毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか [瘡蓋 下ろしてくれ 他]|ブログインデックス

出典: 毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか

9: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 00:56:05.75 ID:FgTfw40i0.n
|A-) さて、やるか

10: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 00:57:41.67 ID:FgTfw40i0.n
怖い話では無いかも知れませんが、忘れ去る前に記録するつもりで書きます 
これは業務中に起こった変わった体験です。 
話に出てくる同僚はまだ勤めています 

自分は数年前に北陸のCホテルでフロント業務をしていました。 
その時の話です 
普通のビジネスホテルなので当日深夜のフリー客に関しては基本的に受けたりしません 
それに都会では無いので深夜に宿泊を依頼してくる客はトラブルの匂いを隠せないのです 

その日は既に午前2時を回っており、仮眠の準備を始めた時の事でした 
「ルルルル…」
電話の甲高い呼び出し音に少々焦りながら受話器を取り応対を始めました
今から一部屋取れますか?の質問に、今夜は満室にしておりますと丁重にお断りしました
一応その日勤務の同僚に、先ほどした電話でのやりとりを手短に説明しておく事にする
「さっきのフリー予約が少し変だった。断ったのでフロント来ても入れちゃ駄目だよ」
同僚が承諾してくれたのでトイレと歯磨きを済ませるべく席を立ち別のフロアへ…
用を済ませてフロントデスクに戻ってくると昨日のチェックイン時に覚えの無いお客の顔が、
同僚に聞くと自分がフリー予約を断った客のようだったが同僚は断れずチェックインの最中だった

仕方ないので泊める事にしたが、防犯の事もあるので通常の客よりも注意深く観察する事にした
もう変とかそういうのではなく、あきらかに普通じゃない風体に愕然とした…やばいと感じる

11: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 00:59:58.79 ID:FgTfw40i0.n
先ず、夏なのにコートを着ている。ファッションではない。薄汚れた染みだらけのコート
汚れた帽子を深く身につけ、その脇から洗ってはいないであろうベトベトな髪の毛が見えた

しかしそんなのは普通と思えるほど他に異常な部分がある。
それが圧倒してどうしてもそっちに目がいく
それは皮膚の至る所に”瘡蓋”があるのです。
しかも鮮血と膿に塗れているために余計目立ちました
宿泊表に連絡先を書いている最中も血が溢れ膿が滲み出ており、フロントデスクにも飛び散っている
同僚は目が極端に悪い為、おそらくは見えていないのかもしれませんが普通に応対していました

前受け金として通常よりも多めの1万円を預かり、翌日アウトの際にお釣を返却する事を説明した
逃げて料金が回収不能にならないようビジネスホテルでは当然の対応なのだが慣れていないようだった
鍵を渡して部屋にあがってもらい、何故入れたのかと同僚と揉めたのだがそれも止めて仮眠する事にした

「おおい!A君!起きてくれ!逃げられた!!!」
時計を見たらAM5時…なんなのよ…全く
寝起きで頭が回らないのだが、同僚の慌てぶりが尋常じゃないので説明して貰う事にした
「やっぱりあの客が逃げた」
あの客とは深夜のフリー客のようだった。
やっぱりな…だから云ったんだ
でもまだAM5時だし、鍵を持って出てるから散歩かもしれない。なにより1万円の預かりがある。
同僚のSさんに何故1万円の預かりがあるのに逃げたと思うんだ?と問いかけると予想外の答えが返ってきた。
「早朝に自動ドアの音がしたので朝刊だと思い取りに行ったら、点々と血の跡が駅方面へ続いていた」
「ピンときたので深夜のフリー客の部屋に行くとベットも使ってないし鍵も消えていたんだよ」
でも逃げた事にはならないでしょ。同僚にそう促したのですが納得してくれない
「宿泊表の住所はデタラメだった。電話番号は繋がるんだけど誰も出ないんだよ。おかしいよ絶対」
じゃあ最終チェックアウトのAM10時までに帰って来なかったら考えましょうという事で落ち着いて貰った

12: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:01:52.79 ID:FgTfw40i0.n
結局、あの男は帰って来なかった。
しかしどうでもいい、預かり1万円で部屋未使用なら丸儲けだし

とそこにルームメイクさんが
「A君!A君!ちょっと!きて!早く!!」
と慌てふためいてやってきた
どうしました?と聞くと
「あんなの見たこと無いから黙ってついて来て!」
とあのフリー客の部屋に案内された

え?ここに何が?
「とにかくA君!風呂場見てよ!」
部屋に入ると酷い臭いに鼻を突かれた
ちょっと嗅いだことのない臭いだった。
何が近いかというと食肉センター等で屍骸を焼く臭いのような感じ
ユニットバスの戸を開けると凝縮されたその臭いが一気に開放され顔面に叩きつけられた感じがした
バスタブ前の床には血の付いたトイレロールが無数に捨ててあり、便器の中には理解しがたい物が詰っている
それらをやり過ごしバスタブのカーテンを掴み勢いよく横に引いた…目の前には壮絶な光景が見えた
恐らく水深は20~30cmぐらい。どす黒い、というかそう見えた水に無数の人間の皮膚や瘡蓋が浮いていた
見ただけで吐き気をもよおすのが臭いも手伝ってさらに加速する感じだったけど一度部屋から出て落ち着く事に

「A君、あんな客からは掃除代も含めてふっかけなきゃ駄目だよ」
と冗談まじりに言われ思い出した
あ、そういえばSさんはフリー客の自宅電話は繋がったと言ってたな…かけてみるしかないな…
フロントデスクに戻り女性スタッフに当日の集計をお願いし、Sさんにはあの男の清算処理を頼んだ

13: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:02:41.47 ID:FgTfw40i0.n
早速あの男の自宅に電話をかける
「ルルルルルル…ルルルル」
呼び出し8回程で通信可能になった
おはよう御座います。私CホテルのAと申しますが××○○さんのご自宅で御座いますか?と聞いた、が

「はい、おはよう御座います。○○火葬場です」

…悪い冗談だよな?これ…
何度聞きなおしても○○火葬場のようだったので少し経緯を説明して電話を終える事にした

フロント処理がすべて終了した後に同僚を少し咎めた。
やはりルールを守らないとロクな事が無い
そこへルームメイクさんが
「あれ一体なんだったの?流れないし全体的にゼリーのようだったわ」
と質問してきた
憶測ではあるがあの男が関係しているのは事実だと思う、しかしあのグロテスクな溶液がどうやって溜まったか
それだけはもし真実を知っていてもメイクさんに伝えるのは止めることにした。辞められると困る…
酷い臭いが留まったままのその部屋は今もお客様を泊めている。

あの液体がなんだったのかわからない。思い出したくもない。
あの男はなんだったのか、今となってはどうでもいい事かもしれない。
本当に奇妙な体験でした。
あの男は3時間程いた部屋の中で一体なにをしていたのか…
何故、火葬場の電話番号を自宅連絡先として選んだのか…
それよりもあの出血で街中を歩けば目立つのに目撃者もいない…
自分はドッキリテレビに騙されたと思う事にしている

14: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:07:46.49 ID:FgTfw40i0.n
昨夜の話、うちは妻と子供ひとりの家族なんですがいつも子供と妻は自分より早く寝て、
自分は少し夜更かしして少し後で寝ます。

昨夜もいつもの通りみんなが寝てから少し夜更かしして寝室にいきました。
妻は熟睡で子供もゴロゴロ転がりながら熟睡してます。
うちの子は一歳でかなり寝相がわるく、朝おきたら布団からはみ出てることも珍しくありません。

そんな感じで寝返りをうつ子供をぼんやりと見ていたら、動きに違和感を覚えました。
ブレイクダンスのように背中でいきなり頭と足が逆になるように回ったり、
とくに足で蹴った様子もないのに頭のほうに20センチくらい動いたり。
その時は激しいなぁくらいにしか思わず、ぼんやりと見てました

とうとう布団からはみ出て、床に転がってしまったのでやれやれという気持ちで子供に近づき、
抱こうとしたとき異様な感覚に襲われました。
背筋をなにかが伝わるような、全身の毛がたつようなものすごくぞーっとする感覚です
咄嗟に部屋の角を見ていました、そこには高さ170センチくらいの鏡が置いてあり。その鏡をじっと凝視していました。
そこには自分と子供がうつっていてとくになにもないなと思ったら
鏡の下のほうになにか黒いものがうつっているのが見えました。
なんかもぞもぞ動くその黒いものをなんだろうと思って見ていたら、
白いものが何本か伸びてきてふらふらと動いています
コンタクトを外していたのでぼんやりとしか見えず、よく見ようと鏡に少し近づいたらまた全身の毛穴がひらきました。

黒いものはボサボサの髪の毛のはえた後頭部で、白いものはガリガリの腕でした。
鏡にうつったそれは必死に奥にうつった子供に腕を伸ばしていました

15: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:08:22.77 ID:FgTfw40i0.n
なんだこれと必死に理解しようとじっとその様子をみていたら腕が不自然にどんどんと伸びていきます。
そして子供に触れる機会を伺うように子供の周りで動いています。
時々、子供に触れるくらいに近づき、そのたびに子供は激しく寝返りをうっていました。

そんな動きを少しの間繰り返していたら遂に一本の腕が強引に足をつかみました
鏡の方へずずっと動きました。
子供は激しく動き、何回も寝返りを繰り返しています、まるで腕を振り払らおうとするように。

私は叫んでいました、内容は覚えてないですが何かを叫んで必死に子供を抱き抱え自分の布団に潜りました

気がついたら朝でした。
子供をだいた妻に普通に起こされ周りを、鏡を見てもなにもない
普通の朝の風景でした。
よく話にあるような子供の足にアザが残ってたとかもなく
妻に聞いてもなにもしらないとのことですが本当に怖い体験でした

16: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:19:10.99 ID:FgTfw40i0.n
学生時代、とある地方都市で下宿生活をしていた俺は、クラブのボーイのアルバイトをしていました。
そのクラブの客層は中小企業のお偉いさんが中心で、接待とかに良く使われていました。
店のトップには親会社があって、その下にマスターがいて、ママ、チーママ、その他ホステスといった感じで、
女の子の中ではチーママが特に仕事が出来、お客さんからの人気も高かったんです。

俺はホステスさんや常連さんにも気に入られ、出勤するとホステスさんから弁当をもらったり、
お客さんからはおひねりを頂いたり、席に呼ばれたり、楽しくバイトしてました。

