【刀剣乱舞】みんな今のところ何難民なのかな?|ブログインデックス

【刀剣乱舞】みんな今のところ何難民なのかな?|ブログインデックス|画像ID:21

438: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:06:44 ID:NIjdNR51Q0
みんな今のところ何難民なのかな?

ワイ、浦島くん難民。来る気配ない。

440: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:17 ID:IPAs3NQM11
>>438
大包平と村正

441: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:31 ID:s26Zis3f32
>>438
蕎麦屋と縄

447: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:08 ID:lefgSZdkC3
>>441
縄が一瞬、蝿に見えて戸惑った……

442: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:34 ID:LVrEL4Bnu4
>>438
亀甲、ソハヤ、大包平

444: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:37 ID:9kiJ8H2Lx5
>>438
オオカネヒラ

445: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:53 ID:qUe6RG6dF6
>>438
修行セット難民だよ

446: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:01 ID:4DCe1Rf1S7
>>438
亀甲
半分諦めてる

448: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:20 ID:qIbZxyjv68
>>438
資材
みるみる溶ける

449: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:20 ID:PO94KsvhY9
>>438
明石!三日月!博多!後藤!大包平!亀甲!
多い……

450: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:30 ID:HteXBJjvq10
>>438
源氏兄弟いるけど源氏兄弟難民してます。常に求めてますウェルカム!

452: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:35 ID:mFiiisZ4s11
>>438
三池
今後も来る気はしない

454: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:09:12 ID:euinHmoHV12
>>438
後藤と亀甲、まだ130のチンパンジーだから亀甲は200になった頃には来るだろうと思ってる

455: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:09:19 ID:r36XYcK3y13
>>438
貞ちゃん
亀甲
三池×2

数珠丸まではコンプ民だったのになぁ…

456: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:09:31 ID:qw95aBNa914
>>438
ワイ小狐・鶯・貞宗全て・日本・亀甲・博多・後藤難民
他にもいるけど来る気がしない
浦島可愛いよ浦島

462: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:10:20 ID:4DCe1Rf1S7
>>456
貞宗と亀甲分けられてるのちょっとジワるw

463: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:11:27 ID:aqeB9bdjo16
>>462
キッコーさんが、子供の教育によくないからかな?(なお実年齢)

461: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:10:15 ID:aqeB9bdjo16
>>438
三池+貞宗(物吉以外)
数珠様より後に来た子はいないよ

468: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:16:00 ID:Rb7ABpx2C18
>>438
太鼓鐘貞宗難民

イベで複数落ちた報告聞くと、もはやまがまがすら感じずに「あぁ、おめでとう」
って素直に心から思えるよ

おそらきれい

470: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:16:48 ID:ld86MH9c919
>>438
三池と不動君とものよしさんと変態(ごめん)がいません

481: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:18:12 ID:Nzy3xMZGT20
>>438
亀甲とソハヤ難民

438: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:06:44 ID:NIjdNR51Q0
みんな今のところ何難民なのかな?

ワイ、浦島くん難民。来る気配ない。

440: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:17 ID:IPAs3NQM11
>>438
大包平と村正

441: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:31 ID:s26Zis3f32
>>438
蕎麦屋と縄

447: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:08 ID:lefgSZdkC3
>>441
縄が一瞬、蝿に見えて戸惑った……

442: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:34 ID:LVrEL4Bnu4
>>438
亀甲、ソハヤ、大包平

444: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:37 ID:9kiJ8H2Lx5
>>438
オオカネヒラ

445: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:07:53 ID:qUe6RG6dF6
>>438
修行セット難民だよ

446: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:01 ID:4DCe1Rf1S7
>>438
亀甲
半分諦めてる

448: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:20 ID:qIbZxyjv68
>>438
資材
みるみる溶ける

449: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:20 ID:PO94KsvhY9
>>438
明石!三日月!博多!後藤!大包平!亀甲!
多い……

450: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:30 ID:HteXBJjvq10
>>438
源氏兄弟いるけど源氏兄弟難民してます。常に求めてますウェルカム!

452: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:08:35 ID:mFiiisZ4s11
>>438
三池
今後も来る気はしない

454: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:09:12 ID:euinHmoHV12
>>438
後藤と亀甲、まだ130のチンパンジーだから亀甲は200になった頃には来るだろうと思ってる

455: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:09:19 ID:r36XYcK3y13
>>438
貞ちゃん
亀甲
三池×2

数珠丸まではコンプ民だったのになぁ…

456: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:09:31 ID:qw95aBNa914
>>438
ワイ小狐・鶯・貞宗全て・日本・亀甲・博多・後藤難民
他にもいるけど来る気がしない
浦島可愛いよ浦島

462: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:10:20 ID:4DCe1Rf1S7
>>456
貞宗と亀甲分けられてるのちょっとジワるw

463: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:11:27 ID:aqeB9bdjo16
>>462
キッコーさんが、子供の教育によくないからかな?(なお実年齢)

461: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:10:15 ID:aqeB9bdjo16
>>438
三池+貞宗(物吉以外)
数珠様より後に来た子はいないよ

468: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:16:00 ID:Rb7ABpx2C18
>>438
太鼓鐘貞宗難民

イベで複数落ちた報告聞くと、もはやまがまがすら感じずに「あぁ、おめでとう」
って素直に心から思えるよ

おそらきれい

470: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:16:48 ID:ld86MH9c919
>>438
三池と不動君とものよしさんと変態(ごめん)がいません

481: 名無しさん@おーぷん 2016/09/29(木)22:18:12 ID:Nzy3xMZGT20
>>438
亀甲とソハヤ難民

【ウィズ】レメモで見る、SSでドロップするキャラを経験値にする時の効率|ブログインデックス

255: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:22:36.77
変態を重ねるか餌にするか迷う
レベル1のSSがどんどん増える、、、

変態:タキシード仮面

260: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:30:44.10
>>257
まだ無覚なんだなぁ
結局使わないと思うんだけど、倍率ハンパないから使うなら覚醒させないともったいないし

257: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:25:53.74
>>255
ヴェレットもレメモもフル覚醒以降は複数枚使ってないし余った分は経験値でいいと思う
本2冊食わせるだけでSSのレベル最大になる分の経験値だしおいしい

261: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:31:44.29
>>257
こマ?
お金ないからSSにしてレベル1で放置してるやつかなりいるから俺も早く月光級安定周回できるようになりたい

263: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:40:09.82
>>261
すまん、相当盛った
ギルフェス中ならごにょごにょ

0枚
【ウィズ】レメモで見る、SSでドロップするキャラを経験値にする時の効率|ブログインデックス|画像ID:28

1枚
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【ウィズ】レメモで見る、SSでドロップするキャラを経験値にする時の効率|ブログインデックス|画像ID:28

269: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:49:48.37
>>263
いいデータ見せてくれたから許す!
コロプラさん、お詫び魔力半減泥率アップはうちのセレニティがSSになるまで待ってね

272: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:54:22.63
>>263
これ3枚以上食わせる意味ないね
2枚食わせてあとは本食わせても同じだし

258: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:28:25.31
変態、自分は重ねた。
12連続を複数入れるクイズ力ないし。

引用元: ・魔法使いと黒猫のウィズ 無課金・微課金スレ753

261: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:31:44.29
>>257
こマ?
お金ないからSSにしてレベル1で放置してるやつかなりいるから俺も早く月光級安定周回できるようになりたい

263: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:40:09.82
>>261
すまん、相当盛った
ギルフェス中ならごにょごにょ

0枚
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【ウィズ】レメモで見る、SSでドロップするキャラを経験値にする時の効率|ブログインデックス|画像ID:28

269: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:49:48.37
>>263
いいデータ見せてくれたから許す!
コロプラさん、お詫び魔力半減泥率アップはうちのセレニティがSSになるまで待ってね

272: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:54:22.63
>>263
これ3枚以上食わせる意味ないね
2枚食わせてあとは本食わせても同じだし

258: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/02/12(木) 08:28:25.31
変態、自分は重ねた。
12連続を複数入れるクイズ力ないし。

引用元: ・魔法使いと黒猫のウィズ 無課金・微課金スレ753

内科で軽度の鬱病と診断された|ブログインデックス

462 :コーヒー7杯目 ◆3W89qHGCZ. :2006/03/30(木) 03:02:11 ID:zLxS1ob/0
システムエンジニアをやっていた知人。
デスマーチ状態で、残業4-5時間はザラ、睡眠時間は平均2-4時間。
30過ぎて国立受験生みたいな生活に、ついに神経性胃炎と過労で倒れ、
そのまま内科で軽度の鬱病と診断された。
会社も流石に悪いと思ったのか、5日間の休暇と、賞与を結構たっぷりくれたらしいが、
彼は本格的に鬱病になりかかっていたらしい。

やったことがある人はご存じの通り、鬱は気晴らしや運動などで直ってしまう場合もあるが、
鬱病はれっきとした神経伝達異常で、幸せを感じる回路が接続不良、不安や悲しみ回路が増大という状況で、
コメディー話を見てすら悲しく、落語を聞いても悲しいところだけクローズアップされてしまう。
知人は休暇が取れたことで、またあのデスマーチの職場に戻る恐怖感が一層増してしまったらしい。

自殺という単語すら時折頭をかすめ、
気が付くと愛車のジムニーに乗り込んで、車で3時間離れた故郷の近くの山に向かっていた。
高校時代、登山部だった彼が、何度ものぼった山だった。
ツェルトとシュラフ、食料と水だけを持って、夕暮れ時、ただ黙々と山へ登り始めた。

何も考えず、ただ足を交互に出していく。
冷たくなっていく、酸素濃度の高い山の空気。草木と水と土の匂い。
首と背中を熱く濡らしていく汗。何年ぶりかの登山の感触。

何時間歩いたか、いつもテントを張っていた場所ではないが、水場もある広場に出た。
シーズンではないので誰もいない。
今日はここまでと思い、ツェルトを張り、シルバーシートを敷いて、荷を下ろした。

お湯を沸かしてラーメンを茹で、にぎりめしをかじり、番茶をすする。
知らず知らずに、孤独な山の空気が、自分の鬱屈をふきながしてくれるようで、
不眠症気味だったのも癒されたのか、眠くなってくる。
たき火に砂を掛け、水で絞ったタオルで身体をふき、シュラフに潜り込んだ。
頭をつけたかどうかもわからないぐらい素早く、深い深い睡眠に入った。

463 :コーヒー7杯目 ◆3W89qHGCZ. :2006/03/30(木) 03:04:03 ID:zLxS1ob/0
「しににきたのか?」
「・・・?」
「なあ、しににきたのか?」
突然、唐突に振ってきた声に、知人が粘るような瞼を開いて、寝ぼけ眼を向けると、
狭いツェルトのなかに、自分以外の小さな人影がある。
不思議と怖いとは思わず、芋虫のようにシュラフからは出して枕元の眼鏡を取り、
据え置き式の蛍光灯をつけると、ようやく相手が見えた。
綺麗な赤い着物を着た、肩口で髪を切りそろえた、9-10歳ぐらいの可愛らしい女の子だった。
蛍光灯がまぶしそうに手で光を遮って、物怖じせずに知人を見つめている。
「・・・」
何が起こっているのかいまいち理解出来ていない知人に、ちょっと首を傾げて、また、女の子が口を開く。
「なあ、しににきたのか?」
知人の頭で、ようやく変換ができた。死にに来たのか?と聞いていたのだ。
知人は、自分でも意識しないまま答えていた。
「わからない。疲れていたとは思う。でも、いまは、死のうとは考えていない」
その答えを聞いて、赤い着物の少女は、真っ白な歯を見せて柔らかく笑った。
「そうか、ならいい」
知人は、必要があるほど高い山ではないが、いつものくせで持ってきた行動食の飴のパックをきって、
『純露』を少女の手に握らせた。
少女は珍しそうに手の中の飴を見つめていた。
「飴だよ」
知人は包装を剥いて見せて、自分でも食べ、少女にも食べさせてあげると、
少女はとても嬉しそうに、もういちど微笑んだ。
そして、少女はシュラフを指さして、にこにこと言った。
「おらも、いれてくれ」
「・・・狭いと思うけど」
「いい。いれてくれ」
知人は二人入るには少し狭いシュラフのジッパーを下げると、少女はするりとその中に入り込んできた。
少しひやっとする細い手足の感触と、季節外れの桃か桜のような匂い。
シュラフの感触が楽しいのか、くすくす笑いをしていた少女が、蛍光灯を指して言った。
「ねよう。けして」
知人は手を伸ばして、蛍光灯のスイッチを切った。
未だに自分が夢の中にいるような気がして、ふたたび薄闇の中で知人が眼を閉じると、
すぐ耳元で少女がささやいた。

464 :コーヒー7杯目 ◆3W89qHGCZ. :2006/03/30(木) 03:05:19 ID:zLxS1ob/0
「うたって」
「・・・?」
「なあ、うたって。」
子守歌をせがまれていると、しばらくして気付いた知人は、こんな時にうたう歌なんて知らないとあわてたが、
気が付くと、シュラフの中の少女をあやすように揺さぶりながら、小さな声で歌い始めていた。
「・・・いかに います父母・・・つつがかなきや ともがき・・・・雨に風につけても・・・・
 重いいずる ふるさと・・・・」
正月に帰って以来、電話もしていない両親。
自分が卒業した小学校。子供時代を遊んだ駄菓子屋と公園。
「こころざしを はたして・・・・ いつのひにか 帰らん・・・山はあおきふるさと・・・
 みずは清き ふるさと・・・・」
気が付くと、ぼたぼたと大粒の涙がこぼれていた。
そして歌い終わると、知人はここ数ヶ月の死に絶えていた感情が爆発したように号泣していた。
少女は驚きもせず、おこりもせず、知人に抱きつくような姿勢を取って、
さっきしていたように、優しくあやすように揺すっていた。

気が付くと、ツェルトの外側がすっかり明るくなっていた。
知人はまだ濡れた顔のまま、シュラフをはい出した。
飴のパッケージは空になっていたが、ゴミはちゃんとゴミ袋に全部はいっていた。
知人は冷水で顔を洗って歯を磨き、ツェルトをたたんで、別人のようにすっきりした気持ちで下山にしていった。

職場はその後、ストライキをほめのかす全員の強い要望があって大幅に改善され、
定時に帰れることも多くなった。

知人はその山の出来事に心から感謝しているが、いくつか困った点もあったとのこと。
「困った点ってなんだ?」
「一つ。その朝、パンツが白くガビガビになっていることを発見した」
「変態」
「もう一つ。あの少女のことが思い出されて、よく上の空になる」
「ペドエロス」

あれは、追いつめられた知人の防衛反応が夢となって現れたのか、
それとも、自分の縄張りで不景気な顔で死なれたくなかった、人ならぬものの好意だったのか。
元気の代わりに心を奪われ、何度かその場所で宿泊した知人だったが、
赤い着物の少女に出会えてはいないらしい。
それでもそのつど、包装を剥いた飴をお供えするのは忘れていないそうだ。

  

やったことがある人はご存じの通り、鬱は気晴らしや運動などで直ってしまう場合もあるが、
鬱病はれっきとした神経伝達異常で、幸せを感じる回路が接続不良、不安や悲しみ回路が増大という状況で、
コメディー話を見てすら悲しく、落語を聞いても悲しいところだけクローズアップされてしまう。
知人は休暇が取れたことで、またあのデスマーチの職場に戻る恐怖感が一層増してしまったらしい。

自殺という単語すら時折頭をかすめ、
気が付くと愛車のジムニーに乗り込んで、車で3時間離れた故郷の近くの山に向かっていた。
高校時代、登山部だった彼が、何度ものぼった山だった。
ツェルトとシュラフ、食料と水だけを持って、夕暮れ時、ただ黙々と山へ登り始めた。

何も考えず、ただ足を交互に出していく。
冷たくなっていく、酸素濃度の高い山の空気。草木と水と土の匂い。
首と背中を熱く濡らしていく汗。何年ぶりかの登山の感触。

何時間歩いたか、いつもテントを張っていた場所ではないが、水場もある広場に出た。
シーズンではないので誰もいない。
今日はここまでと思い、ツェルトを張り、シルバーシートを敷いて、荷を下ろした。

お湯を沸かしてラーメンを茹で、にぎりめしをかじり、番茶をすする。
知らず知らずに、孤独な山の空気が、自分の鬱屈をふきながしてくれるようで、
不眠症気味だったのも癒されたのか、眠くなってくる。
たき火に砂を掛け、水で絞ったタオルで身体をふき、シュラフに潜り込んだ。
頭をつけたかどうかもわからないぐらい素早く、深い深い睡眠に入った。

463 :コーヒー7杯目 ◆3W89qHGCZ. :2006/03/30(木) 03:04:03 ID:zLxS1ob/0
「しににきたのか?」
「・・・?」
「なあ、しににきたのか?」
突然、唐突に振ってきた声に、知人が粘るような瞼を開いて、寝ぼけ眼を向けると、
狭いツェルトのなかに、自分以外の小さな人影がある。
不思議と怖いとは思わず、芋虫のようにシュラフからは出して枕元の眼鏡を取り、
据え置き式の蛍光灯をつけると、ようやく相手が見えた。
綺麗な赤い着物を着た、肩口で髪を切りそろえた、9-10歳ぐらいの可愛らしい女の子だった。
蛍光灯がまぶしそうに手で光を遮って、物怖じせずに知人を見つめている。
「・・・」
何が起こっているのかいまいち理解出来ていない知人に、ちょっと首を傾げて、また、女の子が口を開く。
「なあ、しににきたのか?」
知人の頭で、ようやく変換ができた。死にに来たのか?と聞いていたのだ。
知人は、自分でも意識しないまま答えていた。
「わからない。疲れていたとは思う。でも、いまは、死のうとは考えていない」
その答えを聞いて、赤い着物の少女は、真っ白な歯を見せて柔らかく笑った。
「そうか、ならいい」
知人は、必要があるほど高い山ではないが、いつものくせで持ってきた行動食の飴のパックをきって、
『純露』を少女の手に握らせた。
少女は珍しそうに手の中の飴を見つめていた。
「飴だよ」
知人は包装を剥いて見せて、自分でも食べ、少女にも食べさせてあげると、
少女はとても嬉しそうに、もういちど微笑んだ。
そして、少女はシュラフを指さして、にこにこと言った。
「おらも、いれてくれ」
「・・・狭いと思うけど」
「いい。いれてくれ」
知人は二人入るには少し狭いシュラフのジッパーを下げると、少女はするりとその中に入り込んできた。
少しひやっとする細い手足の感触と、季節外れの桃か桜のような匂い。
シュラフの感触が楽しいのか、くすくす笑いをしていた少女が、蛍光灯を指して言った。
「ねよう。けして」
知人は手を伸ばして、蛍光灯のスイッチを切った。
未だに自分が夢の中にいるような気がして、ふたたび薄闇の中で知人が眼を閉じると、
すぐ耳元で少女がささやいた。

