖かった?
母にしたら私は本当の子供ではないし、毛嫌いするのは仕方なかったかもしれません。

いくつの時か覚えてないのですが、幼稚園にあがる前だから3、4歳かな。
枯葉が庭に目立つ秋になると、急に母がしつけに厳しくなりました。
それまでは私の行動に関しては、ジトーッと見たり無視したり、
ジュースなどこぼすと、彼女が強行してぞうきんで拭くようなことが多かったのに、
私自身に指示してやらせるようになりました。
一番驚いたのは、私に絵本を読むようになってくれたことです。
私は嬉しかった。
きっと一緒にいることで、私にやっと興味をもってくれたんだ、と思って嬉しかったんでしょう。

757 :②:2008/01/05(土) 13:39:00 ID:F6tRdHeD0
そんな日々が2ヶ月ほど続きました。
冬がやってきて、確か雪もふったような。
冬になるとますます母の干渉が多くなって、
嬉しかったことは嬉しかったんですが、なんだか変な質問を堅くするようにもなってきて、
それはあんまり嬉しくなかった。
あなたの名前は?とか、今日の天気は?とか。
その時、私は意図がわかってなかったけれど、実際会場に連れて行かれて面接を受けて、
「ああこのために・・・?」と理解しました。
その面接がなんなのかは、最近受験シーズンの度に思い出して、
「そっかお受験だった・・・?」と解釈してます。

これから記すのは、その面接の内容なんですが・・・
子供の私にとってはなんだか、それこそ洒落にならないほど怖かったんですよ。
受験シーズンになってまた思い出したので、ここに書いてみます。

758 :③:2008/01/05(土) 13:39:40 ID:F6tRdHeD0
今思うと、ここが幼稚園?と思うほど立派で、白いあの建物が幼稚園だったらしい。
私が小さかったから余計大きく見えたかもしれないけど、あの大きさは、高さは尋常じゃなかったはず。
ビルみたいな大きさではなくて、不気味に大きいんです。
イメージ的には、簡単な造りの大きな宮殿で、大体真っ白だから・・・なーんか変な感じでした。
その建物の中に入っていく私と母は、いつも着る服とは全然違う立派な服でした。
私なんて普段大した服を着させてもらってなかったので、急に窮屈な服を着ると少し息苦しかった^^;
母に「ここ何屋さん?」とか聞いた気がするけど、母はただ遠くを見てキリッとしてるだけで、
その質問には答えない代わりに、
「ちゃんとするのよ」「ハキハキしなさい」。そしてまた「今日の天気は?」。
その日の天気は小雨でした。
小雨なんて言葉は知らなかったから、「ちょっとだけ雨降ってる」と答えたら、
「少し、雨が、降って、います」と訂正されたことは覚えてる。

759 :④:2008/01/05(土) 13:40:41 ID:F6tRdHeD0
案内の女の人みたいなのに誘導されると、他の親子もいて、椅子に座っていました。
私たちはその隣に座ります。親子の表情は穏やかでした。
悪い意味じゃないんですが、まるで天皇家の人たちのような笑顔で。
その笑顔と母の表情が、随分対照的だった・・・

その親子は男の人に呼ばれると、白いドアの中にペコペコしながら入ってった。
しばらくすると出てきて、私たちにもにっこり笑って出ていくと、
今度は私たちが呼ばれたらしく、母に促されながら白いドアの中に入っていきました。

男の人たちが3人いた。風貌はあまり覚えていないけど、表情は覚えてます。
左の人は無表情で、真ん中の人はまたにっこりしてる、右の人は私たちのことを睨んでました。
隣になぜかテレビがあった。
母と面接官のやりとりは、興味が特になかったのであんまり覚えてませんので、
私と面接官のやりとりをかきます。

面「お名前は?」
私「○○です」
面「どこにすんでますか?」
私「□□です」
面「今日のお天気はどうでしたか?」
私「(あ、さっきと同じ)ちょっと・・・」
ここで母に訂正されたのを思い出した。
でも、ちょっと・・・って言っちゃった・・・とあせって、すぐに「少し雨が降ってる・・」。
母の表情は見たくなかった。

761 :⑤:2008/01/05(土) 13:42:15 ID:F6tRdHeD0
この後面接官が変なこと聞いてきた。
面「○○さんは踊れますか?」
私「・・・?」
なんとなく、『踊れない』と答えちゃいけない気がして、
私「お・・踊れます」
面「そうですか、踊れるんですねえ^^」
無表情の面接官がテレビのスイッチをつけて、なんかのビデオを再生したっぽい。
テレビの画面には、まるでNH●の体操みたいに女の人が3人いて、変な動きをしてました。
今思うと、あのバレエのボレロっぽい動きが、もっと激しくなってるような感じ。
一番おかしかったのは、体をぐにゃぐや揺り動かしてる動き、変なの。

なんと面接官は、「じゃあ○○さん。この女の人たちの動きと同じ動きをしてください」と言ったんです!
さすがにびっくりしましたが、踊れるとか言っちゃったし、顔は見てないけど母が見てる・・・
「はい」と言って立ち、私は体を振り回しながら、一心不乱にその女の人達に合わせて踊ろうとしたけど、
なんせ3、4歳じゃあ全然おいつかないし・・・あせりました。
それなのに、酷かった。無表情の男の人はフアハハといった感じで笑ってました。
幼心にも恥ずかしさで傷つきました・・・

762 :⑥:2008/01/05(土) 13:43:36 ID:F6tRdHeD0
5分ほど踊らされてからまた座ると、次にテレビの画面に、ぼっさぼっさの髪と大きい目の男の人が映りました。
その画面の中の男の人は、ただの写真かと思うほど30秒ほどだまりこくっていたかと思ったら、
急に意味不明な言葉を発した。
「アイウギャオガー!ウエウガオラー!」みたいな?
そしてまただまりこくった。
そしたら面接官たちが、私の顔を一斉に見てきました。
何かを求めてる・・・もしかしてあの画面の男の人は、私に質問してたの?
でもなんていったかわかんないよ・・・どうしよう・・・と困ったので、
ちょっと母に助けを求めようと母の顔を振り向いた。
母はキリッと面接官たちに顔を向けていたけど、目が私を見ていて睨みつけていて、
「早く!答えな!」感がジワジワと伝わってきた。
私は泣きそうでした。
大人4人が何かを自分に求めているけど答えられない。怖い!なんなのかわかんない!
画面の中の男の人も私のことを凝視していました。
また写真かと思ったら口をモゴモゴさせていたので、写真ではなかったみたい。
とまあ、そんなことはどうでもいいですね。

やっとこさで口をあけたんですが、「あ・・・・」と言う事しかできませんでした。
面接官達はフッとこっちを見るのをやめ、ジーッと私を睨んでいた面接官が、
椅子の下からビンをとりだして、私に近づいてきました。
母のため息が、隣で聞こえたきがしました。

763 :⑦:2008/01/05(土) 13:44:29 ID:F6tRdHeD0
「あの人が言ったこと、わからないんですか」
あの人=ビデオの人?
私が「・・はい」と答えると、ビンの口を私の鼻の前にズンとつきだしてきて、
「なんのにおいですか?」と聞いてきた。
嗅ぐのが怖かったけど、仕方なく嗅いだ。
今の今までも、あんな臭いのを嗅いだのはそれっきりです。
すごーく臭い、生臭い、魚屋の匂いと、糞尿がまざったようなひっどい匂いでした。
仕方ないので、まずいと思ったけど「・・・うんこ・・・?の・・・」と答えたら、
面接官の顔が一気に赤くなって、次の瞬間、私の上でビンをさかさまに。
冷たい感触が一気に背中をつたりました。
かけられたのはただの透明な水?でも凄く臭い。
面接官は口々に「しんじられん!」「なんていやなこだ!」とか、「ばかだ!」と言い始めて、
当時の私にはわからないような言葉も使って色々言ってたようですが、私には意味はわからなかった。
ただひたすら怖くて、あんな普通に静かだった面接官達が大声で自分のことを罵倒してる。
しかも自分はびしょぬれ。んでもって、とっても臭い!

764 :⑧:2008/01/05(土) 13:45:29 ID:F6tRdHeD0
面接官達は散々私のことを悪く言った後、また冷静になっててコホンと咳払いをしてから、
母に「残念ですが、○○さんは私たちの幼稚園には入れません。さようなら」といった。
そこで私は、やっとここが幼稚園だったのかとわかる。
顔はみなかったけど、母の声色はこわばっていて、
「あ・・あの!でも!こんな内容なんて書いてませんでしたよ!
 どうしてですか!どうして教えてくれなかったなんですか!そしたら準備したのに!」
みたいなことを言っていました。
最後はドアがノックされ、「お時間です」と言われて、強制退場しました。

玄関まで出ると、外は小雨からどしゃぶりになってた。
母が私にやっと話しかけました。
「○○ちゃん」
「お母さんごめんなさい。あのね」
「○○ちゃん」
「・・・なに?」
「臭いわ」
「・・・」
「よかったわね、雨が降ってるから洗いなさい」
「・・・うん」
私は母に無理矢理出される前に外に出て、
雨にうたれながら、そのにおいを消そうと必死にごしごし洗ったりしてた。
お母さん、私ができなかったから泣いちゃうかも・・・と思って、
洗うそぶりを見せながら母の方をチラッとみたら、母は泣いてなかった。
ただ私の方を睨んでただけ。

私は次の日、案の定風邪を引きました。
その面接のことを母は父に言わなかったので、私も父にはその変な面接のことは言いませんでした。

765 :⑨:2008/01/05(土) 13:46:13 ID:F6tRdHeD0
もうこれは何十年も前の話です。
たまにふと思い出して、母に「あれはなんのお受験だったの?」と聞いたりもしますが、
母は「そんなの覚えてない」の一点張り。多分嘘ついてます。
私の被害妄想かもしれませんが、母は私をどっかの宗教の幼稚園の中にいれようとしていた。
それで、私が邪魔だったから、そこにいれて全て任せるつもりだったんでしょう。
しかも父に内緒で、先に幼稚園にいれさせるつもりだった。
間違って入ってしまわなくて本当によかったです。
そしたらどんなことになっていたか・・・
というか、あの面接でどんな受け答えをしてたら、入学できるんだろうか・・・謎・・・