でもやっぱり女の世界でした。
嫌な客をあいつに押し付けられただとか、あいつに枕営業をされて客を取られただの、
ホステス同士のいざこざは良くありました。
中でも多かったのはママが特定のホステスを贔屓していて、いいお客さんにつけたり、
出勤時間や同伴手当てをオマケしている。といったママへの苦情でした。

ママとその取り巻き 対 ホステスという構図が自然に出来上がり、
この対立の間で、チーママはママとホステスの板ばさみになってしまいました。
ママには自分に反抗しているホステスを束ねていると思われて毎日いじめられ、ホステスからはチーママが
しっかりしてないからこうなった等と言われ、チーママは次第に精神的に追い詰められてしまっていました。

マスターが相談に乗っていましたが、チーママはアルコールに依存するようになり、
酔って出勤して接客中に寝たり、待機中なのに店の酒を勝手に飲んだりするようになりました。
仕事が良く出来たチーママの面影はありませんでした。
それらの事が親会社咎められ、チーママはホステスに降格してしまい、
出勤日数も減らされ、店での飲酒も禁止となりました。

17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:20:25.54 ID:FgTfw40i0.n
前置き長くてすみません。

ある日の事です。
俺が出勤するともう二階に誰かいるようでした。
店の鍵を開けるのはボーイの役目なのですが、もうすでに鍵は開いていました。
マスターが二階で店舗業務をしているんだろうと思い、気にしませんでした。
いつものように届いた酒を二階にある倉庫に持って行こうと思い、
二階にいるであろうマスターに挨拶をしながら階段を上ったんですが、返事がありません。

まぁいいかと思い、倉庫の中へ入って行くと、とんでもない状態でした。
倉庫内にはビールや焼酎の空き瓶が散乱し、チーママが隅の方で
頭から血を流して体を痙攣させながらうずくまっていました。
俺はあまりの光景に気が動転してしまい、階段を転げるように下りてすぐに救急車を呼びました。

幸い命に別状は無く、出血も大事には至らなかったようです。
マスターから事情を聞くと、どうやら彼女はアルコール依存症が同居している家族にバレて、
家でも酒が飲めなくなり、閉店後に店に忍び込んで酒を飲んでいたようです。
そして酔っ払ってふらついて頭をぶつけて出血し、それでも這いつくばって酒を飲んでいたみたいなのです。

チーママはアルコール依存のため、そのまま入院し、一週間が過ぎました。
俺はいつものように出勤して、一通り雑用をこなし、これまた二階にあるロッカールームの掃除をしていました。
すると背後のロッカーがキィと音を立てて開きました。
驚いて振り返るとそれはチーママのロッカー。
何か嫌な予感がしてロッカールームから出ようとすると、
今度はジャラジャラとチーママが愛用していたドレスがロッカーから落ちました。

18: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:21:15.38 ID:FgTfw40i0.n
俺は怖くなって立ち尽くしていましたが、一階の電話が鳴っていたので我に返り、電話を取りに行きました。
電話はマスターからでした。
なんとチーママがアルコールによる急性肝炎で亡くなったという知らせでした。

俺は受話器を持ったまま怖くてガクガク震えていました。
パニックになってしまい、チーママのロッカーが!とかドレスが!とか口走って、店の外に飛び出しました。
すぐにマスターが来てくれて、何とか落ち着きを取り戻しました。

お店が休みになり、マスターはまだ怖がっている俺と一緒にいてくれました。
その際、
「チーママは散々ママにいじめられたからな。怨みは深いぞ」
ポツリとマスターが言っていました。

十日ほどたったある日。
開店前にママが一人で店の階段を上っていると、階段から頭から落ちて、病院に運ばれてそのまま亡くなりました。
ママが階段から落ちたときには、ママは一人でした。

ただ俺も含めて店の誰もがママの

「ちょっと!やめてよ!髪引っ張らないで!あー‥」

という声を聞きました。

その時、ママは誰も手を付けなかったチーママの遺品を整理しようと二階に上って行ったそうです。

以上、俺の話は終りです。長文すみません

25: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:39:44.84 ID:FgTfw40i0.n
あれは19の頃、友達同士で免許を取り、毎日のようにドライブに興じていた頃の話だ。
その日は、一番最後に免許を取得したY(男)がハンドルを握り、この日参加する筈だったK(男)は
都合が悪く来れなくなったので、俺と女友達のA・Iの四人で深夜のドライブを楽しんで居た。

最初はスピードも出さずに普通に運転していたYだが、
車が少なくなり見通しの良い直線道路に出ると、徐々にスピードを上げて飛ばし始めた。
『法定速度を守れよ』
と俺が注意しても
『まぁ、空いてるし良いじゃん良いじゃん』
と言いながら尚もグングンスピードを上げていく。
女の子達は意気軒昂。
対照的に俺は完全に意気消沈。
免許取得した初めの内が一番危険な事も理解してたし、
そもそも他人の命を預かりながら危険な運転をするYの神経が理解出来なかったからだ。
時速80kmを超え90kmになるともう付き合って居られない。
このまま乗ってても場の空気を盛り下げるだけだし
『下ろしてくれ』
と切り出した。
『なんでだよ?こんなとこで降りても帰れないだろ?』
等と引き止められたが押し切って下りた。

俺を下ろした車はまたスピードを上げて走り去った。
下りる間際に
『気を付けろよ』
とYが言ったので
『お前がな。慢心は死を招くぞ』
と忠告しといた。
我ながらお袋並みのウザさだ。

26: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:40:43.30 ID:FgTfw40i0.n
そのまま俺は二時間半かけて徒歩で帰宅した。
家に着いた時には、時計の針は既に深夜3時を回っていた。

次の日、電話の音で目が覚めた。
昨晩の疲れからか大分寝過ごしたようで既に昼間だった。
電話に出ると
『○○?大丈夫か?生きてるか?どこに居る?病院?』
と矢継ぎ早に訊かれた。
Kからだった。
話を良く理解出来ないまま
『え?いま家だけど?』
と答えると
『一体昨日は何が在った?』
と訊かれた。
『え?昨日何か在ったか?』
『惚けるなよ。お前らが事故に遭ったって話で持ち切りだぞ』
『事故?俺が?』
『お前らだよ。俺もいま聞いたとこでよく把握出来てないんだが、YもAもIもお前も大学にも来てないし、
電話も繋がらないからよく判らないし、一巡してやっとお前が出たとこだ。お前はあいつらと一緒じゃなかったのか?』
『いや、昨日はドライブの途中で別れたがら』
『そうか。兎に角お前は無事なんだな?』
『ああ…大丈夫』
『うん。なら良かった。また後でかけ直す』

そう言ってKは電話を切った。
正直俺は動転していた。
(事故?あいつらの乗った車が?俺を下ろした後に?)

27: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:41:10.60 ID:FgTfw40i0.n
と、また電話がかかってきた。
『もしもし○○君?』
Yのお姉さんからだ。
『はい。どうかしましたか?』
俺はYのお姉さんから事故の一部始終をきいた。
俺を下ろした後Yの車は街路樹にぶつかり大破してしまい、乗っていた三人は全員即死との事だった。
俺は正に九死に一生を得た形だった。
あのまま乗っていたらと思うと寒気がした。

バタバタと葬式を終え一段落した。
その後事故現場に花を供えに行った。
『お前ホント運が良かったな』
『お前もな』
『まぁそうだな(笑)』
『嫌な予感がしたんだよ落ち着かないって言うか』
『虫の知らせみたいなもんかもな』
その晩は、俺のアパートで二人で呑んだ。
夜も更け、Kが帰るとそのまま寝てしまった。

目が覚めると、俺は車に乗って居た。
そこには死んだハズのY・A・Iの姿があった。

28: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:42:42.36 ID:FgTfw40i0.n
『なに寝こけてんだよW』
後部座席の俺にYが声をかける。あまり違和感はなかった。
寧ろ、今までの事の方が夢であるようにさえ感じられた。
『○○君イビキ凄かったよ(笑)』
Iが笑いかけながら腕を組んでくる。
『俺…寝てたのか…?』
携帯を見る。
日付はあの日。(今までのは夢?)

夢か現かと言う状態で速度計に目を移す。
80…90…95…100。
スピードはグングン上がっていた。
『飛ばしすぎじゃないか?法定速度守れよ』
その一言で一瞬に車内が静まり返り、嫌~な空気が流れた。
スピードは依然落ちない。

『なぁ、下ろしてくれ』
その瞬間突然右腕に痛みが走った。

『だめだよぉぉぉぉ!!ダメ!ダメ!また一人だけ逃げる気!?』

Iだった。
物凄い力と形相でギリギリと腕を掴んで離さない。
『うわぁあぁぁ!!!』
思わず叫んで突き飛ばすと、ゴロリと足下にIの首が転がった。

『も゛う逃 がサない がラ』

時折ゴボゴボと血を吐き出しながら、転がった頭が語りかける。
気を失いそうになった瞬間、耳をつんざくような悲鳴が前の助手席から響いた。

29: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:44:30.46 ID:FgTfw40i0.n
『ギィヤァァァァァァ!!!』
『痛い痛い痛い痛いぃぃぃぃ!!!木が木がぁぁぁぁ!!』

Yがバックミラーを動かす。

そこには顔が半分崩れ、胸辺りに太い木の枝が突き刺さったAが映っていた。

血飛沫が飛散する。
俺は無我夢中でドアを開けようとした。
だが、鍵は開いてるはずなのにいくらガチャガチャとやってもビクともしない。
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
俺はガチャガチャとドアにしがみつきながら、ただただ謝っていた。
そうこうしている内にコンビニが見えた。
事故現場付近に在ったコンビニだ。

(ヤバい殺される)

『許してくれ!許してくれ!』
『下ろしてくれ!頼むから下ろしてくれぇぇぇぇ!!!』
次の瞬間ガチャリとドアが開き空中に投げ出された。
その時、同時に後ろからYの声がした。

『しっかり見とけよ』

地面に激突する衝撃を覚悟していたが、不思議となんともなく、目を開けると歩道に立っていた。
道路の先に目をやると、車が物凄いスピードで蛇行しながら走りスリップしながら弧を描き街路樹に向かうのが見えた。

30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:45:13.05 ID:FgTfw40i0.n
その時、俺は見た。

Yの運転する車のタイヤに大量の腕が絡みついていたのと、
車が街路樹に激突する間際、そのライトに照らし出された少女を。
少女の左肩からは三本の腕が生え、それぞれ上下に手招きしていた。

少女は街路樹の横に立ち、車はそのまま街路樹に激突した。

気付くと俺は布団に寝ていた。
枕は涙でグッショリ。
敷き布団も大量の汗で濡れていた。
(夢?だったんだろうか?)
ふと右腕に目を移すとお約束のように手形がクッキリと浮かんでいた。

結局彼らは何を伝えたかったんだろうか?
単なる夢なのか?
俺を道連れにしようとしたのか?
事故の真相を語りたかったのか?