464 :コーヒー7杯目 ◆3W89qHGCZ. :2006/03/30(木) 03:05:19 ID:zLxS1ob/0
「うたって」
「・・・?」
「なあ、うたって。」
子守歌をせがまれていると、しばらくして気付いた知人は、こんな時にうたう歌なんて知らないとあわてたが、
気が付くと、シュラフの中の少女をあやすように揺さぶりながら、小さな声で歌い始めていた。
「・・・いかに います父母・・・つつがかなきや ともがき・・・・雨に風につけても・・・・
 重いいずる ふるさと・・・・」
正月に帰って以来、電話もしていない両親。
自分が卒業した小学校。子供時代を遊んだ駄菓子屋と公園。
「こころざしを はたして・・・・ いつのひにか 帰らん・・・山はあおきふるさと・・・
 みずは清き ふるさと・・・・」
気が付くと、ぼたぼたと大粒の涙がこぼれていた。
そして歌い終わると、知人はここ数ヶ月の死に絶えていた感情が爆発したように号泣していた。
少女は驚きもせず、おこりもせず、知人に抱きつくような姿勢を取って、
さっきしていたように、優しくあやすように揺すっていた。

気が付くと、ツェルトの外側がすっかり明るくなっていた。
知人はまだ濡れた顔のまま、シュラフをはい出した。
飴のパッケージは空になっていたが、ゴミはちゃんとゴミ袋に全部はいっていた。
知人は冷水で顔を洗って歯を磨き、ツェルトをたたんで、別人のようにすっきりした気持ちで下山にしていった。

職場はその後、ストライキをほめのかす全員の強い要望があって大幅に改善され、
定時に帰れることも多くなった。

知人はその山の出来事に心から感謝しているが、いくつか困った点もあったとのこと。
「困った点ってなんだ?」
「一つ。その朝、パンツが白くガビガビになっていることを発見した」
「変態」
「もう一つ。あの少女のことが思い出されて、よく上の空になる」
「ペドエロス」

あれは、追いつめられた知人の防衛反応が夢となって現れたのか、
それとも、自分の縄張りで不景気な顔で死なれたくなかった、人ならぬものの好意だったのか。
元気の代わりに心を奪われ、何度かその場所で宿泊した知人だったが、
赤い着物の少女に出会えてはいないらしい。
それでもそのつど、包装を剥いた飴をお供えするのは忘れていないそうだ。

  

てんさつば|ブログインデックス

900 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:15:24 ID:qzRCx3sn0
ひとつ昔の話を書かせてもらいます。
今から10年位前の話。

俺はその時26歳のサラリーマン。
その日、母から連絡があって、親父の調子が悪くて病院に入院したらしい。
お見舞いもかねて、久しぶりに実家に帰省する事にした。
家から実家までは、だいたい2~3時間で帰れる。
適当に2~3日分の着替えと荷物を持って車に乗った。
家を出たのが、だいたい夜の12時ぐらいだったはず。

車を走らせて40分くらいたった時、俺は国道から道を抜けて田舎道を走っていた。
なんとなく、ぼーっと走っていると、途中で車が捨てられていた。
たぶん廃車だろう。塗装は剥げて、あちこち錆びだらけだった。
何気なく見たら、中に男がいた。
「えっ?」と思って、道に車を停めて、道を歩いて戻って中を確かめたら、
確かに男がいたんだが、それは『男の人形』だった。

俺は少し落ち着いて、まじまじと男の人形を眺めていた。
その人形は本当に良くできていて、
店頭に飾ったりしている、無機質な感じの人形じゃなくて、
いうなれば、とてもうまくて生々しい絵を人形にした。
見た時はそんな印象だった。
それで、俺は芸術には興味ないんだが、その人形に惹かれてしまって、というか魅了されていた。
世界中の美女よりこの人形が美しい。そんな風に思っていた。
そして、気味の悪いことに、俺はそれを持ち帰ろうと思って、車に乗せて実家に帰った。

実家も近くなって、そろそろ田舎道を抜けようとした時に、
「すいません、×××××・・・(よく聞き取れなかった)」という言葉が聞こえた。
「あ?え?」
おれは困惑して、周りを見たが誰もいなかった。
弱々しい男の声だった。
空耳だろうと思い、気にもしないで家に帰った。

901 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:16:35 ID:qzRCx3sn0
家に帰ったら母は寝ていて、実家は静かだった。母には悪いが、家に入って起こした。
母はとてもびっくりしていた。
「何もこんな夜中に帰ることは無いでしょ!」
「ごめん、休みが少ししか取れなかったから、急いで準備してきた」
それで、俺は自分の部屋で寝る事にした。

朝、俺は母と一緒に病院に行った。
親父は急に倒れたらしい。それで、特に異常は無いが、何故か体の調子が悪いらしい。
親父は元々ネガティブな考えの持ち主で、たぶん『病気は気から』という言葉があるように、
本人がまだ本調子じゃないと思い込んでいるんだろうって思った。
適当に励ましの言葉をいってやって、実家に戻った。

家に戻ると、廃車で見つけた人形のことを思い出して、俺の部屋に運んで飾っていた。
さすがに、裸のまんまの人形を置いていたらただ変態だから、俺の服を着せてやった。
それから特にすることもなく、夕方ごろにもう一度病院にいった。

病室で、母と親父が何か真面目に話をしていた。
俺が入ってくると、急に親父が「大事な話がある」と言ってきたので、
また何かネガティブな事考えてるのかな、と思いつつ話を聞くことにした。

「俺は、昔たくさんの動物たちを殺してきた。たぶん100はやっている」
「は?何いってんのいきなり?気が違ったのか親父?」
俺の言葉を流して親父は続けた。
「昔、俺は、動物とか弱いものを虐めるのが好きだった。
 猫・犬・鶏を色んな方法で殺した。(ここから殺し方が入ったのではぶきます)
 ・・・とにかく、俺は最低な奴だった」
そこで母が、
「私は知っていたけど、その異常な行動以外は普通の人で・・・
 それに、怖くて横から口を出せなくて、止めてあげることが出来なかったの・・・」
「いつから、していたんだ?」
「俺が子供のときから大学に上がるまでの間だ。
 その後は、やっと自分の行動に歯止めを掛けることができた。
 それからは、やっていない」
「何でそんな事したんだよ?」
「・・・・・」(何度聞いてもだんまりだった)
「でも、何で今更そんな事いうんだ?わけわからん・・・」

902 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:18:09 ID:qzRCx3sn0
「3年ぐらい前から、殺した動物達が『迎えに来る』と夢に出てきた。
 それで、頭痛で倒れた日の夢で、動物達に『今日連れて行く』と言われて頭を捕まれたとき、
 俺の親父、つまりお前のおじいちゃんが動物達をはらいのけ、必死で説得してくれた。
 『孫とこいつを、最後にお別れをさせてあげて欲しい』
 『いや、今連れて行く』
 『頼む。最後の一言を孫に言わしてやってくれ』
 『・・・もう一度来る。その時はきかない』
 それで目が覚めた。
 それから考えて、母さんにお前を呼ぶように頼んだ。お別れを言いたくてな」
「いや、3年の間そんな夢見ていたのなら、坊主にお払いでもしてもらえよ!」
「俺は、ただ自分のために動物を殺していったから、これはしかたがない。
 悪いのは俺だからな。地獄行きは確定だ。
 そんなので坊主に頼めるか?
 『昔殺した動物達に呪い殺されそうです。死にたくないので助けてください』
 それは、いかんだろ・・・」
「・・・今日は帰るから。ちょっと頭を整理したい・・・」
それで、俺は実家に帰っていった。

部屋に篭って考えていた。
ふと、なんとなく部屋の人形を見ていたとき、気のせいかもしれないが、
人形が「そろそろですね」と言いながら微笑んだ。
俺は完全に混乱して、頭がイっちゃったのかなと、そのまま眠った。

夜中、目が覚めた。とても嫌な予感がした。虫の知らせとなのかな。
俺は病院にいった。親父の部屋にいったのだが、特に異常は無かった。
まじでほっとした。涙がぼろぼろでた。本当に怖かった。

落ち着いて、親父の部屋から出ようとしたとき、全身の毛が総立った。
心臓の音もばくばくいっているのがわかる。
部屋の左を曲がった廊下の奥のほうから、何かがくるのがわかった。
霊感も無い俺だが、こいつはマジでやばいと直感で感じた。

903 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:19:28 ID:qzRCx3sn0
人形だった・・・
俺は人形が歩いて来る中で冷静に考えていた。
え?なんでこいつがいるんだ!?親父は動物に恨まれているんじゃないのか!?
こいつが親父に何かしようとしていることは、なんとなくわかったが、
でも、そんなこと考えているうちに、俺のそばまで人形が来ると、無表情な顔で、
「僕は『うじおや』なんです。だから『てんさつば』を与えにきました」
(『うじおや』『てんさつば』たぶんそう言っていた。何の事かわからないです)
そいつは部屋に入って、動物の鳴き声みたいな声を上げていた。
俺は体をなんとか動かして部屋を見たら、人形はいなくて、親父は普通に寝ていた。
起こしたら、親父は「すまん、すまん、お前に本当にすまん・・・」。

次の日、親父は病院を散歩している時に、車に轢かれて死んだ。
病院の散歩コースに車が突進して頭を潰した。車を運転していたのは母です。
この後、母も1年後に親父を追って自殺するのですが、遺書に、
『私も××(親父の名前)に毒されていたのでしょうか、動物を殺したことがあります。
 ×××(俺の名前)本当にごめんね、次は私の所にきました、こんな親を許してください。』

親父の葬式の日の夜、家のどこかであの人形を見た。微笑んでいました。
10年経った今は、俺は何ともありませんが、実家は捨てました。
俺には、もう血縁はいないはずです。知っていたのが、父方のおじいさんだけですので。
それに、この『恨み』が俺に来ないようにしたかったからです。
100もの動物達の恨みは、こんなもんじゃ治まらない気がしますので。
あの日以来、人形は見当たりません。どこかにいったんでしょう。

最後に、俺は動物に嫌われます。犬にも鳥にも猫にも、いつも威嚇されます。
一度、猫に指先の肉を噛み千切られたことがありました。本当にさきっちょですが。
たまに、もう『恨み』は俺にも来ているんじゃないか、と不安になります。

907 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 21:44:33 ID:6k6cvdc80
>>903
うじおや=「氏親」かな?氏神様なのかな?
てんさつば=天を向いて唾を吐く=自分の顔に帰ってくる=悪事は身に返る
ということなんでしょうねぇ。

ご両親への恨みは、貴方が図らずも氏親である人形を身近に寄せたこと、
悲しい形でご両親との別れを迎えたことで、
ある意味業を晴らしたことになるんじゃないか、と思えたり。
怒りや恨みが収まらなかったら、もっと怖い思いをさせられたんじゃないかと。

気になるなら、氏神様に御参りをしてみるのも良いかもしれないですね。

912 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 00:55:26 ID:JvBWMRcY0
>>907
ありがとうございます。
相談するのもいいですが、仕事が忙しくて中々どうですかね・・・。
あと、此処に書いてなかったのですが、
俺も、動物が死ぬ映像を見ると、ほっとするのでしょうか、安心するときがあるんです。
実行はしたこと無いです。
たぶん私自身、病んでるかもしれません。
でも、代々こんな一族なら、俺の代で子供を作らずに終えるつもりです。

こんな気味の悪い書き込みすいませんでした。
でも、誰にもいえなかったので、
『オカルト』という枠で、不特定多数の方が聞いてくださって、少し心が穏やかになりました。
ではでは、長文失礼しました。

実家も近くなって、そろそろ田舎道を抜けようとした時に、
「すいません、×××××・・・(よく聞き取れなかった)」という言葉が聞こえた。
「あ?え?」
おれは困惑して、周りを見たが誰もいなかった。
弱々しい男の声だった。
空耳だろうと思い、気にもしないで家に帰った。

901 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:16:35 ID:qzRCx3sn0
家に帰ったら母は寝ていて、実家は静かだった。母には悪いが、家に入って起こした。
母はとてもびっくりしていた。
「何もこんな夜中に帰ることは無いでしょ!」
「ごめん、休みが少ししか取れなかったから、急いで準備してきた」
それで、俺は自分の部屋で寝る事にした。

朝、俺は母と一緒に病院に行った。
親父は急に倒れたらしい。それで、特に異常は無いが、何故か体の調子が悪いらしい。
親父は元々ネガティブな考えの持ち主で、たぶん『病気は気から』という言葉があるように、
本人がまだ本調子じゃないと思い込んでいるんだろうって思った。
適当に励ましの言葉をいってやって、実家に戻った。

家に戻ると、廃車で見つけた人形のことを思い出して、俺の部屋に運んで飾っていた。
さすがに、裸のまんまの人形を置いていたらただ変態だから、俺の服を着せてやった。
それから特にすることもなく、夕方ごろにもう一度病院にいった。

病室で、母と親父が何か真面目に話をしていた。
俺が入ってくると、急に親父が「大事な話がある」と言ってきたので、
また何かネガティブな事考えてるのかな、と思いつつ話を聞くことにした。

「俺は、昔たくさんの動物たちを殺してきた。たぶん100はやっている」
「は?何いってんのいきなり?気が違ったのか親父?」
俺の言葉を流して親父は続けた。
「昔、俺は、動物とか弱いものを虐めるのが好きだった。
 猫・犬・鶏を色んな方法で殺した。(ここから殺し方が入ったのではぶきます)
 ・・・とにかく、俺は最低な奴だった」
そこで母が、
「私は知っていたけど、その異常な行動以外は普通の人で・・・
 それに、怖くて横から口を出せなくて、止めてあげることが出来なかったの・・・」
「いつから、していたんだ?」
「俺が子供のときから大学に上がるまでの間だ。
 その後は、やっと自分の行動に歯止めを掛けることができた。
 それからは、やっていない」
「何でそんな事したんだよ?」
「・・・・・」(何度聞いてもだんまりだった)
「でも、何で今更そんな事いうんだ?わけわからん・・・」

902 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:18:09 ID:qzRCx3sn0
「3年ぐらい前から、殺した動物達が『迎えに来る』と夢に出てきた。
 それで、頭痛で倒れた日の夢で、動物達に『今日連れて行く』と言われて頭を捕まれたとき、
 俺の親父、つまりお前のおじいちゃんが動物達をはらいのけ、必死で説得してくれた。
 『孫とこいつを、最後にお別れをさせてあげて欲しい』
 『いや、今連れて行く』
 『頼む。最後の一言を孫に言わしてやってくれ』
 『・・・もう一度来る。その時はきかない』
 それで目が覚めた。
 それから考えて、母さんにお前を呼ぶように頼んだ。お別れを言いたくてな」
「いや、3年の間そんな夢見ていたのなら、坊主にお払いでもしてもらえよ!」
「俺は、ただ自分のために動物を殺していったから、これはしかたがない。
 悪いのは俺だからな。地獄行きは確定だ。
 そんなので坊主に頼めるか?
 『昔殺した動物達に呪い殺されそうです。死にたくないので助けてください』
 それは、いかんだろ・・・」
「・・・今日は帰るから。ちょっと頭を整理したい・・・」
それで、俺は実家に帰っていった。

部屋に篭って考えていた。
ふと、なんとなく部屋の人形を見ていたとき、気のせいかもしれないが、
人形が「そろそろですね」と言いながら微笑んだ。
俺は完全に混乱して、頭がイっちゃったのかなと、そのまま眠った。

夜中、目が覚めた。とても嫌な予感がした。虫の知らせとなのかな。
俺は病院にいった。親父の部屋にいったのだが、特に異常は無かった。
まじでほっとした。涙がぼろぼろでた。本当に怖かった。

落ち着いて、親父の部屋から出ようとしたとき、全身の毛が総立った。
心臓の音もばくばくいっているのがわかる。
部屋の左を曲がった廊下の奥のほうから、何かがくるのがわかった。
霊感も無い俺だが、こいつはマジでやばいと直感で感じた。

903 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:19:28 ID:qzRCx3sn0
人形だった・・・
俺は人形が歩いて来る中で冷静に考えていた。
え?なんでこいつがいるんだ!?親父は動物に恨まれているんじゃないのか!?
こいつが親父に何かしようとしていることは、なんとなくわかったが、
でも、そんなこと考えているうちに、俺のそばまで人形が来ると、無表情な顔で、
「僕は『うじおや』なんです。だから『てんさつば』を与えにきました」
(『うじおや』『てんさつば』たぶんそう言っていた。何の事かわからないです)
そいつは部屋に入って、動物の鳴き声みたいな声を上げていた。
俺は体をなんとか動かして部屋を見たら、人形はいなくて、親父は普通に寝ていた。
起こしたら、親父は「すまん、すまん、お前に本当にすまん・・・」。

次の日、親父は病院を散歩している時に、車に轢かれて死んだ。
病院の散歩コースに車が突進して頭を潰した。車を運転していたのは母です。
この後、母も1年後に親父を追って自殺するのですが、遺書に、
『私も××(親父の名前)に毒されていたのでしょうか、動物を殺したことがあります。
 ×××(俺の名前)本当にごめんね、次は私の所にきました、こんな親を許してください。』