757 :②:2008/01/05(土) 13:39:00 ID:F6tRdHeD0
そんな日々が2ヶ月ほど続きました。
冬がやってきて、確か雪もふったような。
冬になるとますます母の干渉が多くなって、
嬉しかったことは嬉しかったんですが、なんだか変な質問を堅くするようにもなってきて、
それはあんまり嬉しくなかった。
あなたの名前は?とか、今日の天気は?とか。
その時、私は意図がわかってなかったけれど、実際会場に連れて行かれて面接を受けて、
「ああこのために・・・?」と理解しました。
その面接がなんなのかは、最近受験シーズンの度に思い出して、
「そっかお受験だった・・・?」と解釈してます。

これから記すのは、その面接の内容なんですが・・・
子供の私にとってはなんだか、それこそ洒落にならないほど怖かったんですよ。
受験シーズンになってまた思い出したので、ここに書いてみます。

758 :③:2008/01/05(土) 13:39:40 ID:F6tRdHeD0
今思うと、ここが幼稚園?と思うほど立派で、白いあの建物が幼稚園だったらしい。
私が小さかったから余計大きく見えたかもしれないけど、あの大きさは、高さは尋常じゃなかったはず。
ビルみたいな大きさではなくて、不気味に大きいんです。
イメージ的には、簡単な造りの大きな宮殿で、大体真っ白だから・・・なーんか変な感じでした。
その建物の中に入っていく私と母は、いつも着る服とは全然違う立派な服でした。
私なんて普段大した服を着させてもらってなかったので、急に窮屈な服を着ると少し息苦しかった^^;
母に「ここ何屋さん?」とか聞いた気がするけど、母はただ遠くを見てキリッとしてるだけで、
その質問には答えない代わりに、
「ちゃんとするのよ」「ハキハキしなさい」。そしてまた「今日の天気は?」。
その日の天気は小雨でした。
小雨なんて言葉は知らなかったから、「ちょっとだけ雨降ってる」と答えたら、
「少し、雨が、降って、います」と訂正されたことは覚えてる。

759 :④:2008/01/05(土) 13:40:41 ID:F6tRdHeD0
案内の女の人みたいなのに誘導されると、他の親子もいて、椅子に座っていました。
私たちはその隣に座ります。親子の表情は穏やかでした。
悪い意味じゃないんですが、まるで天皇家の人たちのような笑顔で。
その笑顔と母の表情が、随分対照的だった・・・

その親子は男の人に呼ばれると、白いドアの中にペコペコしながら入ってった。
しばらくすると出てきて、私たちにもにっこり笑って出ていくと、
今度は私たちが呼ばれたらしく、母に促されながら白いドアの中に入っていきました。

男の人たちが3人いた。風貌はあまり覚えていないけど、表情は覚えてます。
左の人は無表情で、真ん中の人はまたにっこりしてる、右の人は私たちのことを睨んでました。
隣になぜかテレビがあった。
母と面接官のやりとりは、興味が特になかったのであんまり覚えてませんので、
私と面接官のやりとりをかきます。

面「お名前は?」
私「○○です」
面「どこにすんでますか?」
私「□□です」
面「今日のお天気はどうでしたか?」
私「(あ、さっきと同じ)ちょっと・・・」
ここで母に訂正されたのを思い出した。
でも、ちょっと・・・って言っちゃった・・・とあせって、すぐに「少し雨が降ってる・・」。
母の表情は見たくなかった。

761 :⑤:2008/01/05(土) 13:42:15 ID:F6tRdHeD0
この後面接官が変なこと聞いてきた。
面「○○さんは踊れますか?」
私「・・・?」
なんとなく、『踊れない』と答えちゃいけない気がして、
私「お・・踊れます」
面「そうですか、踊れるんですねえ^^」
無表情の面接官がテレビのスイッチをつけて、なんかのビデオを再生したっぽい。
テレビの画面には、まるでNH●の体操みたいに女の人が3人いて、変な動きをしてました。
今思うと、あのバレエのボレロっぽい動きが、もっと激しくなってるような感じ。
一番おかしかったのは、体をぐにゃぐや揺り動かしてる動き、変なの。

なんと面接官は、「じゃあ○○さん。この女の人たちの動きと同じ動きをしてください」と言ったんです!
さすがにびっくりしましたが、踊れるとか言っちゃったし、顔は見てないけど母が見てる・・・
「はい」と言って立ち、私は体を振り回しながら、一心不乱にその女の人達に合わせて踊ろうとしたけど、
なんせ3、4歳じゃあ全然おいつかないし・・・あせりました。
それなのに、酷かった。無表情の男の人はフアハハといった感じで笑ってました。
幼心にも恥ずかしさで傷つきました・・・

762 :⑥:2008/01/05(土) 13:43:36 ID:F6tRdHeD0
5分ほど踊らされてからまた座ると、次にテレビの画面に、ぼっさぼっさの髪と大きい目の男の人が映りました。
その画面の中の男の人は、ただの写真かと思うほど30秒ほどだまりこくっていたかと思ったら、
急に意味不明な言葉を発した。
「アイウギャオガー!ウエウガオラー!」みたいな?
そしてまただまりこくった。
そしたら面接官たちが、私の顔を一斉に見てきました。
何かを求めてる・・・もしかしてあの画面の男の人は、私に質問してたの?
でもなんていったかわかんないよ・・・どうしよう・・・と困ったので、
ちょっと母に助けを求めようと母の顔を振り向いた。
母はキリッと面接官たちに顔を向けていたけど、目が私を見ていて睨みつけていて、
「早く!答えな!」感がジワジワと伝わってきた。
私は泣きそうでした。
大人4人が何かを自分に求めているけど答えられない。怖い!なんなのかわかんない!
画面の中の男の人も私のことを凝視していました。
また写真かと思ったら口をモゴモゴさせていたので、写真ではなかったみたい。
とまあ、そんなことはどうでもいいですね。

やっとこさで口をあけたんですが、「あ・・・・」と言う事しかできませんでした。
面接官達はフッとこっちを見るのをやめ、ジーッと私を睨んでいた面接官が、
椅子の下からビンをとりだして、私に近づいてきました。
母のため息が、隣で聞こえたきがしました。

763 :⑦:2008/01/05(土) 13:44:29 ID:F6tRdHeD0
「あの人が言ったこと、わからないんですか」
あの人=ビデオの人?
私が「・・はい」と答えると、ビンの口を私の鼻の前にズンとつきだしてきて、
「なんのにおいですか?」と聞いてきた。
嗅ぐのが怖かったけど、仕方なく嗅いだ。
今の今までも、あんな臭いのを嗅いだのはそれっきりです。
すごーく臭い、生臭い、魚屋の匂いと、糞尿がまざったようなひっどい匂いでした。
仕方ないので、まずいと思ったけど「・・・うんこ・・・?の・・・」と答えたら、
面接官の顔が一気に赤くなって、次の瞬間、私の上でビンをさかさまに。
冷たい感触が一気に背中をつたりました。
かけられたのはただの透明な水?でも凄く臭い。
面接官は口々に「しんじられん!」「なんていやなこだ!」とか、「ばかだ!」と言い始めて、
当時の私にはわからないような言葉も使って色々言ってたようですが、私には意味はわからなかった。
ただひたすら怖くて、あんな普通に静かだった面接官達が大声で自分のことを罵倒してる。
しかも自分はびしょぬれ。んでもって、とっても臭い!

764 :⑧:2008/01/05(土) 13:45:29 ID:F6tRdHeD0
面接官達は散々私のことを悪く言った後、また冷静になっててコホンと咳払いをしてから、
母に「残念ですが、○○さんは私たちの幼稚園には入れません。さようなら」といった。
そこで私は、やっとここが幼稚園だったのかとわかる。
顔はみなかったけど、母の声色はこわばっていて、
「あ・・あの!でも!こんな内容なんて書いてませんでしたよ!
 どうしてですか!どうして教えてくれなかったなんですか!そしたら準備したのに!」
みたいなことを言っていました。
最後はドアがノックされ、「お時間です」と言われて、強制退場しました。

玄関まで出ると、外は小雨からどしゃぶりになってた。
母が私にやっと話しかけました。
「○○ちゃん」
「お母さんごめんなさい。あのね」
「○○ちゃん」
「・・・なに?」
「臭いわ」
「・・・」
「よかったわね、雨が降ってるから洗いなさい」
「・・・うん」
私は母に無理矢理出される前に外に出て、
雨にうたれながら、そのにおいを消そうと必死にごしごし洗ったりしてた。
お母さん、私ができなかったから泣いちゃうかも・・・と思って、
洗うそぶりを見せながら母の方をチラッとみたら、母は泣いてなかった。
ただ私の方を睨んでただけ。

私は次の日、案の定風邪を引きました。
その面接のことを母は父に言わなかったので、私も父にはその変な面接のことは言いませんでした。

765 :⑨:2008/01/05(土) 13:46:13 ID:F6tRdHeD0
もうこれは何十年も前の話です。
たまにふと思い出して、母に「あれはなんのお受験だったの?」と聞いたりもしますが、
母は「そんなの覚えてない」の一点張り。多分嘘ついてます。
私の被害妄想かもしれませんが、母は私をどっかの宗教の幼稚園の中にいれようとしていた。
それで、私が邪魔だったから、そこにいれて全て任せるつもりだったんでしょう。
しかも父に内緒で、先に幼稚園にいれさせるつもりだった。
間違って入ってしまわなくて本当によかったです。
そしたらどんなことになっていたか・・・
というか、あの面接でどんな受け答えをしてたら、入学できるんだろうか・・・謎・・・

私の姉ちゃん|ブログインデックス

485 :本当にあった怖い名無し :2007/10/11(木) 05:33:25 ID:g30kBLaP0
正直、他人にこういう怖さが理解されるのか微妙だと思うんだけど、聞いてくれ。

うちの姉ちゃんはもともと気が弱くて、他人が苦手な人だったのよ。
就職先で酷いイジメにあってさ、少し病んでしまったんだよね。
父が実家に連れて帰ってきた時には、もうなんというか…変だった。

私のことも、以前は「○○」って呼び捨てだったのに、
にっこりしながら「○ーちゃん」って、小学生以来の懐かしい呼び方だし…
ただ普通に会話もできるし、暴れたりすることもないんで、
まぁ自宅療養というか…自宅警備員を半強制されているわけだ。
時々姉ちゃん、フリーズしちゃうんからなんだナ(´・ω・`)カワイソス
まぁ家族も極めて普通に接して、昔と変わらず仲良く暮らしてたんだよ。
過去形なんだけどさ orz