俺には何も判らないままだ。

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 01:52:49.22 ID:lF9nCxJh0.n
>>30
|ω・`) うわー 規則を守らないで事故ったのに忠告してくれた友だちを連れて行こうとするとか…
まあ事故もそこにいた霊?に起こされたのかな

32: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:56:43.51 ID:FgTfw40i0.n
>>31
|A-) そういうのがわからないバカだから連れて行こうとするんだろねw

    霊に引かれた可能性は高いよね…
    腕3本とか普通は考えつかないから

33: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:00:22.69 ID:FgTfw40i0.n
最近職場で怪談が流行ってて、毎日皆の体験談とか聞けて自分大喜び。
で、今日のお昼にAさんから聞いた話が怖かった。

ひと月くらい前に、Aさんが寝てたら、いきなり耳元で
「さだまさ○!」
という大声が聞こえて飛び起きたそうだ。(ここで皆爆笑)
で、上半身を起こしたまま呆然と固まっていると、今度は部屋のあちこちから
「ここにもない…ここにもない…」
というささやき声が聞こえてきた。
で、部屋のどこから聞こえてくるのか集中して聞き取ろうとすると、また大声で
「さだ○さし!」
それが繰り返された。

最初は初めての霊体験にビビっていたAさんだが、だんだん大声の方がうっとうしくなり、頭の中で
「さ○まさしのCDならTVの上にあるから!それやるからさっさと出てけよ!」
と思った途端に、両方の声が消えたそうだ。

で、Aさんが次に気がついたら朝だったので、
「変な夢をみたな」
と思いながらTVの上にあるはずの○だまさしのCDを見やったら、床に落ちてCDケースからCDが飛び出してて、
しかもCDにばっちり傷が付いてて聞けるような状態じゃなかったそうだ。

最後にAさんは
「幽霊が物を壊す=幽霊がそれを貰ったことになる、ってなるのかな。初めて知ったよ。
あんなの初めてだから怖かった筈なんだけど、それより腹が立った。」
というひと言で話を〆た。

さだのせいで皆大ウケしてたんだけど、今、最後のセリフを思い出して怖くなった。
幽霊が物を壊す=幽霊がそれを貰ったことになるなら、幽霊が祟り殺した相手なんかだとどうなるんだろう。

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 02:03:42.63 ID:lF9nCxJh0.n
>>33
|ω・`) 笑える霊体験w かと思いきやラスト一行で真顔になったわ

35: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:08:52.72 ID:FgTfw40i0.n
>>34
|A-) 考えさせられるよね…w
    呪怨なんかでも殺された人があっち側になって人を殺しに来てたけど…

36: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:10:30.09 ID:FgTfw40i0.n
私の父は不動産屋を経営していたのだけれど、私が小1くらいの頃は
ピークに景気が悪かったようで、子供の私の目から見ても父は憔悴しきっていた。

そんなある日の夕方、私が居間でテレビを見ていると、玄関でガタガタッ!!という音がして、
中年の女性のものすごいわめき声が聞こえてきた。

びっくりして玄関に出てみると、包丁をもったおばさんがわめきちらしていて、父は一生懸命とりなしていた。
「あんたのせいで私はめちゃくちゃになった!!!」
「あんたの家族を皆殺しにして私も死ぬ!!!」
おばさんは本で読んだ山姥のようで、目は血走っていて髪もぐちゃぐちゃで、この世の人じゃない感じだった。

あまりのおばさんの形相に私は泣いてしまい、私に気がついたおばさんは
「お前が娘か!!あんたの親父のせいでわたしは○×△○~~~~(まったく聞き取れない)」
父「あっちいってろ!!!」

私はすぐ居間に逃げて、騒ぎがおさまるのをじっと待った。
そのうちわめき声が聞こえなくなって、もう大丈夫かな…と思い安心した私は、顔を洗おうと洗面所に向かった。

顔を洗ってタオルで顔を拭こうとした時、ふっと人の気配がした。
タオルで顔を拭いて鏡を見ると

おばさんが私の後ろに立っていた。

驚きと恐怖のあまり声も出せず身動きひとつとれなかった私に、

「あんた、よく見るとかわいい顔してるじゃない。でも、いざとなったらあんたにも死んでもらうからね。」

と呟き、包丁を握り締めていた。

37: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:11:13.84 ID:FgTfw40i0.n
私はあの時のおばさんの顔を、声を、一生忘れないと思います。
おばさんはその後帰っていったが、ほんとしばらくトラウマでした。
どうも父の仕事関係の話で揉めていたようで、おばさんは不動産で大損したらしく、父を殺そうとやってきたらしい。

幽霊よりも、やっぱり人間が怖いです…。

おばさんは普通に玄関から洗面所へ来たようでした。
玄関から洗面所は目と鼻の先で、おばさんは私の顔を確認したくて来たんだと思います。

父はその時何をしていたかというと、おばさんが包丁を持って私の所へ行ったのを普通に見ていました。
多分おばさんが表面上落ち着いていたので、私には何もしないと思ったのでしょう。

ちなみに父は、アル中の叔父と小学生の私を二人っきりにしたりするなど、
皆さんの想像の遥か斜め上をいく危機管理能力ゼロの香ばしい人なので、
皆さんから尋ねられるまで、父がその時何をしていたかなんて考えもしませんでした。

39: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:29:17.05 ID:FgTfw40i0.n
学生の時のバイト先の2階にあったのは多分開かずの間だったんだと思う。
弁当屋だったんだけど2階は休憩室と資材とか置いてた。

けど誰も2階で休憩しない。
デカイ窓あるのに昼間でも薄暗くてしめっぽい感じで、資材取り行く時も絶対みんな一人で行きたがらない。
俺のだいぶ後に入った美大生の自称霊感持ちのかわいいけどちょっと変な女だけよく2階でタバコ吸ってた。
だから重くない資材とかはその女に頼むようになって、かわりに休憩時間外の一服黙認みたいな感じにしてた。

店の資材在庫チェックのときも、当然その女面子にいれて
あと社員さんA、B二人とシフトだった俺とバイトのチーフの先輩五人でやる事になった。
社員さんBと先輩が電車の事故で遅れて三人で始めた。

おれがチェック表とか下でコピーしてたら、上から悲鳴が聞こえたので
あわてて階段をのぼってったら突然頭がびしょびしょに濡れた。
触ったら全然痛くないのに大量の血が出てた。

驚いたけど女がぎゃあぎゃあいってるが聞こえるのでとりあえず2階に上がったら、
女は壁の方向いて分けの判らない事を叫んでいて社員さんAは座りこんで漏らしてた。

女の指差してる方を見たら、これまで壁だと思ってたとこが引戸だった。
中は畳横に二枚並べたくらいの部屋で、小さな虫の死骸が2cmくらい積もっていた。
1カ所の角だけ三十センチくらい丸くなにもない。
壁はパッと見普通の和室っぽい壁に見えたけど、土に長い黒い髪の毛みたいなのを混ぜて塗り込めてあった。
引戸の裏もおなじ感じになっていた。

訳わかんなくてぼーっとしてたら、遅れてた先輩が来て、血まみれだったおれは即救急車呼ばれて病院連れてかれた。
病院ついたらもう一人の社員さんBがそっちに来ていて、
有給と見舞金出すから棚から物が落ちて怪我した事にしろと言われた。
正直金が欲しかったのと、恐くてもうバイト先に行きたくなかったのでいう通りにした。

40: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:30:58.47 ID:FgTfw40i0.n
傷はそんなに深くなかったから縫うだけですんだ。
バイトは2週間くらい休んでいい事になってたけど、どうしても気になったから10日目くらいにのぞきに行った。

そしたら先輩は居たけど社員さんAは体調崩して長期休養、
女の方は学校も辞めて実家に帰るからって親と挨拶に来たっていってた。
女は店に一歩も入って来なくて全然しゃべらなくて、薬が効いてぼーっとしてるみたいな感じだったらしい。

先輩が社員さんBを問いつめて聞いた話を聞かせてくれたんだけど、店はもともと普通の古い民家だったのを、
人が居着かなくて困った所有者から格安で借りていた場所らしい。
社員さんBも詳しい事は知らなかったけど、
『絶対いつか何か起こると思ってた』
と言っていたらしい。

引戸見つけて開けたのは女の方で、中から頭がぐるぐる回る人形?が出てきたと繰り返してたらしい。
社員さんAは何も話さなかったけど、ショックを受けた状態になっていて
内臓が弱っているのでまだ入院していて、家族の希望で多分近々退社するという事だった。

2階を見せてもらったら、その部屋は綺麗に掃除されて引戸も外されて、壁も塗り直されてた。
けど2階の雰囲気は全く変わってなかった。
ものすごく嫌な気分になって、その日でバイトを辞めた。
大学のある駅近くの店だったがその日から卒業まで一度もそこを通らなかった。

しばらくして仕事でその駅に降りたとき、なんか思い出して店を見に行った。
そしたら弁当屋は無くなって今風のカフェになっていて、驚いた事に先輩が店長をしてた。
弁当屋はおれが辞めたすぐ後ボヤを出して潰れて、同じ系列チェーンのカフェになった。
社員さんBが最初そこの店長をしていて、違う会社に転職する事になった時に
先輩が店の権利を買い取ったということだった。

41: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:32:55.05 ID:FgTfw40i0.n
どうしても気になってた2階の事を聞くと、先輩はちょっと困ったような嫌そうな顔をして
やっぱり嫌な雰囲気があるので改装とお祓いをして倉庫にしたといってから
『これ多分あの子が見たって言ってたやつだよね』
といいながら、おれに葉書を見せてくれた。

あの女からの絵画展の招待状だった。
宛先が昔の弁当屋の名前になっていて、表側に、頭が変な風に横に潰れたでかくてのっぺらぼうで
口だけが裂けて、手足が異様に細い白いぬいぐるみが踊ってるみたいな絵が書いてあった。

はがきは二年くらい前に来たもので、場所が遠いので行けないし、
と思いながらも記載してあった画廊に問い合わせたところ、そんな展示の予定は無いと言われたそうだ。
『なんか捨てるに捨てられなくてさあ』
と言いながら先輩はそれを引き出しにしまい込んだ。
その後先輩とはしばらく連絡し合ったりしてたけど、今年の春、店が老朽化で立て替えになるので、
この機会に両親の面倒を見るためいなかに帰る、という電話が来た。