親父の葬式の日の夜、家のどこかであの人形を見た。微笑んでいました。
10年経った今は、俺は何ともありませんが、実家は捨てました。
俺には、もう血縁はいないはずです。知っていたのが、父方のおじいさんだけですので。
それに、この『恨み』が俺に来ないようにしたかったからです。
100もの動物達の恨みは、こんなもんじゃ治まらない気がしますので。
あの日以来、人形は見当たりません。どこかにいったんでしょう。

最後に、俺は動物に嫌われます。犬にも鳥にも猫にも、いつも威嚇されます。
一度、猫に指先の肉を噛み千切られたことがありました。本当にさきっちょですが。
たまに、もう『恨み』は俺にも来ているんじゃないか、と不安になります。

907 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 21:44:33 ID:6k6cvdc80
>>903
うじおや=「氏親」かな?氏神様なのかな?
てんさつば=天を向いて唾を吐く=自分の顔に帰ってくる=悪事は身に返る
ということなんでしょうねぇ。

ご両親への恨みは、貴方が図らずも氏親である人形を身近に寄せたこと、
悲しい形でご両親との別れを迎えたことで、
ある意味業を晴らしたことになるんじゃないか、と思えたり。
怒りや恨みが収まらなかったら、もっと怖い思いをさせられたんじゃないかと。

気になるなら、氏神様に御参りをしてみるのも良いかもしれないですね。

912 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 00:55:26 ID:JvBWMRcY0
>>907
ありがとうございます。
相談するのもいいですが、仕事が忙しくて中々どうですかね・・・。
あと、此処に書いてなかったのですが、
俺も、動物が死ぬ映像を見ると、ほっとするのでしょうか、安心するときがあるんです。
実行はしたこと無いです。
たぶん私自身、病んでるかもしれません。
でも、代々こんな一族なら、俺の代で子供を作らずに終えるつもりです。

こんな気味の悪い書き込みすいませんでした。
でも、誰にもいえなかったので、
『オカルト』という枠で、不特定多数の方が聞いてくださって、少し心が穏やかになりました。
ではでは、長文失礼しました。

呪いは存在する|ブログインデックス

242 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 15:57:51 ID:Ty50tix3O
数年前、アパートで一人暮らしをしていました。
同じ時期、私が働いていた会社の上層部で問題が起き、仕事が出来なくなり、休職となってしまい、
私はその会社を辞めて、とりあえず生活するために、日払い制度のある水商売をしていました。
その日暮らしというのは大変な生活です。
なんとか日々の生活には困らなくなり、日払いから月払いへ移行して貰い、生活も人並みになることが出来ました。
水商売といっても、同伴もノルマもなく、
カウンターでカクテルを作りながらお客さんと世間話をしていればいい、という健全なバーでの仕事です。
収入も時給1000円。至って質素な生活でした。

その頃付き合っていた彼が、仕事を辞めて私の部屋に転がり込み、同棲生活になってしまいました。
私は「仕事を探しに行く」と言ってパチンコに行き、光熱費すら払わずに私にお金を借りる彼に嫌気がさしました。
時給1000円で、家賃と二人分の光熱費と食費を払うのがどれだけ大変か。
仕事を終えて朝方部屋に帰ると、電気を点けてゲームばかりやっている彼に殺意が芽生え、
「ピカチュウじゃないんだから電気代を浪費すんじゃねーよ」と言ったのを覚えています。

243 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 16:14:40 ID:Ty50tix3O
もう同棲生活は破綻していました。
私はピカチュウに、「仕事をしないなら出ていけ」と言い、半ば追い出す形で別れました

私は生活を立て直そうと必死でしたが、仕事がある事だけが救いです
なんとか気持ちを前向きに保ちましたが、今考えると、いつでも折れる寸前だったように思います。
そのせいか、好きでもない人と付き合ってしまいました。
本当に私がバカでした。

最初は全く知りませんでしたが、その男には彼女がいました。
私はそれを知った時に、すぐに別れようとしましたが、男が拒否します。
話しが前に進まないし結論もでないので、面倒になり、そのまま放置していました。

しかし、私の知らない所で話が進み、その男が彼女に別れ話をしたそうです。
そして、別れ話がこじれて、彼女が気色ばんで私の部屋に怒鳴り込んできました。
朝の6時でした。玄関をあけると、男はその彼女の後ろに情けない顔でついてきています。
ムキー!と怒っていたちんちくりんな女にも心底ウンザリしましたが、
2人とも部屋にあがって貰い、話を聞きました。
チンチクリンは怒っていたのは玄関先でだけ、部屋に入るとすっかり落ち着いて、
「キレイな部屋ですねー、あたしとは大違い」と部屋を見渡してから、男を睨みつけました。
私はその顔を見て、またウンザリしました。

244 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 16:27:29 ID:Ty50tix3O
最初はそうウンザリしていましたが、チンチクリンと私の会話は進み、なんか仲良くなってきました。

私「最初は彼女さんがいるとは聞いてなかったんです。こないだ聞いて別れようと言ったんですけど…」
チンチクリン「そうだったんですか。そうとは知らず、朝早くから、すみません」

チンチクリンは、安堵の表情を浮かべました。
良かった。やっと別れられる。

チンチクリン「実はあたし達、結婚の約束をしていたんですよ」
私「そうなんですか。私は別れたつもりだったので関わる気は全くないです。お幸せにね」

チンチクリンはやっと笑顔を見せました。私も安心しました。
ところが、男が空気を読みません。

男「お前と別れて(私)と付き合う」
チンチクリン「!?」
私「はあ!?」

この男、もはや日本語が通じないとしか思えません。

246 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 16:44:26 ID:Ty50tix3O
チンチクリンの顔がみるみる曇り、見ている私まで心が痛んできました。

男「お前と結婚する気はないんだ。俺は(私)と付き合う。お前はもう帰れ」

ちょ、なんだそれ。

私「いや、私はもう…」
言いかけてチラっとチンチクリンの顔を見たら、何も言えなくなりました。
それほど悲痛な表情をしていました。
このKY男にこれ以上喋らせてはいけない、と思い、私はキッパリと、
「もう2人には関わらないし二度と会わない。こんな酷い(男)は大っキライ。
 わかったら2人で寄りをもどし…」
男「嫌だ!大体(チンチクリン)が余計な事をしなければよかったんだ!」

もうだめだ。
チンチクリンは泣きそうでした。
そして、無言で勢いよく部屋を飛び出していきました。

男「…」
私「…早く彼女を追いかけなよ」
男「嫌だ」

私はとうとうブチ切れました

私「てめぇそれでも男かよ。彼女が自殺したらてめぇのせいだからな。出ていけよ」
と言って男を追い出しました。

248 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:00:34 ID:Ty50tix3O
やはりというかなんというか、その後すぐに『チンチクリンが自殺未遂をした』と、男から連絡がありました。
だろうな。浮気相手の前であんな事言われたら…
まあ、これで2人が寄りを戻せばいいかなと、私は楽観的に考えていました。
ところが、そう簡単には終われませんでした。

その後、KY男とは連絡をとらず、着信拒否にしてひたすら雲隠れしていましたが、
やはりというかなんというか、ストーカー行為をしてきました。
玄関の前でぼーっと佇んでいたり、カーテンを開けると窓の下にいたり。
私は毎日電気を消して、居留守を決め込みました。外にも出ず、なかばヒッキーです。

同時に、職場にも別のストーカーが現れました。
この話には関係ないので詳細は省きますが、前職の仕事関係で少し話しただけの、名前もしらないオサーンですが、
私とヤッタという噂を元彼や友達に流した変態です。
あの手この手で私に近づいてくるし、とうとう職場までバレたため身の危険を感じて、すぐに仕事を辞めました。

それ以外にも、夜道で知らない男に追われて捕まりそうになったりと、散々でした。
外が怖くなり、完全に引きこもり生活です。

そんな時、異変が起こり始めました。

250 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:12:00 ID:Ty50tix3O
異変とは、音です。
台所で「カラン」と、缶が転がるような音がしました
最初は普通に、台所に置いたゴミ箱の中の缶が転がったんだろう、としか思わなかったので、気になりませんでした。

ある日、ゴミの日に缶類を出して、部屋の中には一つも缶がないのに、「カラン」となる事に気がつきました。
それから私は、音に注意を払うようになりました。
わかったのは、その音がなるのは夜中の2時丁度から朝4時まで。それ以外の時間には一度もなりません。
当時ヒッキーだったため、一日中部屋にいたので、時間は確かです。
精神的に追い詰められていたので、幻聴や耳なりも有り得ますが、
そんなあやふやな音ではなく、実際に缶が転がったとしか思えないリアルな音で、
遊びに来た友達も音を聞いているので、幻聴ではないと思います。
毎日同じ時間にカランとなるだけで、実害はなく、不思議ではありますが、怖くはなかったです。

251 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:19:23 ID:Ty50tix3O
音とストーカーと、半分は私のせいで自殺未遂をしたチンチクリン。
私は悪くないと思っても、嫌な気持ちで毎日を過ごしていました。

そのうちに私はふと気づきました。
この音はチンチクリンの呪いか?と。
もしそうなら、音の主という物があるはずです。
主があるなら、話せばわかるかも?と考えて、夜中の2時にまたカラン、となりだした時、
「あんたウルサいよ。勝手に人ん家に入り込んで騒音ださないでくれる?」と声に出して言ってみました。
面白い事に、そうするとその日はもう音がならないのです。
しかし、毎日2時になると再び始まります。
もう音がなると、2時になったと無意識にわかるようになってきました。

252 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:27:29 ID:Ty50tix3O
毎日、ストーカーに悩まされ、引きこもっても怪音に悩まされ、とうとう実家に逃げました。
不思議な事に、実家までは怪音は追ってはきませんでした。
半分家出みたいに一人暮らしを始めた私は親に謝り、すごく反省してまた実家で暮らすようになり、今に至ります。

あの怪音や不運の連続は、家出をした罪とチンチクリンの呪いだと思っています。
呪いの正体とは、生き霊に他なりません。
無念など負の感情が誰かに向かった時に、簡単に生き霊として飛ぶものだと思います。
この経験のせいか、私は生き霊に敏感になり、その後も生き霊の存在を感じる事があります。

254 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:40:25 ID:Ty50tix3O
呪いはあると思います。
幽霊よりも、生きた人間のほうが確実にたちが悪いです。
幽霊なら一度追い払えば済みますが、生き霊や呪いは本人が忘れない限り付きまとってきます。
場合によっては、本人の自覚がなくても襲ってきます。

243 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 16:14:40 ID:Ty50tix3O
もう同棲生活は破綻していました。
私はピカチュウに、「仕事をしないなら出ていけ」と言い、半ば追い出す形で別れました

私は生活を立て直そうと必死でしたが、仕事がある事だけが救いです
なんとか気持ちを前向きに保ちましたが、今考えると、いつでも折れる寸前だったように思います。
そのせいか、好きでもない人と付き合ってしまいました。
本当に私がバカでした。

最初は全く知りませんでしたが、その男には彼女がいました。
私はそれを知った時に、すぐに別れようとしましたが、男が拒否します。
話しが前に進まないし結論もでないので、面倒になり、そのまま放置していました。

しかし、私の知らない所で話が進み、その男が彼女に別れ話をしたそうです。
そして、別れ話がこじれて、彼女が気色ばんで私の部屋に怒鳴り込んできました。
朝の6時でした。玄関をあけると、男はその彼女の後ろに情けない顔でついてきています。
ムキー!と怒っていたちんちくりんな女にも心底ウンザリしましたが、
2人とも部屋にあがって貰い、話を聞きました。
チンチクリンは怒っていたのは玄関先でだけ、部屋に入るとすっかり落ち着いて、
「キレイな部屋ですねー、あたしとは大違い」と部屋を見渡してから、男を睨みつけました。
私はその顔を見て、またウンザリしました。

244 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 16:27:29 ID:Ty50tix3O
最初はそうウンザリしていましたが、チンチクリンと私の会話は進み、なんか仲良くなってきました。

私「最初は彼女さんがいるとは聞いてなかったんです。こないだ聞いて別れようと言ったんですけど…」
チンチクリン「そうだったんですか。そうとは知らず、朝早くから、すみません」

チンチクリンは、安堵の表情を浮かべました。
良かった。やっと別れられる。

チンチクリン「実はあたし達、結婚の約束をしていたんですよ」
私「そうなんですか。私は別れたつもりだったので関わる気は全くないです。お幸せにね」

チンチクリンはやっと笑顔を見せました。私も安心しました。
ところが、男が空気を読みません。

男「お前と別れて(私)と付き合う」
チンチクリン「!?」
私「はあ!?」

この男、もはや日本語が通じないとしか思えません。

246 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 16:44:26 ID:Ty50tix3O
チンチクリンの顔がみるみる曇り、見ている私まで心が痛んできました。

男「お前と結婚する気はないんだ。俺は(私)と付き合う。お前はもう帰れ」

ちょ、なんだそれ。

私「いや、私はもう…」
言いかけてチラっとチンチクリンの顔を見たら、何も言えなくなりました。
それほど悲痛な表情をしていました。
このKY男にこれ以上喋らせてはいけない、と思い、私はキッパリと、
「もう2人には関わらないし二度と会わない。こんな酷い(男)は大っキライ。
 わかったら2人で寄りをもどし…」
男「嫌だ!大体(チンチクリン)が余計な事をしなければよかったんだ!」

もうだめだ。
チンチクリンは泣きそうでした。
そして、無言で勢いよく部屋を飛び出していきました。

男「…」
私「…早く彼女を追いかけなよ」
男「嫌だ」

私はとうとうブチ切れました

私「てめぇそれでも男かよ。彼女が自殺したらてめぇのせいだからな。出ていけよ」
と言って男を追い出しました。

248 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:00:34 ID:Ty50tix3O
やはりというかなんというか、その後すぐに『チンチクリンが自殺未遂をした』と、男から連絡がありました。
だろうな。浮気相手の前であんな事言われたら…
まあ、これで2人が寄りを戻せばいいかなと、私は楽観的に考えていました。
ところが、そう簡単には終われませんでした。

その後、KY男とは連絡をとらず、着信拒否にしてひたすら雲隠れしていましたが、
やはりというかなんというか、ストーカー行為をしてきました。
玄関の前でぼーっと佇んでいたり、カーテンを開けると窓の下にいたり。
私は毎日電気を消して、居留守を決め込みました。外にも出ず、なかばヒッキーです。

同時に、職場にも別のストーカーが現れました。
この話には関係ないので詳細は省きますが、前職の仕事関係で少し話しただけの、名前もしらないオサーンですが、
私とヤッタという噂を元彼や友達に流した変態です。
あの手この手で私に近づいてくるし、とうとう職場までバレたため身の危険を感じて、すぐに仕事を辞めました。

それ以外にも、夜道で知らない男に追われて捕まりそうになったりと、散々でした。
外が怖くなり、完全に引きこもり生活です。

そんな時、異変が起こり始めました。

250 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:12:00 ID:Ty50tix3O
異変とは、音です。
台所で「カラン」と、缶が転がるような音がしました
最初は普通に、台所に置いたゴミ箱の中の缶が転がったんだろう、としか思わなかったので、気になりませんでした。

ある日、ゴミの日に缶類を出して、部屋の中には一つも缶がないのに、「カラン」となる事に気がつきました。
それから私は、音に注意を払うようになりました。
わかったのは、その音がなるのは夜中の2時丁度から朝4時まで。それ以外の時間には一度もなりません。
当時ヒッキーだったため、一日中部屋にいたので、時間は確かです。
精神的に追い詰められていたので、幻聴や耳なりも有り得ますが、
そんなあやふやな音ではなく、実際に缶が転がったとしか思えないリアルな音で、
遊びに来た友達も音を聞いているので、幻聴ではないと思います。
毎日同じ時間にカランとなるだけで、実害はなく、不思議ではありますが、怖くはなかったです。

251 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:19:23 ID:Ty50tix3O
音とストーカーと、半分は私のせいで自殺未遂をしたチンチクリン。
私は悪くないと思っても、嫌な気持ちで毎日を過ごしていました。

そのうちに私はふと気づきました。
この音はチンチクリンの呪いか?と。
もしそうなら、音の主という物があるはずです。
主があるなら、話せばわかるかも?と考えて、夜中の2時にまたカラン、となりだした時、
「あんたウルサいよ。勝手に人ん家に入り込んで騒音ださないでくれる?」と声に出して言ってみました。
面白い事に、そうするとその日はもう音がならないのです。
しかし、毎日2時になると再び始まります。
もう音がなると、2時になったと無意識にわかるようになってきました。

252 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:27:29 ID:Ty50tix3O
毎日、ストーカーに悩まされ、引きこもっても怪音に悩まされ、とうとう実家に逃げました。
不思議な事に、実家までは怪音は追ってはきませんでした。
半分家出みたいに一人暮らしを始めた私は親に謝り、すごく反省してまた実家で暮らすようになり、今に至ります。

あの怪音や不運の連続は、家出をした罪とチンチクリンの呪いだと思っています。
呪いの正体とは、生き霊に他なりません。
無念など負の感情が誰かに向かった時に、簡単に生き霊として飛ぶものだと思います。
この経験のせいか、私は生き霊に敏感になり、その後も生き霊の存在を感じる事があります。

254 :呪いは存在する:2009/02/04(水) 17:40:25 ID:Ty50tix3O
呪いはあると思います。
幽霊よりも、生きた人間のほうが確実にたちが悪いです。
幽霊なら一度追い払えば済みますが、生き霊や呪いは本人が忘れない限り付きまとってきます。
場合によっては、本人の自覚がなくても襲ってきます。

【ポケモンXY】お前らが今まで育てたポケモンの中で一番の変態型晒していけ|ブログインデックス

【ポケモンXY】お前らが今まで育てたポケモンの中で一番の変態型晒していけ|ブログインデックス|画像ID:25
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:21:54 /js/blogroll.js”>

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:28:23 ID:rMCLtRxnz0
>>1
アナルイズ臆病[email protected]拘りロープ
パイコキねしす/めざめるパンツ(鋼)/喘ぐ/トリップ

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:24:36 ID:PbHkUDY701
ガチ両刀型のクチートですかね

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:25:40 ID:SfEQ5wwux2
両刀イバンギ
変態つってもそれなりに役割絞った感じだけど