ここまで書いといてなんだけど、オバケ話でないとダメかな?
メンヘルも見てきたんだけど、
あの辺と姉ちゃん一緒にするのはちょっと嫌なのです。

つづく

486 :本当にあった怖い名無し :2007/10/11(木) 06:24:43 ID:g30kBLaP0
姉ちゃんが急に部屋に入ってきてちょい焦った

つづき

姉ちゃんがうちに帰ってきてしばらく経ち、
家族もだいぶ落ち着いて、いつもの日常が帰ってきたと思ってた。
先月末までね(´・ω・`)

私がバイトから帰ってきて、部屋に戻ろうと階段を見上げると、
真っ暗な階段を上りきった位置に、姉ちゃんが下着姿で微動だにせず立ち尽くしてる。
うーん…またフリーズしちゃったかな…と思って、
「姉ちゃん?どした?」って下から声かけてみても、まったく反応がない。
いつもなら止まっちゃっても、私が声かけると「ん?何?」って動き出すのに、
マネキンかドアラかってくらいに動かない。
なんかマズイなと思って、階段上って肩叩こうとしたら、ブツブツ何か言ってるんだよ。
「大丈夫か?お薬飲むか?」って声かけたら、ピントの合わない目で、

「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
 どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
 どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」

(;´д`)コレワ…って思ってたら、
<○><○>だった視線が急に<● ><● >って私に向かって、
「ねぇ、なんで?」ときましたよ orz

もちょい つづく

488 :本当にあった怖い名無し :2007/10/11(木) 07:04:56 ID:g30kBLaP0
なんで?って…こっちが聞きたいですよ。
誰が…どこのどいつが、あなたをソコまで壊してしまったんですか?(´;ω;`)
なんでそんなになるまで、あなたは耐えてしまったんですか?

まさかそんな事も聞けないので、「なんで下着なのよ?」と逆に聞き返してみると、
お風呂に入ろうと思ってたとの事…
何時間ぐらいこのままだったんだろうね?めちゃくちゃ体冷たいじゃん。

姉ちゃんがお風呂入ってる間に、携帯で親に連絡。
もしかすると症状が悪化してるんじゃないか?って伝えて、
自分の部屋でニコ動見ながらゴロゴロしてたんだけど、
今にしてみると油断というか、ちょっと不注意すぎた。

いつの間にか寝てたらしくて、気づいた時にはなぜか部屋は真っ暗。
ノーパソのモニターだけが光源になってて、部屋に姉ちゃんがいた。
怖かった!私本当に姉ちゃんが怖くてさ、寝てるふりしたんだ。
姉ちゃん部屋にしばらく立ってたんだけど、そのうちゴソゴソ何かあさり始めて、
私、何されんだろうと本気で怖かったんだ。
そしたら姉ちゃん、私に毛布かけるんだよ。
んで、寝たふりしてる私の頭なでながら、ボロボロ泣いててさ、

「○ーちゃん ごめんね。
 姉ちゃん こわいよね きもちわるいよね ごめんね」

って、涙ポタポタ垂れてくんのよ…私の姉ちゃんなのにね。

身近な人が壊れてしまう怖さ。
それによって自分が変わってしまう自己嫌悪でもうね…

これで話はおしまい 長文失礼しました。

486 :本当にあった怖い名無し :2007/10/11(木) 06:24:43 ID:g30kBLaP0
姉ちゃんが急に部屋に入ってきてちょい焦った

つづき

姉ちゃんがうちに帰ってきてしばらく経ち、
家族もだいぶ落ち着いて、いつもの日常が帰ってきたと思ってた。
先月末までね(´・ω・`)

私がバイトから帰ってきて、部屋に戻ろうと階段を見上げると、
真っ暗な階段を上りきった位置に、姉ちゃんが下着姿で微動だにせず立ち尽くしてる。
うーん…またフリーズしちゃったかな…と思って、
「姉ちゃん?どした?」って下から声かけてみても、まったく反応がない。
いつもなら止まっちゃっても、私が声かけると「ん?何?」って動き出すのに、
マネキンかドアラかってくらいに動かない。
なんかマズイなと思って、階段上って肩叩こうとしたら、ブツブツ何か言ってるんだよ。
「大丈夫か?お薬飲むか?」って声かけたら、ピントの合わない目で、

「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
 どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
 どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」

(;´д`)コレワ…って思ってたら、
<○><○>だった視線が急に<● ><● >って私に向かって、
「ねぇ、なんで?」ときましたよ orz

もちょい つづく

488 :本当にあった怖い名無し :2007/10/11(木) 07:04:56 ID:g30kBLaP0
なんで?って…こっちが聞きたいですよ。
誰が…どこのどいつが、あなたをソコまで壊してしまったんですか?(´;ω;`)
なんでそんなになるまで、あなたは耐えてしまったんですか?

まさかそんな事も聞けないので、「なんで下着なのよ?」と逆に聞き返してみると、
お風呂に入ろうと思ってたとの事…
何時間ぐらいこのままだったんだろうね?めちゃくちゃ体冷たいじゃん。

姉ちゃんがお風呂入ってる間に、携帯で親に連絡。
もしかすると症状が悪化してるんじゃないか?って伝えて、
自分の部屋でニコ動見ながらゴロゴロしてたんだけど、
今にしてみると油断というか、ちょっと不注意すぎた。

いつの間にか寝てたらしくて、気づいた時にはなぜか部屋は真っ暗。
ノーパソのモニターだけが光源になってて、部屋に姉ちゃんがいた。
怖かった!私本当に姉ちゃんが怖くてさ、寝てるふりしたんだ。
姉ちゃん部屋にしばらく立ってたんだけど、そのうちゴソゴソ何かあさり始めて、
私、何されんだろうと本気で怖かったんだ。
そしたら姉ちゃん、私に毛布かけるんだよ。
んで、寝たふりしてる私の頭なでながら、ボロボロ泣いててさ、

「○ーちゃん ごめんね。
 姉ちゃん こわいよね きもちわるいよね ごめんね」

って、涙ポタポタ垂れてくんのよ…私の姉ちゃんなのにね。

身近な人が壊れてしまう怖さ。
それによって自分が変わってしまう自己嫌悪でもうね…

これで話はおしまい 長文失礼しました。

つきまとう女 中編|ブログインデックス

710 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 22:58:21 ID:kOT+Y6Db0
夜、俺とジョンはホテルの一室に居た。
「良い部屋でしょ?ここ、社長の従兄弟が経営するホテルなんですよ」
確かに良い部屋だった。地上20階に位置するこの部屋からは、キレイな夜景が見える。
「お兄さん、家族への連絡は済みました?」
「ああ。何て説明したらいいか分からなかったけど、なんとか納得して貰ったよ」
「事が済むまで申し訳ないですけど、お兄さんをここに監禁させてもらいます。
 下手をすると、ご家族にも迷惑がかかりますので…」
俺の家族は、母と姉の二人。父は3年前の秋に、心筋梗塞で死んだ。
父が死んだ時、そばには誰も居なかった。気付いた時には、自宅で孤独死していた。
俺にとって良い父親だった。俺は生涯で最も本気で泣いた。
残された体の弱い母を、俺が守らなくてはいけないのに、今の俺はこの様だ。
本当に情けない。

「なぁ、ジョン。お前にも家族が居るんだろ?」
俺の質問に、ジョンは少し困った顔をした。
「血の繋がった家族は居ません。俺、施設の出なんです。だから…」
「そうなのか。なんか悪いこと聞いちまったかな」
「いえ、俺には家族が居ます。社長や社員のみんなです。
 俺は社長に拾われていなかったら、本当にろくでなしで人生を終えるところでした」
そう言うとジョンは優しく微笑んだ。
「あの女社長、ヒステリックで怖そうな人だったけど、お前の言ったとおり根は良い人なんだな」
「まあ、そうですね。普段はおっかないですけどね。あと…お兄さん」
「ん?」
「あの人、女じゃないですよ」
「え?」
「改造済みです」

711 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 22:59:02 ID:kOT+Y6Db0
暫く俺は夜景を眺めていた。こんなに落ち着いた環境は久しぶりだ。
ジョンはひたすら、ノートPCで計画書を作成していた。
「なあ、ジョン」
「なんですか?」
「俺のような人間は他にも居るのか?
 こんな風に、訳も分からず取り憑かれてしまう人間が、俺の他にも…」
ジョンは静かに溜息をつく。
「多いですね。でも、お兄さんは運が良い部類に入ります。俺たちと出会いましたから。
 多くの人は、何も出来ずにただ死ぬだけです。
 最初にお兄さんが言ったように、自分がおかしいのだと思い込んで、大概の人は死にます」
ジョンはタバコに火を点け、煙を深く吸い込んだ。
「近年の自殺者数は、年間3万人以上になります。一日に100人は自殺しているのです。
 死因不明や行方不明を含めると、もっと居るのかもしれません。
 社長は言っていました。『日本人の守護霊が年々弱くなっている』と。
 その為、本当に小さな悪霊にも、簡単に取り憑かれてしまう人間が増えた。
 勿論、全部が全部悪霊の仕業とは言えませんが、『これは本当に悲しいことなのだ』。そう言っていました」
「守護霊…か。さっきも言ったが、俺は霊とかには疎い。守護霊ってのは、なんなんだ?」
ジョンはノートPCから手を放し、こちらに振り向いた。
「守護霊と悪霊…同じ霊という字で表現しますが、根本的には全く異なる存在です。
 悪霊は、自分自身の感情と意志に依存し存在します。
 逆に守護霊は、人間の温かい記憶に依存して存在します。
 悪霊の強さは、自身の念の強さに左右され、
 守護霊の強さは、人の温かい記憶よって左右されます」

