「コイツ嫌い」という前提のもと何を言っても叩かれるJリーグ村井チェアマンを救うべく、ハロウィン泥船救助隊出動の巻。|ブログインデックス

ハロウィン「も」やったらいいじゃない!

スマホゲームなどをしていると季節感というものをより強く感じさせられるようになります。なんやーかんやでイベントを仕掛けてくる。「夏祭りキャンペーン」だの「新春おみくじ大会」だの「バレンタインプレゼント」だの季節イベントに絡めてログインとガチャ購入を迫ってきます。その熱心さはコンビニ並み。そこに「買いそうな理由」があるなら、何とか絡めて売ろうとしてくるのです。

世の中にはたくさんの楽しそうなことがあります。なるべくなら全部やりたい。しかし、身体はひとつしかない。当然、そうなれば遊びの間での競争が発生します。そのとき季節モノは強い。季節モノは基本的に1年に1回のご登場です。その日を逃せば次はまた1年後。人生で80回くらいしかチャンスがない遊びです。何かとバッティングしたら季節モノが勝つのです。クリスマスの日に「俺、ももいろクローバーZのライブ行くわ」と言い出したら、家族や恋人からは「死ね!」という罵倒が飛んでくるのです。

だが、もしスマホゲームや映画や音楽やスポーツが季節モノも兼ねることができたなら。スマホゲームをすることで季節イベントに参加した気分になれたり、先ほど「死ね」と言ってきた家族や恋人に対して「待ちなさい。そのライブはクリスマスの特別なヤツなのだ」「サンタの格好とかして出てくるぞ」「クリスマスをももクロと一緒に楽しもう」という妥協案を提示できたりするわけです。季節モノと別エンタメを一緒に楽しむことでの広がりが生まれるのです。

遊びの王様・ディズニーランドを見てください。彼らは本来、ディズニーの作品世界を楽しませることがウリのはず。それがなんやーかんやで祭りをやってくる。夏になればミッキーが法被を着て「ディズニー夏祭り」などと言い出すのです。法被は絶対にディズニー作品世界にはないものですが、夏なので法被を着てくるのです。本当は隅田川の花火大会に行ったかもしれない客を、法被のミッキーとシンデレラ城の花火で「ウチも夏祭りですよ」と呼び込んでいるのです。

もちろん今月は「ディズニーハロウィーン」です。ディズニーハロウィーンとなれば、ここぞとばかりにホーンテッドマンションの連中が「オバケだぞー」と出張ってくる。季節モノとディズニー作品世界の融合すら意識して、一年中楽しめるような仕掛けを考えている。ディズニーでハロウィンをやるのは「当たり前」ではないのです。積極的に融合を仕掛けることで、いつの間にか当たり前に見えているだけなのです。

いろいろなエンタメが世の中にはありますが、季節モノとはなるべく絡んだほうがいいでしょう。野球を見ながら映画を見たり、ライブに参加しながら読書をするのは難しいですが、「●●と季節モノ」は基本的にいっぺんにできるのですから。夏らしい映画作品を公開したり、クリスマス限定ライブをしたり、ハロウィンの仮装でスポーツを見たり。絡めたことで、失うものは特にないのですから。

ということで、「おぉなかなかいいこと言うな」と思ったらサッカー界隈から総スカンを喰らっているJリーグ・村井チェアマンを助けるべく、ハロウィン泥船救助隊が緊急出動して参りましょう。


◆村井チェアマン、助けにきましたよ!さぁこの泥船に乗って!

ご存じない方もいると思いますが、今週の土曜日はJリーグ・ナビスコカップの決勝戦だそうです。土曜日というと10月31日、ハロウィンの当日です。ナビスコカップと言えば来場者にナビスコのお菓子が配られることでおなじみですが、ハロウィン当日にお菓子を配るなんて、偶然にもYeah!めっちゃハロウィンです。

「よっしゃハロウィンと絡むぞ」と考えるのは運営側としてはごく自然な発想でしょう。「ハロウィンサッカーですよ」「何と来場者にはお菓子をプレゼント」「(まぁ、毎年配ってるんだけど)」と本音を隠しながらハロウィン面するのは自然の成り行きですし、それはサービスでもあります。たくさんのエンタメからサッカーを選んでくれた方とともに、ハロウィンの季節感も楽しもうじゃないかという心遣いでもあります。クリスマスの日は給食でケーキが出る、的な。

↓ポスターには小さくジャック・オー・ランタンが描かれている!


ポスター右側のほうに描かれている青色の点に重なるように、お口半開きのジャック・オー・ランタンの姿が!

ジャック・オー・蘭たん!

↓Jリーグのナビスコ決勝特集サイトは、背景がモロにハロウィン!
「コイツ嫌い」という前提のもと何を言っても叩かれるJリーグ村井チェアマンを救うべく、ハロウィン泥船救助隊出動の巻。|ブログインデックス|画像ID:19

ハロウィンに被せてきたな!