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:28:36 ID:HpeB0XLiE3
さみしがりめざ飛行シャワーズ
BW2でホイホイガッサでてきて楽しかった

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:40:13 ID:btuBA1NMR4
>>5
なぜA補正

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:30:25 ID:1dmsuewNH5
オオタチHCひかえめ@メガネ 大文字吹雪雷破壊光線
フーディンASいじっぱり@珠 スキルスワップ身代わり気合パンチサイコカッター
どっちも育てただけで使ってない

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:45:36 ID:bdLpFBM8l6
意地根性カイリキー、眠る/クロチョ/ビルド/寝言@食べ残し

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1390886514

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:28:23 ID:rMCLtRxnz0
>>1
アナルイズ臆病[email protected]拘りロープ
パイコキねしす/めざめるパンツ(鋼)/喘ぐ/トリップ

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:24:36 ID:PbHkUDY701
ガチ両刀型のクチートですかね

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:25:40 ID:SfEQ5wwux2
両刀イバンギ
変態つってもそれなりに役割絞った感じだけど

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:28:36 ID:HpeB0XLiE3
さみしがりめざ飛行シャワーズ
BW2でホイホイガッサでてきて楽しかった

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:40:13 ID:btuBA1NMR4
>>5
なぜA補正

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:30:25 ID:1dmsuewNH5
オオタチHCひかえめ@メガネ 大文字吹雪雷破壊光線
フーディンASいじっぱり@珠 スキルスワップ身代わり気合パンチサイコカッター
どっちも育てただけで使ってない

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/28 14:45:36 ID:bdLpFBM8l6
意地根性カイリキー、眠る/クロチョ/ビルド/寝言@食べ残し

引用元: http://2chspa.com/thread/news4vip/1390886514

【ウィズ】《大魔道杯inレディアント》ストーリークエスト”いたずらシャボンヌ捕獲大作戦”!ワルツが総合っぽい!?|ブログインデックス

 

【ウィズ】《大魔道杯inレディアント》ストーリークエスト”いたずらシャボンヌ捕獲大作戦”!ワルツが総合っぽい!?|ブログインデックス|画像ID:8

773:2016/10/20(木) 16:09:49.54



はい

792:2016/10/20(木) 16:12:07.00

>>773
没絵なんだろうけど最後がロボ設定って無理ありすぎだろ
806:2016/10/20(木) 16:14:54.83

>>773
このオーラのなさよ
778:2016/10/20(木) 16:10:05.92

異常なシャボンヌ押しはなんなんだ
ヘイトしか貯まらないぞ
783:2016/10/20(木) 16:11:18.56

ワルツちゃんは総合だな
786:2016/10/20(木) 16:11:31.56

シャボンヌ叩く喜び知りやがって!許さんぞ!俺にも叩かせろって!
788:2016/10/20(木) 16:11:48.86

ワルツが総合なんやろなあ
789:2016/10/20(木) 16:11:49.78

害獣押されてるというか便利使いされてるだけというか
795:2016/10/20(木) 16:12:50.33

機械人間溢れすぎじゃね?
805:2016/10/20(木) 16:14:40.77

>>795
ネットは広大だわ
798:2016/10/20(木) 16:13:45.75

機械人形多すぎてリツェーレがかわいそうになってきた
804:2016/10/20(木) 16:14:23.96

通称ワルツヒーラーな予感
810:2016/10/20(木) 16:15:24.27

リツェーレの思い出なんて無かったんや
814:2016/10/20(木) 16:16:03.45

なんかワルツの設定アレだな
古代の人間ならともかく現代の魔道士(変態)でも普通に機械人形作れちゃうならリツェーレの株大暴落やん
816:2016/10/20(木) 16:16:15.93

リツェーレが全てを捨てて作った機械人形がアイ(銀)なのに
そこらへんの設定をお忘れらしい
溢れ返ってて可哀想
818:2016/10/20(木) 16:16:24.51

銀アイだけ喋りにカタカナ入らないから
他の機械人形よりも完成度が高い特別製ってことで
820:2016/10/20(木) 16:16:31.88

FF7のレノみたいな喋り方するなワルツは
830:2016/10/20(木) 16:17:43.97

メモリアとアーデの話は完結したようなもんなのに魔道杯で何やんの?
筋肉フェスティバルでもすんの?
835:2016/10/20(木) 16:22:01.08

カードになれば別なんだろうがどいつもこいつもパッとしないな、そしてエスペラルが総合っぽい
844:2016/10/20(木) 16:20:29.33

>>842
おっ待てい
奴はせいぜいデイリー上位だゾ
848:2016/10/20(木) 16:20:41.66

この世界機械人形で溢れすぎててリツェーレさん涙目だろこんなん
852:2016/10/20(木) 16:21:08.52

ワルツ弁速くも浸透確認しタ
855:2016/10/20(木) 16:21:20.99

新しい口調なんて認めないにへ~
857:2016/10/20(木) 16:21:35.78

ワルツが総合だゾ間違いないゾ
864:2016/10/20(木) 16:22:54.71

889:2016/10/20(木) 16:26:24.56

>>864
身も蓋もねえな…
865:2016/10/20(木) 16:22:58.69

ワルツが口調のせいで池沼にしか見えない罠
866:2016/10/20(木) 16:22:58.84

リューリューウィズ史上さいかわだな!


はい

792:2016/10/20(木) 16:12:07.00

>>773
没絵なんだろうけど最後がロボ設定って無理ありすぎだろ
806:2016/10/20(木) 16:14:54.83

>>773
このオーラのなさよ
778:2016/10/20(木) 16:10:05.92

異常なシャボンヌ押しはなんなんだ
ヘイトしか貯まらないぞ
783:2016/10/20(木) 16:11:18.56

ワルツちゃんは総合だな
786:2016/10/20(木) 16:11:31.56

シャボンヌ叩く喜び知りやがって!許さんぞ!俺にも叩かせろって!
788:2016/10/20(木) 16:11:48.86

ワルツが総合なんやろなあ
789:2016/10/20(木) 16:11:49.78

害獣押されてるというか便利使いされてるだけというか
795:2016/10/20(木) 16:12:50.33

機械人間溢れすぎじゃね?
805:2016/10/20(木) 16:14:40.77

>>795
ネットは広大だわ
798:2016/10/20(木) 16:13:45.75

機械人形多すぎてリツェーレがかわいそうになってきた
804:2016/10/20(木) 16:14:23.96

通称ワルツヒーラーな予感
810:2016/10/20(木) 16:15:24.27

リツェーレの思い出なんて無かったんや
814:2016/10/20(木) 16:16:03.45

なんかワルツの設定アレだな
古代の人間ならともかく現代の魔道士(変態)でも普通に機械人形作れちゃうならリツェーレの株大暴落やん
816:2016/10/20(木) 16:16:15.93

リツェーレが全てを捨てて作った機械人形がアイ(銀)なのに
そこらへんの設定をお忘れらしい
溢れ返ってて可哀想
818:2016/10/20(木) 16:16:24.51

銀アイだけ喋りにカタカナ入らないから
他の機械人形よりも完成度が高い特別製ってことで
820:2016/10/20(木) 16:16:31.88

FF7のレノみたいな喋り方するなワルツは
830:2016/10/20(木) 16:17:43.97

メモリアとアーデの話は完結したようなもんなのに魔道杯で何やんの?
筋肉フェスティバルでもすんの?
835:2016/10/20(木) 16:22:01.08

カードになれば別なんだろうがどいつもこいつもパッとしないな、そしてエスペラルが総合っぽい
844:2016/10/20(木) 16:20:29.33

>>842
おっ待てい
奴はせいぜいデイリー上位だゾ
848:2016/10/20(木) 16:20:41.66

この世界機械人形で溢れすぎててリツェーレさん涙目だろこんなん
852:2016/10/20(木) 16:21:08.52

ワルツ弁速くも浸透確認しタ
855:2016/10/20(木) 16:21:20.99

新しい口調なんて認めないにへ~
857:2016/10/20(木) 16:21:35.78

ワルツが総合だゾ間違いないゾ
864:2016/10/20(木) 16:22:54.71

889:2016/10/20(木) 16:26:24.56

>>864
身も蓋もねえな…
865:2016/10/20(木) 16:22:58.69

ワルツが口調のせいで池沼にしか見えない罠
866:2016/10/20(木) 16:22:58.84

リューリューウィズ史上さいかわだな!

QVCマリンでの佐々木千隼の投球wwwwwwww|ブログインデックス

QVCマリンでの佐々木千隼の投球wwwwwwww|ブログインデックス|画像ID:20
引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1477466316/
1: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:18:36.01 ID:McJ4SQhpa
https://youtu.be/FNYSDPVOg6M

ストレート148~150
スライダー
シンカー
フォーク

新人王まったなし

2: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:19:18.85 ID:McJ4SQhpa
最後の三人目のシンカーとか変化がヤバい

3: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:19:20.67 ID:Fyq6H99BO2
しかもゴロpなんやろ?マリンにぴったりやん

6: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:19:57.84 ID:FC3rj9F8O3
>>3
逆や逆

8: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:20:33.05 ID:l8RjgaujG4
四死球率
山岡 1.83
田中 2.23
酒居 2.43
柳  2.67
星  2.84
畠  3.10
小野 3.15
池田 3.33
黒木 3.33
佐々木3.56←せやな
加藤 4.01
濱口 5.56
中塚 9.20

22: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:33.35 ID:FmcmcmuMF5
>>8
中塚異次元でワロタ

36: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:24:46.04 ID:yUhqNl8jk6
>>8
大学通算四死球率1.37だった杉浦は最強だな

64: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:28:46.76 ID:tVPEFEF737
>>36
実際杉浦はプロでもK/BBめちゃくちゃ優秀で期待されてたな

9: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:20:37.69 ID:McJ4SQhpa
気が強そうだし顔は則本

10: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:20:43.04 ID:UesMhzFOP9
大地ヘイトがさらに高まりそう

12: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:21:18.70 ID:7OMJFNwRx10
マリンで150は本物

18: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:08.24 ID:k5L4GflED11
顔がイケメンすぎてロッテらしくない

31: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:38.16 ID:dgoTViLO812
>>18
井口顔やん

20: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:24.16 ID:k0slV22Ll13
この腕の角度で投げるP好きやわ

23: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:40.72 ID:YI2f0rIoL14
投球フォームはまあ凄いロッテぽい

26: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:55.81 ID:dgoTViLO812
期待させといて、ふじお化しないでな

27: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:26.49 ID:djM6SM4jZ16
佐々木と田中で来年のパリーグ楽しみやで

29: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:37.77 ID:McJ4SQhpa
最悪クローザーでもいいよな
150バンバン出しそうだし

32: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:48.04 ID:igekhtR2u18
先発で直球のアベレージどのくらいなんやろ

49: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:26:25.47 ID:yEzezOkyV19
シンカーなら石川もいるし捕手も同世代だしいい環境かもしれん

51: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:26:37.44 ID:N27XhpIoK20
和製シャーザーやぞ

54: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:26:45.46 ID:0HbEhfOXX21
まあ田中も佐々木も一年目は10勝行くか行かないかやと思うけど

57: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:27:15.28 ID:FC9H9JT9822
シンカーとかブヨンブヨンに変化するやろ

58: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:27:38.91 ID:19vA6mjTO23
やばい
細川も行ったらロッテが鷹キラー化する

62: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:28:22.77 ID:UesMhzFOP9
酒居は嫌な予感しかしないんだが大丈夫なんか

65: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:28:50.88 ID:WkYDZ5gd225
>>62
ガス会社とロッテの分厚いパイプを信じろ

66: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:29:10.13 ID:McJ4SQhpa
シンカーとかフォークとか縦変化は風で変態になるからな

67: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:29:13.66 ID:tWBMdfhhb27
九鬼が解説にボロカスに叩かれてて草

77: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:24.21 ID:CjQE6YVks28
>>67
実際九鬼はトップの作り方だめでしょ
捕手能力はわからんけど打撃はかなりいじらなきゃ

80: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:32.38 ID:xGllpn1z029
QVCマリンでの佐々木千隼の投球wwwwwwww|ブログインデックス|画像ID:13

昔の大学BIG3

100: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:33:03.97 ID:FmcmcmuMF5
>>80
オランジーナグミってロッテだったのか

81: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:35.55 ID:KmEnjGIV531
十亀が統一でリリーフで防御率2.7だから
佐々木は十亀より安定してるし
先発で防御率3.7くらいと予想

82: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:40.51 ID:SwTgneN0D32
シンカーが通用すればめちゃくちゃええ成績残せそうやけどな通用せんかったら
左打者にすげえ打たれそう

86: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:31:17.55 ID:Ol0XCgqgm33
佐々木 大学4年で急成長
酒居 社会人2年目で停滞
どっちが活躍するかね

88: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:31:26.49 ID:ktPqR5aUJ34
シンカー、フォークあるのは夢あるわ
期待してもええんやな

111: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:34:07.78 ID:UGIaFOI7535
サイドスローのPは館山みたいに七色の変化球ないと今の時代通用せんだろ

121: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:35:18.07 ID:GmBiUdStJ36
>>111
館山の球種全部教えてクレメンス

142: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:37:05.63 ID:gEY8Z1rqp37
>>121
QVCマリンでの佐々木千隼の投球wwwwwwww|ブログインデックス|画像ID:13

今は指にボールの縫い目をつけてから投げたりするテクも使ってるから更に増えてる

149: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:37:43.94 ID:riLldul1i38
>>142
はえーこれはすごいわ

114: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:34:29.06 ID:oyDpnrUxc39
スリークォーターのシンカーってことは多分ツーシームシンキングファストかな?
ハラデイ的な

123: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:35:27.76 ID:tWBMdfhhb27
涌井 石川 スタン 西野←ここまでほぼ確
+佐々木 酒居 唐川 二木 関谷から2人
こんなもんか

148: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:37:37.51 ID:igekhtR2u18
>>123
実力の程はともかく佐々木はとりあえず開幕ローテにいれそう

126: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:35:33.02 ID:81Zm7VPkY42
まあ今年の今永くらい活躍したら上出来ちゃう?

137: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:42.70 ID:KmEnjGIV531
まあ左相手にどうするかだな
スライダーが左に通用するかが鍵だな
通用しなければチェンジアップやツーシーム辺り覚えなあかんな

138: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:42.74 ID:HEzk69RNk44
佐々木の四年時の四球率は3余裕で切ってるぞ

140: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:49.59 ID:lqASwWbD145
1の動画についてるコメントで草

阪神おいで~ 1週間前

アニキ当てられるかな~ 3週間前

131: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:15.65 ID:McJ4SQhpa
佐々木いいわあ、大山なんでいったんや•••

8: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:20:33.05 ID:l8RjgaujG4
四死球率
山岡 1.83
田中 2.23
酒居 2.43
柳  2.67
星  2.84
畠  3.10
小野 3.15
池田 3.33
黒木 3.33
佐々木3.56←せやな
加藤 4.01
濱口 5.56
中塚 9.20

22: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:33.35 ID:FmcmcmuMF5
>>8
中塚異次元でワロタ

36: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:24:46.04 ID:yUhqNl8jk6
>>8
大学通算四死球率1.37だった杉浦は最強だな

64: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:28:46.76 ID:tVPEFEF737
>>36
実際杉浦はプロでもK/BBめちゃくちゃ優秀で期待されてたな

9: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:20:37.69 ID:McJ4SQhpa
気が強そうだし顔は則本

10: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:20:43.04 ID:UesMhzFOP9
大地ヘイトがさらに高まりそう

12: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:21:18.70 ID:7OMJFNwRx10
マリンで150は本物

18: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:08.24 ID:k5L4GflED11
顔がイケメンすぎてロッテらしくない

31: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:38.16 ID:dgoTViLO812
>>18
井口顔やん

20: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:24.16 ID:k0slV22Ll13
この腕の角度で投げるP好きやわ

23: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:40.72 ID:YI2f0rIoL14
投球フォームはまあ凄いロッテぽい

26: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:22:55.81 ID:dgoTViLO812
期待させといて、ふじお化しないでな

27: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:26.49 ID:djM6SM4jZ16
佐々木と田中で来年のパリーグ楽しみやで

29: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:37.77 ID:McJ4SQhpa
最悪クローザーでもいいよな
150バンバン出しそうだし

32: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:23:48.04 ID:igekhtR2u18
先発で直球のアベレージどのくらいなんやろ

49: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:26:25.47 ID:yEzezOkyV19
シンカーなら石川もいるし捕手も同世代だしいい環境かもしれん

51: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:26:37.44 ID:N27XhpIoK20
和製シャーザーやぞ

54: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:26:45.46 ID:0HbEhfOXX21
まあ田中も佐々木も一年目は10勝行くか行かないかやと思うけど

57: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:27:15.28 ID:FC9H9JT9822
シンカーとかブヨンブヨンに変化するやろ

58: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:27:38.91 ID:19vA6mjTO23
やばい
細川も行ったらロッテが鷹キラー化する

62: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:28:22.77 ID:UesMhzFOP9
酒居は嫌な予感しかしないんだが大丈夫なんか

65: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:28:50.88 ID:WkYDZ5gd225
>>62
ガス会社とロッテの分厚いパイプを信じろ

66: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:29:10.13 ID:McJ4SQhpa
シンカーとかフォークとか縦変化は風で変態になるからな

67: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:29:13.66 ID:tWBMdfhhb27
九鬼が解説にボロカスに叩かれてて草

77: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:24.21 ID:CjQE6YVks28
>>67
実際九鬼はトップの作り方だめでしょ
捕手能力はわからんけど打撃はかなりいじらなきゃ

80: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:32.38 ID:xGllpn1z029
QVCマリンでの佐々木千隼の投球wwwwwwww|ブログインデックス|画像ID:13

昔の大学BIG3

100: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:33:03.97 ID:FmcmcmuMF5
>>80
オランジーナグミってロッテだったのか

81: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:35.55 ID:KmEnjGIV531
十亀が統一でリリーフで防御率2.7だから
佐々木は十亀より安定してるし
先発で防御率3.7くらいと予想

82: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:30:40.51 ID:SwTgneN0D32
シンカーが通用すればめちゃくちゃええ成績残せそうやけどな通用せんかったら
左打者にすげえ打たれそう

86: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:31:17.55 ID:Ol0XCgqgm33
佐々木 大学4年で急成長
酒居 社会人2年目で停滞
どっちが活躍するかね

88: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:31:26.49 ID:ktPqR5aUJ34
シンカー、フォークあるのは夢あるわ
期待してもええんやな

111: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:34:07.78 ID:UGIaFOI7535
サイドスローのPは館山みたいに七色の変化球ないと今の時代通用せんだろ

121: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:35:18.07 ID:GmBiUdStJ36
>>111
館山の球種全部教えてクレメンス

142: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:37:05.63 ID:gEY8Z1rqp37
>>121
QVCマリンでの佐々木千隼の投球wwwwwwww|ブログインデックス|画像ID:13

今は指にボールの縫い目をつけてから投げたりするテクも使ってるから更に増えてる

149: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:37:43.94 ID:riLldul1i38
>>142
はえーこれはすごいわ

114: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:34:29.06 ID:oyDpnrUxc39
スリークォーターのシンカーってことは多分ツーシームシンキングファストかな?
ハラデイ的な

123: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:35:27.76 ID:tWBMdfhhb27
涌井 石川 スタン 西野←ここまでほぼ確
+佐々木 酒居 唐川 二木 関谷から2人
こんなもんか

148: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:37:37.51 ID:igekhtR2u18
>>123
実力の程はともかく佐々木はとりあえず開幕ローテにいれそう

126: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:35:33.02 ID:81Zm7VPkY42
まあ今年の今永くらい活躍したら上出来ちゃう?