その後何度か連絡しようとしたけど携帯変えたらしくて通じない。
暑中見舞い出したけど宛先不明で戻ってきた。
結局なんだったのかわからないままだけど、おれはもうあそこには行かない。

上に書いたのは暑中見舞いが戻ってきてからすぐまとめたものです。
とにかく誰かに聞いてほしくてしょうがなかった。
書き込むかはずっと迷ってた。

バイト辞めてから、なんかずっと心に引っかかっててネットのオカルトとか調べてたけど似たモノの話が全然なかった。
色々考えてたけどおれが頭怪我した理由はおれだけ茶髪だったことくらいしか思いつかない。
先輩に見せてもらったはがきの絵のぬいぐるみみたいなのは形は昔教育テレビでやってた番組のたっpくんに似てた。
けどもっと不愉快な感じの物。変な風にねじくれた印象だった。

42: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:33:21.00 ID:FgTfw40i0.n
先月の終わりにあの店の場所に行きました。
まだ店取り壊してなかった。
都合により閉店します、って張り紙がまだ貼ってあってウィンドウから覗いたら、
中の什器とか全部残っててカウンターの上に使った食器とか出っぱなしだった。
あの女から来たはがきはきっとまだカウンターの中の引き出しにあると思う。
先輩はあの女がちょっと好きだったみたいなので。

もう行きたくないという気持ちと、もう一度あの絵を見たい気持ちが両方あります。
先輩の消息も知りたい心配な気持ちと、もう関わりたくないような本能みたいな感じがあります。

書いておきたかったのはこれで全部です。
もうこれ以上は考えない事にします。
ありがとうございました。

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 02:39:10.08 ID:o26KBd4B0.n
いろいろ謎すぎて怖いな

47: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:43:59.54 ID:FgTfw40i0.n
|A-) 不気味だよね
    なんだったんだろうか…

48: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:45:35.33 ID:FgTfw40i0.n
俺の会社にモデルみたいな凄い美人がいる。
仮にA子とするが、なんてゆうかいわゆる典型的なそういう女で、男受けはいいが同性からは陰で嫌われてる。
でこのA子が中途採用で入社した若い男(B)を相当気に入ったみたいで、猛烈にアタックしてた。
A子の本性を知っている俺ら会社の古株は
「あぁ、次はこいつか」
ぐらいの感じで見て見ぬふり
若い男性社員は僻み満載のバチバチ目線で睨みつけてる奴もいたがw
女性社員はというと、若い独身の男性社員が少ないのと、そのBが結構男前だった事もあって
「お前も結局A子かよ!?」
みたいな感じでふてくされてた。

Bは最初、A子を避けてる感じだったが、猛烈なA子のアピールに次第に心を開いて
お互いの顔見りゃ満面の笑みをこぼす様になってた。もう、会社の中で二人だけの世界ってゆうか…
その内A子は好き放題うちの部署に出入りして業務中にも関わらずBに「かまってちゃん」をし出す始末。
しかし、A子が上層部の人間と関係を持っていたのと、BがA子をたしなめつつ
誰よりも仕事をしていた為文句を言える物もおらずそんな日々が続いていた。

ところがある日A子が急にBを避ける様になって、更には怯え出すようになった。
最初はA子の悪事がばれてBに振られたのか?とか思ってたが、一度凄い剣幕でBがA子を怒ってたのを見てから
普段チヤホヤされてるお姫様のA子はあんなにきつく言われたらそら怯えるわなぁ…と、勝手に自分の中で解釈してた。
しかしA子の怯え方が尋常じゃないので
「あんなに仲良かったのにどうした?最近は社員のメンタルヘルスとかでうるさいんだよ、
ヤボかもしれんが話せる所まで話してくれよ」
と、一応上司として聞いて見た。

Bは苦虫を噛み潰した様な顔をしながらこう言った。
「A子が自分には霊感があるのか幽霊が見えて困っていると言い出したんです」

50: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:47:05.03 ID:FgTfw40i0.n
もう俺ポカーン。基本的に不可知論者というか、そういった存在はあまり信じて無かったので
「A子はそんな電波なとんでもちゃんだったのか!?」
そう心の中で叫びながら
「お前にかまって欲しくて付いたカワイイ嘘じゃないのか?私を見て~っていう子だろあの子は」
と、さも経験豊富な上司を演じて語ってみるもそんな俺を流してBは続けた。
「ちょっと前からそれでうんざりしてたんです。ところがある日僕が残業してたらA子が突然会社に来て…」
「ここに小さい男の子いるでしょ!?ほら○○課長の机の上!髪長い女の人!!」
ってな具合に会社のどこそこに幽霊がいると説明し出したらしい。
「さすがにそれは退くわなぁ。お前には見えたのか?」
そう聞いた俺にBは軽く首を振った。

「見えるはずないでしょ、そんなもん。一度だって見た事ないですよ。」
そう言い放つBを見てやっぱりこいつもそういうの信じて無いタチか、そんな感じだもんなと思い
「そらそうだな…まぁ、なんだ。またなんか困った事あったら相談乗るからよ、しばらく放っとけよ」
と当たり障り無いアドバイスだけしてその日は帰った。

そこからしばらくは二人とも気に掛けて見ていたんだが変わった様子も無くて、Bが愛想尽かしたんだろうと思ってた。
パタリとA子はうちの部署に姿を見せなくなったし、
他の男には相変わらず愛想振り撒いてたんでもう大丈夫だろうと胸を撫でおろした。
Bの直属の上司は一応俺なので正直立場上A子の存在は厄介だった。
実際周りの社員にも悪影響がで出していたし、一時期A子の上司であった事もあって少なからず頭を抱えていた。

そんな折、社員の一人が週末にカラオケに行こうと言いだし、部署の人間が乗ったので付き合いで俺もBも同行した。
しばらくは普通に楽しんでいたのだが中盤からBが頻繁にトイレに立つ様になった。
気になった俺は後をつけると、別の階でBが電話していた。
怒鳴ったり、諭したり。間違いなく相手はA子だろうと思った。

52: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:48:26.75 ID:FgTfw40i0.n
途中俺の存在に気付いてBは
「また、電話する」
と言って電話を切った。
「A子か?どうした?」
「……………」
「大丈夫なのか?」

本気で心配になって来た俺はBを無理矢理引き連れてカラオケの場を中抜けした。
「係長…すんません、ちょっとヤバイかもしれないです。なんか会社にいるみたいで」
「とりあえず行った方がいいんじゃないか?あの子追い込まれると結構弱いぞ」
俺は急に寒気がしてA子がリストカットでもしてるんじゃないかと心配になった。
何か修羅場的な感じで若干興奮してたのかもしれんが、とにかくタクシーを捕まえてBと一緒に会社に向かった。

道中、
「最近の若い子は何をするかわからん」
とわけのわからん事をほざきながらもし首でも吊ってたら課長にどう説明しようなどと
リーマン丸出しの考えを張り巡らせる俺だったがBは終始無言だった。

会社について守衛のおっさんに訳を話したが守衛のおっさんは女の子なんか見て無いと言う。
とにかく俺は微妙な係長権限で守衛のおっさんとBを引き連れてうちの部署に走った。

53: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:49:04.84 ID:FgTfw40i0.n
扉を開けるとA子が尋常じゃ無いぐらい震えて立っていた。
「おいA子、お前こんな時間に会社で何してんだ?」
問いかける俺に対してA子は泣きながら
「わかりません」
とだけ答えた。
茫然と立ち尽くしているとBが
「なにしてんねん、もうええやろ。カラオケ行こうや」
と急にA子に話し掛けた。
A子は
「ここから出れない、無理!ほんと無理!」
とばかでかい声で叫び出した。

「見えてるもん!!いるもん!!私の足引っ張って、連れて行くってずっと言ってる!!」

もうほとんど狂乱状態で叫びつづけるA子に俺失禁寸前。守衛のおっさん唖然、茫然。
「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ぃ~!!!!!!!!!!!!」

もうねオカルト、初めて見たよ人が壊れる瞬間。
「わかっとるはボケ」
Bがまた急に口を開いた。
ん?何言ってるのこの子は?わかってる?何が?
「係長心経唱えられます?」
ん?俺?シンキョウ?般若心境?無理、無理、何言ってるのこの子?
「いや、無理っす」
何故か微妙な敬語で答える俺。

54: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:50:06.28 ID:FgTfw40i0.n
守衛のおっさんが急に
「真言宗でもええか!?」
と興奮気味に言いだした。
「上出来」
そう言うとBはつかつかと泣き叫ぶA子によって行くと抱きしめて
「わかってる、わかってる。見えへんと思い込ませた方が、
思い込みで見えてると思わせた方が良いと思ったんや、ごめんな」

と言うとブツブツと呪文のような物を唱え始めた。
その間ずっと守衛のおっさんはお経を唱えてた。

しばらくしてBが
「もう大丈夫」
と言うとA子がワーワー泣き崩れた。
パニック通り越してドッキリを仕掛けられてると思う事にした俺はただ立ち尽くしていた。
Bは
「また、きちんとご説明します」
と言うとA子を抱えて出て行った。
俺は急いで後を追いかけて、タクシー呼んでBとA子を乗せて見送った。

守衛のおっさんはボソっと
「たまにあるんだよね。ここ(会社)多いからさ、そういうの。どっかでとりつかれたんだろうなあの子」
そういうとさっさと引っこんでしまった。
なんか目の前で起こった事を理解出来ずに俺は一人歩いて帰宅した。

55: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:50:57.55 ID:FgTfw40i0.n
後から聞いた話だがBはいわゆる見える人でA子は行方知らずの水子が二人程いたらしい。
その関係かしらんが子供の霊にとりつかれてしまっていてBはわかっていたが
基本的に浄霊する様な力は無いのでA子が気にしない様に仕向けたが
A子自身が水子の事を深く思い出してしまったので、完全にやばい状態になったと。
たまたまあの時はうまく行っただけとの事らしい。
Bは人の厄を被って人を護る家系の出らしく、今回も恐らくそういった関係で
A子と引き合わされたのだろうと言っていた。

しかしA子の事を本気で好きになってしまったので、
A子の人生や悪事を心の底から許す事が出来ずここまで事態が悪化した。
恐らく本当に助ける事は出来ないと思うと語った。

しばらくしてBは急に退社した。
A子はBが退社してからうつ病にかかり結局退社してしまった。
その後は音沙汰無いが、マジで怖かったしどうにも後味が悪い…
あの二人はどうしているのかわからない。