左下隅にいる影は、一瞬ジャック・オー・ランタンに見えるけれど、J-boyだな!

ほら、初年度の映像でよく見る、サッカーボール頭のアレ!

Disney FAN 増刊 「東京ディズニーリゾート」ディズニー・ハロウィーン 2015年 11月号 [雑誌]

価格:880円
(2015/10/27 12:47時点)
感想(1件)

なかなかやる気があるな…と思って見ていましたところ、26日にさいたま市役所を表敬訪問した村井チェアマンは、さらにハロウィン感に乗っていく感じを出してきます。決勝当日がハロウィンと重なることから、「グッズを身につけて来場してください。今回はカボチャ色のチームは(決勝に)出ませんが、オレンジ色を身につけてもいいでしょう」などとコスプレ来場を歓迎したのです。

当日は来場者全員に大会スポンサーのヤマザキナビスコの新製品「スリムサンド」(ミルククリーム味、チェダーチーズクリーム味の2種類)がプレゼントされることもあり、「ハロウィン」としてナビスコ決勝を楽しんでもらうこともできますよ……そんなアピールをしたわけです。

↓記事としてもキャッチーなネタになって採り上げやすいな!見出しになるコメントだ!


さいスタまで行ってサッカー見て帰ったらクタクタだからな!

そこからもう一回仮装して出掛けるのはしんどいからな!

ハロウィンもセットで楽しめたらラクだな!

ヤマザキナビスコ スリムサンド薄焼クラッカーチェダーチーズ 3枚x6P×5入

価格:1,356円
(2015/10/27 12:48時点)
感想(0件)

ところが、この告知活動に対してサッカー界隈は総スカン。それも「寒い感じの被せやのぉ」という冷ややかなスカンではなく、「貴様はサッカーを愚弄する気かぁ!」的なホットなスカンが巻き起こっていました。SNSなどを眺めると限りなく10割に近い感じのスカンぶりで、「ハーロウィン〜ハーロウィン♪」と浮かれているヤツがまったく見当たりません。

「チェアマンを助けねば」

僕などは、「おっ商魂あるじゃないか」と好意的に受け取ったものですから、この総スカンには軽くビックリしてしまいました。そして、チェアマンと一緒に叩かれている気分になりました。そんなにヘンなこと言ってるのかしら。怒りのポイントがよくわからないのは、僕がサッカー界隈の人間じゃないからなんでしょうね。大変申し訳ない。相互理解が図れるかはともかく、叩かれっぱなしは心情的にも辛いので、一応の申し開きくらいはしておこうと思います。これが村井チェアマンの助けになることを期待しながら……

↓さぁチェアマン、一緒に泥船に乗ろう!海に沈めば炎上はおさまるはずだから!

<SNSなどで見られた主なスカン意見と、それに対する申し開き>

●真剣勝負をバカにするな系

・タイトルが懸かった公式戦&決勝戦である
・チームもサポも真剣勝負なのである
・仮装でバカ騒ぎなどこの舞台を愚弄している

なるほど、真剣勝負として張りつめている方もいるわけですね。それはそれで結構だと思います。存分にピリピリとされるがよいでしょう。「正装」としてのレプリカユニフォーム(これ自体が仮装っちゃ仮装だが)を着用されるのも当然です。が、それはあくまでもその方のお考えで、それをすべての人に適応することは無理というもの。

ハロウィンもサッカーも楽しみたいという人がいることは悪いことではないですし、「決勝戦」という特別な日であれば、普段は見に来ないような客層もフワッと来るかもしれない。そうした人をフワッとつかまえることを期待するのは運営サイドとしても当然の営業努力でしょう。現実問題、空席はまだタンマリあるのですから。

「オールスターやチャリティマッチならいい」「普段のリーグ戦ならいい」という声も散見されましたが、どの試合も真剣勝負であり、どの試合もエンタメです。花試合はフザけてやるものではなく「勝ち負け以上に魅せるプレーを真剣にやる」ということですし、普段のリーグ戦はそれこそ生活が懸かった真剣勝負のはず。ナビスコカップの決勝戦だから特別なんてことはありません。いつも「同じ」です。

4年に一度のワールドカップの決勝戦でも、さまざまな格好で観戦するお祭り観戦者はいるもの。真剣勝負だから紋付き袴で正座して見なければいけないなんて決まりはありません。エンタメなのだから、「楽しむ」ことが最優先。公序良俗の範囲内で(※極端に飛躍して全裸とかで来るのはNG)、自由に楽しめばよいと思います。他人の楽しみ方を勝手に制限されても困ります。世の中には「立って飛び跳ねて歌って」という観戦スタイルを「やかましい」と思っている人もいるのですから、お互い様です。