137: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:42.70 ID:KmEnjGIV531
まあ左相手にどうするかだな
スライダーが左に通用するかが鍵だな
通用しなければチェンジアップやツーシーム辺り覚えなあかんな

138: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:42.74 ID:HEzk69RNk44
佐々木の四年時の四球率は3余裕で切ってるぞ

140: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:49.59 ID:lqASwWbD145
1の動画についてるコメントで草

阪神おいで~ 1週間前

アニキ当てられるかな~ 3週間前

131: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/10/26(水) 16:36:15.65 ID:McJ4SQhpa
佐々木いいわあ、大山なんでいったんや•••

つきまとう女 前篇|ブログインデックス

899 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:34:08 ID:T70ctGeH0
二年前の夏、俺はバイクで北海道ツーリングに出かけた。
目的は北海道一周。日程は3日間。気ままな一人旅だ。
北海道は予想以上に何も無い。街から街まで100kmを越えるときもある。
その間、コンビニはおろか自販機すらない。
気楽に長距離ツーリングを楽しもうと思って来たが最後。
本当に長距離ツーリングが好きな人間以外には苦痛でしかない。
俺の旅のコンセプトは、なるべく金をかけないこと。
その為、旅館やホテルには一切泊まらず旅をする。

道中での悩みは、ガソリンスタンドが街にしかないことだ。
24時間営業なんて論外。大概のガソリンスタンドは、19:00には店を閉じる。
早いところだと、17:00に閉めていたところも在った。
俺のバイクは燃費が悪く、満タンで160kmしか走らない。
日程は3日間。夜も走らないと間に合わない。
だが、俺は頭の悪いことに、ガソリン携行缶を装備していなかった。
更に、4日後には会社が始まるギリギリの日程。
間に合うはずが無い。俺はその事に、半周した時点で気付いたのだ。

俺は考えた。
一周を諦めて、道央を突っ切り、函館からフェリーに乗って陸路で帰るか。
それとも、意地で爆走し、小樽まで帰還して一周をやりきるか。
悩んだ挙句、俺は一周することを決めた。
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
敬愛する安西先生がそう囁いたのだ。

900 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:34:49 ID:T70ctGeH0
二日目の夜、俺は走っていた。
北海道の夜は静かで暗い。東京の夜が昼間に感じられる程に、静かで暗い。
辺りは木々が連なり、まるで俺に覆い被さる様にそびえている。
気を抜くと、木々の中に飲み込まれてしまうような深遠を感じさせる。
途中、メーターを見ると、ガソリン警告灯が点灯していることに気付いた。
今日はここまでだな。そう思った俺は、道の駅にバイクを止め、そこで夜を明かすことにした。
俺が止まった道の駅は、仮設トイレが設置されている以外に何も無い。
覚悟はしていたが、なんとも寂しい限りだ。
辺りには、民家どころか人一人居ない。小さな街灯だけが、俺と俺のバイクを照らしていた。

携帯していた食料を平らげ、俺はコンクリートの上で横になる。
月がやけにキレイだった。こんな月も、東京では見ることが出来ない。
俺は北海道に来たことを少しだけ嬉しく思った。
相変わらず木々に囲まれた深遠の暗闇の中で、俺は眼を瞑る。

眠りに落ちかけた時、静寂を破る車のエンジン音が聞こえた。
時刻は2:00。こんな深夜に走る人間が北海道にも居るのだな、と思い眼を開ける。
どんな車が深夜の北海道を走っているのか、興味を持った俺は、道路沿いに顔を出した。
なんのことはない。ただのトラックだった。
俺は踵を返し、再び眠りにつこうとした。
そのとき、妙なことに気付いた。仮設トイレのドアが開いている。

901 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:35:42 ID:T70ctGeH0
ここに来たとき、仮設トイレのドアが開いていた記憶はない。いつ開いたのかは分からない。
少なからず俺が居る間、誰も来てないし、俺も使っていない。
トイレの中までは角度的に見えない。
ドアは、小さく音をたてながら揺れている。
僅かに近づくと、白い布のようなものが見える。
「誰かいるのか?」
俺はトイレの中を覗いた。
瞬間、俺の心臓が脱兎の様に跳ね上がり、全身の毛穴が一気に開放される。
女が首を吊っていた。
俺は腰を抜かした。24年生きていて、腰を抜かすなんて初体験だ。
いつから?なんで?どうして?
そんなことばかりが頭を巡る。
全身が震えていた。嫌な汗が這いずる様に、全身から流れ出ていた。

とにかく警察に連絡しなくては。
そう思った俺は、バイクに置いてあるケータイを取りに行った。
その瞬間、大きな衝撃音が鳴り響いた。
驚きのあまり、俺はその場で転倒した。
振り返ると、女がトイレの前に立って俺を見ている。
怯える俺から女は目を離すことなく、ゆっくりと右腕を上げると、仮設トイレを殴りつけた。
女の力で殴ったとは思えないような、大きい衝撃音が鳴り響く。
現実離れした光景に、俺は泣きそうだった。

902 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:36:35 ID:T70ctGeH0
女の首には、ロープが巻きついたままだった。
汚い白のワンピース。長いぼさぼさの髪。長い髪の間から、気味の悪い眼光が見える。
どうみても普通の女じゃない。
女は無表情で俺を見ながら、仮設トイレを殴りつけ、衝撃音を鳴り響かせる。
周りには誰も居ない。
暗い殺風景な空間に、腰を抜かす俺と仮設トイレを殴る女。
女は首を吊っていたはず。生きている?なんで?
そのうち、仮設トイレを殴りつけるスピードが上昇し、女が小声で喋りだした。
「見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた」
俺の血液は沸騰した。
「なんだ!?なんなんだ、おまえ!?」
俺は大声で怒鳴った。
「いたずらなのか!?こんな誰も居ないところで、こんな悪趣味なことすんじゃねぇよ!!!!」
女は手を止め、そのままゆっくりとうなだれると、「どうして?」とつぶやいた。
俺の血液は更に沸騰した。
どうして?意味が分からん。聞きたいのはこっちだ。
「なに言ってんだ、この!!!ボケアマァ!!!さっさとどっか行けぇ!!!!」
女は顔を上げ俺を睨む。
「嫌だ」
女はそう言うと自分の左腕に噛みついた。
「嫌だ。嫌だ。嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ」
つぶやきながら、女は自分の左腕に噛みつく。
血が吹き出ても噛みつくことを止めない。肉の切れる音がする。
女は泣いていた。泣きながら自分の腕を食いちぎっていた。
女の口は血で真っ赤に染まっていく。腕からは白い骨が見え始めていた。
俺の脳裏に、『逃げろ』という言葉が閃光のように走る。
こいつは手に負えない。精神異常者だ。変態だ。変質者だ。

903 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:37:18 ID:T70ctGeH0
俺はバイクに向かって全力で走った。
逃げなければ俺が食われる。そんな思いが全身を駆け抜けた。
メットを手に取り後ろを見ると、あの女がいない。
なぜ、居ない!?
その瞬間、俺の肩に何かが触れた。
あの女の血まみれの左手だった。
女はいつの間にか、俺の真後ろにいた。
「置いてかないで…」
女がそう言うのと同時に、手に持ったメットを女の顔面に叩きつけた。
これ以上無い程の全力で、俺は女を殴った。
女は口と鼻から血を噴出しながら、後ろに仰け反る。
それでも女は、俺の肩から手を離さない。
俺は何度もメットを女の顔に叩きつけた。俺は絶叫していた。

ようやく女が俺の肩から手を放し、後方に倒れる。
メットを女の顔面めがけて全力投球した後、バイクで俺は逃走した。
なんだ!?あれはなんなんだ!?
恐怖と不安を振り払うように、俺はアクセルを捻った。

904 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:38:38 ID:T70ctGeH0
次の瞬間、俺は見覚えのないベッドの上で目が覚めた。
病院?何で病院なんかに?
そこは明らかに病院だった。何故自分がここに居るのか、全く記憶がない。
俺は北海道の道の駅で、キチガイの女から逃げている最中だった。
なのに、その先の記憶がない。
何故か俺は病院の中に居る。
怪我はしていない。事故を起したわけでもない。
俺は病室の外に飛び出ようとした。
ドアが開かない。外側から鍵がかけられている。
「誰か、誰かいませんか!?」

すると、看護師と思わしき男が出てきた。
「どうなさいました?」
「いや、あの、ここはどこですか?俺は何でこんなところに居るんですか?」
看護師は溜息をつくと、
「担当の先生との診断がそろそろ行われますので、詳しい話はそこで」
そう言ってどこかへ行ってしまった。
俺は頭が混乱した。
ここはなんだ?何故、病室に俺は閉じ込められている?
ふと、ベッドの脇に目をやると、ノートが置いてあった。
ノートを手に取り、中を見ると、そこには俺の文字がびっしりと書き連ねて在った。
『助けてくれ。あの女が。殺したのに。誰も俺を信じてくれない』
内容の意味はさっぱり分からないが、筆跡は間違いなく俺の字だった。

905 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:39:21 ID:T70ctGeH0
暫くノートに見入っていると、ドアの鍵が開く音がした。
振り向くと、さっきの看護師の男と、警察官の姿をした男が入ってきた。
警察官が俺の手首に手錠を嵌める。
「ちょっと、何で手錠なんか!?」
警察官は黙って俺を殴りつけた。
倒れた俺を見下しながら警察官は、「面倒をかけるな」とだけ言った。
二人の男に連れられ、俺は診察室と書かれた部屋に入れられる。
白衣を着た医者のような男が待ち構えていた。
二人の男は部屋から出て行き、俺と医者の二人きりになる。
「調子はどうかね?」
医者が問いかける。
「訳が分かりません。何故、俺はこんなところに居るんですか?俺は北海道に居たはずです。
 俺は家に帰りたいです。家に帰して下さい」
「君に帰るところなどない」
「え?」

906 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:40:04 ID:T70ctGeH0
「君は、所持していたヘルメットで女性を撲殺し、警察に捕まった。
 その後、心神喪失と診断され、この病院に隔離されることになった。
 君は社会的に完全に抹殺されているし、帰る場所も全て処分された。
 君に帰るべき場所はない」
こいつは何を言っている?俺が女を殺した?
俺の脳裏に、あのキチガイの女が浮かんだ。
あいつを殺したのか?俺が?だからここに居る?そんな馬鹿な。俺に警察に捕まった記憶はない。
だが、隔離病棟に居る。それは俺が精神異常者で、記憶があいまいなのも精神異常者だから?
いや、違う。俺は正常だ。俺は。俺は。俺は。俺は。俺は。俺は。

「混乱しているようだね?」
医者が不意に話しかける。
「当たり前じゃないですか」
「君はもう社会的に死んでいる。気分はどうかね?」
「なんだと?」
こいつ、俺を挑発しているのか?俺が社会的に死んでいるだと?何のつもりだ。そんな事があってたまるか。
「俺は誰も殺してない。社会的にも死んでなんかない!!お前は嘘吐きだ!!!」
「いいや、君は殺した!だから君は、彼女と永遠に死ぬんだ!!
 永遠に彼女とともに死ね!!!
 死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」
「何を言ってるんだ、テメェはぁ!!!」

激高する俺と、訳のわからない事を叫ぶ医者。現実離れした異様な空間だった。
その時、俺の首に生暖かいものが巻きついた。
赤い血みどろの左腕。
俺の背筋に電撃が走った。

907 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:41:04 ID:T70ctGeH0
「見つけた…」
あのキチガイ女だった。
俺は絶叫した。これ以上の声は出せない程に絶叫した。
俺には女が、暗く陰湿な冷たい壁に囲まれた、永遠の監獄のように感じられた。
医者が立ち上がり、俺の両肩を掴む。
「君は奈々子を殺したんだ!君には永遠に、奈々子と一緒に死んでもらう!!!
 もう私には無理なんだ!!この子は暗闇の中で死んだ!!!
 この子の孤独を君が共有してくれ!!!!」
「嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

その瞬間、目の前が緑色に染まった。
気が付くと俺は、道路脇の草むらの中で倒れていた。
どこにも怪我はない。バイクも横倒しになっていたが、無事だ。
夢…?俺は夢を見ていたのか?
周りを見渡すと、あの道の駅が見える。仮設トイレは無い。
時刻は8:00。俺は何をしていたんだ。
不思議な体験だった。きっと俺は、夢か幻に踊らされていたのだろう。

その後、俺は無事に北海道一周をやりきり、自宅へと回帰した。

908 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:41:46 ID:T70ctGeH0
実を言うと、その後も俺は、その女に付きまとわれることになる。
またそれは後日、暇な時に書く。
結果的には、今はもうその女は居ない。
ある霊能者のおかげで、その女の退治が出来たんだ。
俺はその霊能者の人が居なかったら、狂って死んでいたかもしれない。

678 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:31:32 ID:kOT+Y6Db0
あの北海道ツーリングから3ヶ月。
俺は今、都内の駅前広場のベンチに座っている。
夏の暑さも終わり、街に冬の気配が漂う秋風の季節だった。
季節の流れに街の色が移ろうように、3ヶ月間で俺の人生も大きく変わった。
あの日、俺と一緒に北海道を旅したバイクはもう居ない。
トラックと正面衝突を起こし、跡形も無く大破した。
俺はその事故で、左脚と左腕、左側の鎖骨と肋骨4本を骨折する、重傷を負った。全治5ヶ月と診断された。
生きていただけ有難いが、全治5ヶ月の人間を、俺の会社は不必要と判断し、書類一枚の郵送で解雇した。
おかげで、バイクも失い、仕事も失い、残ったのは僅かばかりの貯金と、ポンコツの身体だけだった。
幸い、後遺症も無く回復しそうな感じではあるが、左腕の回復が妙に遅い。
左脚、肋骨、鎖骨はもう殆ど治っているのに、左腕は未だに折れたままだ。
医者も不思議がっていた。俺も不思議だ。

あの時、俺は何故事故を起してしまったのか、記憶が無い。
医者は、事故のショックに因る、一時的な記憶障害と言っていた。
だが、今はそんなことはどうでもいい。
俺はすっかり社会から逸脱していた。
例え怪我が癒えても、俺には帰るべき職場も無い。
俺はすっかり生きていく自信を失っていた。
このまま俺は社会不適合者として、枯葉の様に朽ち果てるのではないだろうか。
そんな事ばかりを考えていた。

679 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:32:18 ID:kOT+Y6Db0
俺が今、駅前広場のベンチに座っている理由は、一週間前の出来事に遡る。

俺は病院に行く為に、この駅を利用している。
俺の体は、俺の思うように動いてくれない。
不意に人の波に足を取られ転倒した。
そんな時、俺を助けてくれる人間は皆無だ。
ほんの少しこちらに目線をくれるだけで、人々は通り過ぎていく。
別にそれでも良かった。助けて欲しいとは思わない。
妬む気持ちや、恨めしいという気持ちは無い。ただ自分が惨めで仕方なかった。
弱いということは、孤独で惨めな感情を引き立てる。毎日が泣きたい日常だった。

駅前広場のベンチに座り、俺は休んでいた。
人々の流れを見ながら、俺はかつての日常を思い出していた。
あの頃に戻りたい。過去に戻れたら、どんなに良いだろうか。
不意に若い男が、俺の隣に座った。
若い男はタバコに火を点け、煙を空に向かって吐き出した。
「お兄さん、やばそうだね」
若い男が俺に話しかけてきた。俺は黙って人々の流れを見ていた。
「別に怪しいもんじゃないよ。
 ただ今のお兄さん見てると、助けが必要なのかなって思ってさ」
「助け?助けなんか要らないさ。体が治れば、俺だって自力で生きていける」
若い男は、溜息をつくように煙を吐き出す。
「その体はもう治らないよ。治ったとしても、また同じ事を繰り返すだけだ」
俺は黙って人々の流れを見る。言い返す気力も湧かない。
「一週間後にさ、またここに来てよ。そしたら俺たちが、お兄さんの力になるからさ」
そう言って若い男は、その場から立ち去った。
俺は虚空を眺めていた。
俺はあんな奴に、あんな事を言われるまでに落ちぶれたか。

680 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:32:59 ID:kOT+Y6Db0
その日の夜、俺はアパートのベッドの上で横になっていた。
姉が時折俺の面倒を見に来る以外に、誰も訪れない。
俺は孤独な狭いアパートの中で、ただ天井を眺めていた。

