「中国語の部屋」機械にとっての「意識」とは?|ブログインデックス

「中国語の部屋」機械にとっての「意識」とは?|ブログインデックス|画像ID:10

「中国語の部屋」とは、1980年にアメリカ人の哲学者ジョン・サールが、機能主義における、チューリング・テストへの反論として考案した思考実験のことである。それは「中国語を理解していない英国人を部屋に閉じ込め、この英国人にマニュアルに従って、外部からの中国語の質問に対し、同じく中国語で返答させた場合、果たして、この英国人は中国語を『理解』していると言えるのだろうか?」というものである。

スポンサーリンク

「中国語の部屋」の詳細

「中国語の部屋」の思考実験は、総じて下記のようなものである。

中国語を理解していない、一人の英国人を部屋に閉じ込める。この部屋には、中国語で書かれた沢山のカードと、英語で書かれたマニュアル本が置かれている。このマニュアル本には、「『○×□』と書かれたカードに対して、『☆△◎』と書かれたカードを返せ」という簡単な説明のみが書かれている。

この部屋には小さな窓が付いており、その窓から英国人は、中国語で書かれた質問のカードを受け取る。次に英国人は、マニュアル本に従って、その質問のカードに相応する中国語のカードを返す。英国人はこの一連の作業を繰り返しさせられる…。

この時、部屋の外にいる人間には、この部屋の中には、中国語を理解している人物がいるように見える。しかし、実際には、この部屋の中には中国語を全く理解しておらず、その作業の意味すら理解していない英国人が、坦々と作業を繰り返しているだけである。それにも関わらず、部屋の内部の人間と外部の人間の間では、中国語による対話が成立していることになる。

ジョン・サールによる主張

「中国語の部屋」機械にとっての「意識」とは?|ブログインデックス|画像ID:22

ジョン・サールは、イギリス人の数学者アラン・チューリングによって考案された「チューリング・テスト」への反論として、この思考実験を考案した。チューリング・テストとは、ある知的な機械が、人工知能を持っているか、いないかを、その機械との対話によって判定するためのテストのことである。

つまり、この思考実験全体が、コンピュータのアナロジーになっている。マニュアル本に従って作業する英国人は、プログラムに従って動くCPUを表している。チューリング・テストでは、この「中国語の部屋」は、その条件をクリアしていることになる。サールによる主張は、下記の通りである。

  1. 機械が持つ対話の機能と、人間が持つ意識は別物であり、意識には対話の機能が不可欠であるという考え方は誤りである
  2. 対話が成立していたとしても、両者がその対話の意味や内容を、完全に理解していることにはならない
  3. チューリング・テストをクリアする機械を作ることは可能だが、人工知能(意識)を持つ機械を作ることは、永遠に不可能である

「中国語の部屋」に対する反論

「中国語の部屋」機械にとっての「意識」とは?|ブログインデックス|画像ID:14

「中国語の部屋」の思考実験については、下記のような反論がされている。

  • チューリング・テストの観点では、その前提として部屋の中にいる英国人だけではなく、マニュアル本を含めた、その部屋全体の複合的な存在が、中国語を理解していないことを証明しなければならない
  • 人間の知能において、脳内の化学物質や電気信号の完全な解析は行われておらず、その仕組みが明らかになっていない以上、対話が成立している時点で、中国語を理解していると見なすべきなのではないか

この反論に対し、サールは英国人がマニュアル本を完全に丸暗記した場合を想定して、更に反論を行っている。そのマニュアル本には、「特定の発音に対して、特定の発音を返せ」ということだけが書かれており、その英国人は中国語を理解していないにも関わらず、外部の人間には中国語による会話が成立しているように見える。

このように「中国語の部屋」の思考実験については、堂々巡りのような状態となっており、結論が出ていないのが現状である。

関連動画

管理人から一言

少し、この英国人の方を、酷使し過ぎてると思うんです…。

「中国語の部屋」の詳細

「中国語の部屋」の思考実験は、総じて下記のようなものである。

中国語を理解していない、一人の英国人を部屋に閉じ込める。この部屋には、中国語で書かれた沢山のカードと、英語で書かれたマニュアル本が置かれている。このマニュアル本には、「『○×□』と書かれたカードに対して、『☆△◎』と書かれたカードを返せ」という簡単な説明のみが書かれている。

この部屋には小さな窓が付いており、その窓から英国人は、中国語で書かれた質問のカードを受け取る。次に英国人は、マニュアル本に従って、その質問のカードに相応する中国語のカードを返す。英国人はこの一連の作業を繰り返しさせられる…。

この時、部屋の外にいる人間には、この部屋の中には、中国語を理解している人物がいるように見える。しかし、実際には、この部屋の中には中国語を全く理解しておらず、その作業の意味すら理解していない英国人が、坦々と作業を繰り返しているだけである。それにも関わらず、部屋の内部の人間と外部の人間の間では、中国語による対話が成立していることになる。

ジョン・サールによる主張

「中国語の部屋」機械にとっての「意識」とは?|ブログインデックス|画像ID:22

ジョン・サールは、イギリス人の数学者アラン・チューリングによって考案された「チューリング・テスト」への反論として、この思考実験を考案した。チューリング・テストとは、ある知的な機械が、人工知能を持っているか、いないかを、その機械との対話によって判定するためのテストのことである。

つまり、この思考実験全体が、コンピュータのアナロジーになっている。マニュアル本に従って作業する英国人は、プログラムに従って動くCPUを表している。チューリング・テストでは、この「中国語の部屋」は、その条件をクリアしていることになる。サールによる主張は、下記の通りである。

  1. 機械が持つ対話の機能と、人間が持つ意識は別物であり、意識には対話の機能が不可欠であるという考え方は誤りである
  2. 対話が成立していたとしても、両者がその対話の意味や内容を、完全に理解していることにはならない
  3. チューリング・テストをクリアする機械を作ることは可能だが、人工知能(意識)を持つ機械を作ることは、永遠に不可能である

「中国語の部屋」に対する反論

「中国語の部屋」機械にとっての「意識」とは?|ブログインデックス|画像ID:14

「中国語の部屋」の思考実験については、下記のような反論がされている。

  • チューリング・テストの観点では、その前提として部屋の中にいる英国人だけではなく、マニュアル本を含めた、その部屋全体の複合的な存在が、中国語を理解していないことを証明しなければならない
  • 人間の知能において、脳内の化学物質や電気信号の完全な解析は行われておらず、その仕組みが明らかになっていない以上、対話が成立している時点で、中国語を理解していると見なすべきなのではないか

この反論に対し、サールは英国人がマニュアル本を完全に丸暗記した場合を想定して、更に反論を行っている。そのマニュアル本には、「特定の発音に対して、特定の発音を返せ」ということだけが書かれており、その英国人は中国語を理解していないにも関わらず、外部の人間には中国語による会話が成立しているように見える。

このように「中国語の部屋」の思考実験については、堂々巡りのような状態となっており、結論が出ていないのが現状である。

関連動画

管理人から一言

少し、この英国人の方を、酷使し過ぎてると思うんです…。

厳選!話題の記事