713 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 22:59:43 ID:kOT+Y6Db0
「温かい記憶?それはなんだ?」
「優しさですね。人は誰かに守ってもらったり、助けてもらって、優しさを身につけます。
 助け合いの精神です。その精神が、守護霊の力になるのです」
やっぱり俺にはよく分からない。ただ、ジョンが真剣なのは分かる。
「それって何かの宗教か?」
「いえ、社長の受け売りです。俺たちは宗教団体ではないです」
ジョンの言うとおり、日本人の守護霊とやらが全体的に弱くなっているなら、それは助け合いの精神の欠如が原因か…。
確かに悲しいことではある。
なら俺も、その助け合いの精神が無いが故に、こんなことになってしまったのか。
「お兄さんの守護霊は強いですよ」
「なに?」
「さっきも言いましたけど、お兄さんは本来、死んでいてもおかしくなかった。
 それくらい強烈な奴に憑かれたんです。
 でも、お兄さんは死んでいない。守護霊が守ってくれているんですよ」
「俺の守護霊って…?」
「お父さんですよ。お兄さんのお父さんが、お兄さんを守ってくれています。
 ギリギリの勝負ですけどね。本当に良く頑張ってくれています。
 お兄さんは、良い人に育ててもらったんですね」

それを聞くと、俺は黙って窓の外に広がるキレイな夜景を眺めた。
キレイな夜景が、うっすらとぼやけて見えた。

714 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:00:24 ID:kOT+Y6Db0
夕飯にジョンがスパゲティを差し出した。
「食って下さい。これから先、体力勝負になりますから」
ジョンには申し訳ないが、今の俺に食欲はなかった。
半分ほど手をつけて限界だった。
それを見てジョンは溜息をつく。

俺はこの先の不安で心を締め付けられていた。
訳も分からないままに騒動に巻き込まれ、こうしている。
納得がいかなかった。どうしてこんなことに俺は巻き込まれたのか。
自問自答してもジョンに聞いても、俺の心は納得しなかった。
窓の向こうに見える景色の中では、今も人々が移ろうように流れていく。
かつては俺もあの流れの中に居た。
あの日々に戻りたかった。

思いふけっていた俺の耳に、窓の縁から何かが張り付くような音がした。
音の方向に眼をやると、俺の瞳孔は一気に開いた。
人の手が窓の向こう側に張り付いている。
ここは地上20階。ベランダも無い。人が立てるような場所ではなかった。
そんな場所に人の手がある。俺はジョンの名を叫んだ。
その瞬間、ジョンは俺の前に立ちふさがり、「窓から離れてください!!」と叫んだ。
ジョンは携帯を取ると、どこかに電話し始めた。
俺は窓の手から視線を外せずにいた。
「大丈夫です。俺が居ます。この部屋の中には入って来られません」
震える俺にジョンはそう言った。
その時、ゆっくりと手の主が這いずるように動き出す。
俺は手の主の顔を見た瞬間に、頭を打ち抜かれるような衝撃を食らい絶句した。
手の主は俺だった。

715 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:01:04 ID:kOT+Y6Db0
窓の向こう側に俺がいた。どう見ても俺だった。
俺の頭は完全に真っ白になった。
どうして俺が窓の向こう側に張り付いているんだ。
俺はここに居るのに、窓の向こう側にも俺は居る。俺の頭は完全に混乱した。
「社長、俺です!ジョンです!マズイことになりました!
 ドッペルゲンガーです!お兄さんのドッペルゲンガーが出ました!俺の眼にも見えます!!
 今は窓の外に居ます!!はい!!御願いします!」
ジョンの電話先は社長だった。何かを社長に御願いし、ジョンは携帯を切る。
「お兄さん、あいつに絶対に触れないで下さい!!
 触れたら、俺でも社長でも、お兄さんの命を助けられない!!」
窓の向こう側のもう一人の俺は、激しく狂ったように窓を叩き始めた。
その衝撃音が連鎖するように、部屋中から鳴り響く。
「開けろぉおお!!開けろぉぉおおおお!!」
俺が窓の外でそう叫んでいた。
俺は縮こまりながら、心の中で『止めてくれ、もう止めてくれ!』と何度も叫んだ。
ジョンは「速くしてくれ、速くしてくれ」と呟く。
次の瞬間、ジョンの携帯が鳴り響く。
携帯の着信音に、窓の向こう側の俺は驚いた表情を浮かべると、溶けるように消えていった。
「なんだ!?あれはなんなんだ!?ジョン!?俺が居た!!俺が居たぞ!!!」
怒鳴る俺を無視して、ジョンは携帯で話をしている。
「はい、消えました。有難う御座います。はい…はい…分かりました」
俺はもう何がなんだか訳が分からなかった。

716 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:01:47 ID:kOT+Y6Db0
ジョンはソファに腰掛けると今起きた事態を説明しだした。

「非常にマズイです、お兄さん。
 窓の外に居たお兄さんは、あの女、奈々子が作り出した、お兄さんの分身です。
 あの分身に触れると、確実に死にます。
 俗に言う、ドッペルゲンガーって奴です。
 これは、女がお兄さんを本気で殺しに来た証拠です。
 ドッペルゲンガーの殺傷能力は異常に高いんです。
 多分あの女は、お兄さんをゆっくり苦しめてから殺すつもりだった。
 その方が、お兄さんは強い悪霊として育ち、女にとって役に立つからです。
 でも、俺たちが現れた。だから、早急に殺すことにしたんだと思います。
 実を言うとお兄さんの中に、社長特製のファイアーウォールを仕込んどいたんです。
 普通の悪霊なら、身動き一つ取れなくなるはずです。
 それをあの女は軽々と突破し、お兄さんの分身を作り上げた。
 更に悪い事に、俺はお兄さんの分身を見ようと思って、見た訳ではありません。あの女に強制的に見せられた。
 つまり俺も、いつの間にか女に侵入されていたんです。
 さっきのは、社長に御願いして払いました。今の俺にはあれを払う力はありません。
 俺にとって何よりもショックなのは、
 夢の中ではなく現実の中で、女があそこまでリアルなお兄さんの分身を作り上げ、
 俺とお兄さんの中に、同時に具現化したことです。
 俺はその前触れに全く気付かなかった。
 女が俺の遥か上の存在だという事を、心底思い知らされました」
呼吸を乱しながら、ジョンは悔しそうな表情でそう言った。
俺の体は、未だに震えが止まらなかった。ジョンの話が、更に俺の恐怖心を煽る。

俺はジョンに怒鳴った。
「じゃあ、どうするんだよ!?」
ジョンは俯いた。
「どうしよう…」
そう言うとジョンは、頭を抱えて塞ぎ込んだ。

724 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:48:58 ID:kOT+Y6Db0
地上20階に位置する豪華なホテルの一室。
キレイなインテリアが並ぶこの部屋に、似つかわしくない二人の男。
一人は恐怖で小刻みに震え、一人は頭を抱えて俯いている。
俺とジョンだ。
俺たちは、敵の強大さに打ちのめされていた。
俺の心は絶望感でいっぱいだった。逃げることだけを必死で考えていた。
「ジョン、サラ金でも闇金でも何でも良い…借金して200万揃える。
 だから、社長に俺の除霊を頼んでくれ…」
ジョンはタバコに火を点けると頭を横に振った。
「無理です、お兄さん。社長は、一度言ったことを絶対に曲げません。
 俺に除霊をやらすと言ったからには、例え俺が死んでも、お兄さんが死んでも、社長は手を出しません」
俺はテーブルに拳を叩きつけた。
「ふざけるな!!俺の命が懸かっているんだぞ!!!」
「お兄さん」
「お前だって、あの女には勝てないって言ったじゃないか!!!」
「お兄さん」
「200万で足りないなら300万だって用意する!!だから俺を助けてくれ!!!」
「お兄さんっ!!!!」
ジョンは声を荒げて立ち上がった。
「俺を…信じてください」

725 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:49:38 ID:kOT+Y6Db0
「お前を…信じる…?」
ジョンは真剣な眼差しで俺を見つめる。その鋭い眼光に俺は戸惑った。
「俺はお兄さんを守ります。お兄さんは俺が絶対に助けます。
 だから、俺を信じてください。俺はお兄さんを守る為に命を懸けます。
 例え、俺が死んでも…絶対にお兄さんは俺が助けます」
俺は困惑した。こいつ、何でそこまで言えるんだ?
「そこまでお前が、俺を守りたい理由はなんだ?お前だって危ないんだぞ?」
ジョンは黙り込むと深く溜息をついた。
「俺たちが除霊をする時、対象者の守護霊の力を借ります。
 つまりお兄さんの親父さんです。
 お兄さんの親父さんと沢山話をしました。
 ジョンって名前…、お兄さんの家で、昔飼っていた犬と同じ名前なんですね。
 親父さん、笑っていました。
 俺は未熟だから、お兄さんの親父さんと話しているうちに、親父さんに感化されてしまったのかもしれません。
 今では…お兄さんが、俺の本当の兄貴のように思えるんです…」
「お前…」
「親父さんのお兄さんを守りたいという気持ちは本物です。
 親父さんは死ぬ寸前に、お兄さんや娘さん、それに奥さんのことを思っていました。
 『すまない』。そういう気持ちでいっぱいだったんです。
 だからこそ今でも親父さんは、お兄さんたちを必死で守っているんです。
 俺はその気持ちに応えたい」
それを聞いた俺は足元から崩れ落ち、その場に跪いた。
ジョンが俺の肩を掴む。
「俺を…信じてください」
俺の肩を掴むジョンの手は、温かった。

726 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:50:19 ID:kOT+Y6Db0
深夜、俺は眠れずにいた。少しでも油断することが怖かった。
「ジョン、俺の親父は大丈夫なのか?あんな女と戦っているんだろ?」
ジョンはノートPCのキーボードを叩きながら答える。
「女はお兄さんだけでなく、お兄さんの家族にも侵入しようとしています。
 だから、お兄さんの守護は俺に任せてもらって、親父さんにはそちらの守護に専念してもらっています」
俺は頭を抱えた。
「なんてこった…。あの女、俺の家族にまで…」
「大丈夫です。親父さんが守ってくれます」
俺はコップの水を飲んだ。
「なあ、ジョン。俺の守護霊が親父だってのは、なんとなく分かった。
 でも、お前の守護霊は居ないのか?
 ほら…、お前、身内が居ないって言っていたし…」
「居ますよ。俺の守護霊は社長です」
「はあ?お前、社長は生きているだろ?」
「守護霊も悪霊も、生きているか死んでいるかは関係ありません。
 一言に霊と言うと、死んだ人を想像するかもしれませんが、違います。
 さっきも言いましたが、
 悪霊は自身の感情や意志に依存して存在し、守護霊は温かい記憶に依存して存在します。
 俺の中で社長の温かい記憶がある。
 だから俺の中で社長が形成され、俺の守護霊として存在しています。
 これは俺だけじゃなく、普通の人も同じです」
俺はコップの中の水を見つめた。
こいつに出会ってから、不可思議なことばかりを聞かされる。