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 03:08:09.78 ID:o26KBd4B0.n
乙カレー

64: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 03:11:28.53 ID:FgTfw40i0.n
>>62
|A-) おつかれさまねーw

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 03:28:21.78 ID:ox3wZGwod.n
イヤア終わってるう(´;ω;`)
読ませてもらいます
どっくん乙

その日は既に午前2時を回っており、仮眠の準備を始めた時の事でした 
「ルルルル…」
電話の甲高い呼び出し音に少々焦りながら受話器を取り応対を始めました
今から一部屋取れますか?の質問に、今夜は満室にしておりますと丁重にお断りしました
一応その日勤務の同僚に、先ほどした電話でのやりとりを手短に説明しておく事にする
「さっきのフリー予約が少し変だった。断ったのでフロント来ても入れちゃ駄目だよ」
同僚が承諾してくれたのでトイレと歯磨きを済ませるべく席を立ち別のフロアへ…
用を済ませてフロントデスクに戻ってくると昨日のチェックイン時に覚えの無いお客の顔が、
同僚に聞くと自分がフリー予約を断った客のようだったが同僚は断れずチェックインの最中だった

仕方ないので泊める事にしたが、防犯の事もあるので通常の客よりも注意深く観察する事にした
もう変とかそういうのではなく、あきらかに普通じゃない風体に愕然とした…やばいと感じる

11: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 00:59:58.79 ID:FgTfw40i0.n
先ず、夏なのにコートを着ている。ファッションではない。薄汚れた染みだらけのコート
汚れた帽子を深く身につけ、その脇から洗ってはいないであろうベトベトな髪の毛が見えた

しかしそんなのは普通と思えるほど他に異常な部分がある。
それが圧倒してどうしてもそっちに目がいく
それは皮膚の至る所に”瘡蓋”があるのです。
しかも鮮血と膿に塗れているために余計目立ちました
宿泊表に連絡先を書いている最中も血が溢れ膿が滲み出ており、フロントデスクにも飛び散っている
同僚は目が極端に悪い為、おそらくは見えていないのかもしれませんが普通に応対していました

前受け金として通常よりも多めの1万円を預かり、翌日アウトの際にお釣を返却する事を説明した
逃げて料金が回収不能にならないようビジネスホテルでは当然の対応なのだが慣れていないようだった
鍵を渡して部屋にあがってもらい、何故入れたのかと同僚と揉めたのだがそれも止めて仮眠する事にした

「おおい!A君!起きてくれ!逃げられた!!!」
時計を見たらAM5時…なんなのよ…全く
寝起きで頭が回らないのだが、同僚の慌てぶりが尋常じゃないので説明して貰う事にした
「やっぱりあの客が逃げた」
あの客とは深夜のフリー客のようだった。
やっぱりな…だから云ったんだ
でもまだAM5時だし、鍵を持って出てるから散歩かもしれない。なにより1万円の預かりがある。
同僚のSさんに何故1万円の預かりがあるのに逃げたと思うんだ?と問いかけると予想外の答えが返ってきた。
「早朝に自動ドアの音がしたので朝刊だと思い取りに行ったら、点々と血の跡が駅方面へ続いていた」
「ピンときたので深夜のフリー客の部屋に行くとベットも使ってないし鍵も消えていたんだよ」
でも逃げた事にはならないでしょ。同僚にそう促したのですが納得してくれない
「宿泊表の住所はデタラメだった。電話番号は繋がるんだけど誰も出ないんだよ。おかしいよ絶対」
じゃあ最終チェックアウトのAM10時までに帰って来なかったら考えましょうという事で落ち着いて貰った

12: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:01:52.79 ID:FgTfw40i0.n
結局、あの男は帰って来なかった。
しかしどうでもいい、預かり1万円で部屋未使用なら丸儲けだし

とそこにルームメイクさんが
「A君!A君!ちょっと!きて!早く!!」
と慌てふためいてやってきた
どうしました?と聞くと
「あんなの見たこと無いから黙ってついて来て!」
とあのフリー客の部屋に案内された

え?ここに何が?
「とにかくA君!風呂場見てよ!」
部屋に入ると酷い臭いに鼻を突かれた
ちょっと嗅いだことのない臭いだった。
何が近いかというと食肉センター等で屍骸を焼く臭いのような感じ
ユニットバスの戸を開けると凝縮されたその臭いが一気に開放され顔面に叩きつけられた感じがした
バスタブ前の床には血の付いたトイレロールが無数に捨ててあり、便器の中には理解しがたい物が詰っている
それらをやり過ごしバスタブのカーテンを掴み勢いよく横に引いた…目の前には壮絶な光景が見えた
恐らく水深は20~30cmぐらい。どす黒い、というかそう見えた水に無数の人間の皮膚や瘡蓋が浮いていた
見ただけで吐き気をもよおすのが臭いも手伝ってさらに加速する感じだったけど一度部屋から出て落ち着く事に

「A君、あんな客からは掃除代も含めてふっかけなきゃ駄目だよ」
と冗談まじりに言われ思い出した
あ、そういえばSさんはフリー客の自宅電話は繋がったと言ってたな…かけてみるしかないな…
フロントデスクに戻り女性スタッフに当日の集計をお願いし、Sさんにはあの男の清算処理を頼んだ

13: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:02:41.47 ID:FgTfw40i0.n
早速あの男の自宅に電話をかける
「ルルルルルル…ルルルル」
呼び出し8回程で通信可能になった
おはよう御座います。私CホテルのAと申しますが××○○さんのご自宅で御座いますか?と聞いた、が

「はい、おはよう御座います。○○火葬場です」

…悪い冗談だよな?これ…
何度聞きなおしても○○火葬場のようだったので少し経緯を説明して電話を終える事にした

フロント処理がすべて終了した後に同僚を少し咎めた。
やはりルールを守らないとロクな事が無い
そこへルームメイクさんが
「あれ一体なんだったの?流れないし全体的にゼリーのようだったわ」
と質問してきた
憶測ではあるがあの男が関係しているのは事実だと思う、しかしあのグロテスクな溶液がどうやって溜まったか
それだけはもし真実を知っていてもメイクさんに伝えるのは止めることにした。辞められると困る…
酷い臭いが留まったままのその部屋は今もお客様を泊めている。

あの液体がなんだったのかわからない。思い出したくもない。
あの男はなんだったのか、今となってはどうでもいい事かもしれない。
本当に奇妙な体験でした。
あの男は3時間程いた部屋の中で一体なにをしていたのか…
何故、火葬場の電話番号を自宅連絡先として選んだのか…
それよりもあの出血で街中を歩けば目立つのに目撃者もいない…
自分はドッキリテレビに騙されたと思う事にしている

14: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:07:46.49 ID:FgTfw40i0.n
昨夜の話、うちは妻と子供ひとりの家族なんですがいつも子供と妻は自分より早く寝て、
自分は少し夜更かしして少し後で寝ます。

昨夜もいつもの通りみんなが寝てから少し夜更かしして寝室にいきました。
妻は熟睡で子供もゴロゴロ転がりながら熟睡してます。
うちの子は一歳でかなり寝相がわるく、朝おきたら布団からはみ出てることも珍しくありません。

そんな感じで寝返りをうつ子供をぼんやりと見ていたら、動きに違和感を覚えました。
ブレイクダンスのように背中でいきなり頭と足が逆になるように回ったり、
とくに足で蹴った様子もないのに頭のほうに20センチくらい動いたり。
その時は激しいなぁくらいにしか思わず、ぼんやりと見てました

とうとう布団からはみ出て、床に転がってしまったのでやれやれという気持ちで子供に近づき、
抱こうとしたとき異様な感覚に襲われました。
背筋をなにかが伝わるような、全身の毛がたつようなものすごくぞーっとする感覚です
咄嗟に部屋の角を見ていました、そこには高さ170センチくらいの鏡が置いてあり。その鏡をじっと凝視していました。
そこには自分と子供がうつっていてとくになにもないなと思ったら
鏡の下のほうになにか黒いものがうつっているのが見えました。
なんかもぞもぞ動くその黒いものをなんだろうと思って見ていたら、
白いものが何本か伸びてきてふらふらと動いています
コンタクトを外していたのでぼんやりとしか見えず、よく見ようと鏡に少し近づいたらまた全身の毛穴がひらきました。

黒いものはボサボサの髪の毛のはえた後頭部で、白いものはガリガリの腕でした。
鏡にうつったそれは必死に奥にうつった子供に腕を伸ばしていました

15: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:08:22.77 ID:FgTfw40i0.n
なんだこれと必死に理解しようとじっとその様子をみていたら腕が不自然にどんどんと伸びていきます。
そして子供に触れる機会を伺うように子供の周りで動いています。
時々、子供に触れるくらいに近づき、そのたびに子供は激しく寝返りをうっていました。

そんな動きを少しの間繰り返していたら遂に一本の腕が強引に足をつかみました
鏡の方へずずっと動きました。
子供は激しく動き、何回も寝返りを繰り返しています、まるで腕を振り払らおうとするように。

私は叫んでいました、内容は覚えてないですが何かを叫んで必死に子供を抱き抱え自分の布団に潜りました

気がついたら朝でした。
子供をだいた妻に普通に起こされ周りを、鏡を見てもなにもない
普通の朝の風景でした。
よく話にあるような子供の足にアザが残ってたとかもなく
妻に聞いてもなにもしらないとのことですが本当に怖い体験でした

16: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:19:10.99 ID:FgTfw40i0.n
学生時代、とある地方都市で下宿生活をしていた俺は、クラブのボーイのアルバイトをしていました。
そのクラブの客層は中小企業のお偉いさんが中心で、接待とかに良く使われていました。
店のトップには親会社があって、その下にマスターがいて、ママ、チーママ、その他ホステスといった感じで、
女の子の中ではチーママが特に仕事が出来、お客さんからの人気も高かったんです。

俺はホステスさんや常連さんにも気に入られ、出勤するとホステスさんから弁当をもらったり、
お客さんからはおひねりを頂いたり、席に呼ばれたり、楽しくバイトしてました。

でもやっぱり女の世界でした。
嫌な客をあいつに押し付けられただとか、あいつに枕営業をされて客を取られただの、
ホステス同士のいざこざは良くありました。
中でも多かったのはママが特定のホステスを贔屓していて、いいお客さんにつけたり、
出勤時間や同伴手当てをオマケしている。といったママへの苦情でした。