●オレンジ色など言語道断系
・決勝は鹿島の赤、ガンバの青黒で染めるべき
・オレンジ色を着るなど両チームに失礼
・名物のコレオグラフィをやるのにもオレンジ色は邪魔
・オレンジ色がゴール裏に来たら殴られても文句は言えない
・ましてや埼玉スタジアムはレッズのホーム。アルディージャのオレンジ色を着てくるなど許されない

なるほど、チームカラーで二分されたスタンドはキレイですよね。赤を着たい方、青黒を着たい方は、存分にそれぞれのコーディネートを検討されるとよいでしょう。しかし、誰が何色の服を着ようが、それは個人の自由。たまたまオレンジのシャツを着ていったら、何か怒られたりするんじゃないかという反発具合には、軽い恐怖を覚えます。

確かに、みんな赤や青黒でそろっているエリアに別の色で行くと、ちょっと浮いてしまうかなとは思います。葬式にダンディ坂野スーツで行ったら非常識な人と思われるでしょうから。ただ、サッカーの試合は冠婚葬祭じゃないですから、そこまで厳しくTPOを問われても困る。ましてや、どのエリアで何を着ようが、殴られる筋合いはない。ていうか、レッズの色に配慮するなんて発想は、SNSを見るまで僕の中にはゼロだったので新鮮な驚きすら覚えました。

色なんて何色でもいいじゃないですか。顔が黒かったり、目が青かったりしたら文句を言われる世界ってのは息苦しい。ましてや服の色なんて。スタンドの色というのは、集団を扇動して「染める」のが美しいのではなく、同じ気持ちで集った人々の個々の行動によって結果的に「染まる」のが美しいのです。全員がオレンジ色になるようなことがあっても、それはそれでOKなのです。


●そもそもハロウィンなんかどうでもいいんじゃ系

・ハロウィンには興味ありません
・渋谷の交差点のバカみたいなのにはこないでほしい
・ヨソでやれ

これはもう本当におっしゃる通り。この点は運営サイドにも問題があります。ハロウィンを取り込もうとするなら、付け焼刃ではなく本格的にやらないと「ハロウィン客」を取り込むには至らないでしょう。中途半端にハロウィン要素を取り込み、ハロウィン客は取り込めないのであれば、既存のサッカー客にとっては「雑味が増えた」と感じる向きもあるはずです。

26日に行なわれたJ2リーグ金沢VS北九州戦では、「ハロウィンナイト」と称して、コスプレ来場者への無料招待・割引優待や、仮装コンテスト、写真撮影スポットの設置など、各種のイベントを実施したそうです。一方でナビスコ決勝は、もともと配布する予定のお菓子こそあるものの、取り立ててハロウィン感を盛り上げるイベントは発表されていません。これではハロウィン客を取り込むにしても、準備不足は否めない。

佐藤美希さんがハロウィンのコスプレでお菓子を食べさせてくれるとか、ビニール袋を被って「オバケです」と言い張るマスコットが多数登場するとか、試合開始前にはスタジアム内にお化けが出現して盛り上げてくれるとか、聖飢魔IIのハロウィンミサがあるとか、カボチャのランタンを作れるワークショップがあるとか、カボチャにちなんだ屋台が出るとか、ハロウィンのフェイスペイントサービスがあるとか、「あぁコレはハロウィンだ」と思うような仕掛けを用意してこそ、楽しみも生まれるというもの。

やるなら、ちゃんとやる。やらないなら、やらない。その使い分けというのは必要だったかもしれません。

<やるなら、ちゃんとやる。やらないなら、やらない>

せっかくハロウィンなんだから、ハロウィンっぽかったら楽しいじゃない!

球蹴って遊んでるだけなんだから、聖域も何もないでしょ!

ヤクザだってハロウィンはやるらしいぞ!客商売が乗っかって何が悪い!

【ハロウィン】パンプキンランタン(S)

価格:2,100円
(2015/10/27 12:49時点)
感想(1件)

「一生に一度の試合」と思って臨む人を邪魔しようなんて気は毛頭ありませんが、ハロウィンが絡んだところで別に邪魔でも何でもないでしょう?誰かの理想よりも、目の前の空席への対策が先であり、取り込めるものは何でも取り込んだらいいと思います。やってダメなら、またやり方を変えればいい。

誰も面倒臭いことなどしたくありません。「決勝やりますよー」と発表しただけで全席即時完売なら、イベントなど企画しないのです。すべての文句に対する万能の対応策は「席を埋めろ」のみ。席を埋めれば、埋めた人の文句が通るのです。席を埋めれば、金まわりもよくなり、問題が解決していくのです。極端な話、毎試合3万人がスタンドに入ったうえで、入り切れない3万人が路上にあぶれていれば新スタジアムだって建つのです。すべての文句は席を埋めたうえで。会場に行って、ハロウィンに参加しないのは、それはそれで自由なのですから。


何も選手にコスプレしろとか、カボチャを蹴れと言ってるわけではない!

厳選!話題の記事