暫くして眠りに落ちると、不意に目が覚める。
天井に穴が開いている。それも、人一人が通れそうなほどの大きな穴が開いていた。
突然現れた天井の穴に驚いた俺は、体を起そうとするが、まるで拘束具で縛り付けられたように体が動かない。
俺は一瞬パニックを起しかけた。
天井を一点に見つめたまま、身動き一つ取れない。
なんとか体を動かそうと足掻く俺の耳に、何かが這いずるような音が聞こえた。
音の発信源は天井の穴の中。
俺の全身に警戒信号が流れ出す。嫌な気配が天井の穴の中から満ち溢れていた。
俺は目を閉じた。これは夢なのだと自分に言い聞かせた。
起きろ!起きろ!起きろ!
必死で念じた。

目を開けた次の瞬間、俺は我が眼を疑った。
あの北海道で遭遇したキチガイ女が、天井の穴の中に居る。
俺の心臓は、張り裂けんばかりに強く鼓動した。

681 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:33:40 ID:kOT+Y6Db0
キチガイ女は、黙ってこちらを見ている。
身動き一つ取れない俺は、ただひたすらに震えていた。
キチガイ女の口が、モゴモゴと奇妙な動きをする。
まるでガムを噛むような素振りの後、女の口からゆっくりと血が流れ落ちてきた。
その血が滴となって、俺の顔にこびりつく。
女の口から吐き出された血は、人の血とは思えない冷たさだった。
死体の血。俺の頭の中で連想した物はそれだった。
俺は絶叫した。誰でもいい。気付いてくれ。誰か助けてくれ。
俺の顔を埋め尽くすほどに、尚も女は血を吐き出し続けている。
俺は叫んだ。心の底から叫んだ。助けを求め、狂ったように叫んだ。

すると女は、穴から這いずるように身を乗り出すと、そのまま天井から落ちて来た。
俺の心臓は停止寸前だった。
落ちてきた女は、天井にぶら下がるように首を吊っていた。
冷たい無表情な顔で、俺を見下ろしている。
女の口からは、大量の血が流れ出ていた。
冷たい血が、女の白いワンピースを赤く染める。
唐突に、女の首のロープが切れる。
まるで操り人形の糸が切れた様に、女は力なく俺の腹部に落下した。
俺の恐怖は頂点に達していた。
這いずるように、女の顔が俺の耳元に近づく。
「もうお前は私のなの…」
そう言いながら女は、俺の体を弄る。
俺は恐怖で涙が止まらなかった。
「許してくれ、助けてくれ」
懇願することしか俺には出来なかった。
女は俺の口に、ねじ込むような不快なキスをしてきた。
俺は泣きながら、くぐもった声で絶叫した。
その刹那、女は消えた。
俺は大量の汚物を口から吐き出した。

682 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:34:21 ID:kOT+Y6Db0
朝、目覚めた俺の周囲は、俺の吐いた汚物にまみれていた。
鏡を手に取り、顔を見る。女の血は付いていない。
ベッドの周囲にも女の血は無かった。天井にも穴は無かった。ただ俺のゲロだけが散乱していた。
俺は荷物をまとめると、アパートを飛び出した。

昼間は駅の構内で休み。夜はファミレスで明かした。
俺はもう、一人になる環境に耐えられなかった。
誰でも良いから、人の居るところに居たかった。

そんな生活が一週間続いた。俺の心身は限界に近づいていた。
癒えきらない体。慣れない生活環境。俺の中で色々なものが崩壊した。
ほんの少し前まで、俺はバリバリ仕事をこなし、一端の社会人として生きてきた。
それが今じゃ、ホームレスと変わらない。
その理由が、あのキチガイ女に纏わり憑かれているからだ。
そんな理由で俺はこんな生活をしている。こんな事は誰にも言えない。
精神異常者と思われても仕方が無い。俺はもう駄目かもしれない。本気でそう思えた。
俺の心は半分死んでいた。何もかもが絶望的に思えた。

気が付くと俺は、あの若い男と出会った、駅前広場のベンチに座っていた。
最後の拠り所とでも思ったのかもしれない。俺はただ何も考えずにベンチに座っていた。
夏の暑さも終わり、街に冬の気配が漂う秋風の季節だった。
俺は彼を待っていた。

688 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:36:44 ID:kOT+Y6Db0
駅前広場のベンチに座り、虚空を眺めていた。
過酷な環境に耐えかねた俺は、もう考える事も放棄していた。
ひたすら俺は、一週間前に出会った若い男を待っていた。
タバコに火を点ける音がする。いつの間にか、彼が俺の隣に座っていた。
「前に会った時より酷くなってるね、お兄さん。もう限界でしょ?」
若い男は俯きながら、地面に向かって煙を吐いた。
「本当に助けてくれるのか?」
俺はすがる思いで尋ねた。
「まぁ、やれるだけのことはやりたいね。
 このままお兄さん放置してると、死んじまうのは眼に見えてるし。
 それを分かってて死なしちまったら目覚めが悪い」
「何をする気だ?」
「まぁ、付いて来なよ」
そう言うと若い男は、駐車してあった車に俺を乗せた。

暫く車を走らせ、ビルの中に入る。その中に、若い男の事務所があるそうだ。
『○△×探偵事務所』と書かれたビルの一室。ここが若い男の事務所。
「探偵?」
俺がそう呟くと、若い男は「本業はね」と答えた。
事務所の扉を開けると、中には誰も居ない。
「あぁ、今はみんな出払ってるよ。多分、社長は居ると思うんだけどね」
「俺は金なんか持ってないぞ」
「ん~、うちの社長、金にはうるさいけど、根は良い人だし、多分大丈夫」
そう言うと若い男は、奥の『社長室』と書かれた扉の前に進む。
軽く2回ほどノックをすると、中から「どうぞ」と言う返事がした。
扉を開けるとそこには、如何にもキャリアウーマンといった風貌の女が居た。
この女が社長だ。

689 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:37:24 ID:kOT+Y6Db0
女社長は、俺の顔を見るなり舌打ちをした。
「また、ろくでもない奴を連れて来やがって…」
小声だったが確かにそう言った。あからさまに俺は歓迎されていない様子だった。
「社長、いや、その、あの、えとー、そのー」
若い男がしどろもどろになる。女社長は若い男を睨み付けると、書類を机に叩きつけた。
「あんたねぇ!うちは慈善事業で商売やってんじゃないのよ!!
 こんな金もない奴連れてきて、どうやっておまんま食ってくんだよ!!」
まさに男勝りな怒号だ。
「いや、でも社長わかるでしょ!?この人このままだと死んじゃいますよ!?」
「この馬鹿!!お人好しもいい加減にしろ!!」
うなだれる若い男。どうやらこいつは、本気で俺を助けたいと思ってくれているらしい。
有難い話だが、俺は人に迷惑をかけてまで助けを請うつもりは無かった。
踵を返し、俺は事務所を後にしようとした。
すると女社長が俺を呼び止めた。
「待ちなさいよ、若年性浮浪者モドキ。
 こいつの言うように、あんたはこのままだと死ぬよ。
 どうするつもりだい?」
「さっきから、何で俺が死ぬってはっきり言えるんですか?
 なんか確信する様な事でもあるんですか?
 俺は確かに追い詰められています。
 でも、あなたの言う様に金はありません。
 この若い人に迷惑かけるつもりもないし、俺は出て行きます」
女社長がタバコに火を点け、煙を吐き出す。
「人に迷惑をかけたくないってのは良い心得だ。
 それならそれで、人の役に立ってみる気はないかい?」
「どういうことですか?」
「手は有るって言っているのさ」

690 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:38:04 ID:kOT+Y6Db0
「ま、まさか社長…」
若い男の顔が青ざめる。
「さっきあんたは私に、『なんの確証があって、自分が死ぬなんて言っているのか』と尋ねたわね」
俺は頷く。
「あんた、どうやら厄介なのに取り憑かれているのよ。
 あんた、首吊っている、薄汚いワンピースの女に心当たりあるでしょ?」
俺は驚いた。その女の事を、今まで誰にも話したことは無い。
「ふふ~ん。驚いているわねぇ。
 まぁ、私も本業は探偵なのだけど、副業で霊能関係の仕事もしているのよ。
 それにしても、良い~顔で驚くわねぇ。ふふ~ん。好きよ、そういう顔」
俺は考えた。本業が探偵で副業が霊能力者?なんて怪しさなのだ。ここに居て良いのか俺は?
でも、あのキチガイ女の事を言い当てた。それも事実だ。
だが、あのキチガイ女は霊なのか?俺の錯覚ではないのか?
「さっき言っていた良い方法って…?」
女社長は苦笑いをする。
「誰も良い方法なんて言ってないでしょ?ただ手は有るって言ったのさ」
「じゃあ、その手というのは?」
「私に除霊を頼むのであれば、最低でも200万はかかる。あんたには、そんな金はない。
 でも、そこの若いのがやるなら話は別よ。
 そいつは霊能者としてはペーペーもいい所。
 だから、そいつの現場実習もかねて除霊をさせてもらうなら…お金はかからない。
 逆にこちらから礼金を払う。ただし、身の保証の類は一切無いけどね」

そう言うと女社長は、微笑みながらタバコを揉み消した。
それを聞いた若い男は、頭を抱えて天を仰ぐと、「オーマイガー…」とだけ呟いた。

691 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:38:45 ID:kOT+Y6Db0
「いや、社長。俺どうすれば良いんすか?」
若い男の問いかけに女社長は、「はぁ!?」と言い、不機嫌な態度を示す。
「今からクライアントと問診!
 その後に除霊方法を検討し、計画書を書き上げ、明日までに私に提出!!分かったか!?」
「は、はい!!いや、でも、あの、その…」
「いいからさっさと状況を開始しろ。ボケナス!!」

女社長に激高され、追い出されるように俺たちは事務所を飛び出た。
その後、俺たちは喫茶店の中に入る。
「良い店でしょ?ここ社長の店なんですよ」
若い男はそう言うと、慣れた態度で席に座る。
席は個室のようになっていて、周りに会話は届かない。

コーヒーを二人分注文し、若い男はノートPCを広げた。
「じゃあ、お兄さん。これから問診を始めます。用意は良いですか?」
「気になる事があるんだが…」
「なんです?」
「君はさっきまでタメ口だったのに、急に敬語で話すようになった。なんでだい?」
「お兄さんが、俺の正式なクライアントになったからです。
 本当は社長にやってもらいたかったけど、仕方ありません。
 俺が現場実習としてお兄さんの除霊をするなら、会社から人材育成費として予算が出ます。
 お兄さんにも、礼金として2万円支払われます。
 ある意味、金銭的にはこれが最善の方法です。
 ただ、俺も本当にペーペーなので、身の保証の類は一切出来ません。
 でも全力でやります。下手に手を抜けば、俺も死にますから」
そう言うとジョンは、優しく微笑んだ。
「言いたいことはなんとなく分かった。ただ、俺は霊とかそんなことには疎い。
 正直、今回のキチガイ女の事も、俺の精神疾患による幻か錯覚だと思っていたんだ。
 だから急に霊とか、そんな事を言われても戸惑う」

692 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:39:27 ID:kOT+Y6Db0
「なるほど。じゃあ、少し霊に関して説明します。信じるも信じないも、お兄さんの自由です」
俺は小さく頷いた。と同時に、少し悲しい気分になった。
俺はほんの少し前まで、普通のサラリーマンだった。
それが今じゃ霊だのなんだのと、怪しいことに関わっている。

「先ず、俺たちがクライアントに霊の事を説明するとき、PCを例えに用います」
「PC?」
「そう、PCです。今のお兄さんの状態は、ウイルスに侵されたPCです。
 PCとはお兄さん。ウイルスとは悪霊。つまり、お兄さんの言うキチガイ女の事です」
「また、新しい例えだな」
「悪霊が取り憑く。よく聞くフレーズだと思います。
 では具体的に、人間のどこに取り憑くのか分かりますか?」
俺は黙ってコーヒーに口をつける。
「脳です。悪霊は人間の脳にハッキングすることで取り憑きます。
 そして、脳の中に自分というウイルスを根付かせ、脳を支配することで、
 その人間の内側から幻覚や錯覚を起こし、精神や肉体を破壊していきます。
 個人の脳内での出来事なので、他人には認識する事が難しいです。
 一般的な霊であるならば、人間が生まれつき持っているファイアーウォール=守護霊を突破することは出来ません。
 しかし稀に、強力なハッキング能力を持った悪霊も居ます。
 俺たち霊能者は、ウイルス=悪霊と同様に、人の脳内に侵入することが出来ます。
 霊能力=ハッキング能力です。
 俺たちの仕事は、悪霊=ウイルスに侵された人間の脳に侵入し、駆除=除霊することです」
何がなんだか訳が分からない。
もしかして俺は、関わっちゃいけない世界に足を踏み入れたのか?
そんな気持ちでいっぱいだった。

693 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:40:07 ID:kOT+Y6Db0
「ここまでで何か質問はありますか?」
若い男はそう言いながら、ノートPCに何かを打ち込んでいた。
「何故その悪霊と言うのは、俺に取り憑いたんだ?俺には何の因縁もない女のはずだ」
若い男はひたすらノートPCのキーボードを叩きながら、質問に答える。
「取り憑いたのは、たまたま、という表現が適切かもしれません」
「たまたま?偶然ということか?」
「はい。たまたま侵入しやすかった。多分それだけです。
 本当の目的は、誰でも良いから自分の中に取り込むことだと思います。
 悪霊は生きた人間を殺して、取り込むことで勢力を拡大させます。
 お兄さんをベースに、更なるグレードアップを狙っているのでしょう」
「何のために?」
「恐らく、孤独の穴埋め。もしくは、恨みの穴埋め。或いは両方。といったところでしょうか。
 そんな事をしても無意味なんですけどね。むしろ逆効果です。
 彼女の穴埋めは、永遠に叶わないです」
「随分自分勝手な、テロリストのような理由だな…。
 もう一つ疑問がある。君は…」
「ジョンでいいです」
「ジョン?」
「仲間内ではそう呼ばれています。本名が言い辛い名前なので」
ジョンか…。昔、うちで飼っていた犬と同じ名前だ。
「じゃあ、ジョン。さっき君は、社長に俺の除霊を言い渡された時に、頭を抱えて『オーマイガー』と呟いたな。
 それと、『下手に手を抜けば自分も死ぬ』と言った。
 それについて説明が欲しい」

694 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:40:48 ID:kOT+Y6Db0
「あ、聞こえていたんですか?まぁ、なんと言いますか。
 正直に言うと、俺の手に負える相手じゃないと思ったんです」
「手に負えない?」
「お兄さん、心当たりがありませんか?医者、警察官、看護師の3人の男」
俺は驚いた。こいつら何故そんな事が分かるんだ。
「心当たりは…ある」
「そいつらは、お兄さんの言うキチガイ女が、今まで殺してきた人間です。
 今は完全に彼女に取り込まれて、彼らが彼女のファイアーウォールになっているんです」
「殺してきた?」
「そうです。今のお兄さんと同様に取り憑き、苦しめた挙句に殺しました。
 中でも医者との繋がりが強い。恐らく最初の被害者であり、親子だったのかもしれません」
俺は北海道での出来事を思い出していた。
「俺には手に負えないというのは、その3人が理由です。
 社長はお兄さんを見た瞬間に、キチガイ女の姿が見える所まで侵入しました。
 でも俺には、未だに女の姿が見えない。
 ファイアーウォールである3人を見る所までしか侵入できません」
北海道で見た幻。あの病院内で出会ったあの3人も、あの女に殺されているだと?
「仮に強引に彼らを突破しようとしても、彼ら3人に足止めを食らうでしょう。
 その隙に女が俺の中に逆侵入し、今のお兄さん同様、俺にも取り憑くでしょう。
 恐らくそうなれば、俺の命も危ない」
じゃああの時、医者が言った言葉の意味は?奈々子?あの女の名前か?
「方法は考えます。俺もこの商売に命懸けていますから」
社会的に抹殺?私には無理なんだ?孤独を共有?
俺はいっぺんに不可思議な情報を得てしまった為か、頭が混乱していた。

695 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:41:29 ID:kOT+Y6Db0
「お兄さん?どうかしましたか?」
ジョンの言葉に我に返る。頭が混乱していた。
「なあ、ジョン。仮にこのまま何もせずに放置していたら、俺はどうなる?」
ジョンのノートPCを打つ手が止まる。
「死にますね。事故死、病死、自殺…。
 俺は預言者じゃないので、その先の死因までは分かりませんが。
 キチガイ女は、今まで3人も殺めている。
 非常に危険な女です。殺される可能性は極めて高い…」
俺は頭を抱えた。気が狂いそうだ。
「ジョン…俺が今までにあの女を見たのは2回だ。その時の話をする」

俺はジョンに、北海道での出来事。それと、初めてジョンと出会った日の、夜の出来事を話した。
ジョンは真剣な眼差しで俺の話を聞いていた。
話し終わった後のジョンの第一声は、「予想以上に厄介です」だった。
「そんなに厄介なのか?」
「厄介です…。お兄さん、その病院の中で『これは現実じゃない』という違和感は覚えませんでしたか?」
「違和感は無かった。今でもあれは現実のように感じる」
それを聞いたジョンの顔は、更に深刻な表情に変わる。
「そこまでリアルな病院を、お兄さんの脳に作り上げた。
 しかも、同時に3人をその場に出している。
 これは女…奈々子ですか?
 そいつが、お兄さんの脳をかなり深い部分まで侵食していることと、完全に3人を掌握していることを示しています。
 相当ですよ、これは」
俺は言葉を失った。不意に底なし沼の深みに陥った気がした。
「お兄さん、正直な俺の感想を言います」
「なんだ?」
「今まで良く生きていましたね」

900 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:34:49 ID:T70ctGeH0
二日目の夜、俺は走っていた。
北海道の夜は静かで暗い。東京の夜が昼間に感じられる程に、静かで暗い。
辺りは木々が連なり、まるで俺に覆い被さる様にそびえている。
気を抜くと、木々の中に飲み込まれてしまうような深遠を感じさせる。
途中、メーターを見ると、ガソリン警告灯が点灯していることに気付いた。
今日はここまでだな。そう思った俺は、道の駅にバイクを止め、そこで夜を明かすことにした。
俺が止まった道の駅は、仮設トイレが設置されている以外に何も無い。
覚悟はしていたが、なんとも寂しい限りだ。
辺りには、民家どころか人一人居ない。小さな街灯だけが、俺と俺のバイクを照らしていた。