728 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:51:00 ID:kOT+Y6Db0
不意にチャイムの音が部屋に鳴り響く。俺は驚いてソファから滑り落ちた。
「こんな時間に誰だろう?」
ジョンが立ち上がり、玄関口に向かう。
「おい、大丈夫なのか!?あの女じゃないのか!?」
ジョンは微笑みながら、「大丈夫ですよ」と答えた。
玄関を開けると、そこには社長が居た。
社長は部屋の中に入るとソファに座り、タバコに火を点ける。
「調子はどうかしら?若年性浮浪者モドキ君…」
じゃ…若年性浮浪者モドキ君…。なんだか、この人に勝てる気が全くしない。
ジョンがグラスにワインを注ぎ、社長に差し出す。
「こんな深夜に、どういった御用件ですか、社長?」
「ああ、あんたがメールで送ってきた計画書ね…、読んだわ。筋は悪くないわね」
「有難う御座います」
「でも、決定的な勘違いをしているわ」
「勘違い?」
ジョンの表情が曇る。
「まあ、仕方ないわ。私もそれに気付いたのは、ついさっき。
 お前が気付かないのも無理は無い」
「どういうことですか?社長?」
社長は灰皿にタバコの灰を落とす。
緊迫した雰囲気が部屋に充満していた。

729 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:51:40 ID:kOT+Y6Db0
社長はワインの入ったグラスに口をつける。
赤いワインの入ったグラスを、しなやかに扱う指の動きが印象的だった。
「先刻、この若年性浮浪者モドキ君の、ドッペルゲンガーが現れたわね」
「はい。俺も強制的に見せられました。俺も侵入されていたんです」
ジョンは悔しそうな表情を浮かべる。
「私はお前の現場実習開始当初に、安全装置として、若年性浮浪者モドキ君に予め防壁を仕込んどいた。
 万が一を考慮してだ。
 だが、それは突破され、あまつさえ奴はドッペルゲンガー作り出した。
 私の見立てでは、あの薄汚い女にそんな力は無かったはず。
 違和感を覚えないか、ジョン?」
「確かに俺も驚きました。まさか社長のファイアーウォールが破られるなんて…
 でも、違和感と言うのはなんですか?何かあるんですか?」
社長は深くタバコを吸い込んだ。
「あの薄汚い女は、中心ではあるが本丸ではない。ということだ。
 私ですらさっきまで気付かなかったほどに、本丸は深いところに居る。
 恐らくそいつは、死人ではなく生き人の可能性が高い。
 しかも、かなりの腕前の持ち主だ。こいつは予想以上に根の深い問題だな」
俺は黙って話を聞いていた。なんだか、話がとんでもない方向に向かっている。
「そっちの本丸の方は私に任せろ。
 こいつは、若年性浮浪者モドキ君の依頼の範疇を越えている。
 タダ働きでやるのは嫌だが、仕方あるまい。放置するにしては危険すぎる。
 ただし、薄汚い女並びに3人の男は、ジョン、お前が責任をもって除霊しろ。
 いいか?浄霊しようとしなくていい。除霊することに専念しろ。
 分かったか、ジョン?」
社長はそう言うと、グラスの中のワインをしなやかな手つきで飲み干した。

730 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:52:21 ID:kOT+Y6Db0
社長が部屋から退室し、再び俺とジョンの二人きりになる。
去り際に社長がこんなことを言った。
「この件が終わったら、父親の墓参りに行けよ。寂しがっているぞ。
 あと、寝ろ。眼の下のクマが酷いぞ」
そういえばここ最近、あまりにも色んなことが起きて、ろくに親父の墓参りにも行ってなかった。
この騒動から無事に生きて帰れたら、親父の墓参りに行こう。俺はそう思った。

俺はソファに座り、惚けていた。なんだか、とても疲れた。
眠ることが怖かったが、睡魔には勝てなかった。
俺はいつしか眠りに落ちていた。

気が付くと俺は、どこかのビルの屋上に立っていた。
「ここは?」
深夜のビルの屋上に冷たい風が吹く。
「ジョン!?おい、ジョン!?」
大声でジョンに問いかけるも、返事は返ってこなかった。
俺は辺りを見渡すと、視界の端に何か居ることに気付いた。
その瞬間、頭に殴られたような強い衝撃が走る。俺は力なく、その場に崩れ落ちた。
地面に倒れた俺を、見たことの無い巨躯の男が見下ろしていた。
「なんだ…お前…?」
男はしゃがみこむと、俺の髪を掴んだ。
「悪足掻きするなよ。どうして素直に死なない?」
男の後方にキチガイ女と医者、警察官、看護師の姿が見える。
俺の全身の血が沸騰した。

731 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:53:02 ID:kOT+Y6Db0
『私ですらさっきまで気付かなかったほどに、本丸は深いところに居る』
俺は社長の言葉を思い出していた。
こいつがそうだ。俺は直感的にそう思った。
「テメェかぁ!!!テメェが俺を!!」
男が俺の頭を地面に叩きつける。俺は頭に生温いものを感じた。
それでも俺は男を睨みつける。
許せなかった。どうしても俺をこの騒動に巻き込んだ、この男が許せなかった。
「テメェだけは…テメェだけは絶対に許さねぇ!」
男の表情が暗く曇る。
「お前が俺を許す、許さないじゃない。俺がお前を殺すか、殺さないかだ。
 厄介なオカマも引き込んでくれたし、いい加減、俺も頭にきた。切れそうだよ。
 お前の家族もくれなきゃ、妹も納得しないそうだ。
 素直に死んどけば良かったのに、困ったことしてくれたな」
男は歯軋りしながら、そう言った。俺は男の胸倉を掴んだ。
「家族に手を出すことだけは絶対に許さねぇ!!」
男は俺の腕を払いのける。
「お前の父親も同じことを言っていたな。親子揃ってしぶといにも程がある。
 もういい。俺も本気でお前が殺したい」
俺の後方から足音が聞こえる。
振り返るとそこには俺が居た。ドッペルゲンガーだ。
『お兄さん、あいつに絶対に触れないで下さい!!
 触れたら俺でも社長でも、お兄さんの命を助けられない!!』
俺は全力で走った。

740 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:21:21 ID:j0e1jDQW0
俺は全力で走った。
致死率100%と言われるドッペルゲンガーから逃げる為に。
頼みの綱のジョンは居ない。周りに居るのは敵ばかりだ。
狭いビルの屋上、逃げ場など無かった。
俺は出入り口のノブを回した。鍵がかけられている。ビクともしない。
後方には俺が居る。俺に触れたら俺は死ぬ。
「おいおい、もういいだろう!?手間取らせんじゃねぇよ!!」
巨躯の男が、苛立つ感情を剥き出しにして怒鳴る。
俺が迫ってくる。俺はこの時、必死に考えた。逃げる方法を。助かる方法を。
俺は屋上のフェンスを乗り越えた。
「これは夢だ。夢なんだ。現実じゃない」
俺は自分に言い聞かせた。目前には奈落の光景が見える。思ったより高い。
後方を振り返ると、俺がゆっくりと歩いてくる。
その時、不意にキチガイ女と眼が合った。
女は笑ってやがった。俺の中に怒りがこみ上げて来る。
生きるんだ。俺は絶対に死なない。絶対に生きるんだ。
俺は雄叫びを上げた。飛び降りてやる。ここから飛び降りてやる。
「ヘイ!!確かにここは現実じゃねぇけどよ!!
 落ちればそれなりに痛いぜ!?お前、それに耐えられるのか!?」
巨躯の男が俺に問いかける。
「絶対にお前だけは許さないからな」
俺は、そう言い捨てると、ビルの屋上から飛び降りた。

742 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:22:02 ID:j0e1jDQW0
激痛。それを表現するのに、この言葉以外に思いつかない。
ビルから飛び降りた俺は脚から落下し、地面に頭を叩きつけられた。
まるで蛙のように惨めに地面にへばりつく。俺の周囲に赤い血が広がる。
意識がなくならない。今まで体験したことの無いような激痛がはっきりと認識できる。
死にかけの蛙が、ひくつきながら痙攣するのと同様に、俺の体は小刻みに揺れた。
俺の視界の先に、ビルの出入り口から出てくる俺が見えた。
「来る…な…」
消え入りそうな蝋燭の如く俺は呟いた。これが精一杯の抵抗だった。
容赦なく俺は俺に近づき、俺の目前までやってきた。
俺は俺を見下ろしていた。体は痛みに支配され、もう逃げることもできない。
俺はもう一人の俺を、力の限り睨んだ。俺は俺に、負けたと思われたくなかった。
もう一人の俺はしゃがみこむと、俺の背中に手を置き、「見いつけた」と言った。
溶け込むように、俺が俺の体内に入ってきた。
完全な同化。奴の心と俺の心が一つになる感覚。
俺は俺に溶け込み、俺の心を支配した。
この瞬間、ジョンが「ドッペルゲンガーに触れられると確実に死ぬ」と言った意味が分かった。
暗闇が全身に拡がる。俺は終わった。終わったんだ。
心が引き裂かれるような、とてつもない暗闇に俺は放り出された。
負の感情が俺の中に溢れ出す。
俺は朦朧とした。生きることに希望なんて何一つとしてない。
この世に居たってどうしようもない。死んだほうが良い。
ただ死にたい。本当にそれだけだった。
なんでも良い。死ねるならロープでもガソリンでも俺にくれ。
自殺がしたい。自殺をさせてくれ。なんでもする。だから俺を自殺させてくれ。
俺はドッペルゲンガーに完全に支配されていた。