ママとその取り巻き 対 ホステスという構図が自然に出来上がり、
この対立の間で、チーママはママとホステスの板ばさみになってしまいました。
ママには自分に反抗しているホステスを束ねていると思われて毎日いじめられ、ホステスからはチーママが
しっかりしてないからこうなった等と言われ、チーママは次第に精神的に追い詰められてしまっていました。

マスターが相談に乗っていましたが、チーママはアルコールに依存するようになり、
酔って出勤して接客中に寝たり、待機中なのに店の酒を勝手に飲んだりするようになりました。
仕事が良く出来たチーママの面影はありませんでした。
それらの事が親会社咎められ、チーママはホステスに降格してしまい、
出勤日数も減らされ、店での飲酒も禁止となりました。

17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:20:25.54 ID:FgTfw40i0.n
前置き長くてすみません。

ある日の事です。
俺が出勤するともう二階に誰かいるようでした。
店の鍵を開けるのはボーイの役目なのですが、もうすでに鍵は開いていました。
マスターが二階で店舗業務をしているんだろうと思い、気にしませんでした。
いつものように届いた酒を二階にある倉庫に持って行こうと思い、
二階にいるであろうマスターに挨拶をしながら階段を上ったんですが、返事がありません。

まぁいいかと思い、倉庫の中へ入って行くと、とんでもない状態でした。
倉庫内にはビールや焼酎の空き瓶が散乱し、チーママが隅の方で
頭から血を流して体を痙攣させながらうずくまっていました。
俺はあまりの光景に気が動転してしまい、階段を転げるように下りてすぐに救急車を呼びました。

幸い命に別状は無く、出血も大事には至らなかったようです。
マスターから事情を聞くと、どうやら彼女はアルコール依存症が同居している家族にバレて、
家でも酒が飲めなくなり、閉店後に店に忍び込んで酒を飲んでいたようです。
そして酔っ払ってふらついて頭をぶつけて出血し、それでも這いつくばって酒を飲んでいたみたいなのです。

チーママはアルコール依存のため、そのまま入院し、一週間が過ぎました。
俺はいつものように出勤して、一通り雑用をこなし、これまた二階にあるロッカールームの掃除をしていました。
すると背後のロッカーがキィと音を立てて開きました。
驚いて振り返るとそれはチーママのロッカー。
何か嫌な予感がしてロッカールームから出ようとすると、
今度はジャラジャラとチーママが愛用していたドレスがロッカーから落ちました。

18: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:21:15.38 ID:FgTfw40i0.n
俺は怖くなって立ち尽くしていましたが、一階の電話が鳴っていたので我に返り、電話を取りに行きました。
電話はマスターからでした。
なんとチーママがアルコールによる急性肝炎で亡くなったという知らせでした。

俺は受話器を持ったまま怖くてガクガク震えていました。
パニックになってしまい、チーママのロッカーが!とかドレスが!とか口走って、店の外に飛び出しました。
すぐにマスターが来てくれて、何とか落ち着きを取り戻しました。

お店が休みになり、マスターはまだ怖がっている俺と一緒にいてくれました。
その際、
「チーママは散々ママにいじめられたからな。怨みは深いぞ」
ポツリとマスターが言っていました。

十日ほどたったある日。
開店前にママが一人で店の階段を上っていると、階段から頭から落ちて、病院に運ばれてそのまま亡くなりました。
ママが階段から落ちたときには、ママは一人でした。

ただ俺も含めて店の誰もがママの

「ちょっと!やめてよ!髪引っ張らないで!あー‥」

という声を聞きました。

その時、ママは誰も手を付けなかったチーママの遺品を整理しようと二階に上って行ったそうです。

以上、俺の話は終りです。長文すみません

25: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:39:44.84 ID:FgTfw40i0.n
あれは19の頃、友達同士で免許を取り、毎日のようにドライブに興じていた頃の話だ。
その日は、一番最後に免許を取得したY(男)がハンドルを握り、この日参加する筈だったK(男)は
都合が悪く来れなくなったので、俺と女友達のA・Iの四人で深夜のドライブを楽しんで居た。

最初はスピードも出さずに普通に運転していたYだが、
車が少なくなり見通しの良い直線道路に出ると、徐々にスピードを上げて飛ばし始めた。
『法定速度を守れよ』
と俺が注意しても
『まぁ、空いてるし良いじゃん良いじゃん』
と言いながら尚もグングンスピードを上げていく。
女の子達は意気軒昂。
対照的に俺は完全に意気消沈。
免許取得した初めの内が一番危険な事も理解してたし、
そもそも他人の命を預かりながら危険な運転をするYの神経が理解出来なかったからだ。
時速80kmを超え90kmになるともう付き合って居られない。
このまま乗ってても場の空気を盛り下げるだけだし
『下ろしてくれ』
と切り出した。
『なんでだよ?こんなとこで降りても帰れないだろ?』
等と引き止められたが押し切って下りた。

俺を下ろした車はまたスピードを上げて走り去った。
下りる間際に
『気を付けろよ』
とYが言ったので
『お前がな。慢心は死を招くぞ』
と忠告しといた。
我ながらお袋並みのウザさだ。

26: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:40:43.30 ID:FgTfw40i0.n
そのまま俺は二時間半かけて徒歩で帰宅した。
家に着いた時には、時計の針は既に深夜3時を回っていた。

次の日、電話の音で目が覚めた。
昨晩の疲れからか大分寝過ごしたようで既に昼間だった。
電話に出ると
『○○?大丈夫か?生きてるか?どこに居る?病院?』
と矢継ぎ早に訊かれた。
Kからだった。
話を良く理解出来ないまま
『え?いま家だけど?』
と答えると
『一体昨日は何が在った?』
と訊かれた。
『え?昨日何か在ったか?』
『惚けるなよ。お前らが事故に遭ったって話で持ち切りだぞ』
『事故?俺が?』
『お前らだよ。俺もいま聞いたとこでよく把握出来てないんだが、YもAもIもお前も大学にも来てないし、
電話も繋がらないからよく判らないし、一巡してやっとお前が出たとこだ。お前はあいつらと一緒じゃなかったのか?』
『いや、昨日はドライブの途中で別れたがら』
『そうか。兎に角お前は無事なんだな?』
『ああ…大丈夫』
『うん。なら良かった。また後でかけ直す』

そう言ってKは電話を切った。
正直俺は動転していた。
(事故?あいつらの乗った車が?俺を下ろした後に?)

27: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:41:10.60 ID:FgTfw40i0.n
と、また電話がかかってきた。
『もしもし○○君?』
Yのお姉さんからだ。
『はい。どうかしましたか?』
俺はYのお姉さんから事故の一部始終をきいた。
俺を下ろした後Yの車は街路樹にぶつかり大破してしまい、乗っていた三人は全員即死との事だった。
俺は正に九死に一生を得た形だった。
あのまま乗っていたらと思うと寒気がした。

バタバタと葬式を終え一段落した。
その後事故現場に花を供えに行った。
『お前ホント運が良かったな』
『お前もな』
『まぁそうだな(笑)』
『嫌な予感がしたんだよ落ち着かないって言うか』
『虫の知らせみたいなもんかもな』
その晩は、俺のアパートで二人で呑んだ。
夜も更け、Kが帰るとそのまま寝てしまった。

目が覚めると、俺は車に乗って居た。
そこには死んだハズのY・A・Iの姿があった。

28: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:42:42.36 ID:FgTfw40i0.n
『なに寝こけてんだよW』
後部座席の俺にYが声をかける。あまり違和感はなかった。
寧ろ、今までの事の方が夢であるようにさえ感じられた。
『○○君イビキ凄かったよ(笑)』
Iが笑いかけながら腕を組んでくる。
『俺…寝てたのか…?』
携帯を見る。
日付はあの日。(今までのは夢?)

夢か現かと言う状態で速度計に目を移す。
80…90…95…100。
スピードはグングン上がっていた。
『飛ばしすぎじゃないか?法定速度守れよ』
その一言で一瞬に車内が静まり返り、嫌~な空気が流れた。
スピードは依然落ちない。

『なぁ、下ろしてくれ』
その瞬間突然右腕に痛みが走った。

『だめだよぉぉぉぉ!!ダメ!ダメ!また一人だけ逃げる気!?』

Iだった。
物凄い力と形相でギリギリと腕を掴んで離さない。
『うわぁあぁぁ!!!』
思わず叫んで突き飛ばすと、ゴロリと足下にIの首が転がった。

『も゛う逃 がサない がラ』

時折ゴボゴボと血を吐き出しながら、転がった頭が語りかける。
気を失いそうになった瞬間、耳をつんざくような悲鳴が前の助手席から響いた。

29: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:44:30.46 ID:FgTfw40i0.n
『ギィヤァァァァァァ!!!』
『痛い痛い痛い痛いぃぃぃぃ!!!木が木がぁぁぁぁ!!』

Yがバックミラーを動かす。

そこには顔が半分崩れ、胸辺りに太い木の枝が突き刺さったAが映っていた。

血飛沫が飛散する。
俺は無我夢中でドアを開けようとした。
だが、鍵は開いてるはずなのにいくらガチャガチャとやってもビクともしない。
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
俺はガチャガチャとドアにしがみつきながら、ただただ謝っていた。
そうこうしている内にコンビニが見えた。
事故現場付近に在ったコンビニだ。

(ヤバい殺される)

『許してくれ!許してくれ!』
『下ろしてくれ!頼むから下ろしてくれぇぇぇぇ!!!』
次の瞬間ガチャリとドアが開き空中に投げ出された。
その時、同時に後ろからYの声がした。

『しっかり見とけよ』

地面に激突する衝撃を覚悟していたが、不思議となんともなく、目を開けると歩道に立っていた。
道路の先に目をやると、車が物凄いスピードで蛇行しながら走りスリップしながら弧を描き街路樹に向かうのが見えた。

30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:45:13.05 ID:FgTfw40i0.n
その時、俺は見た。

Yの運転する車のタイヤに大量の腕が絡みついていたのと、
車が街路樹に激突する間際、そのライトに照らし出された少女を。
少女の左肩からは三本の腕が生え、それぞれ上下に手招きしていた。

少女は街路樹の横に立ち、車はそのまま街路樹に激突した。

気付くと俺は布団に寝ていた。
枕は涙でグッショリ。
敷き布団も大量の汗で濡れていた。
(夢?だったんだろうか?)
ふと右腕に目を移すとお約束のように手形がクッキリと浮かんでいた。

結局彼らは何を伝えたかったんだろうか?
単なる夢なのか?
俺を道連れにしようとしたのか?
事故の真相を語りたかったのか?