携帯していた食料を平らげ、俺はコンクリートの上で横になる。
月がやけにキレイだった。こんな月も、東京では見ることが出来ない。
俺は北海道に来たことを少しだけ嬉しく思った。
相変わらず木々に囲まれた深遠の暗闇の中で、俺は眼を瞑る。

眠りに落ちかけた時、静寂を破る車のエンジン音が聞こえた。
時刻は2:00。こんな深夜に走る人間が北海道にも居るのだな、と思い眼を開ける。
どんな車が深夜の北海道を走っているのか、興味を持った俺は、道路沿いに顔を出した。
なんのことはない。ただのトラックだった。
俺は踵を返し、再び眠りにつこうとした。
そのとき、妙なことに気付いた。仮設トイレのドアが開いている。

901 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:35:42 ID:T70ctGeH0
ここに来たとき、仮設トイレのドアが開いていた記憶はない。いつ開いたのかは分からない。
少なからず俺が居る間、誰も来てないし、俺も使っていない。
トイレの中までは角度的に見えない。
ドアは、小さく音をたてながら揺れている。
僅かに近づくと、白い布のようなものが見える。
「誰かいるのか?」
俺はトイレの中を覗いた。
瞬間、俺の心臓が脱兎の様に跳ね上がり、全身の毛穴が一気に開放される。
女が首を吊っていた。
俺は腰を抜かした。24年生きていて、腰を抜かすなんて初体験だ。
いつから?なんで?どうして?
そんなことばかりが頭を巡る。
全身が震えていた。嫌な汗が這いずる様に、全身から流れ出ていた。

とにかく警察に連絡しなくては。
そう思った俺は、バイクに置いてあるケータイを取りに行った。
その瞬間、大きな衝撃音が鳴り響いた。
驚きのあまり、俺はその場で転倒した。
振り返ると、女がトイレの前に立って俺を見ている。
怯える俺から女は目を離すことなく、ゆっくりと右腕を上げると、仮設トイレを殴りつけた。
女の力で殴ったとは思えないような、大きい衝撃音が鳴り響く。
現実離れした光景に、俺は泣きそうだった。

902 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:36:35 ID:T70ctGeH0
女の首には、ロープが巻きついたままだった。
汚い白のワンピース。長いぼさぼさの髪。長い髪の間から、気味の悪い眼光が見える。
どうみても普通の女じゃない。
女は無表情で俺を見ながら、仮設トイレを殴りつけ、衝撃音を鳴り響かせる。
周りには誰も居ない。
暗い殺風景な空間に、腰を抜かす俺と仮設トイレを殴る女。
女は首を吊っていたはず。生きている?なんで?
そのうち、仮設トイレを殴りつけるスピードが上昇し、女が小声で喋りだした。
「見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。見つけた」
俺の血液は沸騰した。
「なんだ!?なんなんだ、おまえ!?」
俺は大声で怒鳴った。
「いたずらなのか!?こんな誰も居ないところで、こんな悪趣味なことすんじゃねぇよ!!!!」
女は手を止め、そのままゆっくりとうなだれると、「どうして?」とつぶやいた。
俺の血液は更に沸騰した。
どうして?意味が分からん。聞きたいのはこっちだ。
「なに言ってんだ、この!!!ボケアマァ!!!さっさとどっか行けぇ!!!!」
女は顔を上げ俺を睨む。
「嫌だ」
女はそう言うと自分の左腕に噛みついた。
「嫌だ。嫌だ。嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ」
つぶやきながら、女は自分の左腕に噛みつく。
血が吹き出ても噛みつくことを止めない。肉の切れる音がする。
女は泣いていた。泣きながら自分の腕を食いちぎっていた。
女の口は血で真っ赤に染まっていく。腕からは白い骨が見え始めていた。
俺の脳裏に、『逃げろ』という言葉が閃光のように走る。
こいつは手に負えない。精神異常者だ。変態だ。変質者だ。

903 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:37:18 ID:T70ctGeH0
俺はバイクに向かって全力で走った。
逃げなければ俺が食われる。そんな思いが全身を駆け抜けた。
メットを手に取り後ろを見ると、あの女がいない。
なぜ、居ない!?
その瞬間、俺の肩に何かが触れた。
あの女の血まみれの左手だった。
女はいつの間にか、俺の真後ろにいた。
「置いてかないで…」
女がそう言うのと同時に、手に持ったメットを女の顔面に叩きつけた。
これ以上無い程の全力で、俺は女を殴った。
女は口と鼻から血を噴出しながら、後ろに仰け反る。
それでも女は、俺の肩から手を離さない。
俺は何度もメットを女の顔に叩きつけた。俺は絶叫していた。

ようやく女が俺の肩から手を放し、後方に倒れる。
メットを女の顔面めがけて全力投球した後、バイクで俺は逃走した。
なんだ!?あれはなんなんだ!?
恐怖と不安を振り払うように、俺はアクセルを捻った。

904 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:38:38 ID:T70ctGeH0
次の瞬間、俺は見覚えのないベッドの上で目が覚めた。
病院?何で病院なんかに?
そこは明らかに病院だった。何故自分がここに居るのか、全く記憶がない。
俺は北海道の道の駅で、キチガイの女から逃げている最中だった。
なのに、その先の記憶がない。
何故か俺は病院の中に居る。
怪我はしていない。事故を起したわけでもない。
俺は病室の外に飛び出ようとした。
ドアが開かない。外側から鍵がかけられている。
「誰か、誰かいませんか!?」

すると、看護師と思わしき男が出てきた。
「どうなさいました?」
「いや、あの、ここはどこですか?俺は何でこんなところに居るんですか?」
看護師は溜息をつくと、
「担当の先生との診断がそろそろ行われますので、詳しい話はそこで」
そう言ってどこかへ行ってしまった。
俺は頭が混乱した。
ここはなんだ?何故、病室に俺は閉じ込められている?
ふと、ベッドの脇に目をやると、ノートが置いてあった。
ノートを手に取り、中を見ると、そこには俺の文字がびっしりと書き連ねて在った。
『助けてくれ。あの女が。殺したのに。誰も俺を信じてくれない』
内容の意味はさっぱり分からないが、筆跡は間違いなく俺の字だった。

905 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:39:21 ID:T70ctGeH0
暫くノートに見入っていると、ドアの鍵が開く音がした。
振り向くと、さっきの看護師の男と、警察官の姿をした男が入ってきた。
警察官が俺の手首に手錠を嵌める。
「ちょっと、何で手錠なんか!?」
警察官は黙って俺を殴りつけた。
倒れた俺を見下しながら警察官は、「面倒をかけるな」とだけ言った。
二人の男に連れられ、俺は診察室と書かれた部屋に入れられる。
白衣を着た医者のような男が待ち構えていた。
二人の男は部屋から出て行き、俺と医者の二人きりになる。
「調子はどうかね?」
医者が問いかける。
「訳が分かりません。何故、俺はこんなところに居るんですか?俺は北海道に居たはずです。
 俺は家に帰りたいです。家に帰して下さい」
「君に帰るところなどない」
「え?」

906 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:40:04 ID:T70ctGeH0
「君は、所持していたヘルメットで女性を撲殺し、警察に捕まった。
 その後、心神喪失と診断され、この病院に隔離されることになった。
 君は社会的に完全に抹殺されているし、帰る場所も全て処分された。
 君に帰るべき場所はない」
こいつは何を言っている?俺が女を殺した?
俺の脳裏に、あのキチガイの女が浮かんだ。
あいつを殺したのか?俺が?だからここに居る?そんな馬鹿な。俺に警察に捕まった記憶はない。
だが、隔離病棟に居る。それは俺が精神異常者で、記憶があいまいなのも精神異常者だから?
いや、違う。俺は正常だ。俺は。俺は。俺は。俺は。俺は。俺は。

「混乱しているようだね?」
医者が不意に話しかける。
「当たり前じゃないですか」
「君はもう社会的に死んでいる。気分はどうかね?」
「なんだと?」
こいつ、俺を挑発しているのか?俺が社会的に死んでいるだと?何のつもりだ。そんな事があってたまるか。
「俺は誰も殺してない。社会的にも死んでなんかない!!お前は嘘吐きだ!!!」
「いいや、君は殺した!だから君は、彼女と永遠に死ぬんだ!!
 永遠に彼女とともに死ね!!!
 死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」
「何を言ってるんだ、テメェはぁ!!!」

激高する俺と、訳のわからない事を叫ぶ医者。現実離れした異様な空間だった。
その時、俺の首に生暖かいものが巻きついた。
赤い血みどろの左腕。
俺の背筋に電撃が走った。

907 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:41:04 ID:T70ctGeH0
「見つけた…」
あのキチガイ女だった。
俺は絶叫した。これ以上の声は出せない程に絶叫した。
俺には女が、暗く陰湿な冷たい壁に囲まれた、永遠の監獄のように感じられた。
医者が立ち上がり、俺の両肩を掴む。
「君は奈々子を殺したんだ!君には永遠に、奈々子と一緒に死んでもらう!!!
 もう私には無理なんだ!!この子は暗闇の中で死んだ!!!
 この子の孤独を君が共有してくれ!!!!」
「嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

その瞬間、目の前が緑色に染まった。
気が付くと俺は、道路脇の草むらの中で倒れていた。
どこにも怪我はない。バイクも横倒しになっていたが、無事だ。
夢…?俺は夢を見ていたのか?
周りを見渡すと、あの道の駅が見える。仮設トイレは無い。
時刻は8:00。俺は何をしていたんだ。
不思議な体験だった。きっと俺は、夢か幻に踊らされていたのだろう。

その後、俺は無事に北海道一周をやりきり、自宅へと回帰した。

908 : ◆lWKWoo9iYU :2009/06/11(木) 10:41:46 ID:T70ctGeH0
実を言うと、その後も俺は、その女に付きまとわれることになる。
またそれは後日、暇な時に書く。
結果的には、今はもうその女は居ない。
ある霊能者のおかげで、その女の退治が出来たんだ。
俺はその霊能者の人が居なかったら、狂って死んでいたかもしれない。

678 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:31:32 ID:kOT+Y6Db0
あの北海道ツーリングから3ヶ月。
俺は今、都内の駅前広場のベンチに座っている。
夏の暑さも終わり、街に冬の気配が漂う秋風の季節だった。
季節の流れに街の色が移ろうように、3ヶ月間で俺の人生も大きく変わった。
あの日、俺と一緒に北海道を旅したバイクはもう居ない。
トラックと正面衝突を起こし、跡形も無く大破した。
俺はその事故で、左脚と左腕、左側の鎖骨と肋骨4本を骨折する、重傷を負った。全治5ヶ月と診断された。
生きていただけ有難いが、全治5ヶ月の人間を、俺の会社は不必要と判断し、書類一枚の郵送で解雇した。
おかげで、バイクも失い、仕事も失い、残ったのは僅かばかりの貯金と、ポンコツの身体だけだった。
幸い、後遺症も無く回復しそうな感じではあるが、左腕の回復が妙に遅い。
左脚、肋骨、鎖骨はもう殆ど治っているのに、左腕は未だに折れたままだ。
医者も不思議がっていた。俺も不思議だ。

あの時、俺は何故事故を起してしまったのか、記憶が無い。
医者は、事故のショックに因る、一時的な記憶障害と言っていた。
だが、今はそんなことはどうでもいい。
俺はすっかり社会から逸脱していた。
例え怪我が癒えても、俺には帰るべき職場も無い。
俺はすっかり生きていく自信を失っていた。
このまま俺は社会不適合者として、枯葉の様に朽ち果てるのではないだろうか。
そんな事ばかりを考えていた。

679 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:32:18 ID:kOT+Y6Db0
俺が今、駅前広場のベンチに座っている理由は、一週間前の出来事に遡る。

俺は病院に行く為に、この駅を利用している。
俺の体は、俺の思うように動いてくれない。
不意に人の波に足を取られ転倒した。
そんな時、俺を助けてくれる人間は皆無だ。
ほんの少しこちらに目線をくれるだけで、人々は通り過ぎていく。
別にそれでも良かった。助けて欲しいとは思わない。
妬む気持ちや、恨めしいという気持ちは無い。ただ自分が惨めで仕方なかった。
弱いということは、孤独で惨めな感情を引き立てる。毎日が泣きたい日常だった。

駅前広場のベンチに座り、俺は休んでいた。
人々の流れを見ながら、俺はかつての日常を思い出していた。
あの頃に戻りたい。過去に戻れたら、どんなに良いだろうか。
不意に若い男が、俺の隣に座った。
若い男はタバコに火を点け、煙を空に向かって吐き出した。
「お兄さん、やばそうだね」
若い男が俺に話しかけてきた。俺は黙って人々の流れを見ていた。
「別に怪しいもんじゃないよ。
 ただ今のお兄さん見てると、助けが必要なのかなって思ってさ」
「助け?助けなんか要らないさ。体が治れば、俺だって自力で生きていける」
若い男は、溜息をつくように煙を吐き出す。
「その体はもう治らないよ。治ったとしても、また同じ事を繰り返すだけだ」
俺は黙って人々の流れを見る。言い返す気力も湧かない。
「一週間後にさ、またここに来てよ。そしたら俺たちが、お兄さんの力になるからさ」
そう言って若い男は、その場から立ち去った。
俺は虚空を眺めていた。
俺はあんな奴に、あんな事を言われるまでに落ちぶれたか。

680 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:32:59 ID:kOT+Y6Db0
その日の夜、俺はアパートのベッドの上で横になっていた。
姉が時折俺の面倒を見に来る以外に、誰も訪れない。
俺は孤独な狭いアパートの中で、ただ天井を眺めていた。

暫くして眠りに落ちると、不意に目が覚める。
天井に穴が開いている。それも、人一人が通れそうなほどの大きな穴が開いていた。
突然現れた天井の穴に驚いた俺は、体を起そうとするが、まるで拘束具で縛り付けられたように体が動かない。
俺は一瞬パニックを起しかけた。
天井を一点に見つめたまま、身動き一つ取れない。
なんとか体を動かそうと足掻く俺の耳に、何かが這いずるような音が聞こえた。
音の発信源は天井の穴の中。
俺の全身に警戒信号が流れ出す。嫌な気配が天井の穴の中から満ち溢れていた。
俺は目を閉じた。これは夢なのだと自分に言い聞かせた。
起きろ!起きろ!起きろ!
必死で念じた。

目を開けた次の瞬間、俺は我が眼を疑った。
あの北海道で遭遇したキチガイ女が、天井の穴の中に居る。
俺の心臓は、張り裂けんばかりに強く鼓動した。

681 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:33:40 ID:kOT+Y6Db0
キチガイ女は、黙ってこちらを見ている。
身動き一つ取れない俺は、ただひたすらに震えていた。
キチガイ女の口が、モゴモゴと奇妙な動きをする。
まるでガムを噛むような素振りの後、女の口からゆっくりと血が流れ落ちてきた。
その血が滴となって、俺の顔にこびりつく。
女の口から吐き出された血は、人の血とは思えない冷たさだった。
死体の血。俺の頭の中で連想した物はそれだった。
俺は絶叫した。誰でもいい。気付いてくれ。誰か助けてくれ。
俺の顔を埋め尽くすほどに、尚も女は血を吐き出し続けている。
俺は叫んだ。心の底から叫んだ。助けを求め、狂ったように叫んだ。

すると女は、穴から這いずるように身を乗り出すと、そのまま天井から落ちて来た。
俺の心臓は停止寸前だった。
落ちてきた女は、天井にぶら下がるように首を吊っていた。
冷たい無表情な顔で、俺を見下ろしている。
女の口からは、大量の血が流れ出ていた。
冷たい血が、女の白いワンピースを赤く染める。
唐突に、女の首のロープが切れる。
まるで操り人形の糸が切れた様に、女は力なく俺の腹部に落下した。
俺の恐怖は頂点に達していた。
這いずるように、女の顔が俺の耳元に近づく。
「もうお前は私のなの…」
そう言いながら女は、俺の体を弄る。
俺は恐怖で涙が止まらなかった。
「許してくれ、助けてくれ」
懇願することしか俺には出来なかった。
女は俺の口に、ねじ込むような不快なキスをしてきた。
俺は泣きながら、くぐもった声で絶叫した。
その刹那、女は消えた。
俺は大量の汚物を口から吐き出した。

682 :3ヶ月 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 20:34:21 ID:kOT+Y6Db0
朝、目覚めた俺の周囲は、俺の吐いた汚物にまみれていた。
鏡を手に取り、顔を見る。女の血は付いていない。
ベッドの周囲にも女の血は無かった。天井にも穴は無かった。ただ俺のゲロだけが散乱していた。
俺は荷物をまとめると、アパートを飛び出した。

昼間は駅の構内で休み。夜はファミレスで明かした。
俺はもう、一人になる環境に耐えられなかった。
誰でも良いから、人の居るところに居たかった。

そんな生活が一週間続いた。俺の心身は限界に近づいていた。
癒えきらない体。慣れない生活環境。俺の中で色々なものが崩壊した。
ほんの少し前まで、俺はバリバリ仕事をこなし、一端の社会人として生きてきた。
それが今じゃ、ホームレスと変わらない。
その理由が、あのキチガイ女に纏わり憑かれているからだ。
そんな理由で俺はこんな生活をしている。こんな事は誰にも言えない。
精神異常者と思われても仕方が無い。俺はもう駄目かもしれない。本気でそう思えた。
俺の心は半分死んでいた。何もかもが絶望的に思えた。

気が付くと俺は、あの若い男と出会った、駅前広場のベンチに座っていた。
最後の拠り所とでも思ったのかもしれない。俺はただ何も考えずにベンチに座っていた。
夏の暑さも終わり、街に冬の気配が漂う秋風の季節だった。
俺は彼を待っていた。