743 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:22:46 ID:j0e1jDQW0
「お兄さん」
朝、ジョンに呼ばれて俺は眼が覚めた。全身が汗で濡れている。
俺は周囲を見渡した。ホテルの一室。ここは俺が居たホテルの一室だ。
俺は全身を弄った。どこにも異常はない。
ジョンがコーヒーを差し出す。
「大丈夫ですか、お兄さん?」
俺は確かにドッペルゲンガーに触れられた。でも、今は死にたいとは思わない。
俺は助かったのか?現実を俺は把握出来ずにいた。
「混乱しているみたいですね、お兄さん。もう大丈夫です。
 ようやく俺にも見えました。あいつがお兄さんの敵なんですね」
ジョンの言葉に俺は驚いた。
「どういう…ことだ、ジョン?」
「お兄さんには申し訳ないと思ったのですが、お兄さんのファイアーウォールを一時的に弱めました。
 案の定、敵の本丸はお兄さんに侵入してきた。狙い通りです」
俺はジョンの言葉の意味を理解し切れなかった。
「じゃあ、わざとアイツを誘き寄せたのか?」
「そうです。お兄さんには囮になってもらいました。
 勿論、お兄さんの安全が第一です。その為の対策をした上で実行しました」
なにがなんだか、俺にはさっぱり理解出来なかった。

744 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:23:27 ID:j0e1jDQW0
俺はコーヒーを一気に飲み干した。
「冷静になろう、ジョン。俺に何をしたって言うんだ?説明してくれ。何をしたんだ?」
ジョンはタバコに火を点けた。
「敵はお兄さんに対して分身、ドッペルゲンガーを使ってきました。
 これは高度な技術を要します。敵は相当な腕の持ち主です。
 でも、社長はこう推理しました。
 『敵は、自分と同等の力の持ち主と出会ったことが無い』
 お兄さんに対する敵の陰湿で強引なアプローチから、敵は力こそA級でも、経験は浅い人間だと推理したんです。
 そこで罠を仕掛けました。
 敵がお兄さんのドッペルゲンガーを使うなら、こちらもお兄さんのドッペルゲンガーを使う。
 敵も、自分以外にドッペルゲンガーが作れる人間が居るとは思わなかったのでしょう。
 完全に疑うことも無かったですね」
ジョンは微笑みながらそう言った。
「ドッペルゲンガー?どこが?どこら辺が?何がドッペルゲンガーなんだ?」
俺は尚もジョンに問いかける。訳が判らない。
「お兄さんが敵の作ったビルの屋上に立った時点から、お兄さんは社長の作ったドッペルゲンガーです。
 流石に意識のない人形だと疑われるので、半分ほどお兄さんの意識を入れました。
 お兄さんには、怖い思いをさせてしまいましたけど、
 おかげで、俺と社長が見ていることに、全く気付かれませんでした。
 いけますよ。社長が本丸の男の捜索に乗り出しました。
 ここからが探偵の腕の見せ所です」
俺は唖然とした。そうならそうと、前もって言ってくれ。

745 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:24:09 ID:j0e1jDQW0
昼、俺は一枚の食パンを前に困惑していた。
ここ暫くろくな物を食っていないのに、食欲が全く湧かない。
一枚の食パンですら今の俺には重い。
「なあ、ジョン。さっき、『社長が本丸の男の捜索に乗り出した』って言ったよな?」
スパゲティを頬張りながらジョンは答える。
「ええ。社長は朝の便で北海道に向かいました」
「北海道?」
「社長があの男に侵入して、居場所を特定したんです。
 恐らくあの男も、今頃は泡食っているでしょうね。
 絶対に社長からは逃げられませんよ」
「なあ、ジョン。アイツはやっぱり生きた人間なのか?
 あんなことが人間に出来るものなのか?」
ジョンはスパゲティを平らげると、カレーライスに手をつけた。
「俺も驚きました。社長以外にあんなことが出来る人間は初めて見ましたよ。
 あれほどの力の持ち主が、野に放たれていたなんて恐ろしい限りです」
ジョンはカレーライスを平らげると、次はカツ丼に手をつけた。
異様に次から次へとジョンは食いまくる。
「おい、ジョン。食いすぎじゃないか?」
食欲の無い俺からすると、ジョンの食う姿が異常に見える。
「これからの作業は体力要りますから、食っておかないと。
 夕方までに、社長が本丸の男を押さえます」
 つまり…、クライマックスですよ、お兄さん」

そう言ってジョンは優しく微笑んだ。
それを聞いた俺は、食パンにバターを塗り平らげた。

711 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 22:59:02 ID:kOT+Y6Db0
暫く俺は夜景を眺めていた。こんなに落ち着いた環境は久しぶりだ。
ジョンはひたすら、ノートPCで計画書を作成していた。
「なあ、ジョン」
「なんですか?」
「俺のような人間は他にも居るのか?
 こんな風に、訳も分からず取り憑かれてしまう人間が、俺の他にも…」
ジョンは静かに溜息をつく。
「多いですね。でも、お兄さんは運が良い部類に入ります。俺たちと出会いましたから。
 多くの人は、何も出来ずにただ死ぬだけです。
 最初にお兄さんが言ったように、自分がおかしいのだと思い込んで、大概の人は死にます」
ジョンはタバコに火を点け、煙を深く吸い込んだ。
「近年の自殺者数は、年間3万人以上になります。一日に100人は自殺しているのです。
 死因不明や行方不明を含めると、もっと居るのかもしれません。
 社長は言っていました。『日本人の守護霊が年々弱くなっている』と。
 その為、本当に小さな悪霊にも、簡単に取り憑かれてしまう人間が増えた。
 勿論、全部が全部悪霊の仕業とは言えませんが、『これは本当に悲しいことなのだ』。そう言っていました」
「守護霊…か。さっきも言ったが、俺は霊とかには疎い。守護霊ってのは、なんなんだ?」
ジョンはノートPCから手を放し、こちらに振り向いた。
「守護霊と悪霊…同じ霊という字で表現しますが、根本的には全く異なる存在です。
 悪霊は、自分自身の感情と意志に依存し存在します。
 逆に守護霊は、人間の温かい記憶に依存して存在します。
 悪霊の強さは、自身の念の強さに左右され、
 守護霊の強さは、人の温かい記憶よって左右されます」

713 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 22:59:43 ID:kOT+Y6Db0
「温かい記憶?それはなんだ?」
「優しさですね。人は誰かに守ってもらったり、助けてもらって、優しさを身につけます。
 助け合いの精神です。その精神が、守護霊の力になるのです」
やっぱり俺にはよく分からない。ただ、ジョンが真剣なのは分かる。
「それって何かの宗教か?」
「いえ、社長の受け売りです。俺たちは宗教団体ではないです」
ジョンの言うとおり、日本人の守護霊とやらが全体的に弱くなっているなら、それは助け合いの精神の欠如が原因か…。
確かに悲しいことではある。
なら俺も、その助け合いの精神が無いが故に、こんなことになってしまったのか。
「お兄さんの守護霊は強いですよ」
「なに?」
「さっきも言いましたけど、お兄さんは本来、死んでいてもおかしくなかった。
 それくらい強烈な奴に憑かれたんです。
 でも、お兄さんは死んでいない。守護霊が守ってくれているんですよ」
「俺の守護霊って…?」
「お父さんですよ。お兄さんのお父さんが、お兄さんを守ってくれています。
 ギリギリの勝負ですけどね。本当に良く頑張ってくれています。
 お兄さんは、良い人に育ててもらったんですね」

それを聞くと、俺は黙って窓の外に広がるキレイな夜景を眺めた。
キレイな夜景が、うっすらとぼやけて見えた。

714 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:00:24 ID:kOT+Y6Db0
夕飯にジョンがスパゲティを差し出した。
「食って下さい。これから先、体力勝負になりますから」
ジョンには申し訳ないが、今の俺に食欲はなかった。
半分ほど手をつけて限界だった。
それを見てジョンは溜息をつく。

俺はこの先の不安で心を締め付けられていた。
訳も分からないままに騒動に巻き込まれ、こうしている。
納得がいかなかった。どうしてこんなことに俺は巻き込まれたのか。
自問自答してもジョンに聞いても、俺の心は納得しなかった。
窓の向こうに見える景色の中では、今も人々が移ろうように流れていく。
かつては俺もあの流れの中に居た。
あの日々に戻りたかった。

思いふけっていた俺の耳に、窓の縁から何かが張り付くような音がした。
音の方向に眼をやると、俺の瞳孔は一気に開いた。
人の手が窓の向こう側に張り付いている。
ここは地上20階。ベランダも無い。人が立てるような場所ではなかった。
そんな場所に人の手がある。俺はジョンの名を叫んだ。
その瞬間、ジョンは俺の前に立ちふさがり、「窓から離れてください!!」と叫んだ。
ジョンは携帯を取ると、どこかに電話し始めた。
俺は窓の手から視線を外せずにいた。
「大丈夫です。俺が居ます。この部屋の中には入って来られません」
震える俺にジョンはそう言った。
その時、ゆっくりと手の主が這いずるように動き出す。
俺は手の主の顔を見た瞬間に、頭を打ち抜かれるような衝撃を食らい絶句した。
手の主は俺だった。

715 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:01:04 ID:kOT+Y6Db0
窓の向こう側に俺がいた。どう見ても俺だった。
俺の頭は完全に真っ白になった。
どうして俺が窓の向こう側に張り付いているんだ。
俺はここに居るのに、窓の向こう側にも俺は居る。俺の頭は完全に混乱した。
「社長、俺です!ジョンです!マズイことになりました!
 ドッペルゲンガーです!お兄さんのドッペルゲンガーが出ました!俺の眼にも見えます!!
 今は窓の外に居ます!!はい!!御願いします!」
ジョンの電話先は社長だった。何かを社長に御願いし、ジョンは携帯を切る。
「お兄さん、あいつに絶対に触れないで下さい!!
 触れたら、俺でも社長でも、お兄さんの命を助けられない!!」
窓の向こう側のもう一人の俺は、激しく狂ったように窓を叩き始めた。
その衝撃音が連鎖するように、部屋中から鳴り響く。
「開けろぉおお!!開けろぉぉおおおお!!」
俺が窓の外でそう叫んでいた。
俺は縮こまりながら、心の中で『止めてくれ、もう止めてくれ!』と何度も叫んだ。
ジョンは「速くしてくれ、速くしてくれ」と呟く。
次の瞬間、ジョンの携帯が鳴り響く。
携帯の着信音に、窓の向こう側の俺は驚いた表情を浮かべると、溶けるように消えていった。
「なんだ!?あれはなんなんだ!?ジョン!?俺が居た!!俺が居たぞ!!!」
怒鳴る俺を無視して、ジョンは携帯で話をしている。
「はい、消えました。有難う御座います。はい…はい…分かりました」
俺はもう何がなんだか訳が分からなかった。