俺には何も判らないままだ。

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 01:52:49.22 ID:lF9nCxJh0.n
>>30
|ω・`) うわー 規則を守らないで事故ったのに忠告してくれた友だちを連れて行こうとするとか…
まあ事故もそこにいた霊?に起こされたのかな

32: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 01:56:43.51 ID:FgTfw40i0.n
>>31
|A-) そういうのがわからないバカだから連れて行こうとするんだろねw

    霊に引かれた可能性は高いよね…
    腕3本とか普通は考えつかないから

33: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:00:22.69 ID:FgTfw40i0.n
最近職場で怪談が流行ってて、毎日皆の体験談とか聞けて自分大喜び。
で、今日のお昼にAさんから聞いた話が怖かった。

ひと月くらい前に、Aさんが寝てたら、いきなり耳元で
「さだまさ○!」
という大声が聞こえて飛び起きたそうだ。(ここで皆爆笑)
で、上半身を起こしたまま呆然と固まっていると、今度は部屋のあちこちから
「ここにもない…ここにもない…」
というささやき声が聞こえてきた。
で、部屋のどこから聞こえてくるのか集中して聞き取ろうとすると、また大声で
「さだ○さし!」
それが繰り返された。

最初は初めての霊体験にビビっていたAさんだが、だんだん大声の方がうっとうしくなり、頭の中で
「さ○まさしのCDならTVの上にあるから!それやるからさっさと出てけよ!」
と思った途端に、両方の声が消えたそうだ。

で、Aさんが次に気がついたら朝だったので、
「変な夢をみたな」
と思いながらTVの上にあるはずの○だまさしのCDを見やったら、床に落ちてCDケースからCDが飛び出してて、
しかもCDにばっちり傷が付いてて聞けるような状態じゃなかったそうだ。

最後にAさんは
「幽霊が物を壊す=幽霊がそれを貰ったことになる、ってなるのかな。初めて知ったよ。
あんなの初めてだから怖かった筈なんだけど、それより腹が立った。」
というひと言で話を〆た。

さだのせいで皆大ウケしてたんだけど、今、最後のセリフを思い出して怖くなった。
幽霊が物を壊す=幽霊がそれを貰ったことになるなら、幽霊が祟り殺した相手なんかだとどうなるんだろう。

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 02:03:42.63 ID:lF9nCxJh0.n
>>33
|ω・`) 笑える霊体験w かと思いきやラスト一行で真顔になったわ

35: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:08:52.72 ID:FgTfw40i0.n
>>34
|A-) 考えさせられるよね…w
    呪怨なんかでも殺された人があっち側になって人を殺しに来てたけど…

36: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:10:30.09 ID:FgTfw40i0.n
私の父は不動産屋を経営していたのだけれど、私が小1くらいの頃は
ピークに景気が悪かったようで、子供の私の目から見ても父は憔悴しきっていた。

そんなある日の夕方、私が居間でテレビを見ていると、玄関でガタガタッ!!という音がして、
中年の女性のものすごいわめき声が聞こえてきた。

びっくりして玄関に出てみると、包丁をもったおばさんがわめきちらしていて、父は一生懸命とりなしていた。
「あんたのせいで私はめちゃくちゃになった!!!」
「あんたの家族を皆殺しにして私も死ぬ!!!」
おばさんは本で読んだ山姥のようで、目は血走っていて髪もぐちゃぐちゃで、この世の人じゃない感じだった。

あまりのおばさんの形相に私は泣いてしまい、私に気がついたおばさんは
「お前が娘か!!あんたの親父のせいでわたしは○×△○~~~~(まったく聞き取れない)」
父「あっちいってろ!!!」

私はすぐ居間に逃げて、騒ぎがおさまるのをじっと待った。
そのうちわめき声が聞こえなくなって、もう大丈夫かな…と思い安心した私は、顔を洗おうと洗面所に向かった。

顔を洗ってタオルで顔を拭こうとした時、ふっと人の気配がした。
タオルで顔を拭いて鏡を見ると

おばさんが私の後ろに立っていた。

驚きと恐怖のあまり声も出せず身動きひとつとれなかった私に、

「あんた、よく見るとかわいい顔してるじゃない。でも、いざとなったらあんたにも死んでもらうからね。」

と呟き、包丁を握り締めていた。

37: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:11:13.84 ID:FgTfw40i0.n
私はあの時のおばさんの顔を、声を、一生忘れないと思います。
おばさんはその後帰っていったが、ほんとしばらくトラウマでした。
どうも父の仕事関係の話で揉めていたようで、おばさんは不動産で大損したらしく、父を殺そうとやってきたらしい。

幽霊よりも、やっぱり人間が怖いです…。

おばさんは普通に玄関から洗面所へ来たようでした。
玄関から洗面所は目と鼻の先で、おばさんは私の顔を確認したくて来たんだと思います。

父はその時何をしていたかというと、おばさんが包丁を持って私の所へ行ったのを普通に見ていました。
多分おばさんが表面上落ち着いていたので、私には何もしないと思ったのでしょう。

ちなみに父は、アル中の叔父と小学生の私を二人っきりにしたりするなど、
皆さんの想像の遥か斜め上をいく危機管理能力ゼロの香ばしい人なので、
皆さんから尋ねられるまで、父がその時何をしていたかなんて考えもしませんでした。

39: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:29:17.05 ID:FgTfw40i0.n
学生の時のバイト先の2階にあったのは多分開かずの間だったんだと思う。
弁当屋だったんだけど2階は休憩室と資材とか置いてた。

けど誰も2階で休憩しない。
デカイ窓あるのに昼間でも薄暗くてしめっぽい感じで、資材取り行く時も絶対みんな一人で行きたがらない。
俺のだいぶ後に入った美大生の自称霊感持ちのかわいいけどちょっと変な女だけよく2階でタバコ吸ってた。
だから重くない資材とかはその女に頼むようになって、かわりに休憩時間外の一服黙認みたいな感じにしてた。

店の資材在庫チェックのときも、当然その女面子にいれて
あと社員さんA、B二人とシフトだった俺とバイトのチーフの先輩五人でやる事になった。
社員さんBと先輩が電車の事故で遅れて三人で始めた。

おれがチェック表とか下でコピーしてたら、上から悲鳴が聞こえたので
あわてて階段をのぼってったら突然頭がびしょびしょに濡れた。
触ったら全然痛くないのに大量の血が出てた。

驚いたけど女がぎゃあぎゃあいってるが聞こえるのでとりあえず2階に上がったら、
女は壁の方向いて分けの判らない事を叫んでいて社員さんAは座りこんで漏らしてた。

女の指差してる方を見たら、これまで壁だと思ってたとこが引戸だった。
中は畳横に二枚並べたくらいの部屋で、小さな虫の死骸が2cmくらい積もっていた。
1カ所の角だけ三十センチくらい丸くなにもない。
壁はパッと見普通の和室っぽい壁に見えたけど、土に長い黒い髪の毛みたいなのを混ぜて塗り込めてあった。
引戸の裏もおなじ感じになっていた。

訳わかんなくてぼーっとしてたら、遅れてた先輩が来て、血まみれだったおれは即救急車呼ばれて病院連れてかれた。
病院ついたらもう一人の社員さんBがそっちに来ていて、
有給と見舞金出すから棚から物が落ちて怪我した事にしろと言われた。
正直金が欲しかったのと、恐くてもうバイト先に行きたくなかったのでいう通りにした。

40: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:30:58.47 ID:FgTfw40i0.n
傷はそんなに深くなかったから縫うだけですんだ。
バイトは2週間くらい休んでいい事になってたけど、どうしても気になったから10日目くらいにのぞきに行った。

そしたら先輩は居たけど社員さんAは体調崩して長期休養、
女の方は学校も辞めて実家に帰るからって親と挨拶に来たっていってた。
女は店に一歩も入って来なくて全然しゃべらなくて、薬が効いてぼーっとしてるみたいな感じだったらしい。

先輩が社員さんBを問いつめて聞いた話を聞かせてくれたんだけど、店はもともと普通の古い民家だったのを、
人が居着かなくて困った所有者から格安で借りていた場所らしい。
社員さんBも詳しい事は知らなかったけど、
『絶対いつか何か起こると思ってた』
と言っていたらしい。

引戸見つけて開けたのは女の方で、中から頭がぐるぐる回る人形?が出てきたと繰り返してたらしい。
社員さんAは何も話さなかったけど、ショックを受けた状態になっていて
内臓が弱っているのでまだ入院していて、家族の希望で多分近々退社するという事だった。

2階を見せてもらったら、その部屋は綺麗に掃除されて引戸も外されて、壁も塗り直されてた。
けど2階の雰囲気は全く変わってなかった。
ものすごく嫌な気分になって、その日でバイトを辞めた。
大学のある駅近くの店だったがその日から卒業まで一度もそこを通らなかった。

しばらくして仕事でその駅に降りたとき、なんか思い出して店を見に行った。
そしたら弁当屋は無くなって今風のカフェになっていて、驚いた事に先輩が店長をしてた。
弁当屋はおれが辞めたすぐ後ボヤを出して潰れて、同じ系列チェーンのカフェになった。
社員さんBが最初そこの店長をしていて、違う会社に転職する事になった時に
先輩が店の権利を買い取ったということだった。

41: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:32:55.05 ID:FgTfw40i0.n
どうしても気になってた2階の事を聞くと、先輩はちょっと困ったような嫌そうな顔をして
やっぱり嫌な雰囲気があるので改装とお祓いをして倉庫にしたといってから
『これ多分あの子が見たって言ってたやつだよね』
といいながら、おれに葉書を見せてくれた。

あの女からの絵画展の招待状だった。
宛先が昔の弁当屋の名前になっていて、表側に、頭が変な風に横に潰れたでかくてのっぺらぼうで
口だけが裂けて、手足が異様に細い白いぬいぐるみが踊ってるみたいな絵が書いてあった。

はがきは二年くらい前に来たもので、場所が遠いので行けないし、
と思いながらも記載してあった画廊に問い合わせたところ、そんな展示の予定は無いと言われたそうだ。
『なんか捨てるに捨てられなくてさあ』
と言いながら先輩はそれを引き出しにしまい込んだ。
その後先輩とはしばらく連絡し合ったりしてたけど、今年の春、店が老朽化で立て替えになるので、
この機会に両親の面倒を見るためいなかに帰る、という電話が来た。

その後何度か連絡しようとしたけど携帯変えたらしくて通じない。
暑中見舞い出したけど宛先不明で戻ってきた。
結局なんだったのかわからないままだけど、おれはもうあそこには行かない。