688 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:36:44 ID:kOT+Y6Db0
駅前広場のベンチに座り、虚空を眺めていた。
過酷な環境に耐えかねた俺は、もう考える事も放棄していた。
ひたすら俺は、一週間前に出会った若い男を待っていた。
タバコに火を点ける音がする。いつの間にか、彼が俺の隣に座っていた。
「前に会った時より酷くなってるね、お兄さん。もう限界でしょ?」
若い男は俯きながら、地面に向かって煙を吐いた。
「本当に助けてくれるのか?」
俺はすがる思いで尋ねた。
「まぁ、やれるだけのことはやりたいね。
 このままお兄さん放置してると、死んじまうのは眼に見えてるし。
 それを分かってて死なしちまったら目覚めが悪い」
「何をする気だ?」
「まぁ、付いて来なよ」
そう言うと若い男は、駐車してあった車に俺を乗せた。

暫く車を走らせ、ビルの中に入る。その中に、若い男の事務所があるそうだ。
『○△×探偵事務所』と書かれたビルの一室。ここが若い男の事務所。
「探偵?」
俺がそう呟くと、若い男は「本業はね」と答えた。
事務所の扉を開けると、中には誰も居ない。
「あぁ、今はみんな出払ってるよ。多分、社長は居ると思うんだけどね」
「俺は金なんか持ってないぞ」
「ん~、うちの社長、金にはうるさいけど、根は良い人だし、多分大丈夫」
そう言うと若い男は、奥の『社長室』と書かれた扉の前に進む。
軽く2回ほどノックをすると、中から「どうぞ」と言う返事がした。
扉を開けるとそこには、如何にもキャリアウーマンといった風貌の女が居た。
この女が社長だ。

689 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:37:24 ID:kOT+Y6Db0
女社長は、俺の顔を見るなり舌打ちをした。
「また、ろくでもない奴を連れて来やがって…」
小声だったが確かにそう言った。あからさまに俺は歓迎されていない様子だった。
「社長、いや、その、あの、えとー、そのー」
若い男がしどろもどろになる。女社長は若い男を睨み付けると、書類を机に叩きつけた。
「あんたねぇ!うちは慈善事業で商売やってんじゃないのよ!!
 こんな金もない奴連れてきて、どうやっておまんま食ってくんだよ!!」
まさに男勝りな怒号だ。
「いや、でも社長わかるでしょ!?この人このままだと死んじゃいますよ!?」
「この馬鹿!!お人好しもいい加減にしろ!!」
うなだれる若い男。どうやらこいつは、本気で俺を助けたいと思ってくれているらしい。
有難い話だが、俺は人に迷惑をかけてまで助けを請うつもりは無かった。
踵を返し、俺は事務所を後にしようとした。
すると女社長が俺を呼び止めた。
「待ちなさいよ、若年性浮浪者モドキ。
 こいつの言うように、あんたはこのままだと死ぬよ。
 どうするつもりだい?」
「さっきから、何で俺が死ぬってはっきり言えるんですか?
 なんか確信する様な事でもあるんですか?
 俺は確かに追い詰められています。
 でも、あなたの言う様に金はありません。
 この若い人に迷惑かけるつもりもないし、俺は出て行きます」
女社長がタバコに火を点け、煙を吐き出す。
「人に迷惑をかけたくないってのは良い心得だ。
 それならそれで、人の役に立ってみる気はないかい?」
「どういうことですか?」
「手は有るって言っているのさ」

690 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:38:04 ID:kOT+Y6Db0
「ま、まさか社長…」
若い男の顔が青ざめる。
「さっきあんたは私に、『なんの確証があって、自分が死ぬなんて言っているのか』と尋ねたわね」
俺は頷く。
「あんた、どうやら厄介なのに取り憑かれているのよ。
 あんた、首吊っている、薄汚いワンピースの女に心当たりあるでしょ?」
俺は驚いた。その女の事を、今まで誰にも話したことは無い。
「ふふ~ん。驚いているわねぇ。
 まぁ、私も本業は探偵なのだけど、副業で霊能関係の仕事もしているのよ。
 それにしても、良い~顔で驚くわねぇ。ふふ~ん。好きよ、そういう顔」
俺は考えた。本業が探偵で副業が霊能力者?なんて怪しさなのだ。ここに居て良いのか俺は?
でも、あのキチガイ女の事を言い当てた。それも事実だ。
だが、あのキチガイ女は霊なのか?俺の錯覚ではないのか?
「さっき言っていた良い方法って…?」
女社長は苦笑いをする。
「誰も良い方法なんて言ってないでしょ?ただ手は有るって言ったのさ」
「じゃあ、その手というのは?」
「私に除霊を頼むのであれば、最低でも200万はかかる。あんたには、そんな金はない。
 でも、そこの若いのがやるなら話は別よ。
 そいつは霊能者としてはペーペーもいい所。
 だから、そいつの現場実習もかねて除霊をさせてもらうなら…お金はかからない。
 逆にこちらから礼金を払う。ただし、身の保証の類は一切無いけどね」

そう言うと女社長は、微笑みながらタバコを揉み消した。
それを聞いた若い男は、頭を抱えて天を仰ぐと、「オーマイガー…」とだけ呟いた。

691 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:38:45 ID:kOT+Y6Db0
「いや、社長。俺どうすれば良いんすか?」
若い男の問いかけに女社長は、「はぁ!?」と言い、不機嫌な態度を示す。
「今からクライアントと問診!
 その後に除霊方法を検討し、計画書を書き上げ、明日までに私に提出!!分かったか!?」
「は、はい!!いや、でも、あの、その…」
「いいからさっさと状況を開始しろ。ボケナス!!」

女社長に激高され、追い出されるように俺たちは事務所を飛び出た。
その後、俺たちは喫茶店の中に入る。
「良い店でしょ?ここ社長の店なんですよ」
若い男はそう言うと、慣れた態度で席に座る。
席は個室のようになっていて、周りに会話は届かない。

コーヒーを二人分注文し、若い男はノートPCを広げた。
「じゃあ、お兄さん。これから問診を始めます。用意は良いですか?」
「気になる事があるんだが…」
「なんです?」
「君はさっきまでタメ口だったのに、急に敬語で話すようになった。なんでだい?」
「お兄さんが、俺の正式なクライアントになったからです。
 本当は社長にやってもらいたかったけど、仕方ありません。
 俺が現場実習としてお兄さんの除霊をするなら、会社から人材育成費として予算が出ます。
 お兄さんにも、礼金として2万円支払われます。
 ある意味、金銭的にはこれが最善の方法です。
 ただ、俺も本当にペーペーなので、身の保証の類は一切出来ません。
 でも全力でやります。下手に手を抜けば、俺も死にますから」
そう言うとジョンは、優しく微笑んだ。
「言いたいことはなんとなく分かった。ただ、俺は霊とかそんなことには疎い。
 正直、今回のキチガイ女の事も、俺の精神疾患による幻か錯覚だと思っていたんだ。
 だから急に霊とか、そんな事を言われても戸惑う」

692 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:39:27 ID:kOT+Y6Db0
「なるほど。じゃあ、少し霊に関して説明します。信じるも信じないも、お兄さんの自由です」
俺は小さく頷いた。と同時に、少し悲しい気分になった。
俺はほんの少し前まで、普通のサラリーマンだった。
それが今じゃ霊だのなんだのと、怪しいことに関わっている。

「先ず、俺たちがクライアントに霊の事を説明するとき、PCを例えに用います」
「PC?」
「そう、PCです。今のお兄さんの状態は、ウイルスに侵されたPCです。
 PCとはお兄さん。ウイルスとは悪霊。つまり、お兄さんの言うキチガイ女の事です」
「また、新しい例えだな」
「悪霊が取り憑く。よく聞くフレーズだと思います。
 では具体的に、人間のどこに取り憑くのか分かりますか?」
俺は黙ってコーヒーに口をつける。
「脳です。悪霊は人間の脳にハッキングすることで取り憑きます。
 そして、脳の中に自分というウイルスを根付かせ、脳を支配することで、
 その人間の内側から幻覚や錯覚を起こし、精神や肉体を破壊していきます。
 個人の脳内での出来事なので、他人には認識する事が難しいです。
 一般的な霊であるならば、人間が生まれつき持っているファイアーウォール=守護霊を突破することは出来ません。
 しかし稀に、強力なハッキング能力を持った悪霊も居ます。
 俺たち霊能者は、ウイルス=悪霊と同様に、人の脳内に侵入することが出来ます。
 霊能力=ハッキング能力です。
 俺たちの仕事は、悪霊=ウイルスに侵された人間の脳に侵入し、駆除=除霊することです」
何がなんだか訳が分からない。
もしかして俺は、関わっちゃいけない世界に足を踏み入れたのか?
そんな気持ちでいっぱいだった。

693 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:40:07 ID:kOT+Y6Db0
「ここまでで何か質問はありますか?」
若い男はそう言いながら、ノートPCに何かを打ち込んでいた。
「何故その悪霊と言うのは、俺に取り憑いたんだ?俺には何の因縁もない女のはずだ」
若い男はひたすらノートPCのキーボードを叩きながら、質問に答える。
「取り憑いたのは、たまたま、という表現が適切かもしれません」
「たまたま?偶然ということか?」
「はい。たまたま侵入しやすかった。多分それだけです。
 本当の目的は、誰でも良いから自分の中に取り込むことだと思います。
 悪霊は生きた人間を殺して、取り込むことで勢力を拡大させます。
 お兄さんをベースに、更なるグレードアップを狙っているのでしょう」
「何のために?」
「恐らく、孤独の穴埋め。もしくは、恨みの穴埋め。或いは両方。といったところでしょうか。
 そんな事をしても無意味なんですけどね。むしろ逆効果です。
 彼女の穴埋めは、永遠に叶わないです」
「随分自分勝手な、テロリストのような理由だな…。
 もう一つ疑問がある。君は…」
「ジョンでいいです」
「ジョン?」
「仲間内ではそう呼ばれています。本名が言い辛い名前なので」
ジョンか…。昔、うちで飼っていた犬と同じ名前だ。
「じゃあ、ジョン。さっき君は、社長に俺の除霊を言い渡された時に、頭を抱えて『オーマイガー』と呟いたな。
 それと、『下手に手を抜けば自分も死ぬ』と言った。
 それについて説明が欲しい」

694 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:40:48 ID:kOT+Y6Db0
「あ、聞こえていたんですか?まぁ、なんと言いますか。
 正直に言うと、俺の手に負える相手じゃないと思ったんです」
「手に負えない?」
「お兄さん、心当たりがありませんか?医者、警察官、看護師の3人の男」
俺は驚いた。こいつら何故そんな事が分かるんだ。
「心当たりは…ある」
「そいつらは、お兄さんの言うキチガイ女が、今まで殺してきた人間です。
 今は完全に彼女に取り込まれて、彼らが彼女のファイアーウォールになっているんです」
「殺してきた?」
「そうです。今のお兄さんと同様に取り憑き、苦しめた挙句に殺しました。
 中でも医者との繋がりが強い。恐らく最初の被害者であり、親子だったのかもしれません」
俺は北海道での出来事を思い出していた。
「俺には手に負えないというのは、その3人が理由です。
 社長はお兄さんを見た瞬間に、キチガイ女の姿が見える所まで侵入しました。
 でも俺には、未だに女の姿が見えない。
 ファイアーウォールである3人を見る所までしか侵入できません」
北海道で見た幻。あの病院内で出会ったあの3人も、あの女に殺されているだと?
「仮に強引に彼らを突破しようとしても、彼ら3人に足止めを食らうでしょう。
 その隙に女が俺の中に逆侵入し、今のお兄さん同様、俺にも取り憑くでしょう。
 恐らくそうなれば、俺の命も危ない」
じゃああの時、医者が言った言葉の意味は?奈々子?あの女の名前か?
「方法は考えます。俺もこの商売に命懸けていますから」
社会的に抹殺?私には無理なんだ?孤独を共有?
俺はいっぺんに不可思議な情報を得てしまった為か、頭が混乱していた。

695 :虚空 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/17(水) 21:41:29 ID:kOT+Y6Db0
「お兄さん?どうかしましたか?」
ジョンの言葉に我に返る。頭が混乱していた。
「なあ、ジョン。仮にこのまま何もせずに放置していたら、俺はどうなる?」
ジョンのノートPCを打つ手が止まる。
「死にますね。事故死、病死、自殺…。
 俺は預言者じゃないので、その先の死因までは分かりませんが。
 キチガイ女は、今まで3人も殺めている。
 非常に危険な女です。殺される可能性は極めて高い…」
俺は頭を抱えた。気が狂いそうだ。
「ジョン…俺が今までにあの女を見たのは2回だ。その時の話をする」

俺はジョンに、北海道での出来事。それと、初めてジョンと出会った日の、夜の出来事を話した。
ジョンは真剣な眼差しで俺の話を聞いていた。
話し終わった後のジョンの第一声は、「予想以上に厄介です」だった。
「そんなに厄介なのか?」
「厄介です…。お兄さん、その病院の中で『これは現実じゃない』という違和感は覚えませんでしたか?」
「違和感は無かった。今でもあれは現実のように感じる」
それを聞いたジョンの顔は、更に深刻な表情に変わる。
「そこまでリアルな病院を、お兄さんの脳に作り上げた。
 しかも、同時に3人をその場に出している。
 これは女…奈々子ですか?
 そいつが、お兄さんの脳をかなり深い部分まで侵食していることと、完全に3人を掌握していることを示しています。
 相当ですよ、これは」
俺は言葉を失った。不意に底なし沼の深みに陥った気がした。
「お兄さん、正直な俺の感想を言います」
「なんだ?」
「今まで良く生きていましたね」

【黒ウィズ】トウカの登場でアリューゼは死んでしまったのか?【比較】|ブログインデックス

【黒ウィズ】トウカの登場でアリューゼは死んでしまったのか?【比較】|ブログインデックス|画像ID:10


■トウカの登場でアリューゼは死んでしまったのか?【比較】

6:2014/01/07(火) 12:56:22.98 ID:

1700万ダウンロード記念
神弓の戦巫女 トウカ・ホデリ

【黒ウィズ】トウカの登場でアリューゼは死んでしまったのか?【比較】|ブログインデックス|画像ID:1

218:2014/01/07(火) 16:39:53.06 ID:

>>6

はいアリューゼ死んだ
どんどん終わりに近づいていくなあ

122:2014/01/07(火) 14:57:32.50 ID:

知らない間に俺のアリューゼが殺されてたのか
130:2014/01/07(火) 15:01:17.16 ID:

>>122

アリューゼは可愛いからまだ生きてる

237:2014/01/07(火) 16:51:51.20 ID:

赤シャッフルが貴重なのはわかるが アリューゼのほうが打点は上なのになぜ終わってしまったと思うのか
241:2014/01/07(火) 16:54:29.91 ID:

>>237

どんだけ火力あっても開幕パネル事故で死ぬからだろ
そりゃシャッフルしたって死ぬことはあるけどその前にひとあがきできるのは大きい

242:2014/01/07(火) 16:54:44.61 ID:

>>237

シド出た時にユアン終わっただの産廃だの連呼してた馬鹿と同じ層

251:2014/01/07(火) 17:02:00.75 ID:

>>242

新カード出たら引くの前提で話してるからなw

254:2014/01/07(火) 17:03:27.45 ID:

>>237

トウカもアリューゼも持ってるならまだしも、持ってないのに産廃って言いたがるバカが多いんだと思う

240:2014/01/07(火) 16:54:13.43 ID:

アリューゼとトウカのSS逆だったら完全に終了してたよ
トウカの方が
243:2014/01/07(火) 16:55:42.74 ID:

まあ打点つっても10くらいだもんな
終わったとは思わないけど赤シャッフルがいないって点でトウカのが欲しいな。ガチャらんけど
244:2014/01/07(火) 16:55:51.53 ID:

そりゃ3ターンシャッフルと6ターン変態は万能だからな…
246:2014/01/07(火) 16:56:25.17 ID:

アリューゼとトウカだったら5段の貢献度は同じくらいのような気がするが…
260:2014/01/07(火) 17:10:39.08 ID:

>>246

五段ではシャッフル持ちのトウカのが優秀やで


■トウカの登場でアリューゼは死んでしまったのか?【比較】

6:2014/01/07(火) 12:56:22.98 ID:

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【黒ウィズ】トウカの登場でアリューゼは死んでしまったのか?【比較】|ブログインデックス|画像ID:1

218:2014/01/07(火) 16:39:53.06 ID:

>>6

はいアリューゼ死んだ
どんどん終わりに近づいていくなあ

122:2014/01/07(火) 14:57:32.50 ID:

知らない間に俺のアリューゼが殺されてたのか
130:2014/01/07(火) 15:01:17.16 ID:

>>122

アリューゼは可愛いからまだ生きてる

237:2014/01/07(火) 16:51:51.20 ID:

赤シャッフルが貴重なのはわかるが アリューゼのほうが打点は上なのになぜ終わってしまったと思うのか
241:2014/01/07(火) 16:54:29.91 ID:

>>237

どんだけ火力あっても開幕パネル事故で死ぬからだろ
そりゃシャッフルしたって死ぬことはあるけどその前にひとあがきできるのは大きい

242:2014/01/07(火) 16:54:44.61 ID:

>>237

シド出た時にユアン終わっただの産廃だの連呼してた馬鹿と同じ層

251:2014/01/07(火) 17:02:00.75 ID:

>>242

新カード出たら引くの前提で話してるからなw

254:2014/01/07(火) 17:03:27.45 ID:

>>237

トウカもアリューゼも持ってるならまだしも、持ってないのに産廃って言いたがるバカが多いんだと思う

240:2014/01/07(火) 16:54:13.43 ID:

アリューゼとトウカのSS逆だったら完全に終了してたよ
トウカの方が
243:2014/01/07(火) 16:55:42.74 ID:

まあ打点つっても10くらいだもんな
終わったとは思わないけど赤シャッフルがいないって点でトウカのが欲しいな。ガチャらんけど
244:2014/01/07(火) 16:55:51.53 ID:

そりゃ3ターンシャッフルと6ターン変態は万能だからな…
246:2014/01/07(火) 16:56:25.17 ID:

アリューゼとトウカだったら5段の貢献度は同じくらいのような気がするが…
260:2014/01/07(火) 17:10:39.08 ID:

>>246

五段ではシャッフル持ちのトウカのが優秀やで