716 :夜 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:01:47 ID:kOT+Y6Db0
ジョンはソファに腰掛けると今起きた事態を説明しだした。

「非常にマズイです、お兄さん。
 窓の外に居たお兄さんは、あの女、奈々子が作り出した、お兄さんの分身です。
 あの分身に触れると、確実に死にます。
 俗に言う、ドッペルゲンガーって奴です。
 これは、女がお兄さんを本気で殺しに来た証拠です。
 ドッペルゲンガーの殺傷能力は異常に高いんです。
 多分あの女は、お兄さんをゆっくり苦しめてから殺すつもりだった。
 その方が、お兄さんは強い悪霊として育ち、女にとって役に立つからです。
 でも、俺たちが現れた。だから、早急に殺すことにしたんだと思います。
 実を言うとお兄さんの中に、社長特製のファイアーウォールを仕込んどいたんです。
 普通の悪霊なら、身動き一つ取れなくなるはずです。
 それをあの女は軽々と突破し、お兄さんの分身を作り上げた。
 更に悪い事に、俺はお兄さんの分身を見ようと思って、見た訳ではありません。あの女に強制的に見せられた。
 つまり俺も、いつの間にか女に侵入されていたんです。
 さっきのは、社長に御願いして払いました。今の俺にはあれを払う力はありません。
 俺にとって何よりもショックなのは、
 夢の中ではなく現実の中で、女があそこまでリアルなお兄さんの分身を作り上げ、
 俺とお兄さんの中に、同時に具現化したことです。
 俺はその前触れに全く気付かなかった。
 女が俺の遥か上の存在だという事を、心底思い知らされました」
呼吸を乱しながら、ジョンは悔しそうな表情でそう言った。
俺の体は、未だに震えが止まらなかった。ジョンの話が、更に俺の恐怖心を煽る。

俺はジョンに怒鳴った。
「じゃあ、どうするんだよ!?」
ジョンは俯いた。
「どうしよう…」
そう言うとジョンは、頭を抱えて塞ぎ込んだ。

724 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:48:58 ID:kOT+Y6Db0
地上20階に位置する豪華なホテルの一室。
キレイなインテリアが並ぶこの部屋に、似つかわしくない二人の男。
一人は恐怖で小刻みに震え、一人は頭を抱えて俯いている。
俺とジョンだ。
俺たちは、敵の強大さに打ちのめされていた。
俺の心は絶望感でいっぱいだった。逃げることだけを必死で考えていた。
「ジョン、サラ金でも闇金でも何でも良い…借金して200万揃える。
 だから、社長に俺の除霊を頼んでくれ…」
ジョンはタバコに火を点けると頭を横に振った。
「無理です、お兄さん。社長は、一度言ったことを絶対に曲げません。
 俺に除霊をやらすと言ったからには、例え俺が死んでも、お兄さんが死んでも、社長は手を出しません」
俺はテーブルに拳を叩きつけた。
「ふざけるな!!俺の命が懸かっているんだぞ!!!」
「お兄さん」
「お前だって、あの女には勝てないって言ったじゃないか!!!」
「お兄さん」
「200万で足りないなら300万だって用意する!!だから俺を助けてくれ!!!」
「お兄さんっ!!!!」
ジョンは声を荒げて立ち上がった。
「俺を…信じてください」

725 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:49:38 ID:kOT+Y6Db0
「お前を…信じる…?」
ジョンは真剣な眼差しで俺を見つめる。その鋭い眼光に俺は戸惑った。
「俺はお兄さんを守ります。お兄さんは俺が絶対に助けます。
 だから、俺を信じてください。俺はお兄さんを守る為に命を懸けます。
 例え、俺が死んでも…絶対にお兄さんは俺が助けます」
俺は困惑した。こいつ、何でそこまで言えるんだ?
「そこまでお前が、俺を守りたい理由はなんだ?お前だって危ないんだぞ?」
ジョンは黙り込むと深く溜息をついた。
「俺たちが除霊をする時、対象者の守護霊の力を借ります。
 つまりお兄さんの親父さんです。
 お兄さんの親父さんと沢山話をしました。
 ジョンって名前…、お兄さんの家で、昔飼っていた犬と同じ名前なんですね。
 親父さん、笑っていました。
 俺は未熟だから、お兄さんの親父さんと話しているうちに、親父さんに感化されてしまったのかもしれません。
 今では…お兄さんが、俺の本当の兄貴のように思えるんです…」
「お前…」
「親父さんのお兄さんを守りたいという気持ちは本物です。
 親父さんは死ぬ寸前に、お兄さんや娘さん、それに奥さんのことを思っていました。
 『すまない』。そういう気持ちでいっぱいだったんです。
 だからこそ今でも親父さんは、お兄さんたちを必死で守っているんです。
 俺はその気持ちに応えたい」
それを聞いた俺は足元から崩れ落ち、その場に跪いた。
ジョンが俺の肩を掴む。
「俺を…信じてください」
俺の肩を掴むジョンの手は、温かった。

726 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:50:19 ID:kOT+Y6Db0
深夜、俺は眠れずにいた。少しでも油断することが怖かった。
「ジョン、俺の親父は大丈夫なのか?あんな女と戦っているんだろ?」
ジョンはノートPCのキーボードを叩きながら答える。
「女はお兄さんだけでなく、お兄さんの家族にも侵入しようとしています。
 だから、お兄さんの守護は俺に任せてもらって、親父さんにはそちらの守護に専念してもらっています」
俺は頭を抱えた。
「なんてこった…。あの女、俺の家族にまで…」
「大丈夫です。親父さんが守ってくれます」
俺はコップの水を飲んだ。
「なあ、ジョン。俺の守護霊が親父だってのは、なんとなく分かった。
 でも、お前の守護霊は居ないのか?
 ほら…、お前、身内が居ないって言っていたし…」
「居ますよ。俺の守護霊は社長です」
「はあ?お前、社長は生きているだろ?」
「守護霊も悪霊も、生きているか死んでいるかは関係ありません。
 一言に霊と言うと、死んだ人を想像するかもしれませんが、違います。
 さっきも言いましたが、
 悪霊は自身の感情や意志に依存して存在し、守護霊は温かい記憶に依存して存在します。
 俺の中で社長の温かい記憶がある。
 だから俺の中で社長が形成され、俺の守護霊として存在しています。
 これは俺だけじゃなく、普通の人も同じです」
俺はコップの中の水を見つめた。
こいつに出会ってから、不可思議なことばかりを聞かされる。

728 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:51:00 ID:kOT+Y6Db0
不意にチャイムの音が部屋に鳴り響く。俺は驚いてソファから滑り落ちた。
「こんな時間に誰だろう?」
ジョンが立ち上がり、玄関口に向かう。
「おい、大丈夫なのか!?あの女じゃないのか!?」
ジョンは微笑みながら、「大丈夫ですよ」と答えた。
玄関を開けると、そこには社長が居た。
社長は部屋の中に入るとソファに座り、タバコに火を点ける。
「調子はどうかしら?若年性浮浪者モドキ君…」
じゃ…若年性浮浪者モドキ君…。なんだか、この人に勝てる気が全くしない。
ジョンがグラスにワインを注ぎ、社長に差し出す。
「こんな深夜に、どういった御用件ですか、社長?」
「ああ、あんたがメールで送ってきた計画書ね…、読んだわ。筋は悪くないわね」
「有難う御座います」
「でも、決定的な勘違いをしているわ」
「勘違い?」
ジョンの表情が曇る。
「まあ、仕方ないわ。私もそれに気付いたのは、ついさっき。
 お前が気付かないのも無理は無い」
「どういうことですか?社長?」
社長は灰皿にタバコの灰を落とす。
緊迫した雰囲気が部屋に充満していた。

729 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:51:40 ID:kOT+Y6Db0
社長はワインの入ったグラスに口をつける。
赤いワインの入ったグラスを、しなやかに扱う指の動きが印象的だった。
「先刻、この若年性浮浪者モドキ君の、ドッペルゲンガーが現れたわね」
「はい。俺も強制的に見せられました。俺も侵入されていたんです」
ジョンは悔しそうな表情を浮かべる。
「私はお前の現場実習開始当初に、安全装置として、若年性浮浪者モドキ君に予め防壁を仕込んどいた。
 万が一を考慮してだ。
 だが、それは突破され、あまつさえ奴はドッペルゲンガー作り出した。
 私の見立てでは、あの薄汚い女にそんな力は無かったはず。
 違和感を覚えないか、ジョン?」
「確かに俺も驚きました。まさか社長のファイアーウォールが破られるなんて…
 でも、違和感と言うのはなんですか?何かあるんですか?」
社長は深くタバコを吸い込んだ。
「あの薄汚い女は、中心ではあるが本丸ではない。ということだ。
 私ですらさっきまで気付かなかったほどに、本丸は深いところに居る。
 恐らくそいつは、死人ではなく生き人の可能性が高い。
 しかも、かなりの腕前の持ち主だ。こいつは予想以上に根の深い問題だな」
俺は黙って話を聞いていた。なんだか、話がとんでもない方向に向かっている。
「そっちの本丸の方は私に任せろ。
 こいつは、若年性浮浪者モドキ君の依頼の範疇を越えている。
 タダ働きでやるのは嫌だが、仕方あるまい。放置するにしては危険すぎる。
 ただし、薄汚い女並びに3人の男は、ジョン、お前が責任をもって除霊しろ。
 いいか?浄霊しようとしなくていい。除霊することに専念しろ。
 分かったか、ジョン?」
社長はそう言うと、グラスの中のワインをしなやかな手つきで飲み干した。

730 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:52:21 ID:kOT+Y6Db0
社長が部屋から退室し、再び俺とジョンの二人きりになる。
去り際に社長がこんなことを言った。
「この件が終わったら、父親の墓参りに行けよ。寂しがっているぞ。
 あと、寝ろ。眼の下のクマが酷いぞ」
そういえばここ最近、あまりにも色んなことが起きて、ろくに親父の墓参りにも行ってなかった。
この騒動から無事に生きて帰れたら、親父の墓参りに行こう。俺はそう思った。