上に書いたのは暑中見舞いが戻ってきてからすぐまとめたものです。
とにかく誰かに聞いてほしくてしょうがなかった。
書き込むかはずっと迷ってた。

バイト辞めてから、なんかずっと心に引っかかっててネットのオカルトとか調べてたけど似たモノの話が全然なかった。
色々考えてたけどおれが頭怪我した理由はおれだけ茶髪だったことくらいしか思いつかない。
先輩に見せてもらったはがきの絵のぬいぐるみみたいなのは形は昔教育テレビでやってた番組のたっpくんに似てた。
けどもっと不愉快な感じの物。変な風にねじくれた印象だった。

42: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:33:21.00 ID:FgTfw40i0.n
先月の終わりにあの店の場所に行きました。
まだ店取り壊してなかった。
都合により閉店します、って張り紙がまだ貼ってあってウィンドウから覗いたら、
中の什器とか全部残っててカウンターの上に使った食器とか出っぱなしだった。
あの女から来たはがきはきっとまだカウンターの中の引き出しにあると思う。
先輩はあの女がちょっと好きだったみたいなので。

もう行きたくないという気持ちと、もう一度あの絵を見たい気持ちが両方あります。
先輩の消息も知りたい心配な気持ちと、もう関わりたくないような本能みたいな感じがあります。

書いておきたかったのはこれで全部です。
もうこれ以上は考えない事にします。
ありがとうございました。

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 02:39:10.08 ID:o26KBd4B0.n
いろいろ謎すぎて怖いな

47: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:43:59.54 ID:FgTfw40i0.n
|A-) 不気味だよね
    なんだったんだろうか…

48: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:45:35.33 ID:FgTfw40i0.n
俺の会社にモデルみたいな凄い美人がいる。
仮にA子とするが、なんてゆうかいわゆる典型的なそういう女で、男受けはいいが同性からは陰で嫌われてる。
でこのA子が中途採用で入社した若い男(B)を相当気に入ったみたいで、猛烈にアタックしてた。
A子の本性を知っている俺ら会社の古株は
「あぁ、次はこいつか」
ぐらいの感じで見て見ぬふり
若い男性社員は僻み満載のバチバチ目線で睨みつけてる奴もいたがw
女性社員はというと、若い独身の男性社員が少ないのと、そのBが結構男前だった事もあって
「お前も結局A子かよ!?」
みたいな感じでふてくされてた。

Bは最初、A子を避けてる感じだったが、猛烈なA子のアピールに次第に心を開いて
お互いの顔見りゃ満面の笑みをこぼす様になってた。もう、会社の中で二人だけの世界ってゆうか…
その内A子は好き放題うちの部署に出入りして業務中にも関わらずBに「かまってちゃん」をし出す始末。
しかし、A子が上層部の人間と関係を持っていたのと、BがA子をたしなめつつ
誰よりも仕事をしていた為文句を言える物もおらずそんな日々が続いていた。

ところがある日A子が急にBを避ける様になって、更には怯え出すようになった。
最初はA子の悪事がばれてBに振られたのか?とか思ってたが、一度凄い剣幕でBがA子を怒ってたのを見てから
普段チヤホヤされてるお姫様のA子はあんなにきつく言われたらそら怯えるわなぁ…と、勝手に自分の中で解釈してた。
しかしA子の怯え方が尋常じゃないので
「あんなに仲良かったのにどうした?最近は社員のメンタルヘルスとかでうるさいんだよ、
ヤボかもしれんが話せる所まで話してくれよ」
と、一応上司として聞いて見た。

Bは苦虫を噛み潰した様な顔をしながらこう言った。
「A子が自分には霊感があるのか幽霊が見えて困っていると言い出したんです」

50: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:47:05.03 ID:FgTfw40i0.n
もう俺ポカーン。基本的に不可知論者というか、そういった存在はあまり信じて無かったので
「A子はそんな電波なとんでもちゃんだったのか!?」
そう心の中で叫びながら
「お前にかまって欲しくて付いたカワイイ嘘じゃないのか?私を見て~っていう子だろあの子は」
と、さも経験豊富な上司を演じて語ってみるもそんな俺を流してBは続けた。
「ちょっと前からそれでうんざりしてたんです。ところがある日僕が残業してたらA子が突然会社に来て…」
「ここに小さい男の子いるでしょ!?ほら○○課長の机の上!髪長い女の人!!」
ってな具合に会社のどこそこに幽霊がいると説明し出したらしい。
「さすがにそれは退くわなぁ。お前には見えたのか?」
そう聞いた俺にBは軽く首を振った。

「見えるはずないでしょ、そんなもん。一度だって見た事ないですよ。」
そう言い放つBを見てやっぱりこいつもそういうの信じて無いタチか、そんな感じだもんなと思い
「そらそうだな…まぁ、なんだ。またなんか困った事あったら相談乗るからよ、しばらく放っとけよ」
と当たり障り無いアドバイスだけしてその日は帰った。

そこからしばらくは二人とも気に掛けて見ていたんだが変わった様子も無くて、Bが愛想尽かしたんだろうと思ってた。
パタリとA子はうちの部署に姿を見せなくなったし、
他の男には相変わらず愛想振り撒いてたんでもう大丈夫だろうと胸を撫でおろした。
Bの直属の上司は一応俺なので正直立場上A子の存在は厄介だった。
実際周りの社員にも悪影響がで出していたし、一時期A子の上司であった事もあって少なからず頭を抱えていた。

そんな折、社員の一人が週末にカラオケに行こうと言いだし、部署の人間が乗ったので付き合いで俺もBも同行した。
しばらくは普通に楽しんでいたのだが中盤からBが頻繁にトイレに立つ様になった。
気になった俺は後をつけると、別の階でBが電話していた。
怒鳴ったり、諭したり。間違いなく相手はA子だろうと思った。

52: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:48:26.75 ID:FgTfw40i0.n
途中俺の存在に気付いてBは
「また、電話する」
と言って電話を切った。
「A子か?どうした?」
「……………」
「大丈夫なのか?」

本気で心配になって来た俺はBを無理矢理引き連れてカラオケの場を中抜けした。
「係長…すんません、ちょっとヤバイかもしれないです。なんか会社にいるみたいで」
「とりあえず行った方がいいんじゃないか?あの子追い込まれると結構弱いぞ」
俺は急に寒気がしてA子がリストカットでもしてるんじゃないかと心配になった。
何か修羅場的な感じで若干興奮してたのかもしれんが、とにかくタクシーを捕まえてBと一緒に会社に向かった。

道中、
「最近の若い子は何をするかわからん」
とわけのわからん事をほざきながらもし首でも吊ってたら課長にどう説明しようなどと
リーマン丸出しの考えを張り巡らせる俺だったがBは終始無言だった。

会社について守衛のおっさんに訳を話したが守衛のおっさんは女の子なんか見て無いと言う。
とにかく俺は微妙な係長権限で守衛のおっさんとBを引き連れてうちの部署に走った。

53: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:49:04.84 ID:FgTfw40i0.n
扉を開けるとA子が尋常じゃ無いぐらい震えて立っていた。
「おいA子、お前こんな時間に会社で何してんだ?」
問いかける俺に対してA子は泣きながら
「わかりません」
とだけ答えた。
茫然と立ち尽くしているとBが
「なにしてんねん、もうええやろ。カラオケ行こうや」
と急にA子に話し掛けた。
A子は
「ここから出れない、無理!ほんと無理!」
とばかでかい声で叫び出した。

「見えてるもん!!いるもん!!私の足引っ張って、連れて行くってずっと言ってる!!」

もうほとんど狂乱状態で叫びつづけるA子に俺失禁寸前。守衛のおっさん唖然、茫然。
「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ぃ~!!!!!!!!!!!!」

もうねオカルト、初めて見たよ人が壊れる瞬間。
「わかっとるはボケ」
Bがまた急に口を開いた。
ん?何言ってるのこの子は?わかってる?何が?
「係長心経唱えられます?」
ん?俺?シンキョウ?般若心境?無理、無理、何言ってるのこの子?
「いや、無理っす」
何故か微妙な敬語で答える俺。

54: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:50:06.28 ID:FgTfw40i0.n
守衛のおっさんが急に
「真言宗でもええか!?」
と興奮気味に言いだした。
「上出来」
そう言うとBはつかつかと泣き叫ぶA子によって行くと抱きしめて
「わかってる、わかってる。見えへんと思い込ませた方が、
思い込みで見えてると思わせた方が良いと思ったんや、ごめんな」

と言うとブツブツと呪文のような物を唱え始めた。
その間ずっと守衛のおっさんはお経を唱えてた。

しばらくしてBが
「もう大丈夫」
と言うとA子がワーワー泣き崩れた。
パニック通り越してドッキリを仕掛けられてると思う事にした俺はただ立ち尽くしていた。
Bは
「また、きちんとご説明します」
と言うとA子を抱えて出て行った。
俺は急いで後を追いかけて、タクシー呼んでBとA子を乗せて見送った。

守衛のおっさんはボソっと
「たまにあるんだよね。ここ(会社)多いからさ、そういうの。どっかでとりつかれたんだろうなあの子」
そういうとさっさと引っこんでしまった。
なんか目の前で起こった事を理解出来ずに俺は一人歩いて帰宅した。

55: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 02:50:57.55 ID:FgTfw40i0.n
後から聞いた話だがBはいわゆる見える人でA子は行方知らずの水子が二人程いたらしい。
その関係かしらんが子供の霊にとりつかれてしまっていてBはわかっていたが
基本的に浄霊する様な力は無いのでA子が気にしない様に仕向けたが
A子自身が水子の事を深く思い出してしまったので、完全にやばい状態になったと。
たまたまあの時はうまく行っただけとの事らしい。
Bは人の厄を被って人を護る家系の出らしく、今回も恐らくそういった関係で
A子と引き合わされたのだろうと言っていた。

しかしA子の事を本気で好きになってしまったので、
A子の人生や悪事を心の底から許す事が出来ずここまで事態が悪化した。
恐らく本当に助ける事は出来ないと思うと語った。

しばらくしてBは急に退社した。
A子はBが退社してからうつ病にかかり結局退社してしまった。
その後は音沙汰無いが、マジで怖かったしどうにも後味が悪い…
あの二人はどうしているのかわからない。

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 03:08:09.78 ID:o26KBd4B0.n
乙カレー

64: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/08/23(日) 03:11:28.53 ID:FgTfw40i0.n
>>62
|A-) おつかれさまねーw

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/08/23(日) 03:28:21.78 ID:ox3wZGwod.n
イヤア終わってるう(´;ω;`)
読ませてもらいます
どっくん乙

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