俺はソファに座り、惚けていた。なんだか、とても疲れた。
眠ることが怖かったが、睡魔には勝てなかった。
俺はいつしか眠りに落ちていた。

気が付くと俺は、どこかのビルの屋上に立っていた。
「ここは?」
深夜のビルの屋上に冷たい風が吹く。
「ジョン!?おい、ジョン!?」
大声でジョンに問いかけるも、返事は返ってこなかった。
俺は辺りを見渡すと、視界の端に何か居ることに気付いた。
その瞬間、頭に殴られたような強い衝撃が走る。俺は力なく、その場に崩れ落ちた。
地面に倒れた俺を、見たことの無い巨躯の男が見下ろしていた。
「なんだ…お前…?」
男はしゃがみこむと、俺の髪を掴んだ。
「悪足掻きするなよ。どうして素直に死なない?」
男の後方にキチガイ女と医者、警察官、看護師の姿が見える。
俺の全身の血が沸騰した。

731 :ホテル ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 23:53:02 ID:kOT+Y6Db0
『私ですらさっきまで気付かなかったほどに、本丸は深いところに居る』
俺は社長の言葉を思い出していた。
こいつがそうだ。俺は直感的にそう思った。
「テメェかぁ!!!テメェが俺を!!」
男が俺の頭を地面に叩きつける。俺は頭に生温いものを感じた。
それでも俺は男を睨みつける。
許せなかった。どうしても俺をこの騒動に巻き込んだ、この男が許せなかった。
「テメェだけは…テメェだけは絶対に許さねぇ!」
男の表情が暗く曇る。
「お前が俺を許す、許さないじゃない。俺がお前を殺すか、殺さないかだ。
 厄介なオカマも引き込んでくれたし、いい加減、俺も頭にきた。切れそうだよ。
 お前の家族もくれなきゃ、妹も納得しないそうだ。
 素直に死んどけば良かったのに、困ったことしてくれたな」
男は歯軋りしながら、そう言った。俺は男の胸倉を掴んだ。
「家族に手を出すことだけは絶対に許さねぇ!!」
男は俺の腕を払いのける。
「お前の父親も同じことを言っていたな。親子揃ってしぶといにも程がある。
 もういい。俺も本気でお前が殺したい」
俺の後方から足音が聞こえる。
振り返るとそこには俺が居た。ドッペルゲンガーだ。
『お兄さん、あいつに絶対に触れないで下さい!!
 触れたら俺でも社長でも、お兄さんの命を助けられない!!』
俺は全力で走った。

740 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:21:21 ID:j0e1jDQW0
俺は全力で走った。
致死率100%と言われるドッペルゲンガーから逃げる為に。
頼みの綱のジョンは居ない。周りに居るのは敵ばかりだ。
狭いビルの屋上、逃げ場など無かった。
俺は出入り口のノブを回した。鍵がかけられている。ビクともしない。
後方には俺が居る。俺に触れたら俺は死ぬ。
「おいおい、もういいだろう!?手間取らせんじゃねぇよ!!」
巨躯の男が、苛立つ感情を剥き出しにして怒鳴る。
俺が迫ってくる。俺はこの時、必死に考えた。逃げる方法を。助かる方法を。
俺は屋上のフェンスを乗り越えた。
「これは夢だ。夢なんだ。現実じゃない」
俺は自分に言い聞かせた。目前には奈落の光景が見える。思ったより高い。
後方を振り返ると、俺がゆっくりと歩いてくる。
その時、不意にキチガイ女と眼が合った。
女は笑ってやがった。俺の中に怒りがこみ上げて来る。
生きるんだ。俺は絶対に死なない。絶対に生きるんだ。
俺は雄叫びを上げた。飛び降りてやる。ここから飛び降りてやる。
「ヘイ!!確かにここは現実じゃねぇけどよ!!
 落ちればそれなりに痛いぜ!?お前、それに耐えられるのか!?」
巨躯の男が俺に問いかける。
「絶対にお前だけは許さないからな」
俺は、そう言い捨てると、ビルの屋上から飛び降りた。

742 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:22:02 ID:j0e1jDQW0
激痛。それを表現するのに、この言葉以外に思いつかない。
ビルから飛び降りた俺は脚から落下し、地面に頭を叩きつけられた。
まるで蛙のように惨めに地面にへばりつく。俺の周囲に赤い血が広がる。
意識がなくならない。今まで体験したことの無いような激痛がはっきりと認識できる。
死にかけの蛙が、ひくつきながら痙攣するのと同様に、俺の体は小刻みに揺れた。
俺の視界の先に、ビルの出入り口から出てくる俺が見えた。
「来る…な…」
消え入りそうな蝋燭の如く俺は呟いた。これが精一杯の抵抗だった。
容赦なく俺は俺に近づき、俺の目前までやってきた。
俺は俺を見下ろしていた。体は痛みに支配され、もう逃げることもできない。
俺はもう一人の俺を、力の限り睨んだ。俺は俺に、負けたと思われたくなかった。
もう一人の俺はしゃがみこむと、俺の背中に手を置き、「見いつけた」と言った。
溶け込むように、俺が俺の体内に入ってきた。
完全な同化。奴の心と俺の心が一つになる感覚。
俺は俺に溶け込み、俺の心を支配した。
この瞬間、ジョンが「ドッペルゲンガーに触れられると確実に死ぬ」と言った意味が分かった。
暗闇が全身に拡がる。俺は終わった。終わったんだ。
心が引き裂かれるような、とてつもない暗闇に俺は放り出された。
負の感情が俺の中に溢れ出す。
俺は朦朧とした。生きることに希望なんて何一つとしてない。
この世に居たってどうしようもない。死んだほうが良い。
ただ死にたい。本当にそれだけだった。
なんでも良い。死ねるならロープでもガソリンでも俺にくれ。
自殺がしたい。自殺をさせてくれ。なんでもする。だから俺を自殺させてくれ。
俺はドッペルゲンガーに完全に支配されていた。

743 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:22:46 ID:j0e1jDQW0
「お兄さん」
朝、ジョンに呼ばれて俺は眼が覚めた。全身が汗で濡れている。
俺は周囲を見渡した。ホテルの一室。ここは俺が居たホテルの一室だ。
俺は全身を弄った。どこにも異常はない。
ジョンがコーヒーを差し出す。
「大丈夫ですか、お兄さん?」
俺は確かにドッペルゲンガーに触れられた。でも、今は死にたいとは思わない。
俺は助かったのか?現実を俺は把握出来ずにいた。
「混乱しているみたいですね、お兄さん。もう大丈夫です。
 ようやく俺にも見えました。あいつがお兄さんの敵なんですね」
ジョンの言葉に俺は驚いた。
「どういう…ことだ、ジョン?」
「お兄さんには申し訳ないと思ったのですが、お兄さんのファイアーウォールを一時的に弱めました。
 案の定、敵の本丸はお兄さんに侵入してきた。狙い通りです」
俺はジョンの言葉の意味を理解し切れなかった。
「じゃあ、わざとアイツを誘き寄せたのか?」
「そうです。お兄さんには囮になってもらいました。
 勿論、お兄さんの安全が第一です。その為の対策をした上で実行しました」
なにがなんだか、俺にはさっぱり理解出来なかった。

744 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:23:27 ID:j0e1jDQW0
俺はコーヒーを一気に飲み干した。
「冷静になろう、ジョン。俺に何をしたって言うんだ?説明してくれ。何をしたんだ?」
ジョンはタバコに火を点けた。
「敵はお兄さんに対して分身、ドッペルゲンガーを使ってきました。
 これは高度な技術を要します。敵は相当な腕の持ち主です。
 でも、社長はこう推理しました。
 『敵は、自分と同等の力の持ち主と出会ったことが無い』
 お兄さんに対する敵の陰湿で強引なアプローチから、敵は力こそA級でも、経験は浅い人間だと推理したんです。
 そこで罠を仕掛けました。
 敵がお兄さんのドッペルゲンガーを使うなら、こちらもお兄さんのドッペルゲンガーを使う。
 敵も、自分以外にドッペルゲンガーが作れる人間が居るとは思わなかったのでしょう。
 完全に疑うことも無かったですね」
ジョンは微笑みながらそう言った。
「ドッペルゲンガー?どこが?どこら辺が?何がドッペルゲンガーなんだ?」
俺は尚もジョンに問いかける。訳が判らない。
「お兄さんが敵の作ったビルの屋上に立った時点から、お兄さんは社長の作ったドッペルゲンガーです。
 流石に意識のない人形だと疑われるので、半分ほどお兄さんの意識を入れました。
 お兄さんには、怖い思いをさせてしまいましたけど、
 おかげで、俺と社長が見ていることに、全く気付かれませんでした。
 いけますよ。社長が本丸の男の捜索に乗り出しました。
 ここからが探偵の腕の見せ所です」
俺は唖然とした。そうならそうと、前もって言ってくれ。

745 :走 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:24:09 ID:j0e1jDQW0
昼、俺は一枚の食パンを前に困惑していた。
ここ暫くろくな物を食っていないのに、食欲が全く湧かない。
一枚の食パンですら今の俺には重い。
「なあ、ジョン。さっき、『社長が本丸の男の捜索に乗り出した』って言ったよな?」
スパゲティを頬張りながらジョンは答える。
「ええ。社長は朝の便で北海道に向かいました」
「北海道?」
「社長があの男に侵入して、居場所を特定したんです。
 恐らくあの男も、今頃は泡食っているでしょうね。
 絶対に社長からは逃げられませんよ」
「なあ、ジョン。アイツはやっぱり生きた人間なのか?
 あんなことが人間に出来るものなのか?」
ジョンはスパゲティを平らげると、カレーライスに手をつけた。
「俺も驚きました。社長以外にあんなことが出来る人間は初めて見ましたよ。
 あれほどの力の持ち主が、野に放たれていたなんて恐ろしい限りです」
ジョンはカレーライスを平らげると、次はカツ丼に手をつけた。
異様に次から次へとジョンは食いまくる。
「おい、ジョン。食いすぎじゃないか?」
食欲の無い俺からすると、ジョンの食う姿が異常に見える。
「これからの作業は体力要りますから、食っておかないと。
 夕方までに、社長が本丸の男を押さえます」
 つまり…、クライマックスですよ、お兄さん」

そう言ってジョンは優しく微笑んだ。
それを聞いた俺は、食パンにバターを塗り平